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クラウドファンディングの投資術!初心者が押さえたい4つの基礎知識

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クラウドファンディングに投資するには、どのようなポイントを押さえておけばいいでしょうか。

クラウドファンディングは様々な種類があり、元本と金利を受け取るタイプや、見返りを求めないタイプがあります。さらに、利回りの表記の仕方などに、ばらつきもあります

そこで、クラウドファンディングの種類利用方法注意点など、クラウドファンディングで投資をする前に知っておきたいポイントをまとめました。

本記事は、初心者向けにクラウドファンディングの投資方法をご紹介します。

【参考文献】 次世代ファイナンス クラウドファンディングで世界を変えよう!
       佐々木敦也 (著) 2014年

 

1. クラウドファンディングの種類

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クラウドファンディングは4つの種類に分類できます。

  1.  融資型(ソーシェルレンディング)・・・元本と金利を受け取るタイプ
  2.  投資型・・・事業が成功したときに、分配金を受け取るタイプ
  3.  購入型・・・物品やサービスを受け取るタイプ
  4.  寄付型・・・見返りを求めないタイプ

 

1.1 融資型(ソーシェルレンディング)

融資型のクラウドファンディングとは、お金を借りたい個人や企業に対して、投資家が
自分のお金を貸し出すことができる仕組みです。

◆ 資金提供の主な目的・動機

金銭的リターンとして金利を得られます。利率は決まっており、借り手が返済不能にならない限り、金利が支払われます。

 

1.2 投資型

投資型のクラウドファンディングは、ビジネスに対して出資を募り、出資者に対して、
投資した割合に応じて、金銭的なリターンが支払われます。

なお、プロジェクトが失敗した場合には、リターンがありません。

◆ 資金提供の主な目的・動機
事業から生まれる収益

 

1.3 購入型

購入型のクラウドファンディングは、特定のプロジェクトのために出資をします。
新商品やサービスを開発するため、企業や個人がインターネットを通じて、資金を集め
プロジェクトが提供する製品やサービスを特典として提供します。

◆ 資金提供の主な目的・動機
事業者や新しい商品への共感・特典

 

1.4 寄付型

寄付型のクラウドファンディングは、お金を必要とする個人やNPOが、多くの個人から寄付を募る仕組みです。地震や台風などの被災者や環境保全などの目的で寄付を集められります。

◆ 資金提供の主な目的・動機

個人や団体の活動目的への共感

 

2. 融資型(ソーシェルレンディング)の利用術

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クラウドファンディングは4種類ありますが、初心者の投資家という視点で考えると
融資型(ソーシェルレンディング)が一般的です。

特徴は3点です。

  1.  投資対象が返済を前提としている
  2.  少額で投資できる
  3.  自分が共感する内容に投資できる

 

2.1 返済

購入型のクラウドファンディングの場合、対価として品物やサービスが提供されますがお金は返ってきません。一方、融資型の場合には、利息を付けて提供したお金を返済されます。

 

2.2 少額

これまで好条件の投資案件は、一部の富裕層や機関投資家向けを対象としていました。
そのため、一般の個人には縁がありませんでした。

しかし、融資型のクラウドファンディングにより、一人一人は小口でも、クラウドファンディングで大口化することで、好条件の投資案件についても投資が可能となりました。

 

2.3 共感する内容

融資型のクラウドファンディングの場合、代替エネルギーの開発や新興国へのマイクロファイナンス(*1)など投資対象が社会性の高いものがあります。

もちろん、融資対象を特定はできないものの、社会性の高いものへの投資に参加しやすくなりました。

*1:新興国の貧しい人々に対して、小口の融資を行い、貧困緩和を促す金融サービス

 

3. 融資型クラウドファンディングの融資の流れ

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融資型クラウドファンディングの融資の流れをご紹介します。
(maneoを例にとってご紹介します)

  1.  融資の申し込み
  2.  審査
  3.  ローンファンドの募集開始
  4.  ローンファンドに投資
  5.  ローンファンドの成立
  6.  貸付実行
  7.  返済
  8.  投資家への分配

 

3.1 融資の申し込み

借り入れを希望する企業からmaneoに対して、融資の依頼があります。

 

3.2 審査

maneoは借り手企業の事業内容や提出資料(決算書類、事業計画書、資金繰り表など)と
指定の信用情報機構などの情報をもとに審査を行います。

 

3.3 ローンファンドの募集開始

審査を経て承認された場合に、maneoはサイト上で投資の募集を開始します。

 

3.4 ローンファンドに投資

投資家は、条件を見て、どの借り手企業にいくら資金を投資するのかを決めます。
借り手企業1社に対して、複数の投資家が融資します。

 

3.5 ローンファンドの成立

ローンファンドの募集が満額になった場合、もしくは募集期間が終了すれば募集が終了します。

 

3.6 貸付実行

募集終了後、集まった資金をもとに、貸付実行日に、借り手企業に貸し出されます。

 

3.7 返済

借り手企業は返済期間の間に、maneo社との契約に従って、毎月maneoに返済を行います。

 

3.8 投資家への分配

maneoから投資家に対して元本と利息が分配されます。

 

4. 投資に向けて押さえておきたいポイント

融資型クラウドファンディングで投資をする前に押さえておきたいポイントをご紹介します。

  1.  借入期間
  2.  担保・保証
  3.  募集開始時期
  4.  利回り

それぞれのポイントについてご紹介します。

 

4.1 借入期間

通常、借入期間は数か月から数年単位で設定されています。一般的に借入期間が長いほうが貸し倒れが発生するリスクは高まる可能性があります。借入期間についてチェックをします。

 

4.2 担保・保証

案件によっては、不動産などの担保、あるいは代表者による保証が設定されている場合があります。返済に問題が生じた場合に担保あるいは保証があると相対的に安全性が高まります。そこで、担保・保証の有無をチェックします。

 

4.3 募集開始時期

募集開始時期は、原則として事前に公開されることはありません。しかし条件のよい案件は
募集開始後すぐに満額になることもあります。そうした案件を逃さないためには、案件募集時に
メールで知らせてくれる機能がありますので、そういった機能を利用します。

 

4.4 利回り

各案件の利回りは目標値か確定値かを確認する必要があります。たとえば目標値の場合には
実績次第ではその通りの利回りを得られない可能性があります。

 

5. 代表的なクラウドファンディングサービスのご紹介

投資対象として代表的なクラウドファンディングサービスをご紹介します。

5.1 maneo(マネオ)

maneo
maneoは2008年10月にサービス開始された、日本を代表する融資型クラウドファンディングサービスです。サービス開始当初は個人向けの貸付をメインにしていましたが、返済の遅延や貸し倒れが増えてきたため、2011年に個人向けの貸付からは撤退しました。

そして、ビジネス向けの貸付に特化しております。融資型クラウドファンディングとしては貸出総額は首位であり、他と大きく引き離しています。

サービスの特徴として、借り手の細かな情報が公開されています。借り手の業種や借入金額、資金の使い道や借入のスキームなど借り手の詳細情報が公開されています。

◆ 提供会社 : maneoマーケット株式会社
◆ 本社所在地 :東京都千代田区内幸町1丁目1番7号 NBF日比谷ビル24階
◆ サービス開始時期 : 2008年10月
◆ 資本金 : 308,518,500円
◆ 実績 : 成立ローン残高が644億円、登録ユーザ数42670人(2017年3月時点)
◆ 実質平均利回り : 5~8% (2017年3月時点)

maneo(マネオ)

 

5.2 クラウドバンク(Crowd Bank)

crowdbank

クラウドバンクは、2013年12月に証券会社として、世界で初めての融資型クラウドファンディングサービスを開始しました。新興国向けのマイクロファイナンス(貧しい人々に小口の融資を提供することで、経済的な自立を促し、貧困から脱出することを目指す金融サービス)や、不動産担保型ローンファンド、中小企業支援型ローンファンド、代替エネルギー特化型ローンファンドなどを提供しています。

クラウドバンクのウェブサイトに掲載されている利回りは、あくまで予想値であり、実際にその利回りが得られるかは実績次第となります。貸し倒れなどが生じれば、利回りは低下する可能性があります。さらに、新興国向けのマイクロファイナンスでは、為替リスクやカントリーリスクなどのリスクで予想値を下回る可能性があります。

◆ 提供会社 : 日本クラウド証券株式会社
◆ 本社所在地 :東京都港区六本木七丁目4番4号 六本木Artshell 5F
◆ サービス開始時期 : 2013年12月
◆ 資本金 : 157,400,000円
◆ 最少出資額 : 1万円
◆ 累計応募金額 : 113億円 (2017年3月時点)
◆ 実質平均利回り : 6.78% (2017年3月時点)

クラウドバンク(Crowd Bank)

 

5.3 SBIソーシャルレンディング

sbi

SBIソーシャルレンディングは、SBI証券などと同じSBIグループの1社で、2011年4月にサービスを
開始しました。SBIソーシャルレンディングは、「証券担保ローンファンド:SBI証券に株式をお預けの方向けに、株式を担保に行なうローン事業に投資するファンド」や「不動産担保ローン事業者ファンド:不動産担保ローン事業者向けに行う貸付事業」などを提供しています。

SBIソーシャルレンディングは、他社と比較して、やや利回りの低い商品が多いですが、SBIグループの信用力を背景に着実に貸し出し金額を伸ばしています。

◆ 提供会社 : SBIソーシャルレンディング株式会社
◆ 本社所在地 :東京都港区六本木1-6-1 泉ガーデンタワー17F
◆ サービス開始時期 : 2011年4月
◆ 資本金 : 10,000,000円
◆ 実績 : 登録申込者13500人(2016年12月時点)

SBIソーシャルレンディング

 

5.4 Trust Lending

trustlending

◆ 提供会社 : 株式会社トラストファイナンス
◆ 本社所在地 :東京都港区海岸3丁目9番15号 LOOP-X 7F
◆ 代表取締役社長 : 松本 卓也
◆ 資本金 : 100,000,000円
◆ 最少出資額 : 10万円
◆ 実績 : 累計成約金額は16億円 (2017年3月時点)
◆ 運用利回り : 4~12% (2017年3月時点)

TrustLending

 

5.5 OwnersBook

ownerbook

◆ 提供会社 : ロードスターキャピタル株式会社
◆ 本社所在地 :東京都中央区銀座2丁目6番16号 ゼニア銀座ビル6F
◆ 代表取締役社長 : 岩野 達志
◆ 日本で初めての不動産に特化したクラウドファンディングサービスです。
  全ての案件が1万円からの少額投資が可能ですので、まずは小さく始めてみたいという場合に
  便利なサービスです。不動産担保をした案件があるため、万一貸し倒れが生じた場合でも
  担保している不動産を売却することで、ある程度のリスクヘッジが可能となります。
◆ 資本金 : 5億4955万円
◆ 社員数 :  22名(社外役員除く、業務委託、パート社員含む、2016年4月1日現在)
◆ 最少出資額 : 1万円

OwnerBook

 

5.6 LuckyBank

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◆ 提供会社 : ラッキーバンク・インベストメント株式会社
◆ 本社所在地 :東京都中央区八重洲一丁目1番3号 壽ビル9階
◆ 代表取締役社長 : 田中 翔平
◆ 「全案件で、不動産担保を設定しているため、高い保全性が期待できる」と謳っています。
◆ 資本金 : 200,000,000 円
◆ 社員数 : 7 名
◆ 実績 : 成約金額40億円(月別累計)2016年3月
◆ 運用利回り : 6~10%目標 (2017年3月時点)

Luckybank

 

【参考】 クラウドファンディングとは

overview-of-crowdfunding

クラウドファンディングとは何でしょうか。

クラウドファンディングとは、「インターネットを使って、多くの人から特定のプロジェクトや
個人や企業、NPOなどにお金を提供する仕組み」です。

クラウドファンディングが登場した背景には、インターネットの普及が挙げられます。

従来まで個人や企業がお金を集めるためには、銀行などから借りたりする必要がありました。
しかし、銀行の貸し出しのハードルは高く、また手間や時間も必要でした。

ところがネットの普及により、個人や企業が銀行などを介しなくても、多くの人から直接
簡単にお金を集めることができるようになりました。

 

まとめ

本記事は、初心者向けにクラウドファンディングの投資方法をご紹介しました。

クラウドファンディングはまだ黎明期であり、色々と試行錯誤が続くのではないかと思います。
いくつかのサービスを利用して比較・検討頂ければ幸いです。

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