マイナンバーをクラウドで管理する場合、どのソフトがおすすめなのでしょうか。
スマホからマイナンバーを収集できるソフトや、マイナンバーを自動的に源泉徴収票に反映できるソフト。二段階認証などのセキュリティ対策が手厚いソフトや、無料で使えるソフトなど、多種多様です。
そこで、マイナンバー管理ソフトを選ぶ前に知っておきたいポイントをまとめました。
本記事は、代表的な11のマイナンバー管理ソフト・システムを比較し、その違いをご紹介します。
マイナンバー管理ソフトの比較
マイナンバーとは、日本に住民票を有するすべての方が持つ12桁の番号で、企業は従業員および配偶者などの情報を集める必要があります。
【出典】 内閣府ホームページ マイナンバーの提供が求められるケース
そこで、マイナンバーをクラウドで管理するソフト・システムを比較し、違いを紹介します。
- マイナンバーステーション
- MFクラウドマイナンバー
- マイナンバー管理freee
- 奉行Edge マイナンバークラウド
- nyoibox
- フリーウェイマイナンバー
- セキュアマイナンバー
- MJSマイナンバー
- スパイラルマイナンバー管理サービス
- Sociaマイナンバーシステム
それぞれを詳細にご紹介します。
1. マイナンバーステーション
株式会社エフアンドエムが運営するマイナンバーに特化したクラウドソフトです。スマホやパソコンからマイナンバーを登録できます。また、マイナンバーを削除する場合に、マイナンバーが保管されていないことを示す廃棄証明書を発行できます。
◆ 基礎情報
- 二段階認証: 対応
- スマホ利用: 可能
- サポート: 不明
- お試し版: あり
◆ 料金表
- 月額 3,000円 ~ (100名まで)
- 以降100人ごとに、1,000円の利用料が加算されます。
2. MFクラウドマイナンバー
MFクラウド会計で有名なマネーフォワードが提供するマイナンバー管理ソフトです。スマホ撮影で本人確認ができます。二段階認証でログインできるなど、セキュリティ対策も手厚いです。
マイナンバーの収集状況は、一目で確認できます。さらに、MFクラウド給与と連動することで、給与情報とマイナンバーが自動で紐づくため、源泉徴収票等の法定調書に自動的に反映できます。
◆ 基礎情報
- 二段階認証: 対応
- スマホ利用: 可能
- サポート: 電話、メール、チャット
- お試し版: あり
◆ 料金表
- 月額 980円 ~ (10名まで)
- 月額 2940円 ~ (30名まで)
- 月額 4900円 ~ (50名まで)
- 月額 9800円 ~ (100名まで)
- 100名毎に月額 9800円 加算
3. マイナンバー管理freee
会計ソフトで有名なfreeeが提供するマイナンバー管理ソフトです。従業員に、マイナンバーの登録をリクエストするメールを送れます。また、会計freeeや人事労務freeeと連動して、源泉徴収票などの必要書類に自動的に反映されます。
給与計算ソフトfreeeのなかに当機能が入っています。そのため、給与計算、給与明細の発行、年末調整などができます。
◆ 基礎情報
- 二段階認証: 未対応
- スマホ利用: 可能
- サポート: 電話、チャット
- お試し版: あり
◆ 料金表
- 月額 1,980円 ~ (3名まで)
- 1名毎に月額 300円 加算
4. 奉行Edge マイナンバークラウド
奉行シリーズで有名な株式会社オービックビジネスコンサルタントが提供するマイナンバー管理ソフトです。
◆ 基礎情報
- 二段階認証: 三段階認証を実施
- スマホ利用: 〇
- サポート: 電話
- お試し版: 未公開
◆ 料金表
- 月額 36,000円~
5. nyoibox(如意箱)
プログラミングすることなく、データベースを作れるソフトです。マイナンバー用のテンプレートを活用することで、マイナンバーを管理できます。
◆ 基礎情報
- 二段階認証: 対応
- スマホ利用: 可能
- サポート: 電話、メール
- お試し版: あり
◆ 料金表
- 月額 480円 / 1名
6. フリーウェイマイナンバー
フリーウェイジャパンが提供するマイナンバー管理ソフトです。退職時などにマイナンバー情報を廃棄する場合には、予定日とアラートを設定できます。従業員数20名まで、初期費用も月額利用料も無料で利用できます。
◆ 基礎情報
- 二段階認証: 未対応
- スマホ利用: 可能
- サポート: メール
- お試し版: あり
◆ 料金表
- 月額 無料 ~ (20名まで)
- 月額 2100円 (21名以上無制限)
7. MJSマイナンバー
自社のサーバーで管理できるオンプレミス型、クラウド上で管理するクラウド型、マイナンバーの登録や管理などの業務を代行してもらうタイプがあります。
◆ 基礎情報
- 二段階認証: 未公開
- スマホ利用: 未公開
- サポート: 未公開
- お試し版: なし
◆ 料金表
- 未公開
8. スパイラルマイナンバー
柔軟にシステムを構築できるため、社内体制や業務フローに合わせて、システムを作れます。
◆ 基礎情報
- 二段階認証: 未公開
- スマホ利用: 可能
- サポート: 電話、メール
- お試し版: なし
◆ 料金表
- 未公開
9. Sociaマイナンバー
金融機関の安全対策基準をクリアした高いセキュリティレベルを保持したクラウドサービスです。
◆ 基礎情報
- 二段階認証: 未公開
- スマホ利用: 未公開
- サポート: 未公開
- お試し版: なし
◆ 料金表
- 未公開
まとめ
本記事は、代表的な11のマイナンバー管理ソフト・システムを比較し、その違いをご紹介しました。
セキュリティ面を考慮にいれると、二段階認証しているソフトを使いたいところです。また、使い勝手も確認するため、お試し版を利用できるソフトがおすすめです。
そのため、この2つの観点で考えると、以下の3つのソフトがおすすめです。
なお、クラウドで給与計算するソフトについては別記事でまとめています。
【参考記事】 ・ 人事労務freee(給与計算)の使い勝手と評判!便利・不便な点を解説
・ MFクラウド給与の使い勝手と評判!便利な点と不便な点を徹底解説!
・ クラウド給与計算ソフトの一覧と比較!料金表付き
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Writer/編集者: 松田康