確定申告の準備が面倒…そんなお悩みはありませんか?
タックスナップは、領収書をスマホで撮影するだけで作業を進めてくれる確定申告アプリです。カードや銀行口座と連携すれば、経費も自動で入力され、準備がグッと楽になります!
この記事では、タックスナップの使い方を解説します。導入方法から日々の使い方、申告書の提出までの流れを、実際のスクリーンショットを交えて紹介します。
「確定申告の不安を減らしたい」「手間を減らしたい」という方は、ぜひ参考にしてみてください!
1. タックスナップとは?
2. タックスナップの導入手順
3. タックスナップの使い方
4. タックスナップの料金プラン
5. まとめ
1. タックスナップとは?
タックスナップは、フリーランスや個人事業主のための確定申告向けのアプリです。
レシートの撮影や銀行・カードとの明細情報を連携することで、これまで手作業で行っていたレシートの入力や仕訳の作業を自動化できます。
たとえば、紙のレシートをスマホで撮るだけで、日付や金額などの経費データがクラウド上に自動で記録・集計され、確定申告の準備がグッと楽になります。
さっそく、タックスナップの導入方法をご紹介します。
2. タックスナップの導入手順
タックスナップを導入するときは、つぎの2つのステップで進めます。
それぞれを詳細に説明します。
2.1 アカウントを作る
(手順1) タックスナップの公式サイトで、「2週間無料でスタート!」を選びます。
(手順2)メールアドレス、あるいはGoogle、Appleのアカウントでユーザー登録をします。
(手順3)ユーザー登録を終えると、料金プランを選びます。プランの違いは後述します。
(手順4)「2週間無料でスタート」を選びます。(この記事では、安心プランでご紹介します)
(手順5)カード情報を入力して、「申し込む」ボタンを押します。
無料体験にはクレジットカード情報の入力が必要ですが、
2週間以内に解約すれば料金は一切かかりません。
2.2 スマホアプリのインストール
タックスナップはiOS・Androidのどちらにも対応しています。アプリストアからダウンロードし、先ほど登録したアカウントでログインすれば、そのまま利用できます。
(手順1)スマホのアプリをダウンロードします。
(手順2)ログインをすると、つぎのホーム画面が表示されます。パソコンとスマホの併用もできるので、自分の作業スタイルに合わせて柔軟に使えます。
これで、インストールは終了です。インストールとログインが完了したら、いよいよ実際の使い方を見ていきましょう。
3. タックスナップの使い方
確定申告をするには、日々の経費や売上、取引明細などの情報を集めて整理し、申告書を作成する必要があります。
タックスナップを使えば、これらの面倒な作業をスマホで効率的に進めることができます。
この章では、タックスナップを使った確定申告までの流れを、ステップごとにご紹介します。
それぞれを詳細に説明します。
3.1 口座やクレジットカードと連携をする
日々の支払いに使っている銀行口座やクレジットカードをタックスナップに連携させておくと、明細データが自動で取り込まれ、経費として自動的に登録されます。
ここでは、金融機関との連携の手順を画像つきで解説します。
(手順1) ホーム画面で「仕分け」を選びます。ここから連携の設定を始めます。
(手順2)「登録する」を選びます。
(手順3) 利用規約を読み、「同意して進む」を選びます。
(手順4) データ連携をしたい金融機関を選びます。約2,500種類の金融機関およびサービスに対応しています。詳細を知りたい方は、こちらをご覧ください。
(手順5) IDやパスワードを入力します。
(手順6)連携がされると、明細情報がダウンロードされます。これで手入力が不要になります!
(手順7)取得されたデータが表示され、取引内容や日付、金額などが確認できます
(手順8)自動で仕分けをするときは、「自動仕分けを設定」を選びます。よく使う勘定科目などを事前にルール化すると、さらに効率よく進められます。
(手順9)AIに仕分けを手伝ってもらいたいときには、「AI判定」を選びます。
(手順10) 経費になりやすい内容かどうかを、判定をしてくれます。初めてでも迷わず仕分けできるので、経理の負担を軽減できます。
3.2 レシートを撮影する
日々の経費を記録する第一歩は、レシートの登録です。タックスナップでは、レシートをスマホで撮影するだけで、かんたんに経費を登録できます。
撮影した画像はアプリが自動的に解析し、日付・金額・取引先名などの情報が入力されます。
(手順1)ホーム画面から、「仕分け」を選びます。「仕分け」画面では、レシートの撮影や登録済みの明細データを確認できます。
(手順2)「カメラで撮影」を選びます。
(手順3)カメラ機能で、領収書を写真に撮り、「写真を使用」を選びます。
(手順4)自動的に、レシートの内容が入力、反映されます。
レシートが多少しわくちゃでも、金額などを正確に読み取ってくれました。読み取り精度が高いことも、タックスナップの魅力のひとつです。
読み取られたデータは、自動的にアプリ内へ登録され、AIが勘定科目を自動で割り当ててくれます。基本的には正確ですが、意図と異なる科目になることもあるため、確認すると安心です。
たとえば、先ほど登録されたデータは「接待交際費」として自動仕分けされていましたが、今回は「会議費」として処理したいとします。その場合は、次の手順で修正します。
(手順5)勘定科目をタップします。
(手順6)勘定科目の一覧から、変更したい勘定科目(例 会議費)に変更します。
(手順7) 変更された内容で確認をして、「ビジネスで仕分けする」を選びます。
仕訳内容を修正すると、AIがその学習内容を記憶し、次回以降の仕訳に活かしてくれます。使えば使うほど、自分に合った精度の高い仕訳が可能になります。
3.3 請求書を撮影し、売上を計上する
タックスナップでは、経費の管理だけでなく、売上の記録もできます。たとえば、取引先に発行した請求書の控えをスマホで撮影するだけで、売上として自動で計上されます。
売上・経費を一括で管理できるため、帳簿の作成や確定申告の準備がスムーズになります。
(手順1) ホーム画面で、「仕分けをはじめる」をタップします。
(手順2)「カメラで撮影」をタップします。
(手順3)請求書を撮影します。
(手順4) 金額情報が入力されています。そのうえで、勘定科目をタップします。
(手順5)売上高をタップします。
(手順6)「ビジネスで仕分けする」をタップします。
レシートと同様に、請求書もスマホで撮影するだけで、売上として自動で記録されます。これにより、売上と経費を一元的に管理でき、帳簿の作成や確定申告の準備がぐっと効率的になります。
3.4 確定申告の手続きをする
日々の仕分け作業が完了したら、いよいよ確定申告の手続きです。タックスナップなら、これまでに記録した取引データをもとに、必要な書類をかんたんに作成できます。
(手順1) 下のメニューの確定申告を選びます。
(手順2) 仕分け分類を見ながら、正しい仕分けができているかをチェックします。
(手順3) 忘れがちな項目をチェックします。確定申告書を提出する前に、見落としやすい経費や固定資産の漏れがないかを確認しておくと安心です。
(手順4)「申告書の作成を始める」を選びます。
(手順5)確定申告書の作成画面で、「氏名、住所など」を選びます。
(手順6) 姓名と性別を入力します。
(手順7) 電話番号、郵便番号、住所を入力します。
(手順8) 提出税務署、世帯主との関係を選びます。申告先の税務署がわからない場合は、国税庁のサイトから検索できます。
(手順9) 申告区分、提出方法を選びます。
(手順10) 一連の処理を終えたら、「作成した申告書を確認」を選びます。
(手順11) 画面上に表示された「所得」「申告納税額」「還付金額」などを確認し、入力内容に誤りがないかをチェックします。
このように、レシートの読み取りから帳簿の作成、申告書の確認まで、すべてアプリ上で完結できるため、手間なく効率的に申告準備が整います。
このように、経費や売上の記録から申告書作成まで一貫して行えるのが、タックスナップの大きな魅力です。
タックスナップを実際に使ってみて感じたのは、「とにかく操作がシンプル」という点です。最初は「スマホだけで確定申告ができるの」と半信半疑でしたが、レシートを撮影するだけで日付や金額が入力され、確認・仕分けまであっという間でした。
特に便利だったのは、経費になりやすいかを判定してくれる機能!税理士に頼らず自力でやりたい方にとって、ありがたいツールだと思います。
タックスナップの料金プラン
ここまでご紹介してきたように、タックスナップはレシートの撮影や自動仕分け、確定申告書の作成まで、スマホだけで効率よく対応できます。
次に、タックスナップの料金プランをご紹介します。タックスナップには、「カンタンプラン」と「安心プラン」の2つの料金プランがあります。
- 「カンタンプラン」はコストを抑えたい方向けのシンプルなプランです。
- 「安心プラン」は、万が一の税務調査にも備えたい方におすすめ。追徴課税の補償や、税理士監修による仕分け・チェック機能がついており、より手厚いサポートを受けられます。
どちらのプランも、まずは2週間の無料体験が可能です。自分に合ったプランを試してから選べるので、初めての方でも安心して始められます。
◆ タックスナップの料金プラン
プラン名 | カンタンプラン | 安心プラン |
---|---|---|
2週間無料お試し | ◯ | ◯ |
年払い料金 | 980円/月(年間11,760円) | 2,180円/月(年間26,160円) |
月払い料金 | 1,480円/月(年間17,760円) | ― |
税務調査の追徴課税に対する補償(全額返金) | × | ◯ |
税理士監修の丸投げ仕分け | × | ◯ |
税理士監修の税務調査リスクチェック | × | ◯ |
確定申告書の提出 | ◯ | ◯ |
スワイプ仕分け無制限 | ◯ | ◯ |
カメラ仕分け無制限 | ◯ | ◯ |
※価格はすべて税抜表記です。
まとめ
本記事では、タックスナップの使い方をご紹介しました。タックスナップを使えば、日々の経理作業を効率化でき、 確定申告や決算準備の負担を軽減できます。
おさらいをすると、次のステップで使えます。
- アカウントを作る
- アプリをインストールする
- 口座やクレジットカードと連携をし、自動で計上をする
- レシートを撮影し、経費データを登録する
- 請求書を撮影し、売上を計上する
- 確定申告の手続きをする
2週間の無料トライアルがありますので、ぜひ操作をしてみてください。
なお、白色申告の仕方については、別記事でもまとめています。ぜひ、ご覧ください。
【参考記事】 ・ 白色申告帳簿テンプレート活用ガイド!エクセルで簡単(無料ダウンロード)
複雑なITツールやAIサービスを、初心者目線でわかりやすく解説することをモットーに活動中。小規模企業向けにITツールの導入をしている知見をもとに、情報を発信しています。