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個人事業主・フリーランスにおすすめの銀行口座6選!【2024年】


個人事業主やフリーランスにおすすめの銀行口座は、どこの銀行でしょうか。

ネームバリューだけでなく、利便性手数料の安さ、サービスの良さなども検討したいところです。そこで、個人事業主が銀行口座を選ぶ前に知っておきたいポイントをまとめました。

本記事では、個人事業主におすすめな銀行口座と、チェックしたいポイントを紹介します。

 

1. 個人事業主・フリーランスが口座を選ぶときのポイント

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個人事業主やフリーランスにとって、どんなポイントを気を付けて、金融機関を選べばいいでしょうか。選ぶときに気を付けたい基準が4つあります。

  1.  使いやすさ
  2.  手数料の安さ
  3.  サービス力
  4.  資金調達のしやすさ

それぞれを詳細に説明します。

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1.1 使いやすさ

金融機関には身近にあるほうが便利です。振込や現金の引き出しなどで銀行の支店やATMに訪問することが頻繁にあることが予想される場合には、距離の近さは重要な基準になります。

また、インターネットバンキングを利用できる金融機関は、いつでも口座残高取引履歴を確認できます。これらの機能をもった金融機関を選ぶことで、効率よく資金を管理できます。

 

1.2 手数料

振込手数料ATM利用手数料は安いに越したことはありません。取引が多い場合などで他行への振込が多い場合、振込手数料の金額は無視できないものになります。

 

1.3 サービス力

担当者が会社に来てくれ、親身に相談にのってくれるかどうかという視点も検討したいポイントになります。

フリーランスや個人事業主向けの特典サービスを提供している場合があります。例えば、ビジネスローンの提供や、経営相談などが挙げられます。

金融庁のホームページでも、現状の金融機関の課題として、人材やノウハウの面から、顧客企業に対し十分なソリューションを提案できていない点を問題提起しています。

【出典】 金融庁ホームページ 銀行監督上の評価項目  II -5 地域密着型金融の推進 

 

1.4 資金調達のしやすさ

借入を考えている場合には、融資のしやすさも重要な選定基準となります。

融資を受けやすくするために、売上・仕入・給与・家賃・公共機関の支払いなどの日常的に
発生する入出金を融資を受けたい金融機関にまとめるのも一案です。

融資をする銀行にとっては、お金の流れがわかるため、融資をしやすくなります。

 

2. 個人事業主・フリーランスにおすすめの口座

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金融機関の規模が大きいほうが安心、あるいは近くにある金融機関がいいということであれば
信頼性使いやすさという観点から都市銀行がオススメとなります。

一方、振込手数料や入出金の手数料をおさえたい場合には、ネットバンクがオススメです。

たとえば、他行あてに月7回3万円以上の振込をした場合、三菱UFJ銀行三井住友銀行みずほ銀行は、1か月で1,540円~2,310円振込手数料が発生します。一方、GMOあおぞらネット銀行や、住信SBIネット銀行の場合、無料となります。

また、銀行の支店やATMに行って、待つ時間はもったいなく、事業をして忙しい時期などは、ネットバンクであれば振込残高照会などの作業が簡単にできます。

さらに経理関係の作業をするときに、ネットバンクであれば取引履歴をダウンロードできるので、会計データを入力するときに、ムダな手入力が発生せず、その後の作業などが楽になります。

最後に、都市銀行、ネットバンクの振込手数料をまとめましたので、ごらんください。

  振込手数料(2024年3月11日時点)
三菱UFJ銀行(ATM、キャッシュカード利用)
 ⇒ 三菱UFJ銀行のホームページはこちら
同行同一支店:無料
同行内:0円
他行宛:(三菱UFJダイレクト)
 3万円以下:154円
 3万円以上:220円
三井住友銀行(SMBCダイレクト利用)
 ⇒ 三井住友銀行のホームページはこちら
同行同一支店:無料(SMBCダイレクト)
同行内:無料
他行宛:
 3万円以下:165円
 3万円以上:330円
みずほ銀行(インターネット・モバイル利用)
 ⇒ みずほ銀行のホームページはこちら
同行同一支店:無料
同行内:無料(みずほダイレクト)
他行宛:
 3万円以下:150円
 3万円以上:320円
GMOあおぞらネット銀行
 ⇒ GMOあおぞらネット銀行のホームページはこちら
同行内:
 カスタマーステージによって
 月2回~15回まで無料 
他行宛
 カスタマーステージによって
 月1回~15回まで無料
 以降、145円(税込) / 回
楽天銀行
 ⇒ 楽天銀行のホームページはこちら

同行内:無料
他行宛:145円(会員ステージに応じて、最大3回/月 無料)

SBI新生銀行
 ⇒ SBI新生銀行のホームページはこちら

同行内
無料(インターネット)
他行宛
無料(一定回数無料 インターネット)
出金手数料:新規口座開設月を含めた当初6ヵ月目まではATM手数料無料
※2021年1月25日以降、プラチナ・ゴールド会員であっても一部ATMでは有料
振込手数料:インターネットからの利用で最大月10回無料
※ SBI 新生銀行は2024年3月31日(日)まで、提携コンビニATMの出金手数料がだれでも回数制限なく何回でも無料。インターネットでの他行宛振込手数料もステージにより月1~50回無料。
住信SBIネット銀行
 ⇒ 住信SBIネット銀行のホームページはこちら
同行内
無料
他行宛
145円
PayPay銀行
 ⇒ PayPay銀行のホームページはこちら
同行内:0円
他行宛:145円

なお、日々の入出金の管理が面倒な場合には、銀行の残高を一元的に管理できるアプリを利用するのも一つです。

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クラウド会計ソフト大手のfreeeが提供するソフトで、無料で銀行の残高を閲覧できるアプリです。

freee入出金

 

【参考】 金融機関の種類

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どの銀行口座を選ぶかを決めるにあたり、金融機関の種類を知ることも大切です。最後に参考までに金融機関の種類をご紹介します。大きく5種類あります。

  1.  都市銀行
  2.  地方銀行
  3.  ネットバンク
  4.  信用金庫
  5.  信用組合

それぞれについてご紹介します。

3.1. 都市銀行

主に大・中規模企業向けの金融機関となります。東京など大都市に本店があり、全国各地に多数の
支店があります。知名度・信用力は抜群にあります。金融商品の取り扱い数なども多数あります。

 

3.2. 地方銀行

主に大・中規模企業向けの金融機関となります。各地方都市に本店があり、全国各地に支店があります。都市銀行よりも地域に密着したサービスを展開しています。

 

3.3. ネットバンク

インターネット専業で、実際の店舗は持たず、インターネットを通じてサービスを提供する金融機関です。実店舗を持たないため、店舗の費用が少なくてすみ、預金の利息が高く、かつ手数料が安い傾向にあります。

 

3.4. 信用金庫

中小企業や地域住民が対象の金融機関となります。地域の活性化を目的としています。貸付や手形の割引などの利用の際には、会員になる必要がある場合もあります。

 

3.5. 信用組合

中小企業や地域住民の相互扶助を目的とする金融機関となります。サービスを利用するには、組合員になる必要がある場合もあります

 

まとめ

本記事では、個人事業主におすすめな銀行口座を選ぶための比較のポイントをご紹介しました。
事業が軌道に乗り出したあとに、口座を変更するのは大変です。金融機関の選択は慎重に行ってください。

なお個人情報主向けの開業の仕方、経理の仕方などを別記事でまとめています。

【参考記事】 ・ 起業前のチェックリスト! 絶対に準備しておきたい11のこと
       ・ 個人事業主の開業届!必要書類の入手先、提出先、期限などの知識
       ・ 会計ソフトの選び方!個人事業主に最適なソフトを選ぶ方法
       ・ 個人事業主の経理をラクにする!今すぐ始めたい4つの便利技
       ・ 開業費用を節約する!7つのコスト削減方法
       ・ 自営業の経理!ゼロから始める確定申告までの13の作業と知識

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Writer/編集者: 松田康


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