Wantedlyはビジネス向けのSNSツールですが、使いやすさや評判はどうでしょうか。
100万人近くが参加するSNSで、会社の魅力を伝え、採用活動に役立ちます。募集ページを作れるだけでなく、ユーザーにダイレクトにスカウトができるなど、低コストに人材を募集できます。
一方で、定期的に情報を発信する必要がある点と、契約が自動更新される点は注意が必要です。そこで、Wantedly Adminを利用する前に知っておきたいポイントをまとめました。
本記事は、Wantedly Adminの使い勝手と評判をご紹介します。
1. Wantedlyとは
Wantedlyとは、月間200万人が利用するビジネス向けSNSです。2012年に、サービスをリリースしてから、利用企業数が25,000社を超えています。
ユーザーの職種としては、エンジニアが28%と一番多く、セールス、マーケティング、デザイナーという順番にいます。年齢では、20代が47%と半分近くを占め、30代が35%います。
社会人だけでなく、学生の登録もあり、所属大学としては、旧帝大が12%、早慶が18%、MARCHが13%、情報通信系4%います。
ユーザーのプロフィール情報も詳細であり、スキル、学歴、研究室やゼミ、言語、ポートフォリオなど、様々な詳細情報を確認できます。
2. Wantedly Adminの便利な点
Wantedly Adminの便利な点は、6つあります。
- 簡単に募集事項を作れる
- ダイレクトにスカウトができる
- 拡散しやすい
- オプションサービスが豊富である
- 低コストで人材を募集できる
- 採用にむけたサポートが充実している
それぞれを詳細にご紹介します。
2.1 使い方
Wantedly Adminは、人材の募集ページを簡単に作り、アピールできます。具体的な使い方を説明します。
(手順1) 探している職種を選び、「募集の作成を続ける」をクリックします。
(手順2) 自社のホームページのURLを入力し、「次へ」をクリックします。
(手順3) 募集する職種やキーワードを入力します。
(手順4) 採用形態(新卒、インターン、中途採用など)を入力します。
(手順5) 応募対象者や応募者に記入してもらいたいプロフィールを入力します。
(手順6) 自社に必要な人材像と募集の詳細を入力します。
以上で、「募集開始する」をクリックすることで、募集ページが完成します。
2.2 ダイレクトスカウト
Wantedly Adminは、自社が求める属性に合わせて、直接スカウトメールを送れます。
(手順1) Wantedly Adminの管理画面から、学校名、職種、スキルなどで検索をします。
(手順2) 条件にマッチした人にスカウトメールを送れます。
平均の返信率は20%あり、高い確率で候補者にアプローチできます。
2.3 拡散
Wantedly Adminは、募集ページを作った後に、SNSで拡散できる機能が付いています。具体的には、募集要項に応援ボタンを用意したり、シェアボタンを置けます。
そのため、会社の想いやビジョン、将来像などを発信し、社員に拡散を促すことで、より自然に、Facebookなどで「いいね!」を通じて、募集情報を拡散できます。
2.4 オプションサービス
Wantedly Adminは、募集ページを作れるだけでなく、オプションサービスも用意されています。
◆ オプションサービス
- 募集要項の作成代行
- トップページ枠への掲載
- 専任担当による導入サポート
とくに、募集ページを作るにあたり、共感を得られるかがポイントとなります。Wantedlyが第三者の目線から、社員にインタビューをし、会社の魅力や雰囲気を伝えてくれます。
さらに、アクセス数が増えない場合には、トップページに掲載してくれるなどの工夫があります。
2.5 料金プラン
Wantedly Adminは、月額料金のみで、成功報酬などの金額は不要となります。
◆ Wantedly Adminの料金プラン
プラン名 | トライアル | ミニマム | ライト | スタンダード | エンタープライズ |
月額料金 | 0円 | 3万円 | 5万円 | 9万円 | 50万円 |
採用・面談アカウント数 | 3名 | 3名 | 15名 | 無制限 | 無制限 |
ダイレクトスカウト機能 | × | × | × | 400通 | 400通~ |
募集の掲載本数 | 5本 | 無制限 | 無制限 | 無制限 | 無制限 |
サポート | メール | メール、電話 | メール、電話 | メール、電話 | メール、電話 |
募集要項の作成代行 | × | × | × | 電話取材 | 現地取材 |
トップページ枠への掲載 | × | × | × | × | 〇 |
専任担当による導入サポート | × | × | × | × | 〇 |
成功報酬額の大きいエージェントや、掲載費用が高い採用媒体と比べても、コストパフォーマンスは優れています。
2.6 サポート
前章で紹介してくれたオプションサービス以外にも、Wantedly Adminは、採用に向けた広告や記事の作成なども充実しており、手厚いサポートをしてくれます。
募集要項の立案や作成などの手間がかけられない場合などに助かります。
◆ サポートの内容と金額
目的 | サービス | 金額 | 詳細説明 |
募集の流入強化 | Facebook広告 | 10万円~ | 1週間~ |
トップページ掲載 | 20万円 | 2週間 | |
募集の作成 | 写真の撮影 | 5万円~ | – |
動画制作 | 40万円~ | – | |
動画掲載 | 5万円 | – | |
シンプルライティング | 5万円 | 電話取材 | |
特別ライティング | 35万円 | 現地取材 | |
ダイレクトアプローチ | スカウト | 12.5万円~ | 1か月 |
ブックマーク(※1) | 10万円 | 1か月 |
※1:自社の募集要項をブックマークした候補者にダイレクトにアプローチできる機能
3. Wantedly Adminの不便な点
前章では、Wantedly Adminの便利な点をご紹介しました。次に、評判と異なり、Wantedly Adminの不便な点をご紹介します。2点あります。
- 定期的な情報発信が必要となる
- 自動更新に気を付ける必要がある
それぞれを詳細にご紹介します。
2.1 Wantedly feed
Wantedly Adminで人材を募集する場合には、募集依頼をするだけでなく、Wantedly feedというブログで定期的に情報発信する必要があります。
何を開発しているのか、どういう案件を抱えているのかといった仕事内容や、仕事への想い、オフィスの紹介や、社内制度などを発信し、徐々に自社へのファンを増やしていく必要があります。
ブログを書くためのエディターは用意されており、タイトルやカバー写真、本文などを記入していきます。
2.2 自動更新
Wantedly Adminは、契約が満了した時点で、自動的に更新される仕組みになっています。
そのため、半年契約で始めた場合、半年経って、解約をしわすれた場合には、追加の費用が発生してしまいます。
(出典: Wantedly規約)
まとめ
本記事は、Wantedly Adminの使い勝手と評判をご紹介しました。
おさらいをすると、Wantedly Adminには6つのメリットがあります。
- 簡単に募集事項を作れる
- ダイレクトにスカウトができる
- 拡散しやすい
- オプションサービスが豊富である
- 低コストで人材を募集できる
- 採用にむけたサポートが充実している
一方、デメリットは2点ありました。
- 定期的な情報発信が必要となる
- 自動更新に気を付ける必要がある
そのため、自社で定期的に情報発信をすることが苦にならない方には、おすすめの採用ツールと言えます。なお、他の採用ツールについては別記事でまとめています。
【参考記事】
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Writer/編集者: 松田康