Printfulは、オリジナルグッズ作成におすすめです。 デザイン作成も簡単で、ネットショップとも連携しやすいので、すぐに販売を始められます。
ただ「Printfulは売れない」という意見も、ネットでは散見されます。
この記事では、実際にPrintfulを使ってみて、その特徴やデメリット・メリットをご紹介します。
Printfulの特徴と問題点を理解したうえで、利用するかどうかを判断してください。
Printfulのデメリット3選
Printfulは人気のオリジナルグッズ作成サービスですが、売れないという声も散見されます。
オリジナルグッズの作成でPrintfulを利用するのであれば、そのデメリットについて理解しておきましょう。デメリットは3つあります。
それぞれを詳細に説明します。
デメリット1 納期は11~15日と他サービスよりも長い
Printfulは海外に生産拠点があるため、注文から発送までに11~15日かかります。国内向けの注文の場合、国際配送をつかうため納期が短くなることはありません。
一方、日本のオリジナルグッズ制作サービスは、納品まで3日~7日で納品されます。
- Up-T: 3日前後
- オリジナルプリント.jp: 5日前後
- Suzuri: 7日前後
納期を急ぐ場合には、Printfulは向いていないと思います。
デメリット2 メールサポートのみなので、即時の対応が難しい点に注意
Printfulはメールでのサポートとなり、電話での問い合わせには対応していません。
そのため、商品の不良や交換、配送状況などの問い合わせをしたいときに、すぐに対応してくれない可能性があります。
一方、日本のサービスは、電話でのサポート窓口が用意されています。
- Up-T: 電話のサポートあり(24時間対応)
- オリジナルプリント.jp: 電話でのサポートあり(平日9時~17時)
- Suzuri: メールのサポート(電話番号の表記はある)
このように、Printfulはサポートに時間がかかるため、注文内容やデザイン、配送スケジュールなどを説明して、トラブルが発生しないように準備しておくことが重要です。
Printfulを利用するときは、販売ページのよくある質問で、配送の遅延や不良品が発生した際の対応方法や手順を分かりやすく説明しておきます。
また、注文確認メールに、注文内容やデザインの最終確認、配送予定日などを記載し、注文後にトラブルを防げるよう工夫します。
デメリット3 ネットショップは別途作成が必要
Printfulは、オリジナルグッズの制作はしますが、ネットショップの作成・販売の機能はありません。そのため、自分でネットショップを作らないと売れません。
一方、日本には、ネット販売ができるオリジナルグッズ制作サービスもあります。
- Up-T: ネット販売ができる
- オリジナルプリント.jp: ネット販売の機能はない
- Suzuri: ネット販売ができる
なので、オリジナルグッズの制作と販売を一つのサイトで利用したいときは、Up-TやSuzuriで始めてみるほうがいいと思います。
Printfulのメリット3選
世界中で利用されているPrintfulだけに、使いやすさや機能など、Printfulには多くのメリットがあります。そこで、おもなメリットをご紹介します。
それぞれを詳細に説明します。
メリット1 使いやすい
まず、Printfulの魅力は使いやすさです。操作はかんたんで、テンプレートにデザインをアップロードするだけで、数クリックで商品が作れます。
「Printfulの使い方をすぐ知りたい方は、以下のリンクをご覧ください。
メリット2 商品の品質が良い
Printfulは、商品の品質も高いです。プリントは細部まで鮮やかに再現されています。客観的な意見を確認するため、各アイテムの口コミをチェックしましたが、評価の低いアイテムは少ないです。
帽子の評価も見たのですが、口コミの数も1,000件以上あり、評価も高いので、とくに問題ないと思います。
トートバッグの評価も見てみました。口コミの件数は100件~500件前後とやや少ないですが、やはりこちらも評価が高いです。
メリット3 ネットショップとの連携がスムーズである
前章で紹介した通り、Printfulはネットショップを作成する機能はないのですが、他のネットショップ作成ツールとの連携はできます。
ネットショップで注文が入ると、Printfulが自動で商品の印刷と発送を行ってくれるため、手軽に商品を販売できます。
具体的には、19種類のネットショップ作成ツールと連携できます。
とくに、BASE、Shopify、Wix、Square、Etsyは人気のネットショップ作成ツールです。とくに、BASE、Square、Etsyは、初期費用が無料、月額費用が無料でショップを作れるので、おすすめです。
他のネットショップ作成ツールとの連携の仕方は、のちほど説明します。手っ取り早く見たい方は、次のリンクをクリックしてください。
以上が、Printfulのデメリットとメリットになります。本当に使いやすいのかどうかを説明したいので、Printfulの始め方や使い方をご紹介します。
Printfulの始め方
まず、Printfulの公式サイトから「始める」をクリックします。
GoogleやApple、Facebookアカウントでログインするか、メールアドレスを登録します。
いくつかのアンケートに回答をした後、管理画面が表示されます。
Printfulのデザインツールの使い方
それでは、Printfulで商品を作ってみます。「製品一覧」から「メンズウェア」を選びます。
今回はTシャツを作ってみようと思ったので、「Tシャツ」を選びます。
商品ページでは、色、サイズ、日本へのお届け予定日、料金、口コミが載っています。
「商品テンプレートを作成」を選びます。
デザインツールを使ってみます。まず、「オリジナルデザインをここにアップロード」を選びます
「新規ファイルをアップロード」を選びます。
アップロードをすると、前面プリントに画像が反映されます。
「変換」を選び、「水平方向」を選ぶと、画像の左右を入れ替えできます。
さらに、「クロップ」を選び、写真をリサイズすることができます。
「背景の削除」を選ぶと、アップロードした画像の背景を削除できます。
また、背面プリントを選ぶと、同じようにデザインができます。
画像を登録すると、画像が反映されます。
そのうえで、背景を削除すると、猫だけの写真がTシャツに反映できました。
買い物かごにいれると、アイテムと価格が表示されます。そのあと、「配送へ進む」あるいは、「下書きとして保存」を選びます。
なお、背面プリントを追加したことで、金額が860円分上乗せされています。
出来上がった商品を見たところ、プリントはきれいにされています。ただ、プリントされているところが粗く、耐久性はちょっと弱いかもしれません。
他のネットショップと連携する
Printfulは、ネットショップと連携することで、作成した商品を販売できます。「ショップ」から「ネットショップを選択」を選びます。
連携するサービスを選び、「接続する」をクリックします。今回は、BASEと連携します。BASEについては、別記事で詳細をまとめていますので、興味がありましたらご覧ください。
【参考記事】 ・ BASEでイラストを売る!初心者でも簡単にできる販売ガイド
「BASEに接続」を選びます。
BASEのショップのID、パスワードを入力した後、「商品を追加」を選びます。
販売したいアイテムを選びます。
デザインツールが表示されるので、先ほどと同じようにデザインをします。
デザインが出来上がったら、「続行」を選びます。
「モックアップ画像を選択」を選びます。モックアップとは、デザインした画像が、Tシャツにどのように見えるかを確認するためのサンプルの画像です。
モックアップ画像を確認して、問題なければ「続行」を選びます。
商品のタイトル、説明を入力し、「続行」を選びます。
商品価格画面が表示され、BASEで販売するときに求める利益率を入力します。
すると、Printfulの価格(Printfulからの仕入れ価格)と、小売価格(BASEでの販売価格)、予想収益(利益)が計算された画面が表示されます。
問題がなければ、「ショップへ送信」を押します。
すると、BASE側で商品が登録されています。
BASE側の商品ページにも掲載されています。
以上で、ネットショップでの販売も始められます。あとは、集客をするために、InstagramやX(旧、Twitter)を活用して自分の商品を宣伝していきます。
まとめ
この記事では、Printfulのデメリットやメリット、その始め方をご紹介してきました。おさらいをすると、次のようなデメリットがあります。
- 納期は他社と比較して長い
- サポートはメールのみ
- ネットショップは別途作成が必要である
そして、次のようなメリットがありました。
- 使いやすい
- 商品の品質が良い
- ネットショップとの連携がスムーズである
そして、実際に利用をするときは、次のような手順でグッズを作り、販売できます。
- アカウントを作成する
- アイテムを選ぶ
- テンプレートにイラスト、写真をアップロードする
- グッズを作る
- (あらかじめ作った)ネットショップと連携をする
Printfulは初期費用が無料、月額費用が無料で始められます。そして、デザインを作ることは無料ででき、グッズの制作を依頼するときに、費用が発生します。
手軽に挑戦できますので、ぜひ使ってみてください。
なお、オリジナルグッズ作成サービスについては、別記事でまとめています。
【参考記事】・ オリジナルグッズを販売・作成できるサイト!おすすめ21選(アプリも紹介)
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Writer/編集者: 松田康