GMOクラウドサーバーのiclusta+は人気のレンタルサーバーですが、使いやすさや評判はどうでしょうか。
月額934円で200GBのディスクを利用できます。管理ツールは使いやすく、WordPressを簡単にインストールできます。SLAを導入しており、稼働率が100%未満の場合、返金されます。
一方で、登録できるドメイン数やデータベース数に上限がある点と、自動バックアップを利用する場合には、追加の費用が発生する点は注意が必要です。
本記事は、GMOクラウドサーバーの使い勝手と評判をご紹介します。
1. GMOクラウドサーバーの便利な点
GMOクラウドサーバーの便利な点は6つあります。
- マルチドメインに対応している
- 複数のデータベースを作れる
- SLA(サービス品質保証)100%を導入している
- WordPressのインストールが簡単である
- 電話によるサポートを受けられる
- アルファSSLを無料で利用できる
それぞれを詳細にご紹介します。
1.1 ドメイン
ホームページやブログ、ネットショップなど複数のWebサイトを運営するためには、複数のドメインを登録できると便利です。GMOクラウドサーバーは60個以上のドメインを登録できます。
プラン | ミニ | レギュラー | プロ |
登録できるドメイン数 | 60個 | 90個 | 120個 |
1.2 データベース
WordPressを導入するときはデータベースが必要で、さらに、検証環境を作る場合には、2つ以上のデータベースが必要です。GMOクラウドサーバーは100個以上のデータベースを作れます。
プラン | ミニ | レギュラー | プロ |
データベース数 | 100個 | 150個 | 200個 |
なお、GMOクラウドのVPSに興味のある方は、別記事で詳細をまとめています。
【参考記事】 ・ GMOのVPSの使い勝手と評判!便利な点と不便な点を徹底解説!
1.3 SLA(サービス品質保証)
GMOクラウドサーバーは、SLA(サービス品質保証)100%を保証しています。Webサーバー、メールサーバー、データベースサーバーでダウンタイムが発生した場合には、返金が発生します。
サーバーはもちろん、ネットワークも冗長構成の仕組みを採用しており、障害が発生する可能性のある箇所を全て2重化しています。
なお、GMOクラウドサーバーは、サーバーの稼働率を実績データとして公開しています。
1.4 WordPress
GMOクラウドサーバーは画面上の指示に従うことで、簡単にWordPressをインストールできます。次の手順で行えます。
(手順1)WordPressの「インストール」を選びます。
(手順2)WordPressのインストール先を選びます。
(手順3)データベース情報を入力します。
(手順4)入力内容をチェックし、「インストール」を選びます。
(手順5)インストール完了画面が表示されたら、URLをクリックします。
(出典: GMOクラウドサーバー ホームページ)
1.5 電話サポート
サーバーにおける設定作業が分からないときや、メールが送れないときなど、できれば電話で問合せをしたいところです。
格安のレンタルサーバーのなかには、Webフォームやメールによる問合せしか受け付けていない場合がありますが、GMOクラウドサーバーは電話による問合せにも対応しています。
なお、問合せ可能な時間は、平日の10:00〜18:00となっています。
1.6 SSL
一般的なレンタルサーバーでは、Let’s Encryptなどの無料SSLを利用する場合が多いですが、GMOクラウドサーバーは実績のあるアルファSSLを利用できます。
◆ Let’s Encryptを利用しない理由
- サービスの提供開始が2016年と新しく、実績に不安がある
- フィッシングサイトなどでも利用されている
【出典: GMOクラウド】
2. GMOクラウドサーバーの不便な点
前章では、GMOクラウドサーバーの便利な点をご紹介しました。次に、評判と異なり、GMOクラウドサーバーの不便な点をご紹介します。
- 料金が安くはない
- 自動バックアップは有償である
それぞれを詳細にご紹介します。
2.1 料金
GMOクラウドサーバーの料金プランは3種類があります。 最安でも月額934円~となるため、格安のレンタルサーバーを導入したい場合には、他のレンタルサーバーも検討したいところです。
プラン | ミニ | レギュラー | プロ |
料金 | 934円 | 1,410円 | 2,362円 |
ディスク容量 | 200GB | 400GB | 600GB |
登録できるドメイン数 | 60個 | 90個 | 120個 |
データベース数 | 100個 | 150個 | 200個 |
なお、法人のレンタルサーバーのなかには、ドメイン数やデータベース数が無制限のサービスもあります。他のサーバーについては、別記事でまとめています。
【参考記事】・ WADAXの使い勝手と評判!便利な点と不便な点を徹底解説!
・ お名前.comレンタルサーバーの使い勝手と評判!便利な点と不便な点【2020年】
・ ロリポップの使い勝手を評価!メリットとデメリットを解説【2020年】
・ スターサーバーの使い方と評判!便利な点と不便な点を徹底解説!【2020年】
2.2 自動バックアップ
GMOクラウドサーバーは、自動でバックアップを取得してもらうサービスがあります。容量は無制限であり、最大7世代前まで、別の拠点のサーバーにバックアップを保存できます。
【出典:GMOクラウド バックアップ】
保存する場所が遠隔地となるため、万一、地震などの天災が発生した場合にでも、 問題なくデータを保管することができます。
さらに、データを復旧するときには、自力で復旧することができます。 ただし、自動バックアップをする際には、別途オプション費用が必要となります。
◆ オプション費用
プラン | ミニ | レギュラー | プロ |
月額料金 | 700円 | 1,000円 | 1,400円 |
まとめ
本記事は、GMOクラウドサーバーの使い勝手と評判をご紹介しました。
GMOクラウドサーバーのメリットとしては、6点ありました。
- マルチドメインに対応している
- 複数のデータベースを作れる
- SLAを導入している
- WordPressのインストールが簡単である
- 電話によるサポートを受けられる
- アルファSSLを無料で利用できる
一方、デメリットとしては2点ありました。
- 料金は月額934円以上である
- 自動バックアップは有償である
料金は、格安ではないものの、機能面やサービス面を考慮にいれると、比較的リーズナブルなレンタルサーバーとも言えます。
ご参考までに、他のレンタルサーバーに関する情報を別記事でまとめています。
【参考記事】・ WADAXの使い勝手と評判!便利な点と不便な点を徹底解説!
・ お名前.comレンタルサーバーの使い勝手と評判!便利な点と不便な点【2020年】
・ ロリポップの使い勝手を評価!メリットとデメリットを解説【2020年】
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Writer/編集者: 松田康