エクストリムは格安のレンタルサーバーですが、使いやすさや評判はどうでしょうか。
月額94円から利用でき、2GBのディスクを使用できます。管理画面は使いやすく、WordPressなどのCMSを簡単にインストールできます。また、無料でメルマガを発行できます。
一方、電話によるサポートがない点と、自動バックアップがない点は注意が必要です。そこで、エクストリムを利用する前に知っておきたいポイントをまとめました。
本記事は、エクストリムの使い勝手と評判をご紹介します。
1. エクストリムの便利な点
エクストリムの便利な点は5つあります。
- 料金が安い
- WordPressのインストールが簡単である
- SSLの設定が簡単である
- メールマガジンを送れる
- プランの変更が簡単である
それぞれを詳細にご紹介します。
1.1 料金プラン
エクストリムは、月額94円から238円の間に、3つの料金プランがあります。
プラン名 | ライトプラン | ベーシックプラン | ビッグプラン |
月額料金 | 94円~ | 190円~ | 238円~ |
ディスク容量 | 2GB | 10GB | 20GB |
追加できるドメイン数 | 30 | 50 | 100 |
データベース | 3個 | 5個 | 10個 |
特筆すべき点は、月額94円という料金でありながら、データベースを3個作れる点です。
参考までに、他の格安レンタルサーバーの月額利用料とデータベース数をご紹介します。
◆ 他の格安レンタルサーバーの料金とデータベースの数
サーバー名 | プラン名 | 月額料金 | 作成できるデータベース数 |
さくらのレンタルサーバー | ライトプラン | 129円 | 0個 |
ロリポップ | エコノミー | 100円 | 0個 |
バリューサーバー | まるっと | 133円 | 1個 |
【参考記事】 ・ 格安のレンタルサーバーを徹底比較!【2020年度】
1.2 WordPress
エクストリムはWordPressなどのCMSを簡単にインストールできます。他のレンタルサーバーのなかには事前にデータベースを作る必要がありますが、エクストリムはその必要がありません。
(手順1) 管理画面のかんたんインストール画面から、「WordPress」を選びます。
(手順2) インストールするドメインとディレクトリ、使用するデータベース名を選びます。
(手順3) 「WordPress初期設定画面を開く」をクリックします。
(手順4) サイトのタイトル、ユーザー名、パスワードを入力します。
(手順5) 成功しました!と表示されますので、「ログイン」をクリックします。
1.3 SSLの設定
エクストリムは、無料でSSLサーバ証明書を利用でき、SSLの設定もできます。
フリーSSL画面を表示し、対象となるドメインのフリーSSLを「利用する」をクリックします。
利用中と表示されると、SSL化は完了します。
1.4 メールマガジン
メールマガジンは、お客様との接点をつなぐために、有効な販促ツールです。エクストリムは簡単にメルマガを作り、読者に一斉配信できます。具体的な手順をご紹介します。
(手順1)メールマガジン画面から、「新しくメールマガジンを作成」をクリックします。
(手順2) メールマガジン名と発行者メールアドレスを入力します。
(手順3) メールマガジンのリストから、「詳細編集」をクリックします。
(手順4) 「記事を書く」をクリックします。
(手順5) 「タイトル」「本文」を入力します。
メールマガジンが発行されて、登録された読者にメルマガが一斉に配信されます。メールマガジンの始め方に興味のある場合には、別記事でまとめています。
【参考記事】 ・ メルマガを初心者が始める9つの手順!テーマ決め、送り方、読者の集め方
1.5 プランの変更
レンタルサーバーのなかには、一度プランを決めた後は、プランを変更できないものがあります。
一方、エクストリムは契約を更新するタイミングで、ベーシックとビッグの間で、下位プランから上位プラン、上位プランから下位プランへの変更ができます。
具体的には、会員メニューの「ご契約更新・プラン変更」画面で、変更したいプランを選べます。
2. エクストリムの不便な点
前章では、エクストリムの便利な点をご紹介しました。次に、評判とは異なり、エクストリムの不便な点をご紹介します。
- 電話の窓口がない
- バックアップサービスはない
それぞれを詳細に説明します。
2.1 電話の窓口
レンタルサーバーを利用中に画面にエラーが表示される場合や、読者にメルマガが届かない場合などトラブルが起きたときに、電話で問合せができると助かります。
しかし、エクストリムはWebフォームからのみ問合せを受付け、電話の窓口はありません。
電話によるサポートを受けたい場合には、次のようなレンタルサーバーを検討したいところです。
サーバー名 | プラン名 | 月額料金 | 電話サポート |
ロリポップ | スタンダード | 500円 | 〇 |
さくらのレンタルサーバー | ライトプラン | 129円 | 〇 |
【参考記事】 ・ ロリポップの使い勝手を評価!便利な点と不便な点を解説【2020年】
・ さくらのレンタルサーバーの使い勝手と評判!【2020年】
2.2 バックアップ
ファイルやデータベースのデータを誤って消してしまったり、ハードディスクなどの障害でデータが破損した場合に、データをバックアップしておきたいところです。
エクストリムは、バックアップを取得していないため、自分でローカル環境などにダウンロードをしておきます。
ファイルをダウンロードする場合には、ファイルマネージャーから「ダウンロード」をクリックします。
なお、データベースはphpmyadminからエクスポートをします。
まとめ
本記事は、エクストリムの使い勝手と評判をご紹介しました。月額94円から利用でき、WordPressのインストールができるなど、ライトユーザー向けのレンタルサーバーです。
ただ、電話によるサポートがない点や、自動バックアップがない点は注意が必要です。なお、他のレンタルサーバーに関する情報は別記事でまとめています。
【参考記事】 ・ 格安のレンタルサーバーを比較!おすすめ12選(Wordpress対応など)
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Writer/編集者: 松田康