taskade(タスケード)は、AIがタスクを自動で整理し、管理してくれるタスク管理ツールです。
メモを入力するだけでタスクを分解、整理し、リスト形式に整理してくれます。さらにAIエージェントをつかって、自動的にタスクを割り当てることもできます。
この記事では、
・ タスクの作成から共有、管理する手順
・ AIエージェントを使って、自動的にタスクを割り当てる方法
を、実際の画面キャプチャーを掲載しつつ、使いこなす手順をご紹介します。
結論:taskadeは「タスクを整理し、割り当てる」タスク管理ツールです。AIエージェントを使って、タスクの登録から担当者の割り当てまでをサポートしてくれます。
taskadeの使い方

taskadeを使いこなすには、次の5つのステップで作業を進めます。
それぞれを詳細に説明します。
1. ユーザー登録

taskadeを使うには、まずユーザー登録が必要となります。
(手順1)taskadeの公式サイトにアクセスし、「無料ではじめる」を選びます。

(手順2)GoogleやAppleでログインするか、メールアドレスを登録し、「サインアップ」を選びます。

(手順3)プロンプトの入力画面が表示されたら、ユーザー登録は完了です。

タスクの登録、管理をするときは、図の赤枠に指示内容を入力します。

では、具体的な手順をご紹介します。
2. タスクを登録

それでは、早速タスクを登録してみます。
(手順1) 思いつくタスクを入力をしてみます。その後、To Do Listにまとめるように指示をし、「矢印」マークを選びます。

(手順2)taskadeのほうで整理したタスクを表示してくれます。

【感想】 WBSを“下ごしらえ”してくれる感覚
いろいろなタスクをそのまま貼り付けたところ、 「フェーズ1:要件確認」「フェーズ2:データ連携の検証」「フェーズ3:帳票設計」「フェーズ4:計算ロジック検証」 という4つの分類でタスクを整理してくれました。
(手順3) 洗い出したタスクをリスト形式にするように指示をし、チェックボックス欄と期限、担当者欄を設定できるように指示しました。

(手順4) その結果、洗い出したタスクは、タスクの一覧表として管理できるようになりました。

【感想】 チェックリスト形式が便利
タスクをチェックリスト形式にしてもらうことで、タスク、担当、ステータスと管理しやすくなります。「仕事で使える」レベルに仕上げてくれます。
良かった点
- タスクのメモをもとに、WBSを作ってくれる
- 担当、期限、ステータスを確認できる
惜しい点(気づき)
- 英語表記が残るので、操作に戸惑うときがある
3. タスクに期日とリマインド設定をする

登録したタスクに期日とリマインド設定ができます。
(手順1)登録したタスクの期日欄を選ぶと、カレンダー形式で期日を選べます。

(手順2)リマインド設定もでき、イベント時を選ぶと、いつ通知するかを選べます。

(手順3) いつ通知をするかを選べます。

4. タスク管理表を共有する

登録したタスク管理表を共有することもできます。
(手順1)登録したタスクを共有するには、右上の「シェア」ボタンを選びます。

(手順2)チームを招待するという画面が表示されるので、「プロジェクトに招待する」を選びます。

(手順3)共有リンクを有効にし、「リンクをコピーする」を選びます。

(手順4)共有したリンクを他のメンバーにメールやチャットツールで共有すると、同様の画面が表示されます。

5. タスクの割り当て作業を自動化する

taskadeでは、タスクを追加した瞬間に、あらかじめルールを設定することで、自動で担当者を割り当てることができます。
たとえば、チーム間のポテンヒット(誰も拾わないこと)を防ぐために、タスクが追加された場合には、PMOに割り当てて、作業の抜け漏れを防ぐこともできます。その手順をご紹介します。
(手順1) 上のアイコンから「自動化」を選びます。

(手順2) トリガーに「Task Added(タスクが追加されたとき)」を選びます。

(手順3) アクションに「Add Step」を選びます。

(手順4) 「Assign Task」を選びます。

(手順5)プロジェクト、TaskID、Userを設定することで、自動的にタスクを割り当てられます。

【感想】 “担当漏れ”を防ぐため仕組み作り
タスクが追加されたら、まず自動でPMO(進行管理担当)に割り当て、 PMOが内容を確認してから、担当者を再割り当てる流れにすると、 タスクの抜け漏れを防げます。 自動化と人の判断を組み合わせることで、運用の精度を高められます。
料金プラン
taskade は、無料プランと3つの有料プランがあります。まずは無料で始めて、必要に応じて有料プランへアップグレードしてください。
● Hobby プラン(無料)
このプランは「まず試したい」という方におすすめです。ただし、AIアプリ数やワークスペース数に制限があります。
● Starter/Pro/Ultra などの有料プラン
taskadeのロゴを非表示にしたい方や、独自ドメインを利用したいという場合は、有料プランへの切り替えが必要になります。
| プラン名 | StarteR | PrO | UltrA |
|---|---|---|---|
| 料金 | 8ドル | 20ドル | 60ドル |
| AIアプリ(AI Apps) | ◯ | ◯ | ◯ |
| AIエージェント/自動化 | ◯ | ◯(学習可) | ◯(高度AI+分析可) |
| taskadeロゴを非表示 | × 表示あり | ◯ 非表示 | ◯ 非表示 |
| 独自ドメインの設定 | × | × | ◯ |
| API/分析機能 | × | × | ◯ |
| 想定ユーザー | 個人/小規模 | チーム/中規模 | 企業/組織 |
よくある質問(FAQ)
よくある質問をご紹介します。
Q1. taskadeは日本語に対応していますか?
A. はい。主なメニューは日本語に対応しています。日本語で指示を出して、タスクも日本語で管理できます。ただ、一部の画面に英語表記が残っており、操作に戸惑う可能性があります。
Q2. 無料プランでどこまで使えますか?
A. タスク管理は無料で利用できます。ただ、AIを利用できる回数に制限があります。そのため、本格的に利用する場合は、有料プランへのアップグレードが必要です。
Q3. 他ツール(Notion/Trello)との違いは?
A. taskadeは、タスクをメモ書きすると、自動的にタスク管理表を作れる点が優れています。メモのように書き込むだけでToDoリストが作成され、担当者の割り振りも自動化できます。
まとめ
本記事では、taskadeの使い方をご紹介しました。taskadeを使うことで、タスクの登録、割り当て、共有がかんたんに行えます。次の手順で作業を進められます。
- ユーザー登録をする
- タスクを登録する
- タスクに期日を付与し、リマインドの設定をする
- タスク管理表を共有する
- タスクの割り当てを自動化する
メモのように書くだけでタスクを整理でき、担当者にリマインドもしてくれるため、タスク管理をするときに便利です。
チームでの効率化を図りたい人、個人での作業をもっとスムーズにしたい人におすすめです。
なお、Notionの使い方に興味のある方は、別の記事でまとめています。
【参考】 ・ Notionタスク管理の作り方!イラスト付きで初心者も安心!
複雑なITツールやAIサービスを、初心者目線でわかりやすく解説することをモットーに活動中。
実際に使った知見をもとに、誰でも再現できる使い方や注意点をシェアしています。
