募金サイトを作るには、どのような方法があるのでしょうか。
個人でも募金サイトを作れるツールを利用したり、ホームページ作成ツールで募集ページを作る方法があります。さらに、クレジットカード決済やスマホ決済にも対応しているツールもあります。
そこで、募金サイトを作る前に知っておきたいポイントをまとめました。
本記事は、募金サイトの作り方と、募金サイトを作れるツール8選をご紹介します。
募金サイトの作り方!おすすめのツール8選
募金サイトの作成ツールを選ぶにあたって、次の4つのポイントは検討したいところです。
- 個人でも募金サイトを作れるか。
- どのような決済方法があるか。(クレジットカード、銀行振込、スマホ決済)
- 月間の利用料はいくらか。初期費用はかかるか。
- 手数料は発生するか。
上記ポイントを踏まえて、おすすめのツール8選をご紹介します。
それぞれを詳細にご紹介します。
1. コングラント
寄付の募集サイトを作れるツールです。クレジットカードによる決済や、銀行振り込みにも対応しています。さらに、支援者や寄付金を管理できる機能や、領収書を発行する機能もあります。
寄付用のサイトを作るときは、まずは無料お試しを選び、メールアドレスを登録します。その後、管理画面が表示されます。プロジェクトを選びます。
プロジェクトのタイプを選びます。(寄付を受け付けるタイミングでプランを決めます)
ページのタイトル、概要文、トップ画像を登録します。
テーマカラーやプロジェクトの目標値、受付開始日時を登録します。
活動・団体名、活動の背景、社会課題、活動内容、実績、寄付金の使い道を登録します。
寄付のタイプ(単発、毎月、毎年)、金額を設定します。
支払方法を設定できます。
◆ 料金プラン
プラン | フリー | ライト | スタンダード |
月額費用 | 0円 | 4,000円 | 8,000円 |
初期費用 | 0円 | 0円 | 0円 |
手数料 | 8% | 4.8% | 4.8% |
支援者の管理 | 〇 | 〇 | |
支援者の数 | 1,000人以上 |
◆ 基本情報
- 個人で寄付金の募集サイトの作成: ×
- 決済方法: クレジットカード決済(手数料3.4%~)
- 支援者の管理: 〇
- 寄付金の管理: 〇
2. Square オンラインビジネス
無料でネットショップを作れるシステムで、個人でも募金サイトも作れます。InstagramやFacebookとの連携もできます。
寄付サイトの作り方をご紹介します。
(手順1) 事業内容(法人または団体、個人事業主)を回答します。
(手順2)業種、団体名などを入力します。
(手順3)代表者の情報を入力します。
(手順4)受取口座を入力します。
(手順5)非営利、チャリティー事業について回答します。
(手順6)Square Readerが必要でない方は、「あとで注文する」を選びます。
(手順7)管理画面が表示されますので、「オンラインビジネス」を選びます。
(手順8) 左端にある「寄付ページ(シングル)」を選びます。
(手順9) 「サイトをデザインする」を選びます。
(手順10) サイトの文言を修正すると、寄付ページが作成できます。
◆ 料金プラン
- 月額費用: 無料
- 決済手数料: 3.6%
◆ 基本情報
- 個人で寄付金の募集サイトの作成: 〇
- 決済方法:クレジットカード
- 支援者の管理: 〇
- 寄付金の管理: 〇
【参考記事】 ・ スクエアオンラインビジネスの使い方!メリットとデメリット
3. Campfire
掲載費用が0円で始められるクラウドファンディングです。寄付者に対して活動報告や、参加へのお礼をリターンとすることで、支援者からの支援を「寄付金」として受け取ることができます。
◆ 料金プラン
手数料 12%、決済手数料 5%
◆ 基本情報
- 個人で寄付金の募集サイトの作成: × (出典:*1)
- 決済方法:クレジットカード、コンビニ払い、銀行振込(Pay-easy払い)、auかんたん決済、ドコモ払い、FamiPay、Paypal、楽天ペイ、PayPayなど
- 支援者の管理: 〇
- 寄付金の管理: 〇
*1: Campfire寄付サイト、 PR TIMES CAMPFIRE、全カテゴリーでの寄付型クラウドファンディング取り扱いを正式に開始
4. donorbox
簡単に募金フォームを作れるシステムです。管理画面などは英語表記ですが、日本円にも対応しています。募金に向けた画面は簡単につくれます。
(手順1) 活動内容を回答します。
(手順2)「Create Campaign」をクリックします。
(手順3)タイトルを入力します。
(手順4)寄付の回数(1回、継続的)、通貨で「円」を選びます。
以上で、募集サイトの画面が出来上がります。
◆ 料金プラン
- 料金: 利用料金の1.5%
- 決済手数料: 2.9%+30セント (Stripe) 2.2%+30セント (Paypal)
◆ 基本情報
- 個人で寄付金の募集サイトの作成: 〇(*1)
- 決済方法:Stripe、PayPal、クレジットカード、Google Pay、Apple Pay(スマホ決済)
- 支援者の管理: 〇
- 寄付金の管理: 〇
*1:【出典】donorboxのサポートページ
5. WordPress
WordPressは無料で利用できるWebサイト作成ツールです。自分でレンタルサーバーを借りて、インストールをすることで、ホームページを作れます。
さらに、無料で、WordPressの寄付サイト用プラグインという追加ソフトをインストールすることで、募金サイトを作れます。
◆ 料金プラン
無料
◆ 基本情報
- 個人で寄付金の募集サイトの作成: 未公開
- 決済方法:クレジットカード決済、ネットバンキング、コンビニ支払
- 支援者の管理: 〇
- 寄付金の管理: 〇
6. Wix
Wixは、無料で利用できるホームページ作成ツールで、世界で1億人以上の方が利用しています。
テンプレートや雛形があるので、好みのデザインを選び、文言と画像を変更するだけで、ホームページが作れます。
さらに、Wix用に募金サイトのソフトを導入することで、手軽に募金サイトを作れます。
◆ 料金プラン
特徴/プラン | エンタープライズ | ビジネスプライム | ビジネス | スモールビジネス | パーソナル |
---|---|---|---|---|---|
価格 / 月 | 個別見積もり | 12,000円 | 2,600円 | 2,100円 | 1,200円 |
共同管理者 | 無制限 | 15名 | 10名 | 5名 | 2名 |
データ容量 | – | 無制限 | 100 GB | 50 GB | 2 GB |
マーケティングツール | – | アドバンス | スタンダード | ベーシック | ライト |
独自ドメイン | – | 初年度無料 | 初年度無料 | 初年度無料 | 初年度無料 |
サイト分析機能 | – | 〇 | 〇 | 〇 | – |
Eコマース機能 | – | 〇 | 〇 | 〇 | – |
◆ 基本情報
- 個人で寄付金の募集サイトの作成: 未公開
- 決済方法:クレジットカード、PayPal
- 支援者の管理: 〇
- 寄付金の管理: 〇
【参考記事】 ・ Wixのメリットとデメリット!使い方、デザイン、料金、セキュリティ
・ WixとWordPressを比較!選ぶ前に知りたい6つの違い
7. Bokinchan
ランディングページを複数作ることができる募金作成ツールです。寄付と同時に、イベントの募集や年会費の支払いにも対応しています。
また、セキュリティ対策も手厚く、カード情報は、Bokinchanを介せず、セキュリティと信頼性の高いVeritransを利用して、取引されます。
◆ 料金プラン
未公開
◆ 基本情報
- 個人で寄付金の募集サイトの作成: ×
- 決済方法:クレジットカード、コンビニ決済、ペイジー
- 支援者の管理: 〇
- 寄付金の管理: 〇
8. キフフォーム
1回のみの単回寄付ではなく、毎月、年2回などの一定の間隔で自動的に課金し、寄付を受け取れる継続寄付を受けつけるシステムです。口座引き落としにも対応しています。
◆ 料金プラン
プラン | エントリー | スタンダード | 個人・任意団体 |
月額費用 | 7,000円 | 15,000円 | 0円 |
初期費用 | 0円 | 85,000円~ | 0円 |
手数料 | 3.8%+10円/件 | 2.8%~ | 9% |
◆ 基本情報
- 個人で寄付金の募集サイトの作成: 未公開
- 決済方法:クレジットカード決済、ネットバンキング、コンビニ支払
- 支援者の管理: 〇
- 寄付金の管理: 〇
まとめ
本記事は、募金サイトの作り方と、募金サイトを作れる8つのツールをご紹介しました。
おさらいをすると、求める内容によって、おすすめのツールが変わります。
求める内容 | おすすめのツール |
個人で寄付サイトを作りたい | donorbox、スクエアオンラインビジネス |
無料で寄付サイトを作りたい | コングラント、スクエアオンラインビジネス、Wix |
スマホ決済に対応したい | donorbox |
年会費の支払も受けたい | Bokinchan |
継続的に寄付を受け付けたい | キフフォーム |
なお、ホームページの作り方や、クラウドファンディングについては、別記事でまとめています。
【参考記事】 ・ ホームページの制作・作成料金!相場と費用の内訳
・ クラウドファンディングを比較!おすすめ27サイト
500mailsのFacebookやX(旧ツイッター)では、起業・副業に役立つ情報を配信しています。 是非「いいね!」をして最新情報をチェックしてください
Writer/編集者: 松田康