Wixを利用するメリット、デメリットは何でしょうか。
Wixはテンプレートが711種類と豊富です。ホームページのレイアウトをドラッグ&ドロップで柔軟に変更できるため、初心者でも簡単に、好みのホームページを作れます。
一方で、電話によるサポートが無い点と、ネットショップの決済方法が少ない点は注意が必要です。そこで、Wixを利用する前に知っておきたいポイントをまとめました。
本記事は、Wixを利用するメリットとデメリットをご紹介します。
1. Wixのメリット
Wixは世界で1億人以上が利用するホームページ作成ツールです。プログラミングやデザインの知識がなくても、簡単にホームページを作れます。
Wixのメリットは、大きく5点あります。
それぞれを詳細にご紹介します。
1.1 テンプレート
Wixはテンプレートが豊富で、711種類あります。
◆ ビジネス向け
コンサルティング、IT、マーケティング、不動産、法律などのテンプレートが136種類あります。
◆ ネットショップ向け
ファッション、アパレル、ジュエリー、美容、フードなどのテンプレートが67種類あります。
◆ 個人向け
ポートフォリオや履歴書、プロフィールなどのテンプレートが41種類あります。
様々なテンプレートがあるのですが、英語版のテンプレートも多いです。そのため、英語が苦手な方は注意が必要です。
1.2 使い方
Wixは管理画面で、ページの追加や、背景画像の変更、文言、画像の変更ができます。そして、ボタンや問合せフォームなども、ドラッグ&ドロップで好きな場所に設置できます。
◆ Wixのホームページの編集方法
管理画面で、かんたんにページの追加やメニューの追加、写真のアップロードが行えます。
◆ 文言の追加
追加したい文言を、ドラッグ&ドロップで、好きな場所に置けます。
◆ 画像の追加
好みの画像をアップロードして、ドラッグ&ドロップで好きな場所に置けます。
◆ ボタンの追加
好みのボタンを選んで、好きな場所に置き、リンク先を設定できます。
◆ 問合せフォームの追加
問合せフォームを簡単に追加できます。
1.3 ホームページの作り方
Wixは、画面の指示に従って操作するだけで、瞬時にホームページを登録、作成できます。
(手順1)Wix にアクセスし、「今すぐはじめる」をクリックします。
(手順2) メールアドレスとパスワードを入力します。
(手順3) ホームページの種類を選択します。
(手順4) テンプレートを選択します。
これで、仮のホームページが作られます。
1.4 料金
Wixは、5種類の料金プランがあります。それぞれを紹介します。
プラン | Free | パーソナル | スモールビジネス | ビジネス | ビジネスプライム |
月額費用 | 無料 | 1200円 | 2100円 | 2,600円 | 12,000円 |
独自ドメイン | × | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
Eコマース | × | × | 〇 | 〇 | 〇 |
データ容量 | – | 2GB | 50GB | 100GB | 無制限 |
基本的に、Wixは、無料で利用できます。但し、広告が表示され、独自ドメインは利用できません。また、ネットショップも作れません。
そこで、広告を非表示にしたい場合や、独自ドメインを使いたい場合、ネットショップを作りたい場合には、有料版にしていく必要があります。
まず、無料版で使ってみて、使用感を確認してから、使い続けるか判断するのがオススメです。
1.5 セキュリティ
Wixは、セキュリティ対策が手厚く、PCI Data Security Standard という団体から、認定を受けています。
PCI Data Security Standardとは、クレジットカード情報を保護するために設けられたセキュリティ基準であり、クレジットカードの詐欺を減らすことを目的にしています。
また、ISO 27001 にも準拠しており、情報管理として安心感があります。
【出典】 Wix社ホームページ
2. Wixのデメリット
次に、Wixのデメリットについてご紹介します。
それぞれを詳細にご紹介します。
2.1 電話によるサポート
Wixは、メールによるサポートはあります。しかし、電話によるサポートはありません。
日本語を使った電話によるサポートが利用できるようになりました。(2020年7月8日時点)
- 日本語によるサポート: 月曜~金曜 (8時から17時)
なお、他のホームページを作成ツールのサポートの状況もご紹介します。
◆ 代表的なホームページ作成ツールの電話サポート
ツール名 | プラン名 | 月額料金 | 電話サポート |
グーペ | ビジネス | 3,500円 | 〇 |
DX | 1,500円 | × | |
通常 | 1,000円 | × | |
Jimdo | Business | 2,415円 | × |
Pro | 945円 | × | |
Free | 0円 | × | |
Weebly | BUSINESS | 25$ | 〇 |
PRO | 12$ | 〇 | |
スターター | 8$ | × | |
Free | 0円 | × | |
Strikingly | PRO | 16$ | × |
Limited | 8$ | × | |
無料 | 0円 | × |
【参考記事】 ・ グーペの使い勝手と評判!便利な点と不便な点を徹底解説
・ グーペとJimdoを比較!選ぶ前に知りたい7つの違い
・ グーペとWixを比較!選ぶ前に知りたい5つの違い
・ WixとWeeblyを比較!選ぶ前に知りたい3つの違い
・ Strikinglyの使い勝手と評判!便利な点と不便な点を徹底解説
2.2 決済方法(ネットショップ機能)
Wixは、日本で推奨される決済方法は、Stripe(クレジットカード決済)とPayPalです。
決済方法として、銀行振込や代金引換も設定できますが、お客様と直接取引することになります。Wixが処理を代行しないため、銀行振込がされているかなど独自にチェックする必要があります。
なお、他のホームページ作成ツールの(ネットショップ機能における)決済方法もご紹介します。
ツール名 | ネットショップ設置 | 支払い方法 |
Jimdo | 〇 | ・Stripe ・Paypal ・請求書 ・銀行振込み ・代金引換 |
グーペ | × | ー |
Weebly | 〇 | ・Stripe ・PayPal ・Square(スクエア) |
Strikingly | 〇 | ・Stripe ・Paypal ・オフライン決済 |
2.3 バックアップ
Wixは、バックアップデータを別のサーバーに保管することはできません。その代わり、サイト内のデータを複製する機能はあります。
サイトの管理メニューで、「サイトを複製」をクリックすることで、バックアップできます。
まとめ
本記事は、Wixを利用するメリットとデメリットをご紹介しました。
おさらいをすると、Wixのメリットは5点あります。
- テンプレートが豊富
- 使い方が簡単
- すぐにホームページが作れる
- 無料で使える
- セキュリティ対策が手厚い
一方、デメリットは3点あります。
-
電話によるサポートがない - ネットショップの決済方法は限られている
- バックアップする方法が限られている
なお、他のホームページ作成ツールに関しては別記事でまとめています。
【参考記事】 ・ WixとWordPressを比較!選ぶ前に知りたい5つの違い
・ WixとWeeblyを比較!選ぶ前に知りたい3つの違い
・ WixとBASEを比較!選ぶ前に知っておきたい4つの違い
・ JimdoとWordPressを比較!選ぶ前に知りたい5つの違い
・ グーペとJimdoを比較!選ぶ前に知りたい7つの違い
500mailsのFacebookやTwitterでは小さな会社の販促・運営に便利な記事を配信しています。
是非「いいね!」をして最新情報をチェックしてください
Writer/編集者: 松田康