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イラストレーターにおすすめの資格7選!試験内容、独学方法、勉強方法


イラストレーターにおすすめの資格は何でしょうか。

IllustratorPhotoshopに関する資格はもちろん、CGに関する資格や、色彩に関する資格があります。さらに、独学で取得できる資格や、公的資格もあります。

そこで、イラストレーターとして働くときに有利な資格、その勉強法をまとめました。

本記事は、イラストレーターにおすすめの資格とおすすめの本、スクールをご紹介します。

 

イラストレーターにおすすめの資格7選

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イラストレーターの資格を選ぶときには、次の3つのポイントをチェックします。

  •  何を学びたいか。(描画能力色彩理論デジタルツールのスキル
  •  どのような方法で取得できるか。(独学、通信講座、通学)
  •  どのくらいの費用がかかるのか。

ご参考までに、イラストレーターの仕事に役立つ知識をリストアップしました。

分野 必要な知識内容
ドローイングスキル ドローイング技術、スタイルとテクニック、描画能力
色彩理論 色の理論、色彩の調和、コントラスト、色彩心理学
デジタルツールの技術 Adobe PhotoshopIllustrator、Clip Studio Paintなどの使用技術
レイアウト アートワークの構成、バランス、視覚的流れの理解
印刷と出版 印刷プロセス、出版業界の基本、印刷における色管理
法律と契約 著作権法、契約書の読み方と作成、著作権保護とライセンシング

上の観点から、おすすめの資格をまとめました。

  1.  Illustrator(R)クリエイター能力認定試験
  2.  Photoshop(R)クリエイター能力認定試験
  3.  アドビ認定プロフェッショナル「Adobe Certified Professional」
  4.  CGクリエーター検定
  5.  色彩検定(R)
  6.  カラーコーディネーター検定試験(R)

それぞれを詳細にご紹介します。

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1. Illustrator(R)クリエイター能力認定試験

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Illustratorを使用して、コンテンツの制作能力を測定する試験です。問題の指示に従って、新規ドキュメントから1つのグラフィックコンテンツを作り上げる実践的な試験内容です。

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「スタンダード」と「エキスパート」の2種類のテストがあります。エキスパートでは、実技試験だけでなく知識問題も出題されます。

知識問題はオブジェクトの基本操作、描画・編集、カラー設定などの知識が問われます。

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また、実技試験では、コンテンツ制作の能力が問われます。

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Illustrator(R)クリエイター能力認定試験

◆ 試験内容

大分類 小分類
基本操作 ファイル操作、ドキュメント設定、アートワークの表示、プリント
オブジェクトの基本操作 塗りと線、オブジェクトの作成、基本的な編集操作、レイアウトの補助機能
パスの描画と編集 鉛筆ツールによるパスの描画、編集
カラー設定 カラーモードの設定、スウォッチパネルによるカラーの管理、グラデーション
オブジェクトの編集 アピアランス、オブジェクトの変形、シンボルとインスタンス、効果
レイヤー レイヤーパネル、レイヤーの応用
テキストの入力と編集 文字ツール、段落設定、テキストの編集
グラフ グラフの作成、編集
データの入出力 データの読み込み、書き出し、スライスの使用
DTP/Web デザイン PDF の形式と特徴、画像解像度、色分解、ファイル形式、フォント

◆ 受験費用

  •  エキスパート: 8,600円
  •  スタンダード: 7,600円

◆ 独学するときに参考になる書籍

◆ 資格スクール

Twitterで資格について、口コミを調べたところ、コメントがありましたので、ご紹介します。

Illustrator(R)クリエイター能力認定試験

 

2. Photoshop(R)クリエイター能力認定試験

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Photoshopを利用したコンテンツの制作能力を問われるテストです。Photoshopを用いて、画像ファイルの作成や、問題の指示に従い1つの作品を作り上げる表現力を問われます。

具体的には、提示されたテーマや素材から、仕様に従ってコンテンツを制作します。

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なお、テストは、スタンダードエキスパートの2種類があります。そして、エキスパートは、実技試験だけでなく知識試験も出題されてます。

Photoshop(R)クリエイター能力認定試験

◆ 試験内容

大分類 小分類
基本操作 ファイル操作、環境設定、選択ツール
画像の移動と変形 画像解像度とサイズ変更、画像の移動と変形
カラーモードと色調補正 カラーマネジメント、明るさ・コントラスト、色相・彩度、レベル補正
ペイント ブラシツール、鉛筆ツール、レタッチ系ツール、ペイント系コマンド
レイヤー操作 レイヤーの作成、複製、削除、レイヤーの管理、画像の合成
パスとシェイプ パスの作成と編集(ペンツール)、シェイプツールによる図形の描画、合成
テキストの入力と編集 文字ツール、文字パネル、行揃え、インデント
フィルター フィルターの適用、コマンドによる画像の修正、複数のフィルターの適用
画像の入出力 保存形式、用紙サイズやプリントサイズの適切な設定
DTP/Web デザイン基本知識 画像解像度とスクリーン線数、ファイル形式(GIF、JPEG、PNG)、フォント

◆ 受験費用

  •  エキスパート 8,600円
  •  スタンダード 7,600円

◆ 独学するときに参考になる書籍

◆ 資格スクール

Twitterで資格について、口コミを調べたところ、コメントがありましたので、ご紹介します。

Photoshop(R)クリエイター能力認定試験

 

3. アドビ認定プロフェッショナル「Adobe Certified Professional」

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アドビ社が認定するエントリーレベルの認定資格です。デザインや画像作成の基本スキル、アプリケーションの使い方が身につきます。

PhotoshopIllustratorの基本的な操作方法や、ツールバー、メニュー、パネルなどのインターフェース、画像編集の仕方に関する知識が問われます。

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また、色彩理論著作権に関する問題も出題されます。

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試験を回答するときのコンピューターにインストールされているアプリケーションを使って、解答します。そして、合否の結果は、試験の直後にコンピュータの画面に表示されます。

アドビ認定プロフェッショナル

◆ 試験内容

大分類 小分類
デザイン業界で働く 画像作成の目的、デザインプラン、著作権、用語、デザインの基本原則
プロジェクト環境の設定 色、スウォッチ、グラデーション、ブラシ、スタイル、パターンの管理
ドキュメントの整理 レイヤー、レイヤー表示の変更、破壊的編集方法と非破壊的編集方法の違い
視覚的要素の作成と変更 ビジュアル要素、テキスト、デジタル画像やメディアの変換、アピアランスの変更
デジタルメディアの公開 ウェブ用、印刷用、動画用の画像の準備、ファイル形式への書き出し、保存

◆ 受験費用

  • (一般)10,780円(税込)
  • (学割) 8,580円(税込)

◆ 独学するときに参考になる書籍

◆ 資格スクール

アドビ認定プロフェッショナル「Adobe Certified Professional」(ACA)

 

4. CGクリエーター検定

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映画やアニメ、ゲーム、CMなどのCG映像の制作において、映像表現やCG理論CGソフトウェアに関する知識が問われます。

CGクリエーター検定

◆ 試験内容

ベーシック

大分類 小分類
CGとは CGの歴史、産業応用、CG映像制作のワークフロー
表現の基礎 デッサン、色と動き、文字
2次元CGと写真撮影 2次元CGの基礎、写真撮影とレタッチ
3次元CGの制作 モデリング、マテリアル、アニメ、カメラワーク、レンダリング、合成、編集
技術の基礎 ハードウェアとソフトウェア、デジタルの基礎

エキスパート

大分類 小分類
実写撮影 写真撮影の基礎、動画撮影の基礎、カラーコレクション
映像編集 映像編集の基礎、映像編集の実際、映像と音の演出
モデリング モデリングの基礎、モデリング手法、モデリングの実際
リギング リギングの基礎、リギングの実際
アニメーション CGアニメーション手法、キャラクタアニメーション、フェイシャルアニメーション
シーン構築 シーンデータの構築、マテリアル表現、ライティング、レンダリング、合成
プロダクションワーク 映像制作におけるプロダクションワーク、スタッフの名称と役割
知的財産権 知的財産権の概要、著作権、産業財産権と不正競争防止法
数理造形 手続き的造形手法

◆ 受験費用

  •  ベーシック: 5,600円
  •  エキスパート: 6,700円

◆ 独学するときに参考になる書籍

◆ 資格スクール

Twitterで資格について、口コミを調べたところ、コメントがありましたので、ご紹介します。

CGクリエーター検定

 

5. 色彩検定

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文部科学省後援の公的資格で、の基礎から、配色技法、専門分野における活用方法などを問われます。試験は4種類あり、UC(色のユニバーサルデザイン)級、3級、2級、1級とあります。

色彩検定(R)

◆ 試験内容

UC級は、色が見えるしくみや、ユニバーサルデザイン、色覚の多様性、高齢者の見え方、配色における注意点や改善方法が問われます。

3級の試験内容を表にまとめました。

大分類 小分類
光と色 色はなぜ見えるか、眼のしくみ、照明と色の見え方、混色
色の表示 色の分類と三属性、PCCS
色彩心理 色の心理的効果、色の視覚効果
インテリア インテリアと色彩、カラーコーディネーション、色の心理効果
色彩調和 配色の考え方、色相・トーンを手がかりにした配色、配色の基本的な技法
配色イメージ 色の三属性と配色イメージ
ファッション ファッションと色彩

サンプルの試験の例がありましたので、ご紹介します。

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(出典) 色彩検定

2級の試験内容を表にまとめました。

大分類 小分類
色のユニバーサルデザイン 色のはたらき、ユニバーサルデザイン、色覚説
光と色 光の性質と色、視覚系の構造と色、照明
色の表示 マンセル表色系
色彩心理 色の視覚効果、心理効果
色彩調和 自然の秩序からの色彩調和、自然から学ぶ配色、配色技法
配色イメージ イメージ別配色法
ビジュアル ビジュアルデザインの色彩、メディアデザインの色彩
ファッション ファッションの色彩と配色
インテリア 住空間のインテリア、インテリアの配色構成、インテリアスタイルと色彩
景観色彩 地域の気候風土がつくりだす景観色彩、景観色彩における色彩、景観色彩設計

検定のサンプルが掲載されていたので、ご紹介します。

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(出典) 色彩検定

1級

大分類 小分類
色彩と文化 ヨーロッパの色彩文化、日本の色彩文化
色彩調和論 色彩調和論
光と色 心理的な見えによる色の分類、照明、混色
色の表示 XYZ 表色系、均等色空間とL*a*b* 色空間、オストワルト表色系、NCS、色名
測色 測色
色彩心理 心理評価法色の心理的効果、色知覚の複雑性
色彩とビジネス カラーコミュニケーションツール、コンシューマプロダクツと色彩、カラーマーケティング
ファッション ファッションビジネスにおけるカラーコーディネーター、ビジュアルマーチャンダイジング
景観色彩 景観法、景観計画における色彩基準、遠景・中景・近景を踏まえた色彩計画

サンプルの問題が掲載されていたので、ご紹介します。

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(出典) 色彩検定

◆ 受験費用

  •  UC級:6,000円
  •  3級:7,000円
  •  2級:10,000円
  •  1級:15,000円

◆ 独学するときに参考になる書籍

◆ 資格スクール

色彩検定(R)

 

6. カラーコーディネーター検定試験(R)

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東京商工会議所が運営する検定で、の性質や特性、色彩に関する知識を問われます。ファッションデザインや、商品のパッケージ、ディスプレイ、建築の内外装のデザイン、広告、WEBのデザインなどの仕事に活用できます。

なお、検定には、アドバンスクラスと、スタンダードクラスの2種類があります。

カラーコーディネーター検定試験

◆ 試験内容

クラス 試験内容
スタンダード ・生活と色の効用
色を自在に操る方法
・きれいな配色
・色を美しく見せる光のマジック
・背景色を上手に使って色の見えを変えてみよう
・色で売り上げをアップする
アドバンス カラーコーディネーターの実務
・色の見えの多様性とユニバーサルデザイン
・色をつくり、形をつくる 色材、混色から画像へ
色彩照明計画
・表色系と測色方法および色彩管理の手法
・安全色彩
・製品の色彩調査手法
・さまざまな配色用語と実際
・ファッションカラーと色彩計画の諸条件
・メイクアップ製品の色彩設計・管理とカラーコーディネーション
・インテリア製品の色彩の特徴とカラーコーディネーション
・プロダクツの色彩的特徴
・環境色彩
・効果的なプレゼンテーションを生み出すカラーコーディネーション技術
・近現代のデザインとカラーの歴史
・ファッションカラーの変遷と時代背景

【出典】 カラーコーディネーター検定試験ホームページ

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(出典: キャリカレ カラーコーディネーターテキスト より )

◆ 受験費用

  • アドバンスクラス: 7,700円(税込)
  • スタンダードクラス: 5500円(税込)

◆ 独学するときに参考になる書籍

◆ 資格スクール

なお、Twitterで口コミを調べたところ、コメントがありましたので、ご紹介します。

カラーコーディネーター検定試験

 

まとめ

本記事は、イラストレーターにおすすめの資格とおすすめの本、スクールをご紹介しました。

おさらいをすると、求める内容によって、おすすめの資格やスクールが変わります。

求める内容 おすすめの資格 スクール
Adobeの資格を取得したい Illustratorクリエイターアドビ認定プロ Winスクール
CG関連の資格を取得したい CGクリエーター検定 東京デザインテクノロジーセンター
公的な資格を取得したい 色彩検定 資格の大原たのまな
のスペシャリストになりたい カラーコーディネーター検定試験 キャリカレ

なお、イラストを学びたい場合は、イラストを学べる講座やスクールを別記事でまとめています。

【参考記事】 ・ イラストを学べるスクールや講座!おすすめ19選を比較(料金表付き)

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Writer/編集者: 松田康


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