自分の曲を売るには、どのような方法があるのでしょうか。
自作の音楽を配信ストアに一括で配信・販売する方法や、生放送を配信する方法、CDや音源をネットショップで売る方法があります。さらに、グッズを販売する方法もあります。
そこで、自分の曲を売る、あるいは配信して稼ぐ前に、知っておきたいポイントをまとめました。
本記事は、音楽で稼ぐために押さえておきたい14個のサイトをご紹介します。
自分の曲を売る方法!音楽を売る14のサイト
自分の曲や音楽を売るにあたり、次の4つのポイントは検討したいところです。
- 誰向けに売るのか。(国内、海外、ファン向け)
- 何を売るのか。(曲、チケット、グッズ)
- どのような方法で販売するか。(ライブ配信、ダウンロード販売、クラウドソーシング)
- 初期費用はいくらか。年間の利用料は発生するのか。手数料はいくらか。
上記ポイントを踏まえて、おすすめのサイトをご紹介します。
- TuneCore
- Frekul
- narasu
- Showroom
- ツイキャス
- YouTube
- audiostock
- BASE
- STORES
- ココナラ
- カラーミーショップ
- CD BABY
- bandcamp
- MUSER
それぞれを詳細にご紹介します。
1. TuneCore
自分の曲を世界185か国以上の配信ストアに配信販売できるサービスです。iTunesやAmazon Music、レコチョク、Spotify、AWAなどの配信ストアに一括で送信してくれ、最短2日で販売を開始できます。
年間の利用料を払えば、楽曲の売上から配信ストアの手数料を差し引いた収益を100%還元してくれます。また、配信後も楽曲の権利は自分が保持できます。
作品の制作にかかわった、アーティストや作詞、作曲、編曲、演奏、プロデュース、レコーディングなどを行った関係者に、収益を自動で分配する機能もあります。
◆ 基本情報
- 主な配信先:iTunes Store、Apple Music、Amazon、Amazon Music Unlimited、music.jp、oricon ME!、Spotify、KKBOX、うたパス、レコチョク、mora、Media Do、YouTube Music、Google Play Music、e-onkyo music、LINE MUSIC、AWA、SMART USEN、 dwango.jp、OTOTOY、Rakuten Music、mysound、DEEZER、着信★うた♪by KONAMI、ディスカバリー・サービス、Gracenote、Shazam、TikTok
- 年間の利用料: シングル1,410円/年 アルバム 4,750円/年
- 手数料: 無料
2. Frekul
現役のアーティスト達によって作られた音楽配信サービスで、Apple Music、Spotify、iTunes Store、LINE Musicなどに配信できます。
登録料や基本料などは発生しない代わりに、Frekul経由で収入が発生した場合に、手数料が発生します。登録アーティスト数は13,802組、登録曲数は55,909曲あります。なお、収益の60%が還元されます。
◆ 基本情報
- 主な配信先:iTunes Store、 Apple Music、Amazon、music.jp、oricon ME!、Spotify、KKBOX、うたパス、レコチョク、mora、Media Do、Google Play Music、LINE MUSIC、AWA、SMART USEN、dwango.jp、OTOTOY、Rakuten Music、mysound、Gracenote、Shazam、 YouTube Music、TuneCore
- 年間の利用料: 無料
- 手数料: 40%
なお、Frekulのサービスの一つに、自分のオリジナル曲をJOYSOUNDで歌えるようにでき、印税を受け取れるサービスがあります。
自分の作った曲がカラオケで歌えるサービスで、曲が歌われれば、印税を受け取れます。申し込みをして、素材を提出し、約3週間でカラオケ店で歌えます。
3. narasu
月額660円で自分の楽曲を世界中に配信できるサービスです。SpotifyやYoutube Music、AWA、Apple Music、レコチョコ、LINE MUSIC、Rakuten Music、KKBOXに配信できます。
アーティストへの還元率は90%と高いため、収益を確保しやすいです。
◆ 基本情報
- 主な配信先:SpotifyやYoutube Music、AWA、Apple Music、レコチョコ、LINE MUSIC、Rakuten Music、KKBOX、Amazon Music、Tower Record MUSIC、dヒッツ、dミュージック、うたパス、OTORAKU、ひかりTVミュージック、deezer、SAAVN、Yandex、pandra、SHAZAM、SOUNDCLOUD、TikTok
- 利用料(税込):サブスク型 月660円、都度課金 シングル2,860円 アルバム5,500円
- 手数料: 10%
4. Showroom
ライブアイドルブームにのって成長した配信アプリで、パソコンとスマホを使って、仮想ライブ空間で、生放送できるアプリです。
生放送を始めると、視聴者のアバターが配信者を取り囲むようにして配置されます。視聴者は、ギフトを投げ銭することで、配信者の報酬となります。
◆ 基本情報
- Twitter連携:〇
- オンラインチャット: 〇
- 画質: 高画質
- オフラインの時間帯にも自動でPR動画を流せるルーム機能:〇
- 放送時間枠の制限: なし
- 課金の取り分: 未公開
【参考記事】 ・ Vtuberアバターの作り方!おすすめのツール12選
5. ツイキャス
パソコンやスマホ、タブレットから、ライブ配信ができるサービスです。配信を見ている人が、コメントを送れたり、また、配信者がそのコメントに返事をしたりできます。
さらに、YouTubeアカウントを連携することにより、録画をYouTubeに投稿できます。キャスマーケットという機能で、ライブなどのイベントのチケットを販売できたり、音源も販売できます。
なお、リアルタイムに購入すると、手数料がかからない仕組みになっています。そのため、チケットを買ってと声がけをしやすい特徴があります。
◆ 基本情報
- 初期費用: 無料
- 販売手数料: 20パーセント
- 収益の分配機能: ×
6. YouTube
言わずと知れた、動画共有サイトで、広告収入だけで年間数千万円の収入を稼ぐ方もおり、マネタイズしやすいです。なお、検索キーワードを意識して、タグ付けなど他の動画からの流入を意識して投稿します。
さらに、ContentIDというシステムを利用することで、他のユーザーがアップロードした動画のコンテンツを、自分の楽曲と照らし合わせてスキャンし、一致した場合には収益化するかブロックするかを選べます。
【参考記事】 ・ 動画編集のオンラインスクールおすすめ14選を比較!(無料あり)
7. Audiostock
楽曲、効果音、ボイス・ナレーションなどの作品を販売できるサイトです。自分の作品を登録して、使用権を売ることで、印税を受け取ることができます。
投稿した作品は、Audiostock側で審査されたうえで、販売が開始されます。投稿をすることで、作品をゲームや映像の主題歌などに使ってもらえるチャンスが広がります。
◆ 基本情報
- BGM: 1,100 円~
- 効果音: 550 円
- ボイス: 550 円
- 歌: 3,300円~
- 報酬: 販売価格の 40% 〜 60%
8. BASE
無料で作れるネットショップ作成ツールです。BGM素材などの音楽素材をダウンロード販売できます。
デジタルコンテンツ販売という無料のアプリを入れることで、音楽データを売れます。お客様は商品を購入後、 メールに記載されているURLをクリックすることでダウンロードできます。
さらに、Tシャツやバスタオル、ネックストラップ、ラバーキーホルダーなどのグッズも売れます。
◆ 基本情報
- 初期費用: 無料
- 手数料: 6.6%+40円
【参考記事】 ・ BASEの使い方と評判!メリットとデメリット、手数料を解説!
9. STORES
無料で作れるネットショップ作成ツールで、音源や楽曲をダウンロード販売できます。ユーザーはそこで商品を購入すると、ダウンロードできます。
◆ 販売しているショップ(作曲)
◆ 基本情報
- 初期費用:無料
- 手数料: 3.6%~
【参考記事】 ・ STORESの使い方と評判!便利な点と不便な点を徹底解説
10. ココナラ
大手クラウドソーシングで、音楽や作曲、アレンジ、BGM、効果音の販売などができます。ニコニコ動画、Youtubeなどの「歌ってみた」 のmixなど、様々な依頼があります。
◆ 基本情報
- 初期費用:無料
- 手数料: 22%
【参考記事】 ・ ココナラの使い勝手を評価!手数料や使い方、評判
11. カラーミーショップ
販売手数料が無料のネットショップ作成ツールで、音楽データを販売できます。ユーザーはデータを試聴して、気に入ったら、購入できます。
デジタルコンテンツを販売できる機能や、クーポンやメルマガを送る機能など、機能が充実しています。
◆ 基本情報
- 初期費用: 0円~
- 月額費用: 0円~
- 販売手数料: 無料
【参考記事】 ・ カラーミーショップの使い勝手と評判!テンプレート、機能、手数料
12. CD Baby
ストリーミングやダウンロード、CDやレコードの販売、ファンへの直接販売ができます。説明文がすべて英語のため、英語にアレルギーのない方におすすめのサイトとなります。
標準プランはシングルで9.95ドル、アルバムで29ドルかかります。
13. bandcamp
2007年にスタートした米国産のサービスで、アーティストが自分で作品を直販できます。Bandcampを使用してアーティストに過去30日間だけで820万ドル(約8.5億円)をアーティストに支払っています。
ただ、英語ですべて表記されているので、英語に慣れている方におすすめです。
14. MUSER
ライブを配信できるプラットフォームです。生配信できるだけでなく、有料の視聴チケットやファン特典付きの投げ銭機能を使って、ライブ配信で収益を上げることができます。
配信する機材や配信するためのノウハウについても、サポートしてくれるため、手軽にライブ配信を始められます。初期費用は0円から始められるため、独立系のアーティストの方でも利用しやすいです。
まとめ
本記事は、音楽で稼ぐために売れるサイトをご紹介しました。
おさらいをすると、音楽の配信をするときには、TuneCore、Frekul、narasuが便利です。初期費用をかけたくないときは、narasu のほうが手軽です。
また、ライブ配信をしたいときには、Showroom、ツイキャスがおすすめです。一方、すでにファンがいて、ダウンロード販売やグッズ販売をしたいときには、BASE、STORES、カラーミーショップがおすすめです。
また、クラウドソーシングを利用する場合は、ココナラが便利です。さらに、英語アレルギーがない方は、CD BABY、bandcampも挑戦したいところです。
なお、BASE、STORESに関する情報は別記事でまとめています。
【参考記事】 ・ BASEの使い方と評判!メリットとデメリット、手数料を解説!
・ STORESの使い方と評判!便利な点と不便な点を徹底解説
・ STORESとBASEを比較!機能・手数料・使いやすさで検証
また、ミュージシャンとして確定申告をする際には、別記事でまとめています。
【参考記事】 ・ ミュージシャンの確定申告!書き方、経費などの基礎知識(バイト含む)
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Writer/編集者: 松田康