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freee人事労務(給与計算)の使い勝手と評判!メリットとデメリット


freee人事労務(旧、給与計算)は人気ですが、使いやすさや評判はどうでしょうか。

月額3,980円で、給与計算から労務管理までの機能を利用できます。給与明細は1クリックで作れ、オンラインで共有できます。また、年末調整賃金台帳などの書類を、簡単に作れます。

一方、電話によるサポートが有料な点と、従業員が増えるごとに、月額費用・料金が増える点は注意が必要です。そこで、freee人事労務を利用する前に知っておきたいポイントをまとめました。

本記事は、freee人事労務の使い勝手と評判をご紹介します。

 

1. freee人事労務 のメリット

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freee人事労務はクラウドで人事・労務の管理をできるシステムです。中小企業白書によると、クラウドで人事労務も効率的に管理している事例として紹介されています。

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中小企業白書 第2部 深刻化する人手不足と中小企業の生産性革命 (事例2-4-10)

freee人事労務のメリットは、7つあります。

  1.  給与計算から労務管理まで機能が揃っている
  2.  年末調整がかんたん
  3.  書類の作成がかんたん
  4.  外出先でも利用できる
  5.  会計ソフトと連携できる
  6.  他の勤怠システムと連携できる
  7.  Slackで勤怠入力できる

それぞれを詳細にご紹介します。

 

1.1  給与計算から労務管理

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freee人事労務は、給与計算・勤怠・労務・マイナンバーなどの一連の機能が揃っており、毎月の給与計算や年末調整、行政への書類を作れます。

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さらに、初心者にも使いやすい機能が用意されており、利用シーン別に機能が提供されています。たとえば、従業員が入社した時には次のような処理をします。

まず、TOP画面の下にスクロールし、「従業員が入社した」をクリックします。

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次に、従業員に関する情報(入社日、氏名、生年月日、基本給など)を入力します。

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次に、住所や通勤手当に関する情報や、銀行口座、保険・年金に関する情報などを登録します。

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すると、自動的に給与明細が作成されます。

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また、TOP画面では、毎月のToDoリスト(やるべきリスト)が表示されます。そのため、忘れずに毎月すべき作業を実施できます。

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freee人事労務(公式サイト)で機能一覧を確認する 

 

1.2  年末調整

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freee人事労務は、年末調整を簡単に行えます。一般的には紙ペースで年末調整に関する情報をあつめていましたが、Web画面上で従業員に回答してもらえます。

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さらに、各従業員の回答の進捗状況を簡単にチェックできます。

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freee人事労務の年末調整の機能を見る

 

1.3 書類の作成

freee人事労務は、人事関連の書類を自動的に作成します。たとえば、年末調整も従業員が入力した情報をもとに自動的に作成します。

まず、年末調整の場合には、「年末調整」を開きます。

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つぎに、事業所名称や法人番号などの基本情報を登録します。

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次に、各従業員の入力項目を確定することで、総括表が出力・印刷できます。

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年末調整関連では、次の資料が作成できます。

  •  扶養控除等申告書
  •  保険料控除申告書
  •  給与支払報告書(総括表/個人別明細書)
  •  法定調書合計表
  •  源泉徴収票(税務署用)
  •  源泉徴収票(従業員用)
  •  源泉徴収簿

freee人事労務は、年末調整以外にも次のような書類を作成できます。

  •  所得税徴収高計算書
  •  賃金台帳
  •  出勤簿
  •  労働者名簿
  •  労働保険の年度更新の申告書
  •  月額変更届
  •  算定基礎届
  •  健康保険・厚生年金保険被保険者資格取得届
  •  健康保険被扶養者(異動)届及び国民年金第3号被保険者にかかる届書
  •  雇用保険被保険者資格取得届
  •  特別区民税・都民税 特別徴収への切替申請書(*1)
  •  健康保険 被保険者資格証明書交付申請書(*1)
  •  社会保険(健康保険・厚生年金保険)被保険者資格喪失届(*1)
  •  雇用保険被保険者資格喪失届及び離職証明書(*1)
  •  従業員交付用の源泉徴収票

*1:ビジネスプラン限定です。

以上のように、さまざまな人事関連の書類が自動的に作成されます。さらに、データが一元管理されるため、紙でのやり取りが減り、さらに社内での入力ミスが減ります。

freee人事労務(公式サイト)で作成できる書類を確認する

口コミを調べたところ、Twitterでコメントがありましたので、ご紹介します。

 

1.4 外出先でも利用

freee人事労務は、インターネットに接続できれば、外出先からでも利用できます。そのため、出退勤や、勤怠のワークフロー、年末調整などの情報をWeb上で入力できます。

さらに、給与明細を紙で送らなくても、Web上で閲覧できるようになります。なお、前章までで紹介した機能のイメージをYouTubeに投稿されていたので、ご紹介します。

 

1.5 会計ソフトと連携

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freee人事労務はクラウド会計のfreeeとも連携しています。そのため、給与の支払い情報に関する仕訳データが自動で作られるため、会計ソフト側で改めて計上する必要がありません。

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【出典】 freee人事労務他サービスとの連携

 

1.6 他の勤怠システムと連携

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freee人事労務は、他の勤怠システムと連携することもできます。他の勤怠システムで入力された勤怠情報をもとに、給与計算を行えます。

◆ 連携できる勤怠システム

 

1.7 Slackでの勤怠入力

freee人事労務はSlackと連携できます。具体的には、Slack上でコマンドを実行することで、freee人事労務を呼び出し、ボタンを押すだけで勤怠の登録が完了できます。

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【出典】 freee人事労務他サービスとの連携 

Webブラウザで打刻するのが手間と感じる方に便利な機能です。

 

2. freee人事労務のデメリット

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前章では、freee人事労務のメリットをご紹介しました。次に、評判とは異なり、freee人事労務のデメリットをご紹介します。

  1.  従業員が増えると、料金が上がる
  2.  ライトプランには電話のサポートはない
  3.  ワークフローはプロフェッショナルプラン以上で利用できる

それぞれを詳細にご紹介します。

 

2.1  料金

freee人事労務の料金プランは4つあります。

プラン ベーシック プロフェッショナル エンタープライズ
月額料金 3,980円 8,080円 要問合せ
給与計算、年末調整、マイナンバー管理
経費精算連携、労務手続き、勤怠打刻
裁量労働制、フレックス、勤怠ワークフロー ×
人事マスタ × ×
従業員追加 500円/人 700円/人 要問合せ

freee人事労務(公式サイト)で料金プランを確認する

 

2.2 電話サポート

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freee人事労務を利用しているときに、システムの使い方や、画面のエラー、給与計算に関する質問などをしたい場合にできれば、電話で問合せができると便利です。

しかし、freee人事労務のミニマムプランには電話のサポートはなく、チャットサポートのみとなります。なお、プロフェッショナルプラン、エンタープライズプランにすることで、電話のサポートも受けられます。

 

2.3 ワークフロー

freee人事労務は、勤怠のワークフローの機能があります。ただし、プロフェッショナルプラン以上となります。また、打刻機能は、ベーシックプラン以上となります。

そのため、ミニマムプランで、ワークフローや打刻の機能がない点は注意が必要です。

 

まとめ

本記事は、freee人事労務(旧、給与計算)の使い勝手と評判をご紹介しました。

おさらいをすると、freee人事労務のメリットは7点ありました。

  1.  給与計算から労務管理まで機能が揃っている
  2.  年末調整がかんたん
  3.  書類の作成がかんたん
  4.  外出先でも利用できる
  5.  会計ソフトと連携できる
  6.  他の勤怠システムと連携できる
  7.  Slackで勤怠入力できる

また、デメリットは3点ありました。

  1.  従業員が増えると、料金が上がる
  2.  ライトプランには電話のサポートはない
  3.  ワークフローはプロフェッショナルプラン以上で利用できる

freee人事労務の詳細を見る

デメリットは、プランによって機能に制限がある点が挙げられていますが、自社の要件とコストとの兼ね合いで判断できます。

なお、freee人事労務は30日間お試し版が利用できるので、機能や操作性をご確認ください。

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freee人事労務

なお、他の給与計算ソフトや、会計ソフトのfreeeに関する情報を別記事でまとめています。

【参考記事】 ・ MFクラウド給与の使い勝手と評判!便利な点と不便な点を徹底解説!
       ・ クラウド給与計算ソフトの一覧と比較!料金表付き
       ・ リファラル採用ツールの一覧!人気の3ツールをご紹介
       ・ freeeの使い勝手と評判!便利な点・不便な点を徹底解説!
       ・ freeeと弥生会計オンラインを比較!選ぶ前に知りたい3つの違い

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Writer/編集者: 松田康


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