freeeサインは電子契約システムですが、どのような特徴があるのでしょうか。
31種類のテンプレートが用意されており、かんたんに契約書を作れます。さらに、過去の文書を検索できたり、有効期限をリマインドする機能もあり、契約管理の作業負荷を低減できます。
さらに、ワークフローの機能もあるため、契約締結に向けた社内稟議を効率化できます。そのため、これから電子契約システムを導入したい方におすすめです。
本記事は、freeeサインの使い方を、具体的な画面とともに解説しつつ、メリットを紹介します。
1. freeeサインのメリットとは
freeeサインは、電子契約システムです。そのメリットは5点あります。
それぞれを詳細にご紹介します。※この記事には一部PRが含まれます。
1.1 契約書の作成
freeeサインは簡単に契約書を作れます。
テンプレートから作る方法と、他の文書(Word、Excel、PowerPoint)で作った内容をアップロードして、契約書を作る方法があります。具体的に、契約書を作る方法をご紹介します。
(手順1) 管理画面で、「文章を作成する」を選びます。
(手順2) 「ファイルから作成」あるいは「テンプレートから作成」を選びます。本記事では、テンプレートから作成を選びます。
(手順3) あらかじめ作られているテンプレートを選び、「クイック作成」を選びます。
(手順4) テンプレートによって作られた契約書から、印鑑と契約締結日を入力します。
(手順5) 相手方のメールアドレスを入力し、有効期限を設定し、送信します。
こうすることで、電子契約書が送付されたことをメールで通知できます。
freeeサインは、シンプルな画面なため、迷わずにかんたんに操作ができます。
1.2 ワークフロー
freeeサインは、契約書の内容を確認するときに、ワークフローを設定できます。具体的には、契約書のグループを設定し、そのグループ内に承認者を登録し、承認の順番を設定します。
ワークフローを設定する手順をご紹介します。
(手順1) ワークフロー利用をチェックし、グループ名を登録します。
(手順2) 作成したグループに、承認者を登録し、承認の順番を設定します。
こうすることで、契約書の社内における承認作業をオンラインで行えます。そのため、自宅や出張先といった社外でも、スムーズに申請や承認作業が行えます。
freeeサインは、複数の承認者に対応しているので、規模の大きい組織のワークフローにも対応しています。
1.3 テンプレート
契約書を作るときに、ゼロから作るのは手間です。freeeサインは35種類のテンプレート(雛形)が用意されています。
具体的には、次のような文書が用意されています。
- 業務委託契約書【成果物単価・受注者側有利】
- 業務委託契約書【成果物単価・発注者側有利】
- 業務委託契約書【プロジェクト単価・受注者側有利】
- 業務委託契約書【プロジェクト単価・発注者側有利】
- 業務委託契約書【時間単価・受注者側有利】
- 業務委託契約書【時間単価・発注者側有利】
- 秘密保持契約書【双方義務・秘密情報無限定】
- 秘密保持契約書【双方義務・秘密情報の限定】
- 秘密保持契約書【片務・秘密情報無限定・監督報告の詳細なし】
- 秘密保持契約書【片務・秘密情報無限定・監督報告の詳細あり】
- 秘密保持契約書【片務・秘密情報の限定・監督報告の詳細なし】
- 秘密保持契約書【片務・秘密情報の限定・監督報告の詳細あり】
- 商品(動産)売買契約書
- 贈与契約書(動産)
- 金銭消費貸借契約書契約書【要物契約】
- 金銭消費貸借契約書契約書【諾成契約】
テンプレートを使用する場合には、次のような手順で利用できます。
(手順1)管理画面の「インポートして作成」を選びます。
(手順2)契約書のテンプレートが表示されるので、該当するテンプレートを選びます。
1.4 契約書の管理
契約書を紙で管理している場合には、該当する契約書を探すのに、ファイルを探すなど手間がかかります。
一方、freeeサインは契約書の管理や、検索が行えます。具体的には、管理画面で、「フリーワード」で検索できます。
文書ファイル名及びフォルダ名に対して、部分一致での検索結果が表示されます。そのため、取引先の名称などをファイル名に含めることで、簡単に検索できます。
1.5 サポート
電子契約システムを導入するにあたって、操作や機能の説明などのサポートが欠かせません。freeeサインは次の3つのサポートが用意されています。
- 電話
- メール
- チャット
また、自社のみならず、契約相手へのサポートもしてくれます。そのため、取引先の契約担当者が操作でわからないところがあっても、freeeサイン側で対応してくれます。
freeeサインは、契約相手もサポートするため、取引先に電子契約を依頼しやすいです。
2. freeeサインの料金
前章でfreeeサインのメリットをご紹介しました。なお、freeeサインの料金プランは4つあります。
プラン名 | スターター | Light | Light Plus | Pro/Pro Plus |
月額費用(税込) | 1,078円 | 5,478円 | 21,780円 | 55,000円~ |
アカウント数 | 1 | 1 | 6 | 要相談 |
送信数 | 月10通まで | 月50通まで | 無制限 | 無制限 |
ワークフロー | – | – | – | 〇 |
電子署名利用料 | 0円 | 220円/通 | 220円/通 | 220円/通 |
なお、電子署名を利用する場合には、Lightプラン以降、1通220円が発生します。上記プランから、電子契約システムに求める内容によって、おすすめのプランが変わります。
求める内容 | おすすめのプラン |
個人事業主で、契約書を月10通以下送りたい | スタータープラン |
個人事業主で、契約書を月10通以上送りたい | Lightプラン |
法人で、契約担当者が1名の場合 | Lightプラン |
法人で、契約担当者が2名以上の場合 | Light Plusプラン |
法人で、ワークフローを利用したい場合 | Pro/Pro Plusプラン |
なお、無料お試しできるため、機能や操作性を確認してから、プランを決めるのも一つです。
3. freeeサインの無料お試しの仕方
前章までで、freeeサインのメリットや使い方、料金プランをご紹介しました。これから、freeeサインを無料お試しする場合の手順について、ご紹介します。
(手順1)freeeサインのトップ画面から、「無料のプランを使う」を選びます。
(手順2)メールアドレスを登録します。
(手順3)無料プランを選びます。
(手順4)事業形態(法人、個人事業主)を選びます。
(手順5)事業名を登録します。
(手順6)管理画面が表示されます。
この画面から、実際に操作をして、使い勝手などをご確認ください。
まとめ
本記事は、freeeサインのメリット、使い方をご紹介しました。おさらいをすると、freeeサインのメリットは5点ありました。
- 簡単に契約書を作れる
- ワークフロー機能があるため、社内の承認を効率化できる
- テンプレートが35種類と豊富にある
- 過去の契約書を検索できる
- サポートが充実している
freeeサインは、無料お試しもできるため、実際に使ってから、利用するかどうか決めてください。
なお、他の電子署名、契約サービスは別記事でまとめています。
【参考記事】 ・ 電子署名・電子契約サービスの比較!おすすめ19選(料金表付き)
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Writer/編集者: 松田康