Shopifyは、今人気のネットショップ作成ツールですが、使いやすさや評判はどうでしょうか。
テンプレートが72種類と豊富にあり、海外向けのショップを作るのに便利な機能があります。さらに、簡単にカスタマイズが行え、クーポンやメルマガなどの販促ツールも充実しています。
ただし、日本語対応が不十分な点や、ポイント管理が出来ない点、電話サポートがない点は注意が必要です。そこで、Shopifyを利用する前に知っておきたいポイントをまとめました。
本記事は、Shopifyの使い方と評判、メリット・デメリットをご紹介します。
1. Shopifyのメリット
Shopifyを利用するメリットは、8点あります。
それぞれを詳細にご紹介します。
1.1 テンプレート
Shopifyは、スマホとパソコンに対応した無料のテンプレートが10種類、有料のテンプレートが62種類あります。
無料のテンプレートは、スライドショーが付いているテンプレートや、商品カタログのようなテンプレート、クラウドファンディングに使えるテンプレートなどがあります。
有料のテンプレートは、業種毎のテンプレート(アパレル、健康、飲食、アクセサリー)、小規模店舗向けのテンプレート、シンプルなテンプレートなど多種多様です。
1.2 カスタマイズ
Shopifyは、簡単にカスタマイズできます。例えば、背景の画像を差替えたい場合には、「画像を選択する」をクリックします。
そして、登録したい画像を選ぶと、差し替えたい画像が表示されます。
さらに、文字を修正したいときには、修正したい文字(赤枠)を編集します。
また、ページのレイアウトを変更したいときは、1行あたりの商品数や行数を変更できます。
口コミを調べていたところ、Twitterにコメントがありましたので、ご紹介します。
https://twitter.com/sarasandros1/status/1484440051023237121
#shopify の商品メディアにYouTubeのリンク貼れるやん。
めちゃ便利!— bisousxx (@JesuisAurorexx) January 25, 2022
1.3 クーポン
Shopifyは、簡単にクーポンを発行できます。管理画面の「ディスカウント」画面から、「ディスカウントを作成する」をクリックします。
ディスカウントコードを選びます。
ディスカウントコードを入力して、割引の種類を選びます。例えば、20%OFF、1,000円OFF、送料無料、併せ買いをすると、500円OFFなどの設定ができます。
例えば、割引のタイプを「定額」にし、金額を入力すれば、クーポンが発行できます。
さらに、クーポンを利用できる回数や、有効日などを設定できます。
1.4 メールマガジン
Shopifyは、お客様にメールマガジンを送る機能があります。まず、メルマガに登録するフォームを設定します。登録フォームの文言を簡単に直せます。
次に、マーケティング画面から、「キャンペーンを作成する」を選び、「キャンペーン名」を入力します。
その後、メールマーケティングツールの「Segunoメールを追加」をクリックします。
インストール画面が表示されたのち、「Seguno Email Marketing」がインストールされます。
次に、Seguno Email Marketingの画面で、「Create Newsletter」をクリックします。
メルマガのタイトルや本文を入力すれば、メルマガを送れます。
1.5 SEO
Shopifyは、SEOに対応したページを作れます。商品ページでは、各商品別に、ページのタイトル、ディスクリプション、URLを設定できます。
また、SEO関連のアプリも多数あり、英語に関する苦手意識がなければ挑戦したいところです。
1.6 手数料
Shopifyは3つの料金プランがあり、決済手数料は3.25%~3.9%となっています。なお、販売手数料は発生しません。
プラン | ベーシック | スタンダード | プレミアム |
月額費用 | 33ドル | 92ドル | 399ドル |
手数料 (日本/海外カード・AMEX) |
3.4%/3.9% | 3.4%/3.85% | 3.25%/3.8% |
他のネットショップ作成ツールの場合、手数料が高い場合があります。
◆ 主なネットショップ作成ツール
ツール | 月額費用 | 手数料 |
BASE | 0円~(*1) | 決済手数料 3.6%~+40円+サービス利用料3%(*1) |
STORES | 0円、1980円(スタンダード) | 3.6%(スタンダード)、5%(無料) |
カラーミーショップ | 834円~ | 4%~ |
*1:スタンダードプラン 年払い 0円/月 月払い 0円/月 決済手数料 3.6%+40円
グロースプラン 年払い 16,580円/月 月払い 19,980円/月 決済手数料 2.9%となっています。
各ツールについては、別記事でまとめています。
【参考記事】・ BASEの使い方と評判!メリットとデメリット、手数料を解説!
・ STORES.jpの使い方と評判!便利な点と不便な点を徹底解説
・ カラーミーショップの使い勝手と評判!テンプレート、機能、手数料を解説!
1.7 海外配送
Shopifyは世界中で利用されているツールのこともあり、海外配送にも対応しています。
なお、無料で納品書を発行するアプリもあります。具体的には、Shopifyアプリから「納品書発行アプリ」をインストールします。
納品書を簡単に発行できます。
1.8 スライドショー
Shopifyは画面を簡単にスライドショーを設定できます。複数の画像を追加し、スライドを変更するタイミングを設定できます。
2. Shopifyのデメリット
前章では、Shopifyのメリットをご紹介しました。次に、実際に使ってみたところ評判とは異なるデメリットがありました。3つのポイントがあります。
それぞれを詳細にご紹介します。
2.1 日本語対応
Shopifyは、日本語の表記が怪しい箇所がいくつかあります。
ただし、ほとんどの機能は日本語化されており、業務に支障がでる可能性は低いです。但し、追加でインストールできるアプリについては、日本語化されていない場合が多いです。
また、細かい点ですが、管理画面で、顧客情報を入力する欄がありますが、姓名を逆に入力する必要があります。お客様が利用する画面ではないのですが、注意は必要です。
2.2 ポイント管理
ネットショップで10,000円分の商品を買うと、1%分(100円分)のポイントを付与するような仕組み
があることが一般的です。
しかし、Shopifyには、ポイントを付与、管理する機能がありません。そのため、店舗を運営をするときにポイントを使いたい場合には、他のネットショップ作成ツールの検討も必要です。
【参考記事】・ ネットショップの比較!比較表付き!集客力、機能、手数料で比べる
2.3 電話でのサポート
ネットショップを作っているときに、わかりにくい機能があった場合に、電話で質問ができると助かります。しかし、Shopifyは、電話による問合せには対応していません。
その代わり、メールによる問合せは受付けています。なお、質問や回答は日本語で受けられます。
3. Shopifyとは
Shopifyとは、世界で80万店以上に使われているネットショップ作成ツールです。お洒落なテンプレートが多く、簡単に初心者でもネットショップを作れます。
また、多言語に対応しているばかりか、海外の通貨にも対応、海外配送向けの機能もあります。そのため、国内だけでなく海外に商品を販売する場合には、使いやすいツールと言えます。
また、SNSとの連携や広告機能も充実しており、Facebook広告やGoogleショッピングとの連携機能などもあります。
まとめ
本記事は、Shopifyの使い勝手と評判、手数料をご紹介しました。
まとめると、Shopifyのメリットは8点あります。
- テンプレートが豊富にある
- カスタマイズが柔軟にできる
- クーポンを発行できる
- メルマガを発行できる
- SEOの対策ができる
- 手数料が安い
- 海外配送に対応している
- スライドショーを簡単に作れる
一方、デメリットは3点あります。
- 日本語対応が完璧ではない
- ポイント管理の機能がない
- 電話でのサポートを行っていない
そのため、日本語の表記が気にならない方や、電話によるサポートがなくても、ネットショップを運営できる方には、おすすめできます。
なお、ネットショップに関する記事を別記事でまとめています。
【参考記事】・ ネットショップの比較!比較表付き!集客力、機能、手数料で比べる
・ BASEとShopifyを比較!選ぶ前に知っておきたい7つの違い
・ カラーミーショップの使い勝手と評判!テンプレート、機能、手数料を解説!
・ makeshopの使い勝手と評判!メリットとデメリットを解説
・ BASEの使い方と評判!メリットとデメリット、手数料を解説!
・ STORES.jpの使い方と評判!便利な点と不便な点を徹底解説
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Writer/編集者: 松田康