初心者がメルマガを始める場合、どんな手順で始めればいいのでしょうか。
メルマガのコンセプトを決め、メルマガの送り方(配信スタンドを使うか、独自のメルマガ配信ソフトを利用するか)を検討します。
さらに、メルマガのテーマや名前を決め、配信する頻度などを決めていきます。
本記事では、メルマガを初心者が始める手順や、配信方法、やり方をご紹介します。
1. メルマガの概要
メルマガは、定期的にメールを届ける仕組みです。そのため、読者にメールアドレスを登録して頂く必要があります。
発行者は、個人でも企業でも大丈夫で、無料のものもありますし、読者がお金を払っても読みたいと思うような有料のメルマガもあります。
日本では、個人が発行するメルマガだけで有料、無料を含めると数万種類あるといわれ、大勢の方が利用できる情報発信ツールです。
2. メルマガの送り方
メルマガを送るにあたって、2つの方法があります。
それぞれを詳細にご紹介します。
2.1 配信スタンド
配信スタンドとは、メルマガの配信代行業者が提供するサービスです。メルマガの読者の登録・解除・変更などを行ってくれます。
このサービスを利用すれば、簡単にメルマガを始められます。なお、配信スタンドには、有料と無料のサービスがあります。
どんなサービスなのかを知りたい方は、まず無料のサービスから始めることをお勧めします。
◆ まぐまぐ
日本で最も有名なメルマガ配信スタンドです。
一方、デメリットもあり、無料のために、配信スタンド側の広告が入ります。さらに、獲得したメールアドレスも配信スタンド側で管理されてしまいます。
そのため、何人の読者がいるのかはわかるのですが、どんな人が購読しているのか、わかりません。顧客情報を管理したいには、自分で独自配信することをおすすめします。
2.2 独自配信
独自に配信するとは、自分で配信するということです。自分で配信する場合、メルマガを始める方法は2つあります。
それぞれの方法の特徴や注意点をご紹介します。
2.2.1 自分のメールソフト
読者が少ないときには、自分のメールソフトを使って、お客さまのメールアドレスへ送る方法もあります。ただし、注意点があります。
- お客様のアドレスはすべてBCCという欄に入れて送らないと、受け取った人すべてに自分以外のお客様のメールアドレスも表示されてしまい、情報漏洩になります。
- お客様のアドレスの数が増えてくると、大量にメールを送ることになるので、受け取る側で自動的にスパムメールとみなして処理されてしまうことがあります。
2.2.2 有料の配信専門サービス
有料のメール配信専門サービスを使って、メールを配信する場合には次のメリットがあります。
- 読者のメールアドレスを管理できる
- エラーで戻ってきたメールアドレスの分析ができる
- 各メールごとに「〇〇さま」といった宛名を差替える機能がある
- ある属性に合う方のみにメールを送れる(女性の方のみ、東京都在住の方のみ)
- お洒落なデザインのメールを送れる(HTMLメール)
代表的なメール配信システムは4つあります。
◆ ブラストメール
No.1のシェアを誇るメール配信ソフトです。HTMLメールも簡単に送れます。月額4,000円から利用できます。お試し版もあります。
【参考記事】 ・ ブラストメールの使い勝手と評判!便利な点と不便な点、料金などを解説!
◆ WiLL Mail
HTMLメールを作る機能が便利で、初心者でも簡単にお洒落なメールを送れます。また、ステップメールを送る機能もあります。月額4,000円から利用できます。
【参考記事】 ・ ウィルメールの使い方と評判!便利な点と不便な点、価格などを解説
◆ オートビズ
ステップメールとメルマガを送れます。電話によるサポートを受けられます。月額1,980円から利用できます。
【参考記事】 ・ オートビズの使い勝手と評判!料金や使い方、便利な点と不便な点を解説
◆ さぶみっと!メール配信
初期費用が無料ではじめられるメール配信システムです。HTMLメールを簡単に作れる機能があったり、読者をターゲット配信できるなど、便利な機能が豊富にあります。
なお、上記以外にも国内にある27のメルマガ配信システムの特徴を別記事でまとめています。
【参考記事】 ・ メルマガ配信システムの比較!有料・無料おすすめ27選
3. メルマガのテーマ
配信の仕方がきまりましたら、メルマガのテーマを決めます。重要なことは、「続けること」です。コツコツ続けることで、読者との信頼関係も育ちます。
そこで、会社や店舗、自分の得意分野は何か、どんなことだったら続けていけるのかを考えます。メルマガのテーマを思いつくために、自分の知識や経験などを振り返ってみます。
なお、初めてメルマガを作るときに、どんな手順で準備を進めればいいかを別記事でまとめています。
【参考記事】 ・ メルマガの書き方!初心者でもプロのライターのように書ける方法
4. メルマガの名前
テーマが決まりましたら、メルマガの名前を決める必要があります。20文字以内で、メルマガの内容がわかる名前を作ってみてください。
「読んでみたい!」と思わせるような名前にすることで、読者を増やしやすくなります。なお、名前を考えるときには、まぐまぐで人気のメルマガが参考になります。
5. メルマガのタイトル
読まれるメルマガのタイトルは、3つのテクニックを覚えればつくれます。
- タイトルは一目で見て理解できる文字数以内に。
- タイトルを見るだけで、読者のニーズに沿ったコンテンツと分かるか。
- タイトルは本文の内容と一致しているか。
詳細は別記事でまとめていますので、ぜひそちらの記事を参考にして作ってみてください。
【参考記事】 ・ メルマガの件名を決める!キャッチコピー232選
6. 配信頻度
配信頻度ですが、毎日など頻繁に送る過ぎると読者から嫌がられます。そのため、今の仕事の負担との兼ね合いにもなりますが、1週間に1回から1か月に1回のあたりで送りたいところです。
曜日に関しては、店舗運営をしていて週末に来てほしい場合には、木曜か金曜に配信することが効果的です。一方、会社員をターゲットにしている場合には、火曜日、水曜日あたりにおくる案もあります。
業種によって送るタイミングが変わりますので、いろいろと試行錯誤をしてみてください。
7. 配信時間
メルマガが読まれるのは、配信後数時間といわれます。「鮮度」が重要なツールで、配信後1日経ったメルマガは読まれない傾向にあります。
そして、基本的には、夜10時以降の配信はいけません。そのため、たとえば、主婦層をターゲットにしている場合には、平日の昼間などの家事が終えたタイミングなどに送ることが効果的です。
社会人を相手であれば、通勤時間や移動の時間に見られるように、午前中、お昼に送るなどの案があります。読者の状況を想像して、配信時間を決めましょう。
別記事でメルマガの配信日、配信時間に関していつがいいか検証をしています。興味がございましたらご覧ください。
【参考記事】・ メルマガの配信日、配信時間はいつがベストなのか。
8. ポイント
メルマガを書くだけでなく、読まれ続ける必要があります。そこで、読まれ続けるメルマガを作るポイントをご紹介します。
それぞれを詳細にご紹介します。
8.1. 初めての読者
メルマガは次第に読者が増えてきます。そのため、毎回初めての読者がいます。
メルマガを何通も書いていると、「過去の記事を読んでいることを前提にして」記事を書いてしまうことがありますが、これは初めてその記事を読む読者にとっては親切ではありません。
初めての読者にも理解できる文面にします。
8.2. チェック
メルマガで文章を書いたら、一回テスト配信をして、自分が読者になったつもりで読みます。そして、読者の目で「読みやすいか」をチェックします。
そして、気に入らなければ何度も推敲することで、質の高いメルマガを作ることができます。
【参考】「毎回新しいアイデアを出さなくては!」という心構えでいると、行き詰まってしまうこともあります。そこで、いろいろなアイデアを思い出すためのコツや、テンプレートをまとめています。ご覧ください。
9. 読者
メルマガの登録、配信の準備が整いましたら、次は「読者の獲得」を目指します。メルマガの読者を増やすときには、メールを送ることを同意してもらう必要があります。
【出典】 総務省 特定電子メールの送信の適正化等に関する法律のポイント P2
なお、読者の増やし方としては、次の3つの方法があります。
- ブログやホームページで集める
- フェイスブックから集める
- 実店舗で集める
なお、アドレスを登録してもらうには、2つのポイントをクリアしたいところです。
それぞれを詳細にご紹介します。
9.1 仕掛け
メルマガを始めたら、お店のチラシなどにQRコードをつけて、携帯からすぐにメルマガの登録サイトへアクセスできるようにします。
QRコードを誰でも無料で作れるサイトがありますので、ぜひ利用してみてください。
◆ CMAN
【出典】 https://www.cman.jp/QRcode/
9.2 「その場で登録」する仕掛け
メルマガのプレゼントを用意し、その場でメルマガを登録してもらいます。「後で登録しよう」とおもっても、ついつい忘れてしまいがちです。
お店のクーポンなどのプレゼントを用意することで、その場ですぐに登録してもらうようにします。
まとめ
本記事では、メルマガの初心者向けに始め方や書き方、送り方、やり方をご紹介しました。当ブログでは、メルマガの書き方や送り方などのお役立ち情報を別記事でまとめています。
【参考記事】 ・ メルマガ配信のやり方 無理せずコツコツ続ける方法を大公開
・ メルマガを書くコツ! ついつい読んでしまう記事を書く方法
・ メルマガの配信日、配信時間はいつがベストなのか。
・ 秋から冬のイベントで使えるメルマガのテンプレート12選
・ 春から夏のイベントで使えるメルマガのテンプレート14選
・ メルマガの書き方!プロのライターのように装飾を使う方法
・ メルマガの書き方!初心者でもプロのライターのように書ける方法
・ メルマガの件名を決める!キャッチコピー232選
500mailsのFacebookやTwitterでは小さな会社の販促・運営に便利な記事を配信しています。
是非「いいね!」をして最新情報をチェックしてください
Writer/編集者: 松田康
ピンバック: 【難しい?】家にいても出来るおすすめの仕事(副業)ランキング | Thoa blogs
有料の配信専門サービスの記載が役に立ちました。ありがとうございます。