WixとWordPressを比較した場合、どのような違いがあるのでしょうか。
ともに人気のCMSですがテンプレートの種類やデザインの変更のしやすさ、Webサイトの作る手順、日本語サポートの有無に違いがあります。また、料金プランも違うため、誤って選ぶと後悔する方も見受けられます。
そこで、WixとWordPressを選ぶ前に知っておきたいポイントをまとめました。
本記事では、Wix(ウィックス)とWordPress(ワードプレス)を比較し、その違いを紹介します。
1. WixとWordPressの6つの違い
Wixは、世界で1億人以上が利用するホームページ作成ツールです。一方、WordPressは、世界のウェブサイトの59.2% がWordPressで作られているほどの人気ツールです。
Wix、WordPressを比較すると、そのニーズによって、おすすめのツールが変わります。
求める内容 | おすすめのツール |
デザインを簡単に修正したい | Wix |
Webサイトを簡単に作りたい | Wix |
簡単にネットショップを作りたい | Wix |
料金は無料がいい | WordPress |
日本語のサポートを受けたい | Wix |
では、具体的にWixとWordpressを比較し、その6つの違いを説明します。
それぞれを詳細にご紹介します。
1.1. テンプレートの種類
【結論】
- Wix: 〇 (711種類)
- WordPress: 〇 (3,901種類)
【比較内容】
Wixは711種類のテンプレートがあります。ビジネス、ネットショップ、写真、動画配信、飲食店、音楽などのテンプレートがあり、日本語のテンプレートも多数あります。
一方、WordPressは3,901種類のテンプレートがあります。英語表記のテンプレートばかりなため、英語に苦手意識のある方は注意が必要です。
標準的なテンプレートでは満足できない場合には、有料となりますが、人気のテンプレートサイトを利用するのも一つです。
SEOやデザイン、機能の3拍子揃ったWordPressのテーマとして、人気があります。料金は14,800円~(税別)となります。
THE THOR(ザ・トール) (デモサイト一覧 をご覧ください)
1.2 デザイン変更のしやすさ
【結論】
- Wix: 〇 (Web画面で文言・画像・配置などのレイアウトを変更できる)
- WordPress: △ (HTMLやCSSを編集して、レイアウトを変更する)
【比較内容】
Wixは、ドラッグ&ドロップで画面のレイアウトやデザインを簡単に変更できます。
さらに、メニューやページの追加もWeb画面上で簡単に行えます。
また、ページの背景画像も簡単に変更できます。
さらに、文言や画像、ボタンなども簡単に追加できます。
一方、WordPressはCSSやHTMLによる編集が必要となります。そのため、CSSやHTMLに慣れていない方の場合、作業が手間取る可能性があります。
1.3 ホームページの作りやすさ
【結論】
- Wix: 〇 (画面の操作に従うことで、簡単にWebサイトを作れる)
- WordPress: △ (サーバーの知識がない人には、Webサイトを作りにくい)
【比較内容】
Wixは画面の指示に従うだけで、Webサイトを作れます。具体的な手順をご紹介します。
まず、ホームページを作る用途に答えます。
次にテンプレートを選び、仮のホームページが出来上がります。
一方、WordPressはレンタルサーバーを購入後、WordPressをインストール、セキュリティやバックアップの設定などを行う必要があります。
代表的なレンタルサーバーのWordPressのインストール手順を別記事でまとめています。
【参考記事】 ・ 格安のレンタルサーバーを比較!おすすめ12選(Wordpress対応など)
1.4 ネットショップの作りやすさ
【結論】
- Wix: 〇 (画面の操作に従うことで、簡単にネットショップを作れる)
- WordPress: △ (Welcartなどのソフトを追加する必要がある)
【比較内容】
Wixは画面の指示に従うだけで、簡単にネットショップを作れます。テンプレートなども豊富に用意されており、Wixの管理画面で簡単に操作できます。
◆ Wixテンプレート(ネットショップ)
一方、WordPressは、WelcartなどのWordpress専用のプラグインを導入する必要があります。プラグインをインストールし、設定するなどの作業が発生します。
1.5 料金プラン
【結論】
- Wix: 5種類の料金プランである(月額0円~2,500円)
- WordPress: 無料である(但し、レンタルサーバー代が必要となる)
【比較内容】
Wixは、5種類の料金プランとなります。
独自ドメインを利用したい場合には、有料プランにする必要があります。また、広告を非表示にする場合には、ベーシックプラン以上とする必要があります。
◆ ホームページの場合
プラン | 無料 | ドメイン接続 | ベーシック | アドバンス | VIP |
月額費用 | 0円 | 500円 | 900円 | 1,300円 | 2,500円 |
サーバー容量 | 500MB | 500MB | 3GB | 10GB | 20GB |
広告 | 表示 | 表示 | 非表示 | 非表示 | 非表示 |
独自ドメイン | × | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
◆ ネットショップの場合
プラン | ビジネスVIP | ビジネスプラス | ビジネスVIP |
月額費用 | 1,800円 | 2,600円 | 3,800円 |
データ容量 | 20GB | 50GB | 50GB |
Wixロゴメーカー | × | 〇 | 〇 |
VIPサポート | × | × | 〇 |
一方、WordPressは、ソフトウェアは無料で利用できます。ただし、独自にレンタルサーバーを購入する必要があるため、レンタルサーバー代が必要となります。
レンタルサーバーについては、別記事でまとめていますので、ぜひご覧ください。
【参考記事】 ・ 格安のレンタルサーバーを比較!おすすめ13選(Wordpress対応など)
1.6 日本語サポートの有無
【結論】
- Wix: 〇 (日本人によるサポートチームがいる)
- WordPress: × (日本人によるサポートチームはいない)
【比較内容】
Wixは、FAQやマニュアルが記載されているヘルプセンターで問合せしたものの、不明点が解消しない場合にはサポートチームに問合せをすることができます。
Wixサンフランシスコオフィスで勤務しているサポートチームにコンタクトをとることができ、コールバックをしてもらえます。
一方、WordPressはFAQはありますが、日本人を含めたサポートチームに問合せをする窓口は見当たりませんでした。不明点がある場合には、FAQなどをもとに自力で解決する必要があります。
2. WixとWordPressの比較表
WixとWordPressの違いを表形式でまとめました。
Wix | WordPress | |
テンプレートの種類 | 〇 (711種類) |
〇 (3,901種類) |
デザインの変更の しやすさ |
〇 (管理画面でレイアウトを変更できる) |
△ (HTMLやCSSの編集が必要) |
Webサイト作成の手順 | 〇 (画面の操作に従って、利用できる) |
△ (サーバーの知識が必要) |
ネットショップ | 〇 (画面の操作に従って、利用できる) |
△ (Welcartなどのソフトが必要) |
料金 | 5種類 (月額0円、500円、900円、1300円、2500円) |
無料 (但し、レンタルサーバーが必要) |
日本語サポートの 有無 |
〇 (日本人によるサポートチームがいる) |
× (日本人によるサポートはいない) |
まとめ
本記事では、WixとWordPressをテンプレートの数、画面のデザインの変更のしやすさ、システムの導入のしやすさ、料金、サポート体制などの視点から比較をしました。
おさらいをすると、ツールに求める内容によって、おすすめのツールが変わります。
求める内容 | おすすめのツール |
デザインを簡単に修正したい | Wix |
Webサイトを簡単に作りたい | Wix |
簡単にネットショップを作りたい | Wix |
料金は無料がいい | WordPress |
日本語のサポートを受けたい | Wix |
WixやWordPress、レンタルサーバーなどについて別記事でまとめています。
【参考記事】 ・ グーペとWixを比較!選ぶ前に知りたい5つの違い
・ JimdoとWordPressを比較!選ぶ前に知りたい5つの違い
・ 格安のレンタルサーバーを比較!おすすめ12選(Wordpress対応など)
・ ドメイン取得サービスの比較!料金表付き
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Writer/編集者: 松田康