フリーランススタートは、フリーランス向けの案件を紹介するサイトですが、その使いやすさや評判はどうでしょうか。
フリーランスの案件サイトを横断的に検索できるため、幅広く案件を探せます。また、開発言語や職種で、効率よく案件を探せます。さらに、案件の相場をグラフで把握できるので便利です。
一方、キャリア形成など中長期的な視点で提案してもらいたい場合や、コンサルティング案件を探したい方には、やや不便な点があります。
そこで、フリーランススタートを利用する前に知っておきたいポイントをまとめました。本記事は、フリーランススタートの使い勝手と評判をご紹介します。
1. フリーランススタートの便利な点
フリーランススタートの便利な点は6点あります。
- フリーランスの案件サイトを横断的に検索できる
- 職種別に案件の相場を見れる
- 開発言語別に案件を探せる
- 日本全国の案件を探せる
- 業種別に案件を探せる
- エージェントに都度、入力する手間がなくなる
それぞれを詳細にご紹介します。
1.1 横断検索
フリーランススタートは、50個のフリーランスの案件サイトを横断的に検索できます。そのため、より幅広い選択肢から案件を探せます。
2019年10月25日時点で、102,586件の案件が掲載されており、案件数として他のエージェントサイトを圧倒しています。
1.2 案件の相場
フリーランススタートは職種別に案件を探せます。
そのため、今流行りの機械学習エンジニアに関する仕事や、データサイエンティストなどの仕事を探すこともできれば、グラフィックデザイナーやイラストレーター、キャラクターデザイナーなどの仕事も簡単に探せます。
また、各職種での相場を知ることができます。例えば、機械学習エンジニアの場合、その平均の単価、最高単価、最低単価、そして中央値単価を知ることができます。
そのため、自分が参画しようとしている案件が、相場と比べて高いのか、あるいは安いのかを知ることができます。
フリーランススタートの口コミを調べてみたところ、この相場を把握できる機能を評価しているコメントがありました。
このサービス面白いなー
ビジネスモデルは送客だと思うんだけど、プログラミング言語別とか職種別とかでエンジニアの平均単価とか見れるのめっちゃ楽しい。
TOPページからのガイドがわかりやすくて、ずっと見てられる。
フリーランススタートhttps://t.co/VMXgPrZftH
— アプシェン / appscen (@appscen) February 25, 2020
1.3 言語
フリーランススタートは、開発言語や開発環境別に案件を探せます。
◆ 主な開発言語と案件数
開発言語 | 案件数 | 開発環境 | 案件数 |
Java | 22,147 | AWS | 1,880 |
PHP | 11,266 | Linux | 2,137 |
Python | 2,744 | Windows Server | 1,477 |
Ruby | 1,987 | Oracle | 3,021 |
JavaScript | 3,478 | Unix | 166 |
C言語 | 2,010 |
そのため、自分のスキルあるいは得意分野をもとに、効率よく案件を探せます。
1.4 勤務地
フリーランスエージェントの多くは、首都圏に限定しているサイトが多いです。
一方、フリーランススタートは日本全国の案件を掲載しているので、首都圏以外でフリーランスの案件を探したい方に便利です。
ただ、東京の渋谷で働きたいといった、より細かい指定はできないため、より詳細な指定をしたい場合は他のエージェントサイトのほうが便利です。
【参考記事】・フリーランスエージェントの一覧と比較!おすすめの26サイト(マージン率比べ)
1.5 業界別
エンジニアとしてキャリアを形成するときに、業界に特化した業務知識を蓄積して、上流工程のエンジニアを目指す方もいるかと思います。
フリーランススタートは、業界別に案件を調べることができます。
通信業界や、銀行・証券・保険、EC、メーカー、流通・小売など、様々な業種の案件があります。
1.6 エージェント
フリーランススタートは、登録フォームの内容や経歴書などの情報を一度登録をすれば、他のフリーランスの案件サイトで都度入力をしなくても済みます。
希望のエージェントを見つけた場合には、名前と生年月日を入力します。
次に、メールアドレスや電話番号を入力します。
現在の勤務状況や稼働日数、案件に参画できる時期を伝えます。
以上で、フリーランスエージェントに応募できます。
2. フリーランススタートの不便な点
前章では、フリーランススタートの便利な点をご紹介しました。次に、評判とは異なり、不便な点をご紹介します。
- ぴったりの案件がすぐに見つかるわけではない
- コンサル案件は探しにくい
それぞれを詳細に説明します。
2.1 最適な案件
フリーランススタートは、案件を探すときには、自分で「検索キーワード」を入力して探す必要があります。
ただ、これまでの経験や、キャリアの将来像、今後の業界の動向を踏まえて、最適な案件を探したい場合には、簡単には仕事が見つからない可能性があります。
そのため、キャリア形成などの長期的な視点で、案件を提案してもらいたい場合には、他のエージェントのほうが探しやすい可能性があります。
2.2 コンサルタント案件
コンサルタント案件では、経営戦略、組織・人事、CRM・SFA、SCM、生産管理、物流、財務・会計、マーケティング、BPOなど、自分の得意分野によって、細分化して調べたいところです。
ただ、フリーランススタートは、コンサルタントという枠で案件を探すことになるので、ぴったりの案件を見つけるのに時間がかかる可能性があります。
そのため、コンサルタント案件を手早く探したい場合には、コンサル案件に特化したサイトで探したほうが早い可能性があります。
【参考記事】・フリーランスエージェントの一覧と比較!おすすめの26サイト(マージン率比べ)
3. フリーランススタートの登録方法
最後に、フリーランススタートの登録方法をご紹介します。まず、画面右上の新規登録をクリックし、メールアドレスとパスワードを入力します。
つぎに、希望の職種を選びます。
希望の言語やスキルを選びます。
案件を探すにあたり、希望の地域を選びます。
最後に、都道府県を選びます。
以上で、登録された内容に基づく、案件が掲載されます。
まとめ
本記事は、フリーランススタートの使い勝手と評判をご紹介しました。
おさらいをすると、フリーランススタートのメリットは4点ありました。
- 案件を横断的に検索できる
- 案件の相場を知れる
- 開発言語・開発環境別に案件を探せる
- 日本全国の案件を探せる
一方、デメリットは2点ありました。
- キャリア形成の視点から、最適の案件が見つかるわけではない
- コンサル案件は探しにくい
そのため、次のような方にはおすすめできるサイトです。
- 幅広く案件を探したい方
- 職種の相場を知りたい方
一方、次のような方にはおすすめできません。
- コンサルタントで案件を探したい方
なお、他のフリーランスエージェントを調べたい場合には、別記事でまとめています。
【参考記事】・フリーランスエージェントの一覧と比較!おすすめの71サイト(マージン率比べ)
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Writer/編集者: 松田康