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フローリストの資格おすすめ8選の比較!種類、通信講座、学校


フローリストに関する資格を比較した場合、どのような違いがあるのでしょうか。

フラワーアレンジメントの理論やテクニックを学ぶ資格、ブーケやギフト用の花束の作り方を学ぶ資格、花材の見分け方や、用具の使い方、花のケアの仕方を学ぶ資格があります。

さらに、通信講座で取得できる資格や、国家資格もあります。そこで、フローリストに関する資格を取得する前に知っておきたいポイントをまとめました。

本記事は、フローリストに関する資格おすすめ8選と、その取得方法をご紹介します。

 

フローリストの資格の選び方

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フローリストの資格を選ぶにあたって、チェックしたいポイントは5つあります。

  • 何を学ぶか。(アレンジのテクニック、ブーケの作り方、花のケアの仕方、花材の切分け方)
  • どうやって学ぶか。(通学、通信講座
  • 資格を取得すると、どのような仕事につきたいか。(フラワーショップの販売員、認定講師
  • どのくらいの費用で取得できるか。
  • どのような試験を受けるか。(筆記実技

ご参考までに、フローリストに必要な知識をリストアップしました。

カテゴリ 必要な知識内容
花材 さまざまな植物の種類、特性に関する知識
フラワーアレンジメント 花束、花飾り、テーブルアレンジメントなど、フラワーアレンジメントの技術
色彩学 色の組み合わせ、色彩の心理効果など、アレンジメントにおける色彩学
植物生理学 植物の生育サイクル、病害虫の予防と対策。
フラワーケアとハンドリング 切花の長持ちさせる方法花材の正しい扱い方、水やりや切り戻しの技術。
デザイン原理 バランス、比率、リズムなど、アレンジメントを作るためのデザイン原理
顧客サービス 顧客のニーズを理解し、適切な提案を行うためのコミュニケーションスキル
イベントと季節の装飾 結婚式、葬儀、季節のイベントなどの場面に合わせたフラワーアレンジメント

上記ポイントを踏まえて、おすすめの資格をご紹介します。

  1.  FLOWERアート&デザイン認定エキスパート(FADA)
  2.  フラワーデザイナー
  3.  DFAフローリスト
  4.  フローリスト検定
  5.  フラワー装飾技能士
  6.  アーティフィシャルフローリスト
  7.  プリザーブドフラワーデザイナー
  8.  フラワーアレンジメントデザイナー

それぞれを詳細にご紹介します。

 

1. FLOWERアート&デザイン認定エキスパート(FADA)

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FLOWERアート&デザイン協会が運営する資格です。

生活スタイルに合わせたフラワー装飾や、花束に合わせたラッピング、ギフト装飾に関する知識が問われます。さらに、ウェディングにおけるブーケや、ドレスや会場とのバランスを考えながらデザインする力も問われます。

5種類の資格があります。

  • プライマリー(初級): 季節の花で生活シーンに合わせたアレンジ・発想力を身につける
  • アドバンス(中級): よりハイレベルなアレンジを学び、芸術的なセンスを磨く
  • エキスパート(上級): 自分なりのスタイルを確立し、プロとして通用する
  • プロフェッショナル1: 知識と技術を背景に、講師として活躍する
  • プロフェッショナル2: 知識と技術を背景に、講師として活躍する

FLOWERアート&デザイン認定エキスパート(FADA)

◆ 問われる内容(学習内容)の例

  • ウエディング(ウェディングシーンで欠かせない装花)
  • インテリア(生活スタイル合わせたフラワー装飾)
  • シーズン(クリスマス、正月、母の日などのシーンに合わせたデザイン)
  • フローリスト(花束に合わせたラッピング、ギフト装飾)

◆ 資格取得後のキャリア

講師

◆ 料金(税込)

  • プライマリー(初級):資格認定料 15,000円 入会金 10,000円
  • アドバンス(中級):資格認定料 20,000円
  • エキスパート(上級):資格認定料 25,000円
  • プロフェッショナル1: 資格認定料 30,000円
  • プロフェッショナル2: 資格認定料 30,000円

◆ 受験会場

認定校

◆ 運営団体

FLOWERアート&デザイン協会

◆ 資格の取得方法

  • 通学・学校:〇 (ヒューマンアカデミー)(講座一覧から、フラワーを選びます)
  • オンライン・通信講座: –

口コミを調べたところ、Twitterにコメントがありましたので、ご紹介します。

 

2. フラワーデザイナー

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公益社団法人 日本フラワーデザイナー協会が運営する資格で、50年以上の歴史ある検定試験です。資格は、3級、2級、1級と3種類あります。

  • 3級: 技術と知識の基礎を学ぶ
  • 2級: 基礎の上に十分な技術と知識を身につける
  • 1級: 3級、2級で身につけた基礎から、自分で考え、創り出す力を養う

試験日程は6ヶ月前から、出題テーマ、支給花材は試験日の1ヶ月前に発表されます。

フラワーデザイナー 

◆ 問われる内容(学習する内容)の例

種類 出題テーマの例 主な支給花材の例
3級
  • アレンジメント:並行-装飾的
  • 花束:丸い花束
  • ブーケ:モダン-装飾的ブーケ
  • バラ、スプレーカーネーション、センニチコウ
  • ブプレウルム、スプレーバラ
  • ヒメアスター、ナデシコ、センニチコウ
  • グニユーカリ、レザーファン、レモンリーフ
2級
  • アレンジメント:並行-植生的
  • 花束:モダン-装飾的花束
  • ブーケ:非対称形のブーケ
  • スプレーデルフィニウム、ヒメアスター
  • ブプレウルム、スプレーバラ、ナデシコ
  • ピットスポルム、リキュウソウ、レザーファン
1級
  • アレンジメント:高く上昇する円錐形
  • 花束:ほぐれた装飾的花束
  • ブーケ:流れるようなブーケ
  • ウンリュウヤナギ、スプレーデルフィニウム
  • ブルーレースフラワー、ヒメアスター
  • スカビオサ、センニチコウ、マトリカリア
  • リキュウソウ、ワイヤープランツ、レザーファン

※ 広島会場における出題のテーマ、支給花材の例

◆ 資格取得後のキャリア

フラワーデザイナー、販売員 (求人サイト: indeed )

◆ 料金(税込)

  • 3級: 実技 18,700円
  • 2級: 実技 24,200円
  • 1級: 実技 29,700円

◆ 受験場所

札幌、仙台、東京、静岡、名古屋、金沢、大阪、岡山、広島、松山、福岡

◆ 運営団体

公益社団法人 日本フラワーデザイナー協会

◆ 資格の取得方法

 

3. DFAフローリスト

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フローリスト資格認定協会が運営する資格です。

協会の「認定校」で受けられるレッスンコースで、理論に基づいたアレンジ法を学び、コースを修了すると教師資格試験を受験できます。

試験は、実技筆記があり、合格すると各コースの教師資格を取得できます。資格は2級、1級の2種類があります。なお、2級のレッスンコースは7種類あります。

  • フラワーアレンジメントコース
  • フレンチフラワーコース
  • ディスプレイコース
  • プリザーブドフラワーコース
  • アーティフィシャルフラワーコース
  • ウエディングコース
  • インテリアフラワーコース

そして、1級は、フラワーアレンジメントコース【本科】を受講後、認定試験を受験できます。

DFAフローリスト 

◆ 問われる内容(学習内容)の例

コースの種類 問われる内容(学習内容)の例 ※ 実技
2級 フラワーアレンジメント フラワーアレンジメント(トライアングル)の作成
  フレンチフラワー スパイラルブーケの作成
  ディスプレイ 創作アレンジメントの作成
  プリザーブドフラワー プリザーブドフラワーアレンジメントの作成
  アーティフィシャルフラワー 創作アレンジメントの作成
  ウエディング 創作ブーケの作成
  インテリアフラワー 創作アレンジメントの作成
1級   フラワーアレンジメントとウエディングブーケの作成

◆ 資格取得後のキャリア

認定講師

◆ 料金(税込)

未公開

◆ 受験場所

未公開

◆ 運営団体

フローリスト資格認定協会

◆ 資格の取得方法

  •  通学・学校: 〇 (認定校
  •  オンライン・通信講座: –

口コミを調べていたところ、Twitterにコメントがありましたので、ご紹介します。

 

4. フローリスト検定

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フラワーデコレーター協会が運営する資格です。カジュアル束仏花束、ギフトの花束・枕花などを作れる技術が問われます。

資格の種類は5級から1級と5つあります。5級は、理論試験のみで実技はありません。一方、4級から1級は実技があります。

  • 5級: 花屋に従事するために基本的な仕事内容が問われる
  • 4級: カジュアル束仏花束の簡単なギフトアレンジを作れる
  • 3級: クラッチブーケやラウンドブーケ、少し大きめのギフトの花束・枕花を作れる
  • 2級: 大きめのギフトアレンジやスタンド花、白菊花籠など、花束、冠婚葬祭の花を作れる
  • 1級: メインテーブル装花、パーティー用元卓装花、遺影額前装花を作れる

フローリスト検定 

◆ 問われる内容(学習内容)の例

  • 4級: ギフト用アレンジメント、仏花、カジュアルフラワー束、ゲストテーブル装花
  • 3級: ギフト用花束、クラッチブーケ、枕花、ラウンドブーケ
  • 2級: ギフト用アレンジメント、キャスケードブーケ、葬儀用花籠、祝スタンド花1段
  • 1級: 活け込み花瓶花、パーティー用元卓装花、遺影額前装花、メインテーブル装花

◆ 資格取得後の仕事

フラワーショップ、ホテル・専門式場花部門、葬儀専門花店、フラワースクールの講師

◆ 料金(税込)

  • 5級: 受験料 3,050 円 認定登録料 無料
  • 4級: 受験料 4,170 円 認定登録料 5,190 円
  • 3級: 受験料 5,190 円 認定登録料 5,190 円
  • 2級: 受験料 3,050 円 認定登録料 10,380 円
  • 1級: 受験料 5,190 円 認定登録料 10,380 円

◆ 受験場所

5級~3級 在宅
2級、1級 東京会場

◆ 運営団体

フラワーデコレーター協会

◆ 資格の取得方法

  • 通学・学校:-
  • オンライン・通信講座: 〇 (FDAスクール

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5. フラワー装飾技能士検定

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フラワー装飾技能士は、厚生労働省が定めた計画にもとづき、中央職業能力開発協会が運営する国家資格です。上級技能者向けの1級、 中級技能者向けの2級とあります。

技能検定の合格者には、厚生労働大臣名または都道府県知事の合格証書が交付され、技能士となれます。

フラワー装飾技能士検定 

◆ 問われる内容(学習内容)の例

問われる内容(学習内容)の例
2級
  • 花束の製作作業
  • フラワーアレンジメントの製作作業
  • ブライダルブーケの製作作業あるいは、スタンド花の製作作業
1級
  • 骨組み付き花束の製作作業
  • フラワーアレンジメントの製作作業
  • ブーケ及びコサージュの製作作業

◆ 資格取得後のキャリア

フラワーショップの販売員 募集サイト 求人ボックス

◆ 料金

学科:3,100円、実技:16,500円(県によって異なる場合があります)

◆ 受験場所

各都道府県の職業能力開発協会 

◆ 運営団体

中央職業能力開発協会

◆ 資格の取得方法

 

6. アーティフィシャルフローリスト

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日本アーティフィシャルフラワー協会が運営する資格です。

生花をリアルに再現し、生花にはない美しさを表現したアーティフィシャルフラワーの扱い方について学べます。

アレンジメントとブーケ・ブートニア の2種類の実技試験を受験します。なお、認定試験を受けるには、認定コース(10単位)の履修が必要となります。

アーティフィシャルフローリスト

◆ 問われる内容(学習内容)の例

アレンジ・壁掛け・ブーケなどのフラワーアレンジ

◆ 資格取得後のキャリア

スクールの開校

◆ 料金(税込)

実技試験 44,000円(花材費・資材費込み)、認定証費用 55,000円

◆ 受験場所

東京、大阪

◆ 運営団体

日本アーティフィシャルフラワー協会

◆ 資格の取得方法

  • 通学・学校: 認定校 
  • オンライン・通信講座: –

口コミを調べたところ、Twitterにコメントがありましたので、ご紹介します。

 

7. プリザーブドフラワーデザイナー

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日本インストラクター技術協会が運営する資格です。

花器や花に関する知識や、フォーカルポイント、ガーランドなどのフラワーアレンジメントに関する知識が問われます。

プリザーブドフラワーデザイナー 

◆ 問われる内容(学習内容)の例

  • プリザーブドフラワーの概要、生花との違い
  • 色相環、同色系の組み合わせ、反対色の組み合わせ
  • ミックスの組み合わせ、パステルカラーの組み合わせ
  • 高さのバランス、花器のもつ印象
  • ブーケの概要、ブーケの作り方
  • ラッピングの手順、リボンの結び方
  • リースの概要、リースの土台、リースの作り方(生花、ドライ、キャンドル入り)
  • コサージュの概要、ワイヤリング、テーピング

◆ 資格取得後のキャリア

講師活動

◆ 料金(税込)

10,000円

◆ 受験場所

在宅

◆ 運営団体

日本インストラクター技術協会

◆ 資格の取得方法

口コミを調べたところ、Twitterにコメントがありましたので、ご紹介します。

 

8. フラワーアレンジメントデザイナー

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日本デザインプランナー協会が運営する資格です。

花材の見分け方や、花バサミ、フローリストナイフの使い方、花器の手入れの仕方や花材の分類、花の取り合わせ方法、水あげなどフラワーアレンジメントに関する知識が問われます。

また、花材の扱い方や花材の切り方、リースの作り方やワイヤリングなどアレンジの実践方法についても学べます。

フラワーアレンジメントデザイナー 

◆ 問われる内容(学習内容)の例

分類 問われる内容(学習内容)の例
フラワーアレンジの基礎 花材の見分け方、用具の種類・使い方、花のケアの仕方、花の取り合わせ、水あげ
アレンジのテクニック 花材の扱い方花材の切り分け方、花留め、茎を曲げる、伸ばす、葉に動きを出す方法
アレンジの実践 ブーケ、リース、コサージュ、グリーン、実もの、ツルのアレンジ
アレンジの応用 プリザードフラワー、ウェディング

◆ 資格取得後のキャリア

飾花業種、インテリア業界

◆ 料金(税込)

10,000円

◆ 受験場所

在宅

◆ 運営団体

日本デザインプランナー協会

◆ 資格の取得方法

 

まとめ

本記事は、フローリストに関する資格おすすめ8選と取得方法をご紹介しました。

おさらいをすると、求める内容によって、おすすめの資格が変わります。

求める内容 おすすめの資格 取得方法
通学で学びたい FADAフラワーデザイナー ヒューマンアカデミー
通信講座で取得したい フラワーアレンジメントデザイナー 諒設計アーキテクト
国家資格を取得したい フラワー装飾技能士検定 フラワーサロンミキアート
アーティフィシャルフラワーを学びたい アーティフィシャルフローリスト 認定校 
プリザーブドフラワーを学びたい プリザーブドフラワーデザイナー 諒設計アーキテクト

なお、ハンドメイドやデコに関する資格は別記事でまとめています。

【参考記事】 ・ ハンドメイドの資格おすすめ15選!メリットや取得できる通信講座
       ・ デコの資格おすすめ6選の比較!種類・料金・通信講座・口コミ

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Writer/編集者: 松田康


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