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Sloosとは?使い方と実際に使ってみた感想、Zoom活用法まで


議事録の作成に時間がかかっていませんか。
会議に集中したいのに、文字起こしに手を取られてしまう・・・

そんな悩みを解決してくれるのが、自動で文字起こしをするツール「Sloos(スルース)」です。

本記事では、Sloosの特徴から使い方、実際に使用した感想や文字起こしの精度、さらに他の議事録作成ツールとの違いを解説します。

実際に使ってみた体験もふまえて、わかりやすく説明しますので、ぜひ参考にしてください。

 

1. Sloosとは

Sloos(スルース)は、オンライン会議や商談、社内ミーティングなどの音声をリアルタイムで文字起こししてくれる議事録作成ツールです。

提供会社はスルース株式会社で、現在は無料で利用可能なベータ版を公開しています。

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■ 主な特徴

  •  ブラウザがあれば、インストール不要で、すぐに使える
  •  無料で使える
  •  文字起こしの精度が高い

また、話者サンプルの音声を登録することで、より精度を高めて記録できます。

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2. Sloosの導入方法(始め方)

それでは、実際にSloosを導入して使い始める手順をご紹介します。

(手順1) Sloos公式サイトにアクセスします。

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(手順2) 画面の右上にある「新規登録」ボタンをクリックします。

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(手順3) メールアドレスパスワード会社名氏名を入力します。入力が完了したら、登録を確定します。

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(手順5) ログイン後、「ルームを作成する」をクリックします。

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(手順6) 「ルームURLが発行されました」と表示されるので、「ルームへ進む」を選びます。発行されたURLをチーム内で共有することで、メンバーも参加できます。

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(手順7) 「Sloosを開始」をクリックします。これでリアルタイムの文字起こしが始まります。

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(手順8) 実際の打ち合わせを行います。話者の音声がリアルタイムで文字起こしされ、画面上に表示されます。

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(手順9) 打ち合わせが完了したら、「Sloosを終了」を選びます。これで記録が保存されます。

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(手順10) 「文字起こしの記録」はCSV形式でダウンロードできます。

例えば、「目標達成率は85%」「デザイン案を共有」「SNS広告の見直し」など、ポイントとなるフレーズが正確に記録されています。

文章が途中で分断されず、意味のまとまりごとに記録されているため、議事録化もしやすくなっています。

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なお、いくつかテストを行ったところ、「機能」と「昨日」など、同音異義語の聞き間違いが発生する場合もありました。そのため、文字起こしした内容のチェックは必要です。

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3. Sloosで音声認識の精度を高める方法

Sloosはそのままでも高精度な文字起こしが可能ですが、各話者が10秒程度のサンプル音声を録音することで、発言者を識別する精度が上がります。

(手順1) 前章の(手順7)の段階で、「参加者を追加」を選びます。

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(手順2) 参加者名を入力し、「クリックで音声録音を開始します」を選びます。

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(手順3) 指示された例文など、話しやすい文言を10秒程度話します。

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4. Zoom・Teamsなどオンライン会議で使う際の注意点

SloosはZoomやTeamsといったWeb会議ツールを利用する場合には、Sloosにアクセスした後に、オンライン会議ソフトを立ち上げます。

オンライン会議システムを利用する場合、Sloosを利用するブラウザに音声が入力されないことがあります。その場合には、サウンドの設定で排他モードを解除します。

(手順1) 排他モードを解除するときは、右下の音声マーク右クリックします。

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(手順2) サウンドの設定を選びます。

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(手順3) サウンドの詳細設定を選びます。

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(手順4) 「再生」タブの中で利用するスピーカーを選び、「プロパティ」をクリックします。

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(手順5)排他モードのチェックを外して、適用を選びます。

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(手順6) 録音タブを選び、「プロパティ」を選びます。

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(手順7) 詳細タブで、排他モードのチェックを外します。

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5. 他の文字起こしツールとの比較

前章までで、Sloosの使い方をご紹介しました。最後に、Sloosを他の文字起こしツールと比較し、その違いを表にまとめました。

項目 Sloos Notta toruno
料金 無料 月額1,185円 月額1,650円
録音時間 無制限 90分/月 10時間/月
Zoom連携 ×(手動運用) ◯(Zoomボットで録音) △(PC操作と同時録音)
AI要約 未対応 未対応

◆ ツールとおすすめの方

  •  Sloos(スルース):無料で使いたい方
  •  Notta(ノッタ):オンライン会議(Zoom、Google Meetなど)を多用する方
  •  Toruno(トルノ): 発言内容と画面資料を一括で記録・保存したい方

用途に応じて、最適な文字起こしツールを選んでください。

 

まとめ

本記事では、Sloosの使い方や特徴をご紹介しました。おさらいをすると、Sloosを使うときには、次の手順で利用します。

  •  Sloosのユーザー登録をする
  •  ルームを作成する
  •  Sloosを開始する
  •  実際の打ち合わせを行う 

無料で使えますので、まずは操作性や文字起こしの精度をチェックしてください。

Sloos

なお、他の文字起こしツールについては、別記事でまとめています。

【参考記事】 ・ Nottaの使い方!会議の議事録作成がこんなに簡単に!精度も安心!

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Writer/編集者: 松田康


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