法人向けのレンタルサーバーを比較した場合、どのような違いがあるのでしょうか。
サーバーの性能や管理画面の使いやすさ、CMSや自動バックアップの可否、サポートなどに違いがあります。また、月額費用やオプション費用を含め、トータルコストで比較したいところです。
そこで、中小企業の担当者が、法人向けのレンタルサーバーを選ぶ前に知っておきたいポイントをまとめました。
本記事は、おすすめの法人向けレンタルサーバー7選を比較し、その違いをご紹介します。
1. さくらのレンタルサーバー
利用者数が44万件と大手のレンタルサーバーです。サーバーの管理を外部委託したい場合や複数のサーバー管理者を登録したい場合におすすめです。
◆ 料金プランとスペック
プラン | ライト | スタンダード | プレミアム | ビジネス | ビジネスプロ | マネージド |
月額費用 | 129円 | 515円 | 1543円 | 2571円 | 4628円 | 12960円 |
初期費用 | 1029円 | 1029円 | 1029円 | 5142円 | 5142円 | 48600円 |
ドメイン数 | 20個 | 100個 | 150個 | 200個 | 200個 | 無制限 |
作成可能なデータベース | – | 20個 | 50個 | 100個 | 200個 | 無制限 |
メールアカウント数 | – | 10個 | 20個 | 30個 | 50個 | 無制限 |
ディスク容量 | 10GB | 100GB | 200GB | 300GB | 500GB | HDD700GB SSD360GB |
◆ 基本情報
- SSDの利用可否: 可能
- RAID構成: RAID10
- 管理画面: 使いやすい
- 電話によるサポート: あり
- 自動バックアップ: あり
- 利用できるCMS: WordPress、EC-Cube、Concrete5
- お試し版:あり
- 提供会社:さくらインターネット株式会社
【参考記事】・ さくらのレンタルサーバーの使い勝手と評判!便利な点と不便な点を徹底解説!
2. mixhost
月額880円で、60GBのSSDを利用できます。Apacheやnginxよりも高速なLiteSpeed Webサーバーを採用しています。全サーバーをSSDにし、RAID10構成のため、高速処理が得意です。
◆ 料金プランとスペック
プラン | スタンダード | プレミアム | ビジネス | ビジネスプラス |
月額費用 | 880円 | 1,780円 | 3,580円 | 7,180円 |
初期費用 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 |
ドメイン数 | 無制限 | 無制限 | 無制限 | 無制限 |
作成可能なデータベース | 無制限 | 無制限 | 無制限 | 無制限 |
メールアカウント数 | 無制限 | 無制限 | 無制限 | 無制限 |
ディスク容量 | 60GB | 100GB | 140GB | 180GB |
◆ 基本情報
- SSDの利用: 可能
- RAID構成: RAID10
- 管理画面: 使いやすい
- 電話によるサポート: あり
- 自動バックアップ: あり
- 利用できるCMS: WordPress、Joomla、Drupal、Magento
- お試し版:あり
- 提供会社: アズポケット株式会社
3. WADAX
月額1,188円から利用でき、SSDを使用できます。セキュリティに強みがあり、セコムトラストシステムズのセキュリティ診断、IPSなどのサービスを導入しています。
また、365日電話によるサポートが付いています。
◆ 料金プランとスペック
プラン | TypeB | TypeS | TypeG | TypeP |
月額費用 | 1,188円 | 1,944円 | 2,808円 | 3,888円 |
初期費用 | 3,240円 | 3,240円 | 3,240円 | 3,240円 |
ドメイン数 | 1個 | 10個 | 20個 | 30個 |
作成可能なデータベース | 1個 | 10個 | 20個 | 30個 |
メールアカウント数 | 20個 | 無制限 | 無制限 | 無制限 |
ディスク容量 | 20GB | 50GB | 100GB | 150GB |
◆ 基本情報
- SSDの利用: 可能
- RAID構成: RAID1(SSD)、RAID6(HDD)
- 管理画面: 使いやすい
- 電話によるサポート: あり
- 自動バックアップ: 有(オプション費用 月216円が必要)
- CMS: WordPress、EC-CUBE、XOOPS、baserCMS、CS-Cart、Zen Cart、Geeklog、Joomla
- お試し版:なし
【参考記事】 ・ WADAXの使い勝手と評判!便利な点と不便な点を解説
4. カゴヤサーバー
月額1,080円から100GBのディスクを利用できます。転送量が1日200GBと業界でも多いです。Webサーバーとメールサーバーは別ディスクであり、安定した運用ができます。
◆ 料金プランとスペック
プラン | S11 | S21 | S31 |
月額費用 | 1,080円 | 2,160円 | 3,240円 |
初期費用 | 0円 | 3,240円 | 3,240円 |
ドメイン数 | 無制限 | 無制限 | 無制限 |
作成可能なデータベース | 0個 | 10GB | 20GB |
メールアカウント数 | 0個 | 無制限 | 無制限 |
ディスク容量 | 100GB | 200GB | 300GB |
◆ 基本情報
- SSDの利用: 可能(データベースのみ)
- RAID構成: 未公開
- 管理画面: 使いやすい
- 電話によるサポート: あり
- 自動バックアップ: 有(最大10GBまで)
- 利用できるCMS: WordPress、EC-Cube、SOY CMS、MODX
- お試し版:あり
- 提供会社: カゴヤ・ジャパン株式会社
【参考記事】 ・ カゴヤサーバーの使い勝手と評判!便利な点と不便な点を徹底解説!
5. お名前.comレンタルサーバー
月額1,300円で、200GBのディスクを利用できるレンタルサーバーです。ドメインを無制限に登録でき、データベースも50個作成できます。
◆ 料金プランとスペック
プラン | SD-11 | SD-12 |
月額費用 | 900円 | 1,800円 |
初期費用 | 0円 | 0円 |
ドメイン数 | 無制限 | 無制限 |
作成可能なデータベース | 50個 | 無制限 |
メールアカウント数 | 無制限 | 無制限 |
ディスク容量 | 200GB | 400GB |
◆ 基本情報
- SSDの利用可否: 不明
- RAID構成: 不明
- 管理画面: 使いやすい
- 電話によるサポート: あり
- 自動バックアップ: あり
- 利用できるCMS: WordPress、PukiWiki、Joomla、XOOPS Cube、OPEN PNE
- お試し版:なし
- 提供会社:GMOインターネット株式会社
【参考記事】 ・ お名前.comレンタルサーバーの使い勝手と評判!【2019年】
6. CPIサーバー
月額3,800円で、無制限にディスク容量を利用できるレンタルサーバーです。ドメインを無制限に登録でき、データベースも無制限に作成できます。
KDDIウェブコミュニケーションズが提供しており、SLAを導入しています。稼働率100%を保障しており、SLAの対象となる障害については、返金されます。
◆ 料金プランとスペック
プラン | ACE01 |
月額費用 | 3,800円 |
初期費用 | 0円 |
ドメイン数 | 無制限 |
作成可能なデータベース | 無制限 |
メールアカウント数 | 無制限 |
ディスク容量 | 無制限 |
◆ 基本情報
- SSDの利用: 不明
- RAID構成: 不明
- 管理画面: 使いやすい
- 電話によるサポート: あり
- 自動バックアップ: あり
- CMS:Movable Type、WordPress、EC-Cube、a-blog、Drupal、concrete5、baserCMS
- お試し版:あり
- 提供会社:株式会社 KDDIウェブコミュニケーションズ
【参考記事】 ・ CPIサーバーの使い勝手と評判!便利な点と不便な点を徹底解説!
まとめ
本記事は、おすすめの法人向けレンタルサーバーを比較し、その違いをご紹介しました。
価格面で考慮すると、さくらのレンタルサーバーやmixhostがおすすめです。一方、セキュリティを重視する場合には、WADAXが優れています。
また、300GB以上の大量のディスク容量を利用したい場合は、お名前.comレンタルサーバーやCPIサーバーがおすすめです。
なお、他のレンタルサーバーについては別記事でまとめています。
【参考記事】 ・ ヘテムルの使い勝手と評価!便利な点と不便な点を徹底解説
・ カゴヤサーバーの使い勝手と評判!便利な点と不便な点を徹底解説!
・ JETBOYの使い勝手と評判!便利な点と不便な点を徹底解説!
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Writer/編集者: 松田康