Webライティングの初心者が副業をするには、どのような手順で始めればいいのでしょうか。
文章の書き方やルール、SEO(検索エンジン最適化)などの基礎知識を学んだ後に、副業で始められる初心者向けで、1記事1,000文字くらいの手軽な仕事からスタートしてみます。
また、仕事を受けるときには、見積書や請求書を準備し、スムーズに提出できるようにしておきたいところです。そこで、初心者が副業を始める前に知っておきたいポイントをまとめました。
本記事では、副業でWebライティングを始める方法や、おすすめのサイト、見積書や請求書の書き方などの基礎知識をご紹介します。
1. Webライティングは副業に向いている5つの理由
Webライティングとは、ブログ記事やメルマガ、Webメディアなどインターネットに掲載される文章を書くことです。
Webライティングは、副業としておすすめです。理由は5点あります。
- インターネットにつながれば、どこでも好きな場所で仕事ができる
- 自分のペースで、好きな時間に執筆ができる
- 月数万円~20万円以上を稼げる(文字単価1円~5円)
- 小さな案件から始められるため、少しずつ経験を積める
- 匿名で仕事ができる
Webライティングは、自分の好きな時間に、好きな場所で働けます。また、初期費用が掛からないため、リスクを負わずに手軽に始められます。
2. 初心者がWebライティングで副業を始める手順
初心者がWebライティングで副業をするには、次の5つの手順を押さえたいところです。
それぞれを詳細にご紹介します。
2.1 Webライティングの書き方
Webライティングの仕事を受けるには、最低限の知識は必要です。具体的には、文章の書き方やルール、SEO(検索エンジン最適化)、マーケティング、記事構成の仕方などの知識が必要です。
そこで、Webライティングに必要な知識と、参考書籍をまとめました
◆ Webマーケティングに必要な知識と参考書籍
知識 | 押さえたいポイント | 参考書籍 |
文章の書き方 |
|
文章力の基本 |
SEO |
|
SEO対策・超入門2023 |
マーケティング |
|
沈黙のWebライティング |
記事構成の仕方 |
|
世界一やさしい Webライティングの教科書 |
なお、Webライティングに関する知識を、体系的に学びたい場合は、オンライン講座が便利です。Webライターを目指す方向けの講座は、別記事でまとめています。
【参考記事】 ・ Webライターのオンライン講座おすすめ14選を比較(無料あり)
2.2 ポートフォリオ
Webライティングの仕事を始めるにあたり、自分の書いた記事をまとめたポートフォリオを作り、自分自身をアピールすることも必要です。
ポートフォリオには、自己紹介や実績、自分自身の強みを伝えることが大切です。掲載したい情報は5点あります。
- 名前(ニックネーム可)
- 可能な業務(例 記事のライティング、Web集客戦略策定、SEO対策)
- スキル、資格(例 SEO検定2級、ウェブ解析士)
- 得意なジャンル(例 フィットネス、ヨガ、サプリメント)
- モットー(例 Google対策の知識や読みやすさを重視したライティングを心がける)
なお、クラウドソーシングでは、いろいろなライターが自分のポートフォリオを掲載しています。
参考にしてみてください。
【参考】 クラウドワークス 依頼できるライター
また、ポートフォリオを作れるツールがあります。自分のポートフォリオを作り、SNSで発信することで、集客にもつながります。
◆ ライター向けのポートフォリオ作成ツール
WiXのデザインのテンプレート
【参考記事】 ・ 無料でポートフォリオサイトを作る!おすすめのツール8選(機能比較)
2.3 仕事の探し方(初心者向け)
フリーランス白書2023年によると、フリーランスが仕事を探す方法として、5つの方法が挙げられています。
- 人脈
- 過去の取引先
- 自分自身の広告・宣伝
- エージェントサービス
- クラウドソーシング
【出典】 フリーランス白書2023 P18
そのうち、コロナの影響で、人脈による紹介は減りました。一方、エージェントサービスによる案件の獲得が増えました。
【出典】 フリーランス白書2023 P19
エージェントサービスは、副業者向けに、週1日から働ける案件を紹介してくれます。条件や価格の交渉をしてくれます。具体的には次のようなサービスがあります。
◆ Webライティングのエージェントサービス
sokudanのライター案件の例
クラウドワークステックのライター案件の例
また、Webライターの仕事を探すときは、クラウドソーシングも押さえたいところです。インターネット上で仕事ができ、匿名で始められます。
◆ 代表的なクラウドソーシング
ランサーズでは、Webライティングの仕事の相場が掲載されていますので、ご紹介します。記事の作成は0.5円~5円/1文字、DM・メルマガの作成は20,000円~40,000円です。
なお、Webライターの仕事を募集しているサイトは、別記事でまとめています。
【参考記事】 ・ ライターの募集サイト21選を比較!フリーライター、在宅、副業向け
2.4 見積書
Webライターがクライアントから仕事を受けるにあたって、報酬や納期を明確にする必要があります。仕事の依頼を受けたら、見積書を提出します。
見積書では、仕事の範囲や作業期間、報酬、支払い方法を記載し、顧客との間で認識に差異がないようにします。
具体的には、次のような情報を盛り込みます。
- クライアントの会社名
- 見積書を作る側の名前、住所、電話番号、メールアドレス
- 作業する項目(例 記事の執筆、校正や編集)
- 作業する項目の単価、合計金額
- 見積の有効期限
- 前提条件(記事数、文字数、キーワード数、リサーチ内容、修正回数など)
また、必要に応じて、作業期間や著作権の譲渡条件、クライアントとのコミュニケーション方法なども記載します。
2.5 請求書
Webライターとして仕事を行ったら、対価である報酬をクライアントに請求します。仕事が完了した後に、請求書を作ることで、報酬の支払いを依頼できます。
請求書には、クライアント名や住所、仕事内容や納品物、金額、支払期限が記載されます。さらに、また、支払い方法や振込先の情報も提示することで、スムーズに支払いができます。
具体的には、次のような情報を盛り込みます。
- クライアントの会社名
- 請求書を作る側の名前、住所、電話番号、メールアドレス
- 作業した項目(例 記事の執筆、校正や編集)
- 作業した項目の単価、合計金額
- 請求書の発行日
- 請求書番号
- 振込先の銀行口座
- 支払い期限
なお、ライターの原稿料は、源泉徴収の対象になっています。源泉徴収の計算方法については、国税庁のホームページをご覧ください。
【参考】 ・ 国税庁ホームページ(No.2795 原稿料や講演料等を支払ったとき)
まとめ
本記事では、副業でWebライティングを始める方法や、副業におすすめのサイト、見積書、請求書の書き方などの基礎知識をご紹介しました。
おさらいをすると、Webライティングで副業をするときは、次の手順を押さえます。
- Webライティングの基礎知識を学ぶ
- ポートフォリオを作る
- 初心者向けの仕事を探す
- 見積書を準備する
- 請求書を準備する
それぞれの手順で参考にしたい書籍やサイトをまとめました。
No. | 手順 | 参考書籍・サイト |
1 | Webライティングの基礎知識を学ぶ | |
2 | ポートフォリオを作る | |
3 | 初心者向けの仕事を探す | |
4 | 見積書を準備する | 見積書のテンプレート |
5 | 請求書を準備する | 請求書のテンプレート |
なお、Webライター向けのオンライン講座については、別記事でまとめています。
【参考記事】 ・ Webライターのオンライン講座おすすめ14選を比較(無料あり)
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Writer/編集者: 松田康