WebARENAは人気のVPSサービスですが、使いやすさや評判はどうでしょうか。
月額349円で利用できるため、手軽に始められます。さらに、負荷分散装置が利用でき、データ転送量も無制限で使えるため、大量のアクセスにも対応できます。
一方、自動バックアップがない点と、利用できるOSが少ない点と、支払い方法が限定されている点は注意が必要です。そこで、WebARENAを利用する前に知っておきたいポイントをまとめました。
本記事は、WebARENA VPSの使い勝手と評判をご紹介します。
1. WebARENA VPSの便利な点
WebARENAのVPSの便利な点は、5点あります。
それぞれを詳細にご紹介します。
1.1 料金
WebARENAのVPSは月額349円(税込)から利用できます。さらに、初期費用が無料なので、気軽に始められます。
月額料金 | 349円 | 699円 | 1,399円 | 2,798円 | 5,596円 | 11,193円 |
初期費用 | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 |
メモリ | 1GB | 2GB | 4GB | 8GB | 16GB | 32GB |
CPU | 仮想1コア | 仮想2コア | 仮想4コア | 仮想6コア | 仮想6コア | 仮想8コア |
ディスク(SSD) | 20GB | 40GB | 80GB | 160GB | 320GB | 640GB |
1.2 負荷分散装置
負荷が集中した場合に、サーバの負荷に応じて、負荷が少ないサーバを優先して、ユーザからのリクエストを割り当てることができます。
大量のトラフィックが発生した場合でも、最大20台まで、負荷分散装置で割り当てることができます。なお、負荷分散装置を利用する場合には、別途オプション費用が発生します。
負荷分散装置の個数 | 月額料金 |
1台 | 3,000円 |
2台 | 6,000円 |
3台 | 8,100円 |
5台 | 13,500円 |
10台 | 21,000円 |
なお、新1G-SSDタイプ、新2G-SSDタイプは負荷分散装置を利用できません。
1.3 URL監視
WebARENAは、事前に設定したWebページに、ユーザーがアクセスできるかを監視できます。そして、監視でエラーが発生した場合には、サーバーの管理者にメールでアラートを送ってくれます。
他のVPSサービスでも、サーバーに対し、Pingで監視するサービスはありますが、ページ単位で
チェックしてくれるVPSは少なく、魅力的です。
なお、WebARENAは、5分に1回の間隔で監視してくれます。
1.4 データ転送量
大量のアクセスが発生する予定のWebサイトや、動画や画像などの大量データを取り扱うWebサイトの場合、データ転送量に上限があると、レスポンスが遅くなる場合があります。
一方、WebARENAは、データ転送量を無制限で利用できます。また、回線速度も100Mbps~最大1GBpsまで利用できます。
月額費用 | 349円 | 699円 | 1,399円 | 2,798円 | 5,596円 | 11,193円 |
回線速度(*1) | 100Mbps | 100Mbps | 500Mbps | 1Gbps | 1Gbps | 1Gbps |
*1:ベストエフォート型で、回線の混雑状況により、通信速度は低下することもあります。
1.5 電話サポート
VPSを運用しているなかで、障害が発生した場合やCMSのインストール方法が分からない場合などに、電話によるサポートを受けられると助かります。
WebARENAは、電話によるサポートを受けられます。
- 受付時間: 9:30~17:30 (土日祝日、年末年始を除く)
2. WebARENAのVPSの不便な点
前章では、WebARENAのVPSの便利な点をご紹介しました。次に、評判とは異なり、WebARENAのVPSの不便な点をご紹介します。
それぞれを詳細に説明します。
2.1 ゾーン
WebARENAを申し込むにあたり、ゾーン1、ゾーン2という2つのタイプがあります。残念ながら、ゾーン1は在庫切れであり、今後増える予定もない模様です。
そのため、ゾーン2からのみ、プランを選べます。
2.2 利用できるOS
WebARENAは利用できるOSが5種類となります。
◆ 利用可能なOS
- CentOS7
- CentOS8
- Ubuntu
- Debian7
- Windows
そのため、FreeBSDやCoreOS、Scientific LinuxなどのLinuxOSを利用したい場合には、他のVPSを検討する必要があります。
【参考記事】 ・ Windowsを利用できるVPSの徹底比較!料金表付き
2.3 バックアップ
WebARENAは、バックアップをするときには、本番環境とは別の外部ストレージにデータをバックアップできます。ただし、問題点が2点あります。
- 新1G-SSDタイプ、新2G-SSDタイプ、2G-SSDタイプは、バックアップを利用できない
- 自動バックアップには対応していない
【参考】 WebARENA バックアップ機能
そのため、バックアップをするときには、4G-SSDタイプ以上のプランを申し込みます。さらに、自動バックアップがないため、定期的に手動でバックアップする必要があります。
ただ、バックアップをし忘れた場合には、データが復旧しません。そのため、自動バックアップが必要な場合には、ConohaのVPSなどの他サービスの検討が必要です。
【参考記事】 ・ Windowsを利用できるVPSの徹底比較!料金表付き
2.4 支払い方法
WebARENAは、支払い方法が3種類と限定されています。
- クレジットカード決済
- 請求書
- 口座振替
そのため、クレジットカードを持っていない場合で、銀行決済やAmazonペイ、コンビニ支払いなどで手軽に始めたい場合には不便です。
まとめ
本記事は、WebARENAのVPSの使い勝手と評判をご紹介しました。なお、他のVPSに関する情報は別記事でまとめています。
【参考記事】 ・ カゴヤ(KAGOYA)VPSの使い勝手と評判!便利な点と不便な点を徹底比較
・ ServersMan@VPSの使い勝手と評判!利用できるOS、プラン【2021年】
・ さくらのVPSの使い勝手と評判!便利な点と不便な点を徹底評価【2021年】
・ ConoHaのVPSの使い勝手と評判!便利な点と不便な点を徹底解説!
・ GMOのVPSの使い勝手と評判!便利な点と不便な点を徹底解説!
・ お名前.comのVPSの使い勝手と評判!便利な点と不便な点を解説【2021年】
・ Windowsを利用できるVPSの徹底比較!料金表付き【2021年】
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Writer/編集者: 松田康