さくらのレンタルサーバーとロリポップを比較した場合、どのような違いがあるのでしょうか。
ディスク容量やデータベース数だけでなく、テスト環境の作りやすさ、サポート体制に違いがあります。また、料金体系が違うため、誤った選択をすると、想定外の出費が発生します。
そこで、さくらのレンタルサーバーとロリポップを選ぶ前に知りたいポイントをまとめました。
本記事では、さくらのレンタルサーバーとロリポップを比較し、その5つの違いをご紹介します。
1. さくらのレンタルサーバーとロリポップを比較する5つのポイント
さくらのレンタルサーバーとロリポップを比較したところ、5つの違いがありました。
- 料金
- 自動バックアップ
- プランの変更のしやすさ
- サポートの手厚さ
- テスト環境の作りやすさ
それぞれを詳細にご紹介します。
1.1 料金
【結論】
- さくらのレンタルサーバー: △ (月額500円以下のプランが少ない)
- ロリポップ: 〇 (月額500円以下のプランが豊富にある)
【比較内容】
さくらのレンタルサーバーとロリポップを料金プランで比べると、3つの違いがあります。
- ロリポップは、月額250円のプランでデータベースを作れる。
- 登録できるドメイン数はロリポップのほうが多い。
- ディスク容量もロリポップのほうが多い。
◆ さくらのレンタルサーバーの料金プラン
プラン | ライト | スタンダード | プレミアム | ビジネス |
月額料金 | 131円 | 524円 | 1,571円 | 2,619円 |
ディスク容量 | 10GB | 100GB | 200GB | 300GB |
登録できるドメイン数 | 20個 | 20個 | 30個 | 40個 |
データベース数の上限 | 0個 | 20個 | 50個 | 100個 |
◆ ロリポップの料金プラン
プラン | エコノミー | ライト | スタンダード | エンタープライズ |
月額料金 | 100円 | 250円~ | 500円~ | 2,000円~ |
ディスク容量 | 10GB | 50GB | 120GB | 400GB |
登録できるドメイン数 | 20個 | 50個 | 100個 | 無制限 |
データベース数の上限 | 0個 | 1個 | 30個 | 100個 |
なお、さくらのレンタルサーバーとロリポップの口コミをあつめてみました。
小規模でいいのであればさくらのレンタルサーバーとかもありますよ◎ これはかなりコスパいいです。php(7.1)とMySQL(20個まで)もWordPressも使えますし、Gitも使えます。最初のサービスはここで全て運用していました。さくらの営業の人みたいになっててすいません…。https://t.co/XAPVxNATA0
— フジワラユウタ (@Fujiyama_Yuta) August 4, 2018
お名前.comでドメイン取って、さくらのレンタルサーバーで運用するとかですかね〜?どれくらいアクセスされるかが分からないのでなんとも言えないのですが、1日1000件くらいだったらさくらのレンタルサーバーでも余裕かと。
— HIROKI (@hiromaki0720) February 5, 2019
手順2日目:サーバーレンタル
⁰初心者にはがロリポップサーバーおすすめです。
エックスサーバーやさくらサーバーも有名ですが、使いやすさが一番。イメージとしては、月1,000円くらいのロリポップサーバーで、50万PVまで耐えられる感じです。当サイトもサーバーで使っています。さあ、頑張りまひょ— BO-CHIRAマスター (@MASTERBOCHIRA) May 28, 2020
【参考記事】 ・ さくらのレンタルサーバーの使い勝手と評判!【2020年】
・ ロリポップの使い勝手を評価!便利な点と不便な点を解説【2020年】
1.2 自動バックアップ
【結論】
- さくらのレンタルサーバー: 〇 (無料で、自動バックアップをしてもらえる)
- ロリポップ: △ (バックアップオプションを購入する必要がある)
【比較内容】
データーが破損したときに、データのバックアップをしておかないとリカバリーができません。手動でバックアップする方法もありますが、バックアップをし忘れた場合、復旧できなくなります。
さくらのレンタルサーバーは、データを自動でバックアップしてくれます。1日1回、本番系のデータを丸ごとバックアップしてくれます。
ロリポップは、バックアップオプション(月額300円)を購入することで、本番のデータを別サーバーに自動的に保存してくれます。さらに、過去7回分のデータをダウンロードできます。
1.3 プランの変更
【結論】
- さくらのレンタルサーバー: × (プランの変更不可)
- ロリポップ: 〇 (下位プランから上位プランに変更できる)
【比較内容】
レンタルサーバーを利用するにあたって、状況に応じて、プランを変更したいところです。例えば、最初は最安のプランで始め、リソースが逼迫してきた段階で、上位プランに変更します。
しかし、さくらのレンタルサーバーはプランの変更ができません。そのため、万一、リソースが逼迫してきたら新規にサーバーを購入する必要があります。
一方、ロリポップは下位プランから上位プランへ変更できます。なお、上位プランから下位プランへの変更はできない点は注意が必要です。
1.4 サポート体制
【結論】
- さくらのレンタルサーバー: 〇 (全プランで電話サポートがある)
- ロリポップ: △ (エコノミープランとライトプランは電話サポートがない)
【比較内容】
レンタルサーバーのサポート体制が充実しているかどうかは大切です。3つの観点でサポート内容を比較しました。
- Webフォーム(メール): 問合せ後、回答まで時間はかかりますが、回答を記録できます
- チャット : リアルタイムに問合せをしたいときに便利です
- 電話 : 質問を口頭で聞けるので、複雑な質問でも対応してもらえます
◆ さくらのレンタルサーバーとロリポップのサポート状況
さくらのレンタルサーバー | ロリポップ | |
Webフォーム(メール) | 〇 | 〇 |
チャットサポート | × | 〇 |
電話サポート | 〇 | △(エコノミーとライトプランは無し) |
なお、さくらのレンタルサーバーは、指名サポートというサービスを始めています。担当者を指名し、指定した時間に不明点を相談できます。
1.5 テスト環境
【結論】
- さくらのレンタルサーバー: 〇 (テスト環境を簡単に作れる)
- ロリポップ: △ (テスト環境を自力で作る必要がある)
【比較内容】
さくらのレンタルサーバーは、テスト環境を簡単に作るツールが無料で用意されています。
Webサイトのデータやデータベースをスナップショットで取得・管理できるツールです。そして、新規にサーバーを構築しなくても、テスト環境を用意できます。
なお、当ツールを利用するためには、スタンダードプラン以上の契約が必要となります。
一方、ロリポップには該当するツールは用意されていません。そのため、独自にテスト環境を作成する必要があります。
2. さくらのレンタルサーバーとロリポップの比較表
さくらのレンタルサーバーとロリポップの違いを比較表でまとめました。
さくらのレンタルサーバー | ロリポップ | |
料金 | △ (月額500円以下のプランが少ない) |
〇 (月額500円以下のプランが豊富) |
自動バックアップ | 〇 (標準で自動バックアップ) |
△ (バックアップオプション(月300円)が必要) |
プランの変更 | × (プランを変更できない) |
〇 (下位プランから上位プランに変更できる) |
サポート体制 | 〇 (全プランで電話サポートがある) |
△ (エコノミーとライトプランは電話サポート無し) |
テスト環境 | 〇 (作りやすい) |
× (自力で作る必要がある) |
まとめ
本記事では、さくらのレンタルサーバーとロリポップを料金プラン、自動バックアップの有無、プランの変更のしやすさ、サポート体制、テスト環境の作りやすさで比較しました。なお、他のレンタルサーバーについては別記事でまとめています。
【参考記事】 ・ バリューサーバーの使い勝手と評判!便利な点と不便な点を徹底解説!
・ リトルサーバーの使い勝手と評判!便利な点と不便な点を徹底解説!
・ ラクサバの使い勝手と評判!便利な点と不便な点を徹底解説!
・ スターサーバーの使い勝手と評判!便利な点と不便な点を徹底解説!
・ 99円レンタルサーバーの使い勝手と評判!【2019年】
500mailsのFacebookやTwitterでは、起業・副業に役立つ情報を配信しています。 是非「いいね!」をして最新情報をチェックしてください
Writer/編集者: 松田康