ショップサーブは人気のネットショップ作成ツールですが、使いやすさや評判はどうでしょうか。
テンプレートは156種類と豊富で、スマホにも対応しています。さらに、販促ツールが充実しており、会員機能やポイント管理、クーポンやメルマガなどの機能があります。
一方で、レスポンシブなテンプレートが少ない点と、注文手数料が発生する点は注意が必要です。そこで、ショップサーブを利用する前に知っておきたいポイントをまとめました。
本記事は、ショップサーブの使い方や料金、評判や口コミをご紹介します。
1. ショップサーブの便利なポイント
ショップサーブの便利な点は6点あります。
- テンプレートが豊富にある
- かんたんにネットショップを作れる
- カスタマイズ機能が豊富である
- 海外向けの販売サイトを作れる
- サポートが手厚い
- セミナーなどが開催されている
それぞれを詳細にご紹介します。
1.1 テンプレート
ショップサーブは、テンプレートが156種類と豊富に用意されています。ベーシックテンプレートとカスタムテンプレートと大別して2種類のテンプレートがあります。
◆ ベーシックテンプレート
シンプルなデザインが多く、オーソドックスな見た目にしたい場合には、おススメのテンプレートと言えます。
◆ カスタムテンプレート
HTML5とCSS3で作られたテンプレートで、独自にカスタマイズしやすいデザインになっています。
ベーシックテンプレートはWeb画面上で設定を変更できるのに対し、カスタムテンプレートは、HTMLやCSSを編集することでカスタマイズできます。
1.2 開店のしやすさ
ショップサーブは、ショップ開店ウィザードを使うことで、簡単にテンプレートをカスタマイズでき、ネットショップを作れます。
具体的には、6つの作業ステップを行います。
(ステップ1) お店の名前やキャッチコピーなどの店舗情報を入力します。
(ステップ2) お支払い方法や送料を入力します。
(ステップ3) 注文確認メールの文面を編集をします。
(ステップ4) 特定商取引法で決められている内容を記入します。
(ステップ5) 販売する予定の商品を登録します。
(ステップ6) ページのデザインを選びます。
以上で、開業の準備が完了し、オープンできます。記入内容で不明点があっても、記入例があるので、作業をスムーズに進められます。
1.3 カスタマイズ
よく、「あと、〇円のご購入で〇%引きになります。」というメッセージが表示されて、ついで買いをすることはありませんか。
ショップサーブでは、〇円以上の購入で〇%割引の設定とカートにメッセージを表示する機能が用意されています。
また、会員をランク分けして、過去に購入額が一定以上のお客様を対象にポイントやディスカウントをする機能があります。
さらに、クーポンを発行したい場合には、クーポンを発行し、カートにクーポンを入力してもらう仕組みを用意できます。
また、メールマガジンを発行して、新商品・季節商品のお知らせや、キャンペーン情報などを告知し、リピート率を高める仕組みを提供できます。
このような販促ツールを駆使することで、ネットショップの売上を上げられます。
1.4 海外向けの販売サイト
越境ECでの商品販売が増えています。外国人が、越境ECで日本から商品を購入する理由は、日本でしか買えないから、信頼できるからなどの理由があります。
【出典】 電子商取引に関する市場調査 P132
ショップサーブは、海外向けの販売サイトを作れる機能があります。
海外販売機能を利用すると設定することで、英語表記のショッピングカートが利用できます。
さらに、カートの文言なども自由に変えられます。
もちろん、注文確認メールなども英語表記にできます。
他のネットショップ作成ツールでは、海外向けのカート機能が用意されていないことが多いです。越境ECなどの海外販売を視野に入れている場合には、ショップサーブを検討する価値はあります。
1.5 サポート
一般的なネットショップ作成ツールの場合、技術的なサポートには応じてくれますが、売上向上策などの運営面でのサポートは充実していません。
一方、ショップサーブはサポートが手厚く、技術的なサポートだけでなく、集客などの運営面でのサポートも手厚いです。
サポートの種類 | サポート内容例 | 方法 |
開店前のサポート (技術) |
・商品の登録 ・決済の設定方法 ・ページの編集 ・注文処理の仕方などの説明 |
電話・メール |
開店後のサポート (集客・運営) |
・売上の目標に合わせたサポート ・事例の紹介 ・運営のノウハウの提示 |
電話・メール |
・ユーザー導線を考慮したページ制作代行 ・費用対効果を重視した集客代行 |
作業代行 |
1.6 セミナー
ショップサーブはセミナーが豊富で、無料で学べるセミナーもあります。一例として、ショップサーブセミナーの説明内容は下記の通りです。
- ネットショップの市場および動向
- ショッピングモールと独自ネットショップの特徴
- 売れるサイトに必要な3つの考え方
- 繁盛店に必要な条件
ネットショップの運営方法を書籍などで独学するのも一つです。ただ、ネットショップツール大手の生の声を聞くことも参考になります。
2. ショップサーブの不便なポイント
前章ではショップサーブの強みをご紹介しました。次に、評判とは異なり、不便なポイントあるいは課題をご紹介します。
- レスポンシブに対応したテンプレートが少ない
- 料金が高めである
それぞれを詳細にご紹介します。
2.1 レスポンシブ
ショップサーブはテンプレートが多数ありますが、パソコンやスマートフォン両方に対応したレスポンシブなテンプレートは多くありません。
レスポンシブなテンプレートは、パソコンやスマートフォンなどの画面のサイズに応じて、レイアウトが変わるため、見た目がきれいになります。
そのため、レスポンシブなデザインでネットショップを作りたい場合には、他のネットショップ作成ツールの検討も有効です。
【参考記事】 ・ ネットショップの比較!比較表付き
2.2 料金
ショップサーブは、初期費用(開通料)と月額費用が発生します。
さらに、ロイヤルティーは発生しないのですが、注文手数料(34円/1注文)があります。そのため、単価の安い商品を取り扱っているネットショップの場合には、負担になる可能性があります。
たとえば、同じネットショップ作成ツールでも、makeshopあるいはカラーミーショップでは注文手数料やロイヤルティーにあたる手数料は発生しません。
もちろん、月額費用などで違いはありますが、ショップサーブの料金も安くはないので、コスト負担の視点でも検討が必要となります。
◆ makeshopの料金表
◆ カラーミーショップの料金表
まとめ
本記事は、ショップサーブの使い勝手と評判をご紹介しました。
前章で説明した通り、ショップサーブはテンプレートが豊富で、販促ツールも多く、セミナーや集客支援など、サポートも豊富な強みがあります。
一方、手数料がやや高めな点とレスポンシブのテンプレートがないという課題がありました。
なお、ショップサーブと他のネットショップ作成ツールとの比較や、ネットショップ作成ツールに関する情報を別記事でまとめています。
【参考記事】 ・ ショップサーブとカラーミーショップを比較!
・ makeshopとショップサーブを比較!
・ ネットショップの比較!比較表付き
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Writer/編集者: 松田康