記事を外注して、質の高いコンテンツを作ってもらうには、どのようなコツがあるのでしょうか。
ライターに作業を依頼をするときに、記事の目的や、キーワード。納品の形式や文体、装飾のルール、改行の仕方などを伝えたいところです。
そこで、記事の外注をする前に知っておきたいポイントをまとめました。本記事は、記事の外注のやり方とマニュアルのサンプルをご紹介します。
【目次】
- 記事を外注するコツ
- ライターへのガイドライン、マニュアル
- コンテンツSEO対策ツール
- 信頼できるライターの選び方
1. 記事を外注するコツ
記事を外注するときには、ライターに依頼内容をわかりやすくまとめます。
どのようなサイトに、どのような記事を書く予定か、文字数はどの程度か、キーワードはなにかなど、依頼する内容を明確にします。
依頼内容のサンプルは次の通りです。(複数の記事を依頼するケース)
============ 仕事の概要 ==============
〇〇に関する情報を発信するブログに掲載する記事となります。
以下の内容にご対応可能な方にお仕事をお願いしたいと思います。
【ブログの概要】
・読者:
・提供する情報: 〇〇に関するお役立ち情報
【必要なスキル】
・〇〇に関する知識、記事作成経験をお持ちの方
・SEO対策を考慮した記事作成ができる方。
【作業イメージ】
・弊社より複数のキーワード・タイトル案を送りますので、
そのなかから、記事を作成していただきたいと思います。
・記事構成例
■タイトル
■導入
2、3行程度
■小テーマ1(見出し)
本文
■小テーマ2(見出し)
本文
■小テーマ3(見出し)
本文
(以下小テーマ分続く)
■まとめ
2、3行程度
◆ 禁止事項
・他サイトのあからさまなコピペはご遠慮ください。
コピペチェックツールでチェックさせていただきます。
・記事の著作権は当方に移ることご了承ください。
記事の2次使用(ご自身のブログも含)はご遠慮ください。
===========================
2. ライターへのマニュアル
記事を外注するときには、記事を作成するガイドラインやマニュアルを提供します。ガイドラインやマニュアルには次の11点を伝えます。
- 文書の目的
- 読者に読んでもらった後の次のアクション
- 記事の目次(各目次に盛り込みたいキーワード)
- 文書のトーン (参考になるサイト)
- 納品形式(Word、Excel)
- 文体(ですます調 or である調)
- 最低文字数
- 一つの文は40~60文字以内にする
- 改行の仕方(3、4行を目安で改行をする。改行後は空白行を入れる)
- 装飾のルール(重要な箇所は、太字、色を変えて目立たせる)
- 数字は漢数字よりアラビア数字にする(百倍→100倍、十万人→100,000人)
3. コンテンツSEO対策ツール
ライターに作業を依頼するときには、文書のタイトルやキーワードを伝える必要があります。そこで、コンテンツSEO対策ツールを駆使します。
◆ コンテンツSEO対策ツール
- Googleキーワードプランナー (Google社が提供するキーワード選定ツールです)
- goodkeyword (上位表示したいキーワードに関連するキーワードを探せます)
- ezorisu-seo (評価されるコンテンツに必要なキーワードを表示してくれます)
4. 信頼できるライターの選び方とコツ
ライターに依頼する場合に、重要なことがスキルのある信頼できるライターを選ぶことです。最近は、クラウドソーシングを使うことで、手軽にいろいろなライターに作業を依頼できます。
しかし、クラウドソーシングサービスの中には、スキルの低いライターや、納期に対する感覚が薄いライターがいるのが現実です。副業や未経験者でもライターと名乗ることができます。
そのため、信頼できるライターを選ぶために、過去の実績を確認したり、一記事のみ発注してみて、3つの観点でライターのスキルや能力を確認します。
- 文書の品質
- 納期
- 適切な応対
4.1 文書の品質
提出された文書を品質を確認します。また他のWebサイトからコピペをしていないか確認をするためコピペチェックツールで確認してみることをオススメします。
無料で使えるサービスもありますので、ぜひご利用ください。おすすめのコピペチェックツールをご紹介します。
CopyContentDetector (コピペチェックツール)
CopyContentDetectorは、無料で使えるコピペチェックツールです。2017年1月時点でコピペチェックの実績は20万件と豊富です。類似度、一致率、テキスト判定の観点で、一致率を確認できます。
4.2 納期
ライターのなかには納期を守れない方もいます。弊社でも1ヶ月近く連絡のないライターに外注した経験があります。
また、5つくらいの記事を、5か月近くかけて、作り上げてきた方もいらっしゃいます。それ以降、弊社では1記事程度発注をし、納期に対する意識があるかチェックするようにしています。
4.3 適切な応対
弊社では発注したものの、先方から「まさか発注されるとは思わなかった」というコメントもあり、戸惑っているライターに、後日キャンセル処理をしてもらう経験もありました。
また、ライターによっては、メッセージでコンタクトをしても2、3週間近く連絡がとれない方が何人もいらっしゃいました。
複数の記事を一度に依頼するのではなく、一度作業を依頼してみて、こちらの依頼に迅速に対応・回答して頂けるかチェックが必要です。
5. 記事外注のおすすめサービス4選
記事を外注できるおすすめのサービスを4つご紹介します。
- サグーワークス
- Shinobiライティング
- Lancers
- クラウドワークス
前半の2社は、記事制作に特化したサービスです。そして後半の2社は、記事制作だけでなく様々な仕事を発注できる大手サービスです。
5.1 サグーワークス
株式会社アイランドが提供する国内最大級の記事作成特化型クラウドソーシングです。 2018年時点で、2500社の支援実績があり、文書の品質のチェックもしてくれます。
【発注できる仕事】
- 説明文・紹介文(テーマに沿って客観的・論理的に書かれた文章)
- 体験談(自身が体験した情報を元に書かれた文章)
- コラム・ハウツー(ライターの意見を加えながらテーマに関する説明や方法)
- アンケート記事
【仕事の依頼形式】
オーダーメイドプランと、オンライン発注プランの2種類があります。
オーダーメイドプランは、コンサルタントが記事の企画や、SEOの助言をしてくれるサービスです。オンライン発注プランは、Webで完結するプランで、1記事から低コストで外注できます。
【サービスの利用料】
発注側が負担。(要見積)
5.2 shinobiライティング
CROCO株式会社が提供する国内最大級の記事作成特化型クラウドソーシングです。
ジャンル、記事タイトル、本文に使用するキーワード、記事数を登録すると、記事を発注できます。 完全オリジナル記事のみ採用する仕組みを採用しており、良質な記事を執筆してくれます。
【発注できる仕事】
- 記事のライティング (健康、美容、ファッション/アパレル、求人/転職、不動産/賃貸、医療、住宅/生活、 住宅関連、生活/暮らし、冠婚葬祭/暮らしのマナー、金融、ビジネス)
【仕事の依頼形式】
タスク形式
【サービスの利用料】
要見積り
5.3 ランサーズ
ランサーズ株式会社が提供するクラウドソーシングサービスです。 2008年12月にリリースされ、2017年1月時点で、仕事の依頼件数は130万件を超えます。
2017年1月時点で依頼総額が1000億以上の日本を代表するクラウドソーシングサービスです。認定ランサーという仕組みがあり、ランサーズが認めた実績のあるフリーランスに依頼できます。
【発注できる仕事】
- 記事のライティング (ブロガー・記事ライター、小説家・シナリオライター)
- インタビュー・記者
- 資料作成・レポート・論文など
【仕事の依頼形式】
タスク形式
【サービスの利用料】
依頼金額の5%-20%(税込)
5.4 クラウドワークス
株式会社クラウドワークスが提供するクラウドソーシングサービスです。いままで10万社を超える企業が活用し、188種類の仕事を取り扱っている日本を代表するクラウドソーシングです。
【発注できる仕事】
- ブログ記事作成
- 記事・Webコンテンツ作成
- レビュー・口コミ
- 編集・校正・リライト
【仕事の依頼形式】
タスク形式
【サービスの利用料(参考価格)】
依頼金額の5%-20%(税込)
【参考記事】 ・ クラウドワークスとランサーズを比較!どっちがおすすめか
◆◆
上記以外のクラウドソーシングにも興味がある場合には、別記事で代表するクラウドソーシングサービスをまとめておりますので、ご覧ください。
【参考記事】 代表的なクラウドソーシング12社を徹底比較!
まとめ
社外のライターに記事を外注するコツをご紹介しました。どんな記事を書いてほしいかマニュアルに書いて、手渡すことでより質の高い記事を書いてくれます。
ぜひお気に入りのライターを見つけて、二人三脚で素晴らしい記事を制作してください。なお、クラウドソーシングのサービスについては別記事で比較しています。
【参考記事】 ・ 代表的なクラウドソーシング12社を徹底比較!
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Writer/編集者: 松田康