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メディカルアロマの資格はどこがいい。おすすめ資格7選(費用、通信講座)


メディカルアロマの資格はいろいろとありますが、どこがいいのでしょうか。

キャリアオイルの種類やブレンドオイルの作り方を学ぶ資格や、心理学脳神経学について学ぶ資格、解剖学トリートメントの仕方を学ぶ資格があります。

さらに、通学だけでなく、通信講座で取得できる資格もあります。そこで、メディカルアロマに関する資格を選ぶ前に知っておきたいポイントをまとめました。

本記事は、メディカルアロマの資格おすすめ7選と、その取得方法をご紹介します。

 

メディカルアロマの資格はどこがいい。おすすめの資格7選

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メディカルアロマの資格を選ぶにあたって、チェックしたいポイントは5つあります。

  •  何を学ぶか。(精油の使用方法、脳神経学心理学、解剖学、トリートメント)
  •  どのような方法で学ぶか。(通学、通信講座
  •  どのくらいの難易度か。(合格点、合格率)
  •  どこで受験できるか。(試験会場、自宅)
  •  どのくらいの費用がかかるのか。

上記ポイントを踏まえて、おすすめの資格を一覧でご紹介します。

  1.  日本統合医学協会認定 メディカルアロマ検定
  2.  日本メディカルアロマテラピー協会 アドバイザー
  3.  IMAS認定 メディカルアロマコンサルタント
  4.  IFA認定 プロフェッショナルアロマセラピーディプロマ
  5.  IBCA認定 介護メディカルアロマ資格
  6.  ISA認定メディカルアロマセラピスト
  7.  ナード・アロマテラピー協会 アロマ・アドバイザー

それぞれを詳細にご紹介します。

 

1. 日本統合医学協会認定 メディカルアロマ検定

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内閣府から認証を受けた日本統合医学協会が運営する資格です。精油の使用方法やメディカルハーブの使い方、人体のしくみや心理学、脳神経学に関する知識が問われます。資格は2種類あります。

  • メディカルアロマ検定: 統合医療、精油の安全性・有用性、使い方
  • メディカルアロマインストラクター:メディカルアロマの利用法

なお、メディカルアロマインストラクターは、メディカルアロマ検定の上位資格です。

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メディカルアロマ1級試験に合格するには、メディカルアロマセラピー入門、アロマセラピーのメカニズム、アロマセラピーの基材、精油学を学びます。

メディカルアロマセラピー入門では、精油の基本的な作り方効用を学びます。

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アロマセラピーのメカニズムでは、脳への働きかけの仕組みを学びます。

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アロマセラピーの基材では、各オイルの成分香り特徴を学びます。

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精油学では、心理面への効用を学びます。

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次に、メディカルアロマインストラクターでは、上の科目に加えて、医療・健康への応用、メディカルハーブ入門、メディカルハーブ各論、基礎医学、心理学、カウンセリング学を学びます。

医療・健康への応用では、皮膚皮膚細胞、成長促進に向けての精油の役割を学びます。

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メディカルハーブ入門では、ハーブの成分抽出方法活用方法を学びます。

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基礎医学では、体性神経自律神経骨格筋の働き仕組みについて学びます。

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心理学では、刺激や受動反応などの基礎知識を学んだ後、心の病とその対処法を習得します。

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心理カウンセラーでは、面接で聴き取るべき情報相談方法を学びます。

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なお、試験に合格をすると、資格認定証を受領できます。

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日本統合医学協会認定 メディカルアロマ検定 

◆ 問われる内容(学習内容)の例

分類 問われる内容(学習内容)の例
統合医療とアロマセラピー
  • 安全な精油の使用方法
  • 関連法規
精油学
  • 消化器系や婦人科系の不調に用いられる精油(柑橘系の精油)
  • 呼吸器、整形外科系の不調に用いられる精油(森林系の精油)
  • 皮膚科、心療内科領域の不調に用いられる精油(花や木の精油)
メディカルハーブ
  • メディカルハーブの安全性、有用性、使い方
  • 症状別のブレンドレシピ
基礎医学
  • 運動器や内臓など人体のしくみ
心理学
  • 心理学知識
  • さまざまな心の病とその対処法
カウンセリング学
  • 心の問題を抱えた方、精神的なダメージを受けた方への相談方法
  • カウンセリングの手法
脳神経学
  • 脳・視覚・聴覚の仕組みとその役割や、記憶の仕組み
  • カウンセリングやその援助手法の作用
ボランティア概論
  • ボランティア活動、その心がまえ
メンタルアロマ
  • メンタルに使える精油やその使い方
医療健康への応用
  •  疾患のメカニズム
  •  アロマを代替医療の中に取り入れる活用法
メカニズム
  • 精油が人体に作用する経路、そのメカニズム
化学/基材
  • 精油や植物油を化学的に捉え、成分の組成を学ぶとともに基材の活用法

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(出典: 日本統合医学協会 より)

(注)メディカルアロマ検定は、統合医療とアロマセラピー、精油学、メディカルハーブ、基礎医学に関する知識が問われます。一方、メディカルアロマインストラクターは、上記のすべての分野の知識が問われます。

◆ 資格取得後の仕事

◆ 料金(税込)

  •  メディカルアロマ検定: 5,500円
  •  メディカルアロマインストラクター:5,500円

◆ 難易度

  •  メディカルアロマ検定: 70点以上で合格
  •  メディカルアロマインストラクター:70点以上で合格

◆ 受験場所

在宅

◆ 運営団体

日本統合医学協会

◆ 資格の取得方法

 

2. 日本メディカルアロマテラピー協会 アドバイザー

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特定非営利活動法人日本メディカルアロマテラピー協会(JMAA)が運営する資格です。アドバイザーとスペシャリストという2種類の資格があります。

  •  アドバイザー: 自分で処方することができる、調合師としての知識を持つ
  •  スペシャリスト: 講師カウンセラーとしての知識を持つ

なお、アドバイザー基礎講座、応用講座を修了し、アドバイザー資格試験に合格するとアドバイザーの資格を取得できます。スペシャリストは、認定アドバイザー資格を持ち、中級講座を修了し、スペシャリスト資格試験に合格すると、資格を取得できます。

日本メディカルアロマテラピー協会(JMAA) アドバイザー

◆ 問われる内容(学習内容)の例

種類 問われる内容(学習内容)の例
アドバイザー基礎講座
  • メディカルアロマの概要、メディカルアロマの歴史と背景
  • 精油の使い分け、考え方
  • イギリス式とフランス式の違い
  • 嗅覚への刺激と作用 、成分と芳香分子、電気分解の座標軸
  • 芳香成分の作用 、香りと座標軸
  • 芳香分子の経皮吸収皮膚塗布
  • 注意する精油の成分、精油の注意
  • パッチテスト、美容のための精油、精油に含まれる芳香分子
  • 現代医療とアロマテラピーの違い
  • 処方の考え方精油の選び方
  • 選んだ精油の根拠
  • 化粧品の概要、化粧品の皮膚への働き、皮膚の構造
  • キャリアオイルの概要、キャリアオイルの主成分
アドバイザー応用講座
  • ホームケアのアロマテラピー
  • 肩こりに関する知識、肩こりに効果のある精油、むくみの処方
  • 心の病気、うつ病、摂食障害、睡眠障害
  • 恐怖症、内分泌機能障害、代謝障害
  • ステロイドの副作用、カウンセリング
  • 体質的な精油の選び方と体質判断のコツ
  • 精油の化学、植物の代謝、有機化学
  • 原子量と分子量、脂肪族のグループ
  • 芳香族のグループ
  • 飽和不飽和、イソプレン
  • 鎖状化合物、単環性化合物、双環性化合物 、含酸素化合物
  • 大脳辺縁系の働き、大脳新皮質 、自律神経、自律神経に関する精油
  • 抗炎症作用、鎮痛作用、鎮静作用
  • 沐浴とアロマテラピー、アロマトリートメント
  • メディカルアロマ香道
スペシャリスト中級講座
  • 有機化学無機化学(化学結合、柑橘系に含まれる成分)
  • 構造式から見た有機化学の分類(香りの表現、樹木系に含まれる成分)
  • 分析表の見方(キャリアオイル、ジェルの浸透率)
  • 精油の薬理効果(抗菌力、フェノール係数、抗生物質と耐性菌)
  • ストレス香り、ストレスの自律神経への影響
  • ストレスマネージメント、香りの心理的効果
  • メラトニンの分泌、睡眠と脳の働き
  • 更年期障害に対する治療、更年期と骨粗鬆症
  • スキンケアの種類、汗と皮質膜、皮膚の血液循環
  • 植物油製造法、油脂、脂肪酸の構造、飽和脂肪酸、不飽和脂肪酸
  • 高齢者の病気の特徴、高齢者のためのアロマテラピー
  • 嗅覚療法、フェロモン、伝統医療とアロマテラピー、嗅覚の利用と役割
  • アーユルヴェーターとアロマテラピー
  • チャクラとアロマテラピー、精油を利用した脳への刺激
  • 医薬品医薬部外品、化粧品、表示・広告に関する規制
  • 構造式から見た効果、成分の作用、成分の特徴、成分の分類

◆ 資格取得後のキャリア

ミニ講座、カルチャースクールでの講師

(出典) 日本メディカルアロマテラピー協会(JMAA) より

◆ 料金(税込)

  • アドバイザー基礎講座: 56,160円
  • アドバイザー応用講座: 156,600円
  • スペシャリスト中級講座: 345,600円

◆ 難易度

未公開

◆ 受験場所

未公開

◆ 運営団体

特定非営利活動法人日本メディカルアロマテラピー協会

◆ 資格の取得方法

 

3. IMAS認定メディカルアロマコンサルタント

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一般社団法人インターナショナルメディカルアロマスクール(IMAS)が運営する資格です。

エッセンシャルオイルの知識や、ブレンドオイルの作り方、セルフケアの仕方について学びます。
資格は、メディカルアロマコンサルト、メディカルアロマアドバイザー、メディカルアロマインストラクターと3種類あります。

IMAS認定メディカルアロマコンサルタント 

◆ 問われる内容(学習内容)の例

種類 問われる内容(学習内容)の例
メディカルアロマコンサルト
  • エッセンシャルオイルの基礎知識
  • メディカルアロマを取り入れる方法
メディカルアロマアドバイザー
  • オイルの選び方
  • ブレンドオイルの作り方
  • ハンドトリートメント(実技)
  • エッセンシャルオイルを使ったセルフケアの具体的な方法
メディカルアロマインストラクター
  • エッセンシャルオイルの科学
  • 代替え医療及び統合医療のツールとしての可能性

◆ 資格取得後のキャリア

◆ 料金(税込)

  •  メディカルアロマコンサルタント検定: 9,380円
  •  メディカルアロマアドバイザー検定: 12,100円
  •  メディカルアロマインストラクター検定:33,000円

◆ 難易度

  •  メディカルアロマコンサルタント検定:80%
  •  メディカルアロマアドバイザー検定:80%
  •  メディカルアロマインストラクター検定:80%

◆ 受験場所

オンライン

◆ 運営団体

一般社団法人インターナショナルメディカルアロマスクール

◆ 資格の取得方法

  •  通学: 認定校 
  •  通信講座・在宅: -

口コミを調べていたところ、Twitterにコメントがありましたので、ご紹介します。

 

4. IFA認定プロフェッショナルアロマセラピーディプロマ

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国際アロマセラピスト連盟(IFA)が運営する資格です。

解剖学生理学病理学について学んだ後、精油セラピーの知識や、精油の効果、トリートメントの始め方や処方の仕方、キャリアオイルに関する知識などが問われます。

アロマセラピーディプロマコースを受講した後に、外部の試験を受験します。

プロフェッショナルアロマセラピーディプロマ

◆ 問われる内容(学習内容)の例

  •  精油セラピーの知識と原理
  •  解剖学の用語、人体および人体に影響を与える病気や症状
  •  70種類の精油の理解 例)植物学、製造、化学、セラピー療法時の危険性と毒性
  •  香りの特徴と嗜好、精油がもたらす心理的効果
  •  トリートメントの始め方、クリニックでのアロマの処方方法
  •  キャリアオイルの成分
  •  アロママッサージ手法
  •  調香師の技術。精油の香りの分類の方法、精油をブレンドする際の比率や分量
  •  コミュニケーションスキルやセラピー技術の習得

◆ 資格取得後のキャリア

◆ 料金(税込)

未公開

◆ 難易度

未公開

◆ 受験場所

未公開

◆ 運営団体

国際アロマセラピスト連盟(IFA)

◆ 資格の取得方法

 

5. IBCA認定 介護メディカルアロマ資格

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一般社団法人 国際ボディトリートメント技術協会(IBCA)が運営する資格です。

アロマテラピー理論やアロマが体に作用するメカニズム介護アロマケア、骨格、リンパへのアプローチ方法、手技などを学びます。

肘から指先までのオイルを用いたトリートメントや、肘から上は着衣のままのタオルを用いたトリートメント、フットは膝から下、足の甲までのオイルトリートメントについて学べます。

筆記試験に合格すると、資格を取得できます。

IBCA認定 介護メディカルアロマ資格

◆ 問われる内容(学習内容)の例

  •  アロマテラピー理論、アロマ使用時の注意点、アロマが体に作用するメカニズム
  •  キャリアオイルの種類とブレンドオイルの作り方、介護アロマケアにお勧めの精油
  •  認知症のアロマの関係性、アロマで認知症予防
  •  タッチングによる効果、アロマの活用法、アロマスプレー作り
  •  介護アロマケアにお勧めの精油、トリートメントの注意事項、トリートメントオイル作り
  •  座位での負担のない施術誘導の仕方、骨格、注意しなければならない点
  •  リンパへのアプローチ方法、圧加減のテクニック、タオルの使い方・保温対策
  •  介護メディカルアロマベーシック手技(ハンドケア、フットケア、リフレクソロジー)

◆ 資格取得後のキャリア

◆ 料金(税込)

資格発行料 15,000円 介護メディカルアロマ講座99,600円

◆ 難易度

未公開

◆ 受験場所

自宅

◆ 運営団体

一般社団法人 国際ボディトリートメント技術協会

◆ 資格の取得方法

 

6. ISA認定 メディカルアロマセラピスト

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一般社団法人国際アロマテラピー科学研究所(ISA)が認定する資格です。法令遵守の非医療行為内の施術で、クライアントのQOLを改善し、結果として自然治癒に導くことを目指します。

植物薬理学アロマテラピーの利用法、解剖生理学や病理学、コンサルテーションの理論やボティトリートメントについて学べます。

ISA認定 メディカルアロマセラピスト 

◆ 問われる内容(学習内容)の例

  •  メディカルアロマセラピー総論
  •  植物薬理学精油、健康学、ホームケア論
  •  アロマテラピー利用法、アロマテラピー教育、アロマテラピーの歴史
  •  解剖生理学病理学、タッチング論、健康学、メンタルヘルス
  •  ホスピタリティとコミュニケーション
  •  コンサルテーション理論、コンサルテーション実技
  •  衛生学、ボディトリートメント理論・実技、フェイストリートメント理論・実技

◆ 資格取得後の仕事

◆ 料金(税込)

受講料: 639,100円 ※ライブラ・アロマスクールの場合

◆ 難易度

未公開

◆ 受験場所

在宅

◆ 運営団体

一般社団法人国際アロマテラピー科学研究所(ISA)

◆ 資格の取得方法

 

7. ナード・アロマテラピー協会 アロマ・アドバイザー

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ナード・アロマテラピー協会が運営する資格です。アロマテラピーの知識や、精油の芳香成分解剖生理について学びます。

試験合格した後、申請することで、アロマ・アドバイザーとして認定されます。

ナード・アロマテラピー協会 アロマ・アドバイザー 

◆ 問われる内容(学習内容)の例 

  •  アロマテラピーと精油の基礎
  •  精油の化学
  •  アロマでスキンケア、アロマバス
  •  精油の調香
  •  風邪やインフルエンザの予防
  •  アロマトリートメント
  •  痛み、炎症へのアプローチ
  •  体質改善のための精油
  •  抗菌アロマテラピー
  •  女性のためのアロマテラピー

◆ 資格取得後の仕事

◆ 料金(税込)

認定校による

◆ 難易度

未公開

◆ 受験場所

認定校

◆ 運営団体

ナード・アロマテラピー協会

◆ 資格の取得方法

 

まとめ

本記事は、メディカルアロマに関する資格7選と、その取得方法をご紹介しました。おさらいをすると、求める内容によって、おすすめの資格が変わります。

求める内容 おすすめの資格 取得方法
通学で取得したい
通信講座で取得したい
国際資格を取得したい プロフェッショナルアロマセラピー 国際アロマセラピスト連盟
費用を安くしたい メディカルアロマ検定 日本統合医学協会

なお、ハンドマッサージやハーブティーの資格は、別記事でまとめています。

【参考記事】 ・ ハンドマッサージの資格おすすめ6選の比較!一日、通信、口コミ
       ・ ハーブティーの資格はどれがいい。おすすめ10選を比較!(仕事、独学あり)

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Writer/編集者: 松田康


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