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英文校正サイトおすすめ8選を比較!精度と使いやすさで検証


英文の校正サイトを比較した場合、どのような違いがあるのでしょうか。

文法やスペルのチェック機能だけでなく、その精度使いやすさ、対応する文章の種類、他のツールとの連携の可否など、多くの違いがあります。

そこで、実際に誤った英文を作り、校正サイト精度を検証しました。そのうえで、おすすめの英文校正サイトを紹介します。

本記事は、英文の校正サイト8選を比較し、その選び方をご紹介します。

 

英文の校正サイトおすすめ8選の比較

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英文の校正サイトを選ぶにあたり、次の4つのポイントを比較・検証しました。

No 検証のポイント 検証するポイント
1 精度 文法、スペルエラー検出率
2 使いやすさ 文章の入力のしやすさフィードバックのわかりやすさ
3 対応する文章 日常会話、ビジネス文書、学術論文への対応
4 他のツールとの連携 Word、Google Documentと連携しているか

校正の精度を確認するため、動詞の時制の誤り、前置詞の使い方の誤り、冠詞の欠落などの視点で誤った文章を作り、それを英文の校正サイトで利用して、検証をしました。

(誤りの文章の例)

  • 時制の誤り: Yesterday, I am going to the store to buy some groceries.
  • 前置詞の使い方の誤り: She was interested for learning new languages.
  • 冠詞の欠落: He gave me book that changed his life.

(※ それぞれ、太字の箇所の誤りを検出でき、誤りの指摘がわかりやすいかを検証)

上記ポイントを踏まえて、おすすめのサービスをリストアップします。

  1.  Ginger 英文チェッカー
  2.  Grammarly
  3.  IDIY
  4.  FruitfulEnglish
  5.  Qillbot
  6.  WORDVICE
  7.  TRINKA

それぞれのツールの特徴と、検証の結果をご紹介します。

 

1. Ginger 英文チェッカー

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Ginger Pageは、英語校正ツールです。文法スペルのチェック、類語の検索をしてくれます。利用方法としてはWeb画面での入力や、モバイル版の利用もあります。

実際に使ってみたところ、かんたんで使いやすいです。まず、校正してほしい文章を入力すると、修正すべき箇所が指摘され、他の例文が表示されます。

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なお、他の誤った文章を入力してみたところ、すべて検出して、修正内容を提案してくれました。

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なお、465文字以上の英文を入力したところ、エラーが表示されました。そのため、長文の校正には対応していません。

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◆ 料金プラン

無料 (音声の読み上げ、間違った問題の復習には、有料版が必要。有料版は、2,200円)

◆ 英文校正の流れ

  •  モバイル版:iPhone、iPad、Android
  •  ブラウザ版:Google ChromeやSafariなどのブラウザでの拡張機能
  •  ソフトウェア版:Microsoft Office対応

◆ 基本情報

  •  文法・スペルチェック: ◯
  •  校正の伴うアドバイス(校正の理由): -
  •  翻訳機能: ◯
  •  他のツールとの連携: ◯(Chrome)
  •  対応している文章: 指定はなし

Ginger 英文チェッカー 

 

2. Grammarly

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Grammarlyは、英語の校正ツールです。文法スペリングのミスだけでなく、文の構造、トーン、スタイルをチェックし、修正案を提案してくれます。

デスクトップアプリケーション、ブラウザ拡張機能、そしてモバイルアプリで利用できます。英文を入力すると、前置詞の使い方の誤り冠詞の欠落は検出し、修正内容を提案してくれました。

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時制の誤りについては、誤りを指摘してくれますが、修正案はプレミアム版の購入が必要です。

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なお、Gingerと同じ文字数の文章を入力したところ、エラーは表示されず、問題の箇所を指摘してくれました。

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Gingerとの違いとしては、読み手の理解度に応じて、文章の複雑さ専門性を調整できます。一般的な読者向けか、あるいは専門家向けかに応じて、校正のレベルを変えられます。

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◆ 料金プラン

プラン 内容 月額費用
Free
  • テキスト生成
  • 基本的なライティング提案
  • トーン検出
無料
Premium
  • Freeの全ての機能
  • 文章全体の書き換え
  • 語彙のアイデア
  • トーンの提案など
$12.00 USD
Business
  • Premiumの全ての機能
  • チーム向け機能
$15.00 USD

◆ 英文校正の流れ

  •  Grammarlyの公式サイトにアクセスし、無料でアカウントを作成します。
  •  管理画面が表示されるので、Newを選びます
  •  校正したい文章を入力します。 

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◆ 基本情報

  •  文法・スペルチェック: ◯
  •  校正の伴うアドバイス(校正の理由): ◯
  •  翻訳機能: ◯
  •  他のツールとの連携: ◯(Gmail、Outlook、Slack、Google Docs、Word、Salesforce、Notion、LinkedIn、Facebook、Discord
  •  対応している文章: 指定はなし

Grammarly

 

3. IDIY

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IDIYは、24時間利用可能なオンライン英文校正サービスです。前章までのAIによるチェックツールではなく、翻訳家通訳教員が英文を校正し、修正内容をアドバイスしてくれます。

ユーザー登録をした後に、利用開始を選びます。

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スピード英文校正を選びます。(日本人あるいはネイティブを選びます)

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つぎに、校正してほしい文章を入力します。(時制の誤り、前置詞の使い方の誤り、冠詞の欠落がある文章の校正を依頼しました。)

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分野を選びます。

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カスタマイズのオプションを選びます。

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納期作業時間講師の指名の有無などを登録します。

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原稿の入稿するときに使用するポイントを確認し、入稿します。

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原稿が入稿されると、完了メッセージが表示されるので、校正の結果を確認します。

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校正されると、結果を確認できます。すべての誤りを指摘し、修正内容を提案しています。

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なお、受験対策、資格の取得、キャリアアップなど、目的に応じてサービスを選べます。英文校正は、単に間違いを修正するだけでなく、変更の理由を解説してくれます。

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◆ 料金プラン(税込

お手軽定期券(解説なし)

プラン名 グローバル ライト スタンダード
講師 グローバル グローバル・日本人・ネイティブ グローバル・日本人・ネイティブ
価格 4,125円 5,478円 8,250円
100単語まで 6,545円 9,790円 13,090円
200単語まで 13,090円 19,580円 26,180円

学べる定期券(解説あり)

プラン名 グローバル ライト スタンダード
講師 グローバル グローバル・日本人・ネイティブ グローバル・日本人・ネイティブ
50単語まで 5,390円 7,678円 10,780円
100単語まで 8,239円 13,530円 16,478円
200単語まで 16,478円 27,060円 32,956円

◆ 英文校正の流れ

前述

◆ 基本情報

  •  文法・スペルチェック: ◯
  •  校正の伴うアドバイス(校正の理由):◯
  •  翻訳機能: ◯
  •  他のツールとの連携: -
  •  対応している文章: 日常英会話、ビジネス、学術論文に対応

IDIY 

 

4. FruitfulEnglish

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Fruitful Englishは、140万件以上の実績を持つ英文校正専門オンラインサービスです。チケット制なので、自分の好きなタイミングで校正を依頼できます。

実際に校正を依頼してみましたので、その流れをご紹介します。まず、TOPページの無料お試しを選びます。

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いますぐ無料お試しを選びます。

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マイページが見れますので、名前やユーザー名を確認した後、登録するを押します。

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校正・翻訳メニューから「新規」を選びます。

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希望のプランコンテンツの種類を選びます。

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コンテンツを入稿します。(時制の誤り、前置詞の使い方の誤り、冠詞の欠落がある文章の校正を依頼しました)

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品質のレベル解説のオプションを選びます。

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納期オプションを選びます。

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依頼内容を確認し、「見積もり依頼を完了する」を選びます。

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作業が完了すると、修正すべき箇所と、修正した理由を確認できます。

修正すべき箇所を指摘しています。

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修正した理由を解説しています。

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修正した後の文章が掲載されています。

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ネイティブの視点で、解説してくれるため、より深く学びたい方におすすめです。

◆ 料金プラン(税込)

チケットタイプ 校正回数 価格
英作文チケット5+2 5回+ボーナス2回 2,750円
英作文チケット40+2 40回+ボーナス2回 22,000円
英作文チケット80+5 80回+ボーナス5回 44,000円

◆ 英文校正の流れ

前述

◆ 基本情報

  •  文法・スペルチェック: ◯
  •  校正の伴うアドバイス(校正の理由): ◯
  •  翻訳機能: ◯
  •  他のツールとの連携: - 
  •  対応している文章: 日常英会話、ビジネス、学術論文に対応

FruitfulEnglish 

 

5. Qillbot

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Qillbotは、英文の校正ツールです。Web画面の左側に文章を入れると、右側に修正案を提案してくれます。

実際に使ってみたところ、時制の誤りを指摘してくれます。ただ、ほかの文章も変えてしまうので、どこが誤りなのかわかりにくいです。

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冠詞の誤りが入った文章を入力したところ、文章全体を変更しています。

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また、前置詞の誤りが入った文章を入力したところ、他の動詞の修正案も提案してくれました。

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Synonym Sliderという機能を使用して、文章の語彙の変更の度合いを調整できますので、文章の校正のレベルをカスタマイズできます。

校正のレベルを変えて試したのですが、文章全体を修正する傾向に変化はありませんでした。

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◆ 料金プラン

プラン Free Premium (月額)
月額費用 無料 19.95ドル
文字制限 125 words まで 無制限

◆ 英文校正の流れ

  •  QuillBotの左側のボックスに、校正したい文章を入力します。
  •  「Pharaprase」ボタンを押します
  •  校正の結果を確認します

◆ 基本情報

  •  文法・スペルチェック: ◯
  •  校正の伴うアドバイス(校正の理由): -
  •  翻訳機能: ◯
  •  他のツールとの連携: ◯(Chrome、Microsoft Word)
  •  対応している文章: 日常英会話、ビジネス、学術論文に対応

Qillbot 

 

6. WORDVICE

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WORDVICEは、英語の文法チェックツールで、学術論文からビジネス文書、日常のメール文に対応しています。

時制の誤りのある文章を入力したところ、誤りを指摘し、修正案を提案してくれました。

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前置詞に誤りのある文章を入力したところ、誤りを指摘し、修正案を提案してくれました。

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Gingerと同じ文字数の文章を入力したところ、エラーは表示されず、問題の箇所を指摘してくれました。

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◆ 料金プラン

プラン ベーシック プレミアム チーム
月額費用 無料 2,490円 1,245円(年額のみ)
利用可能な最大単語数 5,000単語 1,000,000単語 1,000,000単語

◆ 英文校正の流れ

  • AI無料体験を押します。メールアドレスを登録します。
  • Wordvice AIの入力ボックスに英文を入力します。
  • 校正をしてくれます

◆ 基本情報

  • 文法・スペルチェック: ◯
  • 校正の伴うアドバイス(校正の理由): -
  • 翻訳機能: ◯
  • 他のツールとの連携: -
  • 対応している文章: 日常英会話、ビジネス、学術論文に対応

WORDVICE 

 

7. TRINKA

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Trinkaは英語の文法チェックツールで、文法のミスだけでなく、文章のトーン、構文、語彙の選択を提案してくれます。

時制の誤りのある文章や、冠詞が欠落した文章を入力したところ、誤りを指摘し、修正案を提案してくれました。

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一方、前置詞の誤りの文章を登録したところ、誤りを指摘できませんでした。

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なお、WordやChrome、Firefox、Edgeと連携して、利用することもできます。

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◆ 料金プラン

プラン 月額費用 内容
Basic 無料
  • 文法チェック(月5000語まで)
  • ファイル校正(最大4ファイル、クレジット使用)
Premium $6.67
  • 文法チェック(無制限)
  • ファイル校正(最大10ファイル、クレジット使用)
Premium Plus $10.41
  • 盗作チェック(無制限)
Enterprise 要問い合わせ
  • 機密データ管理

◆ 英文校正の流れ

  •  Trinkaの公式サイトで、メールアドレスを登録します。
  •  管理画面で「New File」を選びます
  •  文章を入力し、修正案を確認します

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◆ 基本情報

  •  文法・スペルチェック: ◯
  •  校正の伴うアドバイス(校正の理由): -
  •  翻訳機能: ◯
  •  他のツールとの連携: ◯( Word、Chrome、Firefox、Edge)
  •  対応している文章: 日常英会話、ビジネス、学術論文に対応

TRINKA 

 

まとめ

本記事は、英文の校正サイトおすすめ7選を比較し、その違いをご紹介しました。おさらいをすると、求める内容によって、おすすめのサイトが変わります。

求める内容 おすすめのサイト
AIに校正してもらいたい Ginger 英文チェッカーGrammarlyWORDVICETRINKA 
プロの人に校正してもらいたい IDIYFruitfulEnglish
校正の精度が高いサイトがいい IDIYFruitfulEnglishGingerGrammarly
料金は安いほうがいい GingerTRINKAGrammarlyQillbot
学術論文に対応したサイトがいい IDIYFruitfulEnglishTRINKA

なお、大学受験の校正サービスについては、別記事でまとめています。

【参考記事】 大学受験添削サービスおすすめ6選(数学、国語、英作文)

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Writer/編集者: 松田康


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