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不登校を支援する仕事!おすすめの資格3選(通信講座、国家資格、求人)


不登校を支援する資格を比較した場合、どのような違いがあるのでしょうか。

心理学の理論と実践手法を学ぶ資格や、カウンセリングの技法を学ぶ資格、子どもの心の病や保護者への対応、いじめられた子どもたちへの対応方法を学ぶ資格もあります。

さらに、通信講座で取得できる資格や、国家資格もあります。そこで、不登校を支援する資格を取得する前に知っておきたいポイントをまとめました。

本記事は、不登校を支援する資格おすすめ3選と、その取得方法をご紹介します。

 

不登校を支援する資格おすすめ3選の選び方

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不登校を支援する資格を選ぶにあたって、チェックしたいポイントは4つあります。

  •  何を学びたいか。(心理学の理論、実践手法、カウンセリングの技法、子どもの心の病
  •  どのような方法で学ぶか。(通学、通信講座
  •  どのくらいの期間で取得したいか。
  •  どのくらいの費用がかかるか。(検定費用、受講費)

上記ポイントを踏まえて、おすすめの資格をご紹介します。

  1.  不登校訪問支援カウンセラー
  2.  不登校心理相談士
  3.  社会福祉士

それぞれを詳細にご紹介します。

 

1. 不登校訪問支援カウンセラー

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一般社団法人 日本能力開発推進協会が運営する資格です。

不登校に結びつく要因や、学校における現状、不登校の支援に必要な受容傾聴共感を理論的に学びます。その後、実場面を想定した事例をもとに、良い対応悪い対応の例を把握します。

通信講座で学習を進め、在宅で受験できるため、手軽に挑戦できます。なお、試験に合格をすると、認定証を取得できます。

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不登校訪問支援カウンセラー 

◆ 問われる内容(学習内容)の例 

種類 問われる内容(学習内容)の例
不登校の基礎知識
  • 不登校とは
  • 不登校の原因
学校における不登校の現状
  • 不登校の現状
  • 不登校問題に対する取り組み
不登校に関する基本理解
  • 子どもの心の病
  • 過酷な養育体験を抱える保護者への対応
  • いじめられた子どもたちへの対応
支援に携わる時の基本姿勢
  • 不登校で悩む人の状態
  • 支援の基本スタンス
訪問支援の心がまえ
  • 訪問支援を行う目的
  • 訪問支援を行うメリット
不登校支援実施の準備
  • 支援カウンセラーの求められるスタンス
  • 相談者の状況把握(情報収集)
  • 漸進性弛緩法の手順
小学生のケース対応
  • 訪問支援初回ケース
  • 子どもに会うことができないケース
  • 相談者が泣いてしまうケース
  • 焦りを感じている両親と連携するケース
中学生のケース対応
  • 閉じこもりケース
  • 進路の方向性を考えていくケース
  • 相談者が怒りをぶつけてくるケース
高校生のケース対応
  • 突然拒否的になるケース
  • 保護者が疲れ果て積極的に関わろうとしないケース
  • 将来に向けて関わって行く段階
実践に出た後の取り組み
  • 支援した結果・経緯をまとめる活動記録
  • スーパーヴァイズ
  • リファー
  • 専門家であり続けるために

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◆ 資格取得後の仕事

自宅教室、メールカウンセラー

◆ 難易度

得点率70%以上

◆ 料金(税込)

5,600円

◆ 受験場所

自宅

◆ 運営団体

一般社団法人 日本能力開発推進協会

◆ 資格の取得方法

  •  通学: –
  •  オンライン・通信講座: ◯(キャリカレ

 

2. 不登校心理相談士

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一般社団法人 未来民間教育が運営する資格です。

心理学理論実践手法を学んだ後、ケーススタディを元に、ワークショップ型の講座でカウンセリング技法を学びます。

資格は、教育心理カウンセラー2級、1級、不登校心理相談士の3種類があります。教育心理カウンセラー2級・1級では、教育心理カウンセラーとしての理論技法を学びます。

不登校心理相談士は、教育心理カウンセラー1級の講座を修了後、指定のレポートを提出し、審査に合格することで取得できます。不登校地域支援センターを開設する場合、不登校心理相談士の資格が必要となります。

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不登校心理相談士 

◆ 問われる内容(学習内容)の例

資格の種類 問われる内容(学習内容)の例
教育心理カウンセラー2級
  • 教育心理における技術、理論
  • ストレスの構造、対処法
教育心理カウンセラー1級
  • カウンセリング技法
  • コミュニケーションスキル
  • ビジネススキル

◆ 資格取得後の仕事

不登校地域支援センター

◆ 難易度

未公開

◆ 料金(税込)

  •  教育心理カウンセラー2級:33000円
  •  教育心理カウンセラー1級:55,000円
  •  不登校心理相談士: 無料(ただし、2年に1回、更新が必要となる。認定資格者登録更新料11,000円)

◆ 受験場所

在宅

◆ 運営団体

一般社団法人 未来民間教育

◆ 資格の取得方法

 

3. 社会福祉士

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社会福祉士は国家資格で、社会福祉士及び介護福祉士法に基づいて、公益財団法人社会福祉振興・試験センターが実施する国家資格です。

福祉施設や地域福祉センター、学校などでの支援活動や福祉政策の立案など、幅広い分野で活動できます。

試験を受験するためには、福祉系の大学で指定科目を履修する方法や、相談援助の実務を1年以上経験する必要があります。そのうえで、国家試験を受験します。

社会福祉士 

◆ 問われる内容(学習内容)の例

種類 問われる内容(学習内容)の例
人体の構造と機能及び疾病
  • 人の成長・発達
  • 心身機能と身体構造
  • 疾病と障害
心理学理論と心理的支援
  • 人の心理学的理解
  • 心理検査
  • カウンセリング
  • 心理療法
社会理論と社会システム
  • 家族の概念
  • 家族の変容
  • 家族の機能
  • ライフステージ
  • 差別、いじめ、児童虐待
現代社会と福祉
  • 福祉制度、福祉政策と社会問題
  • 福祉政策の論点
  • 福祉政策と教育政策
地域福祉の理論と方法
  • 地域福祉の主体、対象
  • 行政組織と民間組織の役割
  • ネットワーキング、地域ケアシステムの構築方法
福祉行財政と福祉計画
  • 福祉計画の意義と目的
  • 福祉計画の主体と方法
  • 福祉計画の策定過程、策定方法
社会保障
  • 社会保障の概念、対象、理念
  • 社会保障制度の体系
障害者に対する支援と自立支援制度
  • 障害者の日常生活および社会生活を支援するための法律
  • 相談支援専門員の役割
低所得者に対する支援と生活保護制度
  • 生活保護制度、福祉事業所の役割と実際
  • 自立支援プログラムの意義と実際
保健医療サービス
  • 医療保険制度
  • 医師の役割、医療ソーシャルワーカーの役割
  • 保険医療サービス関係者との連携
権利擁護と成年後見制度
  • 相談援助活動と法
  • 成年後見制度
  • 日常生活自立支援事業
社会調査の基礎
  • 社会調査の意義と目的
  • 量的調査の方法
相談援助の基盤と専門職
  • 社会福祉士の役割と意義
  • 精神保健福祉士のや役割と意義
  • 相談援助の理念
相談援助の理論と方法
  • 相談援助の過程、受理面接
  • 事前評価
  • 支援の計画
  • 支援の実施
  • モニタリングと評価
  • アフターケア
福祉サービスの組織と経営
  • 福祉サービス提供組織の経営と実際
  • 福祉サービスの管理運営の方法と実際
高齢者に対する支援と介護保険制度
  • 介護の概念や対象、介護予防、介護過程
  • 認知症ケア、終末期ケア
児童や家庭に対する支援と福祉制度
  • 児童、家庭の生活実態と社会情勢
  • 児童福祉法
  • 児童虐待防止法
  • DV防止法
  • 母子および寡婦福祉法
就労支援サービス
  • 就労支援制度の概要
  • 生活保護制度に関わる専門職の役割
  • 就労支援分野との連携

◆ 資格取得後のキャリア

社会福祉士 (募集サイト: indeed

◆ 期間

  • 福祉系の4年制大学を卒業し、在学中に指定科目を履修した場合: 国家試験を受験可
  • 3・2年制の大学や短大を卒業し、指定科目を履修した場合: 実務経験1年・2年必要

◆ 難易度

未公開

◆ 料金(税込)

19,370円

◆ 受験会場

北海道、青森県、岩手県、宮城県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、新潟県、石川県、岐阜県、愛知県、京都府、大阪府、兵庫県、島根県、岡山県、広島県、香川県、愛媛県、福岡県、熊本県、鹿児島県、沖縄県

◆ 運営団体

公益財団法人社会福祉振興・試験センター

◆ 資格の取得方法

口コミを調べていたところ、Twitterにコメントがありましたので、ご紹介します。

 

 

まとめ

本記事は、不登校を支援する資格おすすめ3選と取得方法をご紹介しました。おさらいをすると、求める内容によって、おすすめの資格が変わります。

求める内容 おすすめの資格 取得方法
通信講座で取得したい 不登校訪問支援カウンセラー  キャリカレ
オンライン講座で学びたい 不登校心理相談士  未来民間教育
国家資格を取得したい 社会福祉士 福祉系大学
費用は安くしたい 不登校訪問支援カウンセラー  キャリカレ

なお、子供の心理を学べる資格は、別記事でまとめています。

【参考記事】 ・ 子供の心理の資格おすすめ8選!種類、国家資格、通信講座

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Writer/編集者: 松田康


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