comparison-between-conoha-vps-and-sakura-vps

ConoHa VPSとさくらのVPSを比較!選ぶ前に知りたい8つの違い


ConoHaのVPSとさくらのVPSを比較した場合、どのような違いがあるのでしょうか。

ディスクの性能やバックアップの仕方、支払方法、プランの変更のしやすさに違いがあります。また、料金体系が異なるため、トータルコストで比較、検討したいところです。

そこで、ConoHaのVPSとさくらのVPSを選ぶ前に知っておきたいポイントをまとめました。

本記事では、ConoHaのVPSとさくらのVPSを比較し、その8つの違いをご紹介します。

 

1. ConoHa VPSとさくらのVPSを比較する8つのポイント

tools-600px-min

ConoHa VPSとさくらのVPSを比較したところ、次の8つの違いがありました。

  1.  ディスクの種類
  2.  料金体系
  3.  自動バックアップの有無
  4.  支払い方法
  5.  プラン変更のしやすさ
  6.  利用できるOS
  7.  ディスク容量
  8.  スマホアプリ

それぞれを詳細にご紹介します。

 

1.1 ディスクの種類

how-to-improve-skills-600px

【結論】

  •  ConoHa VPS: △ (SSDのみ選べる)
  •  さくらのVPS: 〇 (SSDとHDD両方を選べる)

【比較内容】

ConoHaのVPSは、全てのプランでSSDのみを利用できます。

conoha-vps-ssd

一方、さくらのVPSは、用途に応じて、SSDあるいはHDD(ハードディスク)を選べます。なお、SSDであれば、ConohaのVPSとほぼ同じディスク容量です。

sakura-disk-list

 

1.2 料金体系

business-600

【結論】

  •  ConoHa VPS: 〇 (月額費用が620円~6680円)
  •  さくらのVPS: 〇 (月額費用が585円~)

【比較内容】

初期費用は、ConoHa VPSは無料ですが、さくらのVPSは1,080円~4,320円と発生します。
なお、月額費用はほぼ同額です。

◆ ConoHa VPSの料金プラン(初期費用:無料)

プラン名 512MB 1GB 2GB 4GB 8GB
月額費用 620円 880円 1,680円 3,280円 6,680円
CPU 1コア 2コア 3コア 4コア 6コア
SSD 30GB 100GB 100GB 100GB 100GB

Conoha VPSの料金プラン

◆ さくらのVPSの料金プラン(初期費用:1,080円~4,320円)

プラン名 512MB 1GB 2GB 4GB
月額費用 585円 800円 1,580円 3,200円
CPU 1コア 2コア 3コア 4コア
SSD 20GB 30GB 50GB 100GB

さくらVPSの料金プラン

 

1.3 自動バックアップ

collect-customers-600px

【結論】

  •  ConoHa VPS: 〇 (三世代まで自動バックアップ)
  •  さくらのVPS: × (自動バックアップに対応していない)

【比較内容】

ConoHa VPSは、自動バックアップに対応しており、3世代分のデータを安全に保管できます。

conoha-vps-backup

一方、さくらのVPSは、自動バックアップに対応していないため、手動でダウンロードする必要があります。データをダウンロードし忘れた場合、リカバリが出来ない可能性があります。

 

1.4 支払い方法

creditcard-600px

【結論】

  •  ConoHa VPS: 〇 (クレジットカード、コンビニ払いPayPalAmazonなど)
  •  さくらのVPS: 〇 (クレジットカード、銀行振込口座振替、請求書払い)

【比較内容】

ConoHa VPSの支払い方法は3つあります。

  1.  クレジットカード払い
  2.  ConoHaチャージ
  3.  ConoHaカード

ConoHa VPSはクレジットカードを持たない方向けに、ConoHaチャージと、ConoHaカードという支払い方法があります。ConoHaチャージは、Amazon、コンビニ払い、銀行振込、PayPal、Alipayなどで入金できます。一方、ConoHaカードはAmazonなどで購入し、利用できます。

一方、さくらのVPSの支払い方法は4つあります。

  1.  クレジットカード
  2.  銀行振込み
  3.  自動口座振替
  4.  請求書払い

銀行振込と請求書払いでは、手数料が発生するので、クレジットカードあるいは自動口座振替のほうがコストを抑えて利用できます。

 

1.5 プランの変更のしやすさ

name-600px-min

【結論】

  •  ConoHa VPS: 〇 (サーバーのスペックの上げる/下げることが可能)
  •  さくらのVPS: △ (サーバーのスペックを上げることのみ可能)

【比較内容】

ConoHa VPSは、利用状況に応じて、上位プランに変更して、簡単にディスクやCPU、メモリを増やせます。また、下位プランへの変更も簡単で、ディスクやCPU、メモリを減らせます。

vps-server-scale-up-and-down

一方、さくらのVPSは上位プランへの変更は簡単にできますが、下位プランへの変更はできません。そのため、利用状況によっては、余計な出費が発生する可能性があります。

 

1.6 利用できるOS

training-schools-to-learn-aws-600px

【結論】

  •  ConoHa VPS: 〇  (WindowsOSに対応 ※ 2018年4月より対応)
  •  さくらのVPS: 〇 (WindowsOSも対応)

【比較内容】

ConoHa VPSは、9つのOSに対応していますが、WindowsOSに対応していません。 WindowsOSにも対応するようになりました。(2018年5月7日追記)

◆ ConoHa VPSの対応OS

対応OS バージョン
CentOS 7.4 (64bit)  / 7.3 (64bit) / 7.2 (64bit) / 7.1 (64bit) / 6.9 (64bit) / 6.9 (32bit) / 6.8 (64bit) / 6.8 (32bit) / 6.7 (64bit) / 6.7 (32bit) / 6.6 (64bit) / 6.6 (32bit)
Ubuntu 16.04 (64bit) / 16.04 (32bit) / 14.04 (64bit) / 14.04 (32bit)
Debian 9.0 (64bit) / 8.7 (64bit) / 8.7 (32bit) / 7.11 (64bit) / 7.11 (32bit)
FreeBSD 10.3 (64bit) / 10.3 ZFS (64bit)
Fedora 26 (64bit)
openSUSE 42.2 (64bit)
Arch Linux 20170710 (64bit)
NetBSD 7.1 (64bit)
OpenBSD 6.0 (64bit)

【参考記事】 ・ ConoHa for Windows Serverの使い勝手と評判!便利な点と不便な点 

一方、さくらのVPSは、WindowsOSを含めて8つのOSに対応しています。

◆ さくらのVPSの対応OS

対応OS バージョン
CentOS 7(64bit) /  6(64bit)
Ubuntu 16.04 (64bit) / 14.04 (64bit)
Debian 9 (64bit) / 8 (64bit) 
FreeBSD 11 (64bit) / 10.3 (64bit)
Fedora 26 (64bit)
openSUSE 42.2 (64bit)
Scientific Linux 7 (64bit) / 6 (64bit) 
Windows Server 2016 / 2012R2

【出典: さくらのVPS 、さくらのVPS(Windows版)

 

1.7 ディスク容量

personal-computer-600px-min

【結論】

  •  ConoHa VPS: △ (100GBが上限である)
  •  さくらのVPS: 〇 (400GBまで利用できる)

【比較内容】

ConoHaのVPSは、全てのプランで最大100GBとなります。

そのため、複数のWebサイトを開設したり、動画や大量の画像を利用するなどの理由で、100GB以上の容量が見込まれる場合には注意が必要です。

一方、さくらのVPSはプランを変えることで、SSDであれば最大100GBまで、HDDであれば最大400GBまで利用できます。

 

1.8 スマホアプリ

sns-600px-min

【結論】

  •  ConoHa VPS: 〇 (スマホからサーバーを監視できる)
  •  さくらのVPS: × (スマホアプリはない)

【比較内容】

ConoHaのVPSは、スマホアプリが用意されています。サーバー情報やステイタス、アクセス情報などをチェックできます。

conoha-smartphone-application

さらに、事前に設定した値を超えたら、スマホにプッシュ通知する機能があるため、トラブルを未然に防げる可能性が高まります。

一方、さくらのVPSはスマホアプリは用意されていません。

 

2. ConoHa VPSとさくらのVPSの比較表

ConoHaのVPSとさくらのVPSを比較表にしました。

  ConoHa VPS さくらのVPS
ディスクの種類 × (SSDのみ) 〇(HDD,SSD選択可)
料金体系 〇(初期費用なし。月額費用安い) 〇(初期費用あり。月額費用安い)
自動バックアップ 〇(可能) ×(不可)
支払い方法 クレジットカード払い
ConoHaチャージ
ConoHaカード
クレジットカード
銀行振込み
自動口座振替
請求書払い
プランの変更のしやすさ 〇(上位・下位プラン変更可) ×(上位プランのみ変更可)
利用できるOS 〇(WindowsOS利用可) 〇(WindowsOS利用可)
ディスク容量 ×(最大100GB) 〇(最大400GB)
スマホアプリ 〇(スマホアプリあり) ×(スマホアプリ無し)

 

まとめ

本記事では、ConoHa VPSとさくらのVPSを、料金体系やディスク容量、利用できるOS、プランの変更のしやすさ、支払方法などの観点から比較しました。

ConoHaVPSは、料金は安めで、自動バックアップが利用できますが、ディスク容量に上限があります。一方、さくらのVPSは料金は安めで、かつ、ディスク容量が最大400GB使えます。

なお、ConoHa VPSとさくらのVPSのメリット・デメリットについては別記事でまとめています。

【参考記事】 ・ ConoHaのVPSの使い勝手と評判!便利な点と不便な点を徹底解説!
       ・ さくらのVPSの使い勝手と評判!便利な点と不便な点を徹底解説!

500mailsのFacebookやTwitterでは、起業・副業に役立つ情報を配信しています。 是非「いいね!」をして最新情報をチェックしてください

Writer/編集者: 松田康


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です