ウィルメールは人気のメール配信システムですが、使いやすさや評判はどうでしょうか。
HTMLメールのエディター機能が便利で、ブログ感覚でHTMLメールを作れます。さらに、ステップメールを送れたり、メールの分析機能も豊富です。また、電話によるサポートもあります。
一方で、無料版はない点や、自社ドメインが必要な点は注意が必要です。 そこで、ウィルメールを利用する前に知っておきたいポイントをまとめました。
本記事は、ウィルメール(WillMail)の使い方と評判をご紹介します。
1. ウィルメール(WillMail)のメリット
ウィルメールのメリットは、7つあります。
それぞれを詳細にご紹介します。
1.1 HTMLメールのエディター
ウィルメールは、HTMLメールを作るときにエディター機能が便利です。特徴が3点あります。
- ドラッグ&ドロップ形式で、画像やテキスト、ボタンなどを好みの場所に置けます
- ブログ感覚でテキストを編集できます
- パソコン、スマホなどのメールの幅に合わせて、画像を自動でリサイズできます。
◆ HTMLメール エディター機能
ドラッグ&ドロップで、好きな場所に、テキストや画像、ボタンを配置できます。
◆ HTMLメール テキスト入力機能
ブログ感覚で、HTMLメールを書けます。
1.2 ステップメール
ウィルメールは、ステップメールを送る機能があります。
ステップメールとは、読者登録をしたお客様に、指定のタイミングで、メールを送る機能です。そのため、予めシナリオを作って、メールを送れます。
例えば、次のようなシナリオでメールを送れます。
- 1通目: 読者登録の御礼メール
- 2通目: 自己紹介、メルマガの概要の説明
- 3通目: 問題提起(よくある悩みの紹介)
- 4通目: 解決策の提示
ウィルメールは、ステップメールのシナリオを無制限に作れます。下の図のように、商品を購入した方向け、メルマガを登録した方向け、無料トライアルを登録した方向けなどを作れます。
さらに、ステップメールは、テキストメール、HTMLメール、携帯メール(テキスト)、携帯メール(デコメ)を作れます。
1.3 料金
ウィルメールは、2つの料金プランが用意されています。
プラン名 | シンプルプラン | プレミアムプラン |
月額費用(価格) | 4,000円 | 10,000円 |
初期費用 | 無料(*1) | 無料 |
ステップメールの利用 | × | 〇 |
最低の利用期間 | 1か月~ | 1か月~ |
メールの配信速度 | 毎時100万通以上 | 毎時100万通以上 |
さらに、配信数による従量課金と、アドレス件数による定額課金という2つのタイプの料金プランを選べます。また、毎月の利用状況に応じて、従量課金か定額課金かを選べます。
そのため、メルマガの利用状況に応じて、コストを抑えることができます。
*1: PR TIMES WiLL Mail 2020年5月1日より初期費用の無償化を実施
1.4 メールの配信結果の分析
ウィルメールは、メールの開封率やクリック率、コンバージョン率などを分析できます。
たとえば、メールの開封率を分析する機能を利用することで、配信したメールのタイトルの訴求力やメルマガに関する関心度を判断できます。
◆ メルマガの開封率の分析
また、メルマガのクリック率を分析することで、顧客がどの文面に興味をもったかがわかります。
また、ECサイトを運用している場合には、購入完了ページにコンバージョンタグを埋め込むことで
コンバージョン率を判断できます。
1.5 DB連携
ウィルメールは、自社システムのデータベースと連携できます。方式は2種類あります。
- ターゲットDB
- シンプルDB
ターゲットDBの場合には、多数のユーザーの属性情報(メールアドレス、名前、社名、ポイント数など)を取りこめ、本文に挿入できます。
さらに、CSVファイルでインポートするだけでなく、API連携もできます。
一方、シンプルDBの場合には、メールアドレスのリストをCSVファイルで取りこみ、メルマガを送れます。料金は安くなりますが、詳細な設定はできません。
1.6 セキュリティ
メール配信システムは、メールアドレスなどの個人情報を取り扱うため、セキュリティ対策は重視したいところです。
ウィルメールは、セキュリティ対策に関する機能が充実しています。
機能 | 内容 | 情報漏洩対策 |
IPアドレスの制限機能 | 特定のIPアドレスからのみ管理画面へアクセス | 社外への機密情報の漏洩の防止 |
操作ログの閲覧 | 管理者の操作ログの確認 | 不正利用の検出 |
承認機能 | メール配信前の事前承認 | メルマガの誤送信の予防 |
さらに、ウィルメールの運営会社である株式会社サパナは、セキュリティに関する認証資格を取得しています。
- プライバシーマーク(2013年7月に取得)
- ISMS(2014年8月に取得)
1.7 電話のサポート
メルマガを配信しているときに、操作に関する不明点や、メールが届かないなどのトラブルが起きた場合に、電話によるサポートを受けられると助かります。
ウィルメールは、専任のスタッフによる電話によるサポートを受けられます。なお、受付時間は、営業日の10時30分から18時となっています。
2. ウィルメールのデメリット
前章では、ウィルメールのメリットをご紹介しました。次に、ウィルメールのデメリットをご紹介します。
それぞれを詳細に説明します。
2.1 無料
前章で説明した通り、ウィルメールは、2つの料金プランが用意されています。
プラン名 | シンプルプラン | プレミアムプラン |
月額費用(価格) | 4,000円 | 10,000円 |
初期費用 | 0円 | 0円 |
そのため、最低でも月額4,000円以上かかるため、無料で始めてみたい方や、より格安でメール配信したい方は、他のメール配信システムも検討したいところです。
なお、他のメルマガ配信システムについては、別記事でまとめています。
【参考記事】 ・ メルマガ配信システムの比較!有料・無料おすすめ28選
2.2 自社ドメイン
ウィルメールは、自社ドメインをお持ちの企業が利用できるサービスとなっています。そのため、独自ドメインを持っていない方は利用できないので、注意が必要です。
まとめ
本記事は、ウィルメールの使い方と評判をご紹介しました。
おさらいをすると、次のような方にはウィルメールはおすすめできます。
- HTMLメールを簡単に作りたい方
- メルマガとステップメールを送りたい方
- メールの配信結果を詳細に分析したい方
- 自社のデータベースと連携したい方
- セキュリティを重視している方
- 電話によるサポート受けたい方
一方、次のような方にはおすすめできません。
- 無料で利用したい方
- 自社ドメインを持っていない方
なお、ウィルメールでは、14日間トライアル版(無料)を利用できます。
なお、他のメール配信システムに関する情報は別記事でまとめています。
【参考記事】 ・ メルマガ配信システムの比較!有料・無料おすすめ28選
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Writer/編集者: 松田康