未経験者からフリーランスのエンジニアとして独立するためには、どのようなステップを踏めばいいのでしょうか。
プログラミングスクールでスキルを学び、クラウドソーシングや案件紹介サイトで、未経験でも参加できる案件で実績を積むと、独立に向けて徐々に道が開けてきます。
そこで、未経験からフリーランスのエンジニアになる前に知りたいポイントをまとめました。
本記事は、未経験から独立まで支援してくれるスクールや、案件情報サイトを紹介します。
1. エンジニアのスキル
未経験から、フリーランスエンジニアになるために、未経験者向けのプログラミングスクールで、スキルを学ぶ方法があります。おすすめのスクールは5つあります。
- Programmer College
- tech boost
- TechAcademy
- TECH CAMP
- Basis Point Academy
それぞれを詳細にご紹介します。
1.1 Programmer College
就活直結型のプログラミングスクールです。プログラミングの知識だけでなく、設計書や要件定義書などの読み方など、実際のシステム開発プロジェクトで使える実務を学べます。
研修も、平日5日間学ぶコースや、週3日を夜間だけ学ぶコースなど、状況に応じて学べます。
また、独学では自信のない方向けに、マンツーマンで質問できる体制や、サンプルコードを写して、徐々にプログラミング知識を習得するなど、初心者が挫折しない仕組みが用意されています。
特徴としては、エンジニアの採用の紹介料を企業からもらうことで、スクールを運営しているため、受講料が無料となります。
◆ 修得できるスキル
HTML5、CSS3、Java、PHP、Ruby、MySQL、Git GitHub、Bootstrap、JavaScript、jQuery
◆ コース
- 個別研修コース(40時間)
- 平日5日間コース(420時間)
- 週3日夜間コース(200時間)
◆ 授業料
無料(違約金なし)
◆ 基本情報
- 研修の実施: 〇(通学)
- 案件の紹介: 〇
- アドバイザー: 〇
- 就職率: 96.2%
1.2 tech boost
未経験向けのプログラミングスクールです。未経験からエンジニアとしてスキルを習得・完走できる方が、全体の98.4%と高いのが特徴です。
特に、仕事の獲得の仕方がわからない方や、一人だとどう学習を進めたらいいかわからない方などに、親身になってサポートをしてくれる点が優れています。
◆ 修得できるスキル
HTML、CSS、Ruby / Ruby on Rails、PHP / Laravel、Git、データベース、Ruby on Rails実践、Laravel、プロダクト企画、データベース設計、WEBアプリ開発、ブロックチェーン、IoT、AI
◆ コース
- ベーシックターム(Webサイトのマークアップ言語、Ruby、PHP、DB)
- ディべロップターム(オリジナルのWebアプリケーションを開発に向けた知識全般)
- イノベーティブターム(ブロックチェーン、IoT、AIの基礎知識)
◆ 授業料
社会人 | 学生 | |
月額 | 29,800円 | 29,800円 |
入学金 | 通学 269,800 円 オンライン 184,800 円 |
通学 199,800 円 オンライン 147,800 円 |
◆ 基本情報
- 研修の実施: 〇(通学、オンライン)
- 案件の紹介: 〇
- アドバイザー: 〇
- 完走率: 98.4%
1.3 TechAcademy
プログラミングやアプリ開発をオンラインで学習するスクールです。オンラインで学べるため、どこでも学習を進めることができるという特徴があります。
独学での学習を完結できるように、週2日のビデオチャットによるマンツーマンメンターサービスや毎日のチャットサポートなどがあります。
プログラミングだけでなく、デザインに関する研修などもあります。
◆ 修得できるスキル
Webアプリケーション、PHP/Laravel、Java、フロントエンド、WordPress、iPhoneアプリ、Androidアプリ、Unity、ブロックチェーン、スマートコントラクト、AI、Python、Scala、Node.js、Scratch、Webデザイン、UI/UXデザイン、動画編集
◆ 提供してくるコース
Webアプリケーションコース、PHP/Laravelコース、Javaコース、フロントエンドコース
WordPressコース、iPhoneアプリコース、Unityコースなど
◆ 授業料
プラン名 | 8週間プラン | 12週間プラン | 16週間プラン | 24週間プラン |
費用 | 社会人 278,000円 学生 218,000円 |
社会人 328,000円 学生 248,000円 |
社会人 378,000円 学生 278,000円 |
社会人 478,000円 学生 328,000円 |
◆ 基本情報
- 研修の実施: 〇(オンライン)
- 案件の紹介: 〇
- アドバイザー: 〇
- 完走率: 未公開
1.4 TECH CAMP
未経験者が、自分でゼロからサービスを開発できることを目標にして、プログラムスキルを習得できるサービスです。
未経験でも、一読して分かることを売りにしたコンテンツが用意されており、不明点はメンターにオンラインで質問できます。
また、フリーランスとして独立できるように、案件獲得保証をしており、案件を獲得できない場合は、受講料を全額返金するサービスを行っています。(*1)
◆ 修得できるスキル
・ Webサービス開発、AI、Webデザイン
◆ 提供してくるコース
- 短期集中スタイル(毎日11時から22時まで教室とオンラインの学習。10週間)
- 夜間・休日スタイル(昼間はオンライン、夜間と休日(週2日)は教室を利用。半年)
◆ 授業料
月額 | 14,800円 |
入学金 | 148,000円 |
◆ 基本情報
- 研修の実施: 〇(通学)
- 案件の紹介: 〇
- アドバイザー: 〇
- 就職率: 未公開
*1: TECH CAMPホームページ
1.5 Basis Point Academy
未経験者向けにネットワークやサーバーなどのインフラやクラウド技術を研修し、フリーランスエンジニアとしてプロジェクトに参画できるスキルを習得できるサービスです。
◆ 修得できるスキル
・ ネットワーク、サーバ構築、セキュリティ
◆ 提供してくるコース
ITプロフェッショナル(インフラ)コース
- 平日 19:00~22:00 (1日最大3コマ)
- 土日 10:00~17:30 (1日最大5コマ)
基礎 | PC操作、インターネット概論、ネットワーク基礎、サーバ基礎、簡易サービス構築 |
応用 | 企業LAN概要、多重化技術、セキュリティ技術、ネットワーク構築、サーバー構築 |
プロジェクト | 要件ヒアリング、設計検討、パラメータシート作成、動作検証、構築、確認テスト |
◆ 授業料
入学金 | 20,000円 |
教材費 | 10,000円 |
受講料 | 300,000円 |
◆ 基本情報
- 研修の実施: 〇(通学)
- 案件の紹介: ×
- アドバイザー: 〇
- 就職率: 未公開
2. フリーランス向けの案件
次に、案件に参加し、実績を積む方法をご紹介します。未経験者向けの案件を紹介しているサイトとして、おすすめのサイトは3つあります。
- ランサーズ
- フォスターフリーランス
- Midworks
それぞれを詳細にご紹介します。
2.1 ランサーズ
大手クラウドソーシングサイトです。ネット上でシステム開発やアプリ開発、ホームページ制作などの仕事を受注できます。未経験者向けの案件は、4,269件あります。(2019年9月11日時点)
仕事内容(未経験可能) | 案件数(2019年9月12日時点) |
システム開発・運用 | 1,112件 |
Web制作・Webデザイン | 3,157件 |
◆ システム開発・運用の仕事(初心者OKの場合):1,112件
◆ Web制作・Webデザインの仕事(初心者OKの場合):3,157件
【参考記事】・ おすすめの大手クラウドソーシング17社を比較!仕事の種類、手数料、評判
2.2 フォスターフリーランス
常時5,000件以上の案件が掲載されているフリーランス向けの案件サイトです。未経験者向けの案件もあり、15件の案件が掲載されています。(2019年9月11日時点)
未経験者向けの案件数は少ないですが、1996年のサービス開始以降、15,000人を超えるフリーランスエンジニアの就業をサポートしており、実績のあるサイトです。
【参考記事】・ フォスターフリーランスの使い勝手と評判!案件の種類、単価、支払いサイト
2.3 Midworks
常時3,000件以上の案件が掲載されているフリーランス向けの案件サイトです。フリーランスのエンジニアにとって、病気やケガなどで働けなくなる可能性は気になるところです。
Midworksは、保証が正社員並みであり、福利厚生を充実させたい方にオススメのサイトです。未経験者向けの案件もあり、27件の案件が掲載されています。(2019年9月11日時点)
【参考記事】 ・ Midworksの使い勝手と評判!副業、未経験、リモート案件や支払サイトを紹介
まとめ
本記事は、未経験からエンジニアとして案件を獲得するまでの方法を紹介しました。
お金をかけないでスキルを学びたい場合は、ProgrammerCollegeがおすすめです。一方、学習のサポートを手厚くしてほしい場合には、tech boost、TECH CAMPがおすすめです。
一方、時間がないため、オンライン上で学びたい場合には、TechAcademyがおすすめです。
なお、独立するまでに準備したいことや、開業届けの出し方などは別記事でまとめています。
【参考記事】 ・ 起業前のチェックリスト! 絶対に準備しておきたい14のこと
・ 個人事業主の開業届の入手方法、提出先、期限(いつまで)、費用
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