クラウドソーシングを利用する場合、どのサービスがオススメでしょうか。
プログラミング関連の仕事が多いクラウドソーシング、ライティングに特化したクラウドソーシング、データ入力やアンケートなどの仕事が多いクラウドソーシングがあります。
そこで、クラウドソーシングを選ぶ前に知っておきたいポイントをまとめました。
本記事は、プログラミング、デザイン、ライティング、データー入力、翻訳などの職種別におすすめのクラウドソーシングをご紹介します。
1. オススメのクラウドソーシング(職種別)
中小企業庁によると、クラウドソーシングで人気の仕事は、デザイン、ウェブデザイン、ウェブ開発、ライティングなどの仕事です。
【出典】 中小企業庁 3. 日本国内におけるクラウドソーシングの現状
そこで各仕事別に、オススメのクラウドソーシングをご紹介します。
- システム(IT関連)・デザイン
- ライティング
- データー入力
- 翻訳
- 助言
※ 代表的なクラウドソーシング12社のサービス概要、特徴は別記事でまとめています。
⇒ 代表的なクラウドソーシング12社を徹底比較!【2019年】
それぞれを詳細にご紹介します。
1.1 システム・デザイン
ホームページ制作やデザイン、システム開発者などが多数登録されているクラウドソーシングがおすすめです。
◆ オススメな理由
<理由> 案件が豊富で、デザイナー・エンジニアが多数登録されている
他のクラウドソーシングサービスと比較をして、案件が豊富で、デザイナー、ITのエンジニアが多数登録されています。
ランサーズの場合
- 登録案件数: 80,456件(デザイン制作) 11,434件(システム開発・運用)
- 登録者: 106,095人(デザイナー) 50,407人(システムエンジニア)
クラウドワークスの場合も同様のシステムエンジニア、プログラマが登録されています。
1.2 ライティング
ブログなどの記事制作の場合には、記事制作特化型のクラウドソーシングがオススメです。
◆ 理由: 記事の品質、進捗管理チェックをしてくれます
両サービスとも記事制作の品質をチェックし、記事制作の進捗管理を代行してくれるサービスがあります。さらに他のクラウドソーシングサービスと比較をして、どんなジャンルの記事を制作したいのかをより詳細に絞り込めます。
*1: サグーワークスはオーダーメイドプランでの発注が必要。
1.3 データ入力
簡単な事務作業を利用する場合には、すき間時間に作業をする方を集めたクラウドソーシングサービスがおすすめです。
主婦を中心に仕事を発注することができ、データ入力・収集、データチェック・分類、テープ・文字起こし、クチコミ・レビュー、アンケート・モニター、アプリテスト、画像チェック、Webサイトチェック、商品登録・撮影などの事務作業の代行を依頼できます。
1.4 翻訳
翻訳の仕事を依頼する場合には、翻訳に特化したクラウドソーシングサービスがオススメです。
クラウドソーシング型の翻訳サービスで、20,000人近い方が、35ヵ国語を超える言語の翻訳に24時間対応できます。大半の翻訳が2時間以内に開始され、平均1時間で完了することを謳っています。
1.5 助言
法律相談や、SEO・Webマーケティングの悩み、文書の校正など、まとまった作業を依頼するのではなく、専門家の意見を気軽に聞きたい場合もあります。こういうときには、一回500円から気軽に利用できるサービスがおすすめです。
カテゴリーの上位は、占い・鑑定、心の悩み・健康、似顔絵・イラストなどですが、Web制作の相談や、記事の校正など、気軽にプロに相談できます。
2. クラウドソーシングを活用するときのコツ
発注企業側にとってメリットの多いクラウドソーシングサービスですが、その活用をする場合に、コツが4点あります。
- 仕事内容によって使うサービスを変える
- 依頼する仕事内容を細かくし、明確に伝える
- コミュニケーションを密にする
- セキュリティの確保ができているかチェックをする
2.1 仕事内容
一言でクラウドソーシングといっても、様々な特徴をもったサービスがあります。
特定のクラウドソーシングサービスで複数の業務を依頼するよりも、依頼する仕事内容に応じて
その内容にあったサービスを使うほうが効果があります。
たとえば、データ入力やアンケートの回答などの単純作業を依頼する場合には、すき間時間に作業をする方を集めたクラウドソーシングサービスを利用することがおすすめとなります。
一方、システム開発やプログラミング開発などのスキルレベルの高い業務を依頼する場合には、
エンジニアが多数登録されているサービスを利用するほうが優秀な人材に出会えます。
また、ブログの記事作成などを依頼する場合には、記事制作に特化したサービスを利用するほうが、作成された記事の品質チェックをしてくれるため、質の高い記事を購入できます。
2.2 仕事内容の細分化
クラウドソーシングを利用するときに、代表的なトラブルとして以下の3点が挙げられます。
- 発注の意図が伝わらず、想定した納品物と異なる成果物が提出される
- 受注者の仕事のスキルがアンマッチである
- 納期に対する意識が不足しており、納品が遅延する
このようなトラブルを回避するため、次のような施策を打ちます。
- 募集時に、求めている業務内容を明確にする。
- 発注する業務内容を細かくし、受注者のスキルチェックと納期への意識を確認する
こうすることで発注のリスクが低減できますし、想定通りの成果物を納期通りに得やすくなります。
2.3 コミュニケーション
クラウドソーシングはネットを介した業務の受発注となりますので、顔を突き合わせる必要がありません。そのため認識の齟齬が生まれやすく、成果物の品質が要求レベルに合わない場合もあります。
前述したとおり、納期に対する意識が高くはない受注者もおり、弊社でも1000字程度の記事5つを半年かけて作り上げたライターに遭遇したこともあります。
こうしたトラブルを回避するために、発注側も受注者にきめ細かくコミュニケーションをとり、
進捗度合いや意見交換、画像を共有するなど、認識のすり合わせをするようにします。
その結果、作業の出戻りが減り、受注者の状況に応じた作業依頼が可能となりトラブルを回避できます。
2.4 セキュリティ
名刺のデータ入力やシステム開発の依頼などでは、セキュリティ対策が重要となります。クラウドソーシングを利用しなくても、委託先企業での情報漏洩により、新聞をにぎわすセキュリティ事故も絶えません。
こうしたリスクを低減するために、受注者のセキュリティに対する意識や対策度合いなどをチェックすることをおすすめします。
クラウドソーシングサービスのなかには、受注者のパソコンの環境、機密保持、秘密保持契約の有無などセキュリティやコンプライアンスに関する質問事項があり、その回答で一定のリスク低減は可能です。
ぜひ、受注者に関して掲載されている情報をチェックしてみてください。
まとめ
本記事では、シーン別におすすめのクラウドソーシングをご紹介しました。なお、本ブログではクラウドソーシングの活用方法をまとめています。
【参考記事】 ・ 代表的なクラウドソーシング12社を徹底比較!【2019年版】
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Writer/編集者: 松田康