アフィリエイト広告を行うメリット、デメリットは何でしょうか。
商品に関する記事を書いてもらうことで、Webサイトに自然と集客できる仕組みが作られます。さらに、成果報酬型の広告のため、広告の無駄打ちはありません。
一方で、誇大広告をされてしまったり、集客に時間がかかる点は注意が必要です。そこで、アフィリエイト広告を始める前に知っておきたいポイントをまとめました。
本記事では、アフィリエイト広告の仕組みとメリットとデメリット、始め方をご紹介します。
1. アフィリエイト広告のメリット
アフィリエイト広告のメリットは4つあります。
- 集客のすそ野が広がる
- 成果報酬型である
- SEOの効果がある
- 低予算で開始できる
それぞれについて説明します。
1.1. 集客のすそ野
アフィリエイト広告では、アフィリエイターが自分のWebサイトやブログに、商品の紹介記事を掲載します。そして、紹介記事を通じて、集客ができれば、広告費を支払います。
そのため、アフィリエイターが増えれば、集客をする仕掛けが増えます。思いもよらない切り口で商品を紹介したり、想定していなかった顧客層にアプローチできる可能性もあります。
1.2. 成果報酬
アフィリエイト広告は、成果報酬型が多いです。広告の掲載だけでは費用は発生せず、実際に申込みがあった時点で、費用が発生します。そのため、広告費の無駄打ちを削減できます。
1.3. 検索エンジン
最近は、アフィリエイターがSEO対策を行っているため、自分の商品が間接的にGoogleやYahoo!などの検索エンジンの上位に表示される可能性が高まります。
1.4. 予算
アフィリエイト広告は、低予算で始められます。たとえば、Value Commerceという大手アフィリエイトサイトの場合、初期費用は0円から使えます。
◆ ValueCommerceの料金プラン
プラン | ライト | ベーシック |
初期設定費 | 0円 | 5万円 |
月額費用 | 3.5万円 | 5万円 |
手数料 | 成果報酬の35% | 成果報酬の31.5% |
初期コストの負担が軽いため、失敗のリスクを抑えて始められます。
2. アフィリエイト広告のデメリット
アフィリエイト広告のデメリットは5つあります。
- 誇大広告がされやすい
- 短期的な効果は期待できない
- 月額費用が発生する
- 想定していないWebサイトで掲載される可能性がある
- 競合が多い場合、獲得費用を高くなる可能性がある
それぞれについて紹介していきます。
2.1. 誇大広告
アフィリエイト広告をするには、アフィリエイターに商品を紹介してもらうことになります。ただ、場合によってはアフィリエイターが誇大広告をする可能性があります。そのため、禁止事項などを記載しておく必要があります。
2.2. 短期的効果
アフィリエイト広告は、アフィリエイターに記事を書いてもらったり、紹介してもらうことで集客につながります。そのため、自社商品をアフィリエイターに認知してもらった後に、商品の紹介が始まるため、短期的な効果は期待できません。
2.3. 月額費用
アフィリエイト広告は、月額費用が発生するサイトが多いです。その場合、万一成約がない場合でも、月額費用を支払う必要があります。
◆ ValueCommerceの料金プラン
プラン | ライト | ベーシック |
初期設定費 | 0円 | 5万円 |
月額費用 | 3.5万円 | 5万円 |
手数料 | 成果報酬の35% | 成果報酬の31.5% |
2.4. 想定しないWebサイトへの掲載
アフィリエイト広告を始めることで、様々なサイトで自社製品のサービスや商品を紹介してくれます。ただし、想定もしていないサイトで掲載される場合があります。
そのため、掲載するメディアを審査する必要があります。たとえば、A8.netの場合には、掲載するWebサイトを審査する機能があります。
2.5. 競合
自社の製品に独自性がない場合、他社の競合製品もアフィリエイト広告をしている場合、報酬金額が高騰する可能性があります。そのため、想定よりも広告宣伝費がかかる場合があります。
3. アフィリエイト広告の仕組み
アフィリエイト広告を利用する場合、広告主はASP(アフィリエイトサービスプロバイダー)と
呼ばれるサービスに商品の広告を出稿します。
広告を出稿すると、アフィリエイターと呼ばれるASPの利用者が、商品の広告を自分のホームページやブログ、レビューサイト、SNSなどに掲載します。
そして、お客様がそのブログの広告をクリックして広告主のホームページにアクセスし、商品を購入すると広告主はアフィリエイターに報酬を支払います。
◆ アフィリエイターが発信するコンテンツ
- 口コミ・レビュー ・・・ 顧客目線で商品に関するレビューの紹介、口コミ
- ランキング ・・・ 比較の仕方、一番人気の商品の紹介
- ブログ ・・・ 読者に情報発信、コンテンツ提供
4. アフィリエイト広告の報酬
アフィリエイト広告の報酬の支払い方法は、商品が売れた場合に支払うアクション報酬が一般的です。そのほかにもバナーやテキストがクリックされた回数に応じて、報酬を支払うクリック報酬もあります。
また、アクション報酬は、定額報酬と定率報酬の2つのタイプがあります。
定額報酬の場合は、商品が売れた段階でアフィリエイターに定額を支払います。
一方、定率報酬の場合は、商品の売り上げ金額の一定パーセンテージをかけた報酬を支払います。
5. アフィリエイト広告の始め方
アフィリエイト広告を始めるためには、3つのポイントを整理し、準備します。
そして、ASPに資料請求をし、どのASPを利用するのか検討を行います。
5.1 アフィリエイト広告の準備
アフィリエイト広告を始める前に、まず以下の3つを準備します。
- 商品の「売り」を明確にします
自社の商品のターゲットや売りを明確にし、アフィリエイターが宣伝しやすい内容に整理します。短いメッセージで売りを伝えられるようにキャッチコピーを用意します。 - 魅力的な成果報酬を用意します
アフィリエイターに広告をしてもらえるように、魅力的な成果報酬の金額を用意します。 - リンク先のホームページを分かりやすくします
せっかくアフィリエイターが自社の商品ページへリンクを貼って誘導してくれても、申込みボタンや購入ボタンがわかりづらいと商品を売ることができません。ホームページの導線を整理し、お客様が悩まずに申込み、購入できるようにします。
5.2 アフィリエイト広告の出稿方法
アフィリエイト広告を始めるには、ASPに広告出稿に向けて資料請求をして比較してください。
代表的なASPサービスをご紹介します。
- A8.net (公式サイトで詳細を確認する)
- バリューコマース (公式サイトで詳細を確認する)
株式会社ファンコミュニケーションズが提供する日本を代表するアフィリエイトサービスです。
2016年6月時点で、アフィリエイト登録サイトの数は204万サイト、毎月1.5から2万サイト増えています。導入実績となる企業数は15000社以上です。
自己購入モールがあり、アフィリエイター専用に自社商品を購入して頂き、商品の魅力を理解してもらうことが可能となります。
また、アフィリエイターを分析する機能があり、成果をあげているアフィリエイターや思いもよらない切り口で商品を紹介しているアフィリエイターを見つけられます。
さらにニュース配信機能があり、売れ筋の商品や新商品の案内などを告知することができます。
◆ バリューコマース
バリューコマース株式会社が提供するアフィリエイトサービスです。650,000以上のウェブサイトが登録されており、2000近い広告主が利用している日本を代表するアフィリエイトサービスの一つです。
まとめ
本記事では、アフィリエイト広告を出稿する側として、知っておきたいアフィリエイト広告のメリットをご紹介しました。
ネット広告について別記事でまとめています。ご興味がございましたらご覧ください。
【参考記事】 ・ ネットショップを宣伝する5つの方法!初心者でもできる広告
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Writer/編集者: 松田康