小説で収益化するには、どのような方法があるのでしょうか。
小説の投稿サイトで作品を発表することで、閲覧数に応じて報酬を受け取る方法があります。また、自分でネットショップを作り、作品をダウンロード販売する方法もあります。
さらに、インターネット経由で小説の執筆作業を受注する方法もあります。そこで、小説で収益化を検討する時に、知っておきたいポイントをまとめました。
本記事は、小説で収益化する3つの方法と、稼げるサイト7選をご紹介します。
小説で収益化する3つの方法
小説で収益化するにあたり、次の3つの稼げる方法があります。
それぞれを詳細にご紹介します。
1. 小説の投稿サイト
自分の執筆した小説を、投稿サイトに登録をします。小説を登録し、閲覧の数に応じて、報酬がもらえます。
小説の投稿サイトを利用するメリットとデメリットをまとめました。
◆ メリット
- 小説を執筆するための投稿フォームが使える
- 広告を掲載することで、収益がもらえる(作品の閲覧数に基づいてポイント付与)
- 読者のコメントがもらえる
◆ デメリット
- 顧客情報を入手できない
小説の投稿サイトは2つあります。
それぞれを詳細にご紹介します。
1.1 カクヨム
Web小説を書くことで、出版することなく、収益を得られるサービスです。ファンタジーやSF、恋愛、ホラー、ミステリー、エッセイ、歴史などのジャンルの小説を投稿できます。
小説を執筆するための投稿フォームが用意されています。投稿を補助する機能があり、選択した文字列にルビや傍点をつけたり、段落先頭を字下げできます。
なお、小説を書く時には、タイトルやジャンルなどを決めます。
そして、本文を書いていきます。文章を書くときに、背景色や文字サイズなどを変えられます。
◆ 基本情報
- 投稿方法: Webフォーム
- 収益: 作品閲覧数と読者から届くギフトをもとに、カクヨムリワードが貯まる。
1カクヨムリワード=1円で換金、交換ができます。3,000リワード以上で銀行振込 - コンテスト: 毎月コンテストがあり
1.2 アルファポリス
オリジナルの小説や漫画を投稿できるサイトです。ファンタジー や恋愛、ミステリー、ホラー、SF、キャラ文芸、ライト文芸、青春、現代文学 などのジャンルの作品を投稿できます。
小説を投稿するときには、投稿ページで、タイトル、内容紹介などを記入します。
さらに、章のタイトルを入力して、本文を入力します。
◆ 基本情報
- 投稿方法: Webフォームから投稿。他のサイトで作品を掲載する場合、そのURLを登録。
- 収益: サイト内の広告収益をスコアとして作家に還元。スコアは現金やギフト券に交換。
- コンテスト: -
2. 小説のダウンロード販売
小説で収益化するにあたって、自分が執筆した小説をダウンロード販売する方法があります。自分でネットショップを作り、小説をダウンロードしてもらいます。
ダウンロード販売できるサイトを利用するメリットとデメリットをまとめました。
◆ メリット
- 自分が執筆した小説をネットで販売できる
- 自分で値付けができる
◆ デメリット
- 手数料が発生する
- 集客に時間がかかる
おすすめのサイトは3つあります。
それぞれを詳細にご紹介します。
2.1 note
文章を投稿して、ユーザーにコンテンツを楽しんでもらうサービスです。
投稿画面はシンプルな作りで、文字の入力をはじめると自動で保存されます。そのため、下書き保存のボタンを押す必要はありません。
なお、書いた小説を有料で販売できます。具体的には、投稿をするときに、販売設定を有料にすることで、金額を入力できます。
また、サポートという機能があり、作家の活動を金銭的に応援してくれます。
◆ 基本情報
- 収益: 自分で設定可
- 手数料: 10%~
- 登録費・年会費: 無料
2.2 BASE
無料で利用できるネットショップ作成ツールで、210万ショップ以上の利用者がいます。デジタルデータをダウンロード販売する機能があり、小説を販売できます。
お客様が商品を購入すると、購入完了画面あるいは購入後のメールに記載されているダウンロードボタンをクリックすることで、ファイルなどの電子書籍をダウンロードできます。
◆ 基本情報
- 収益: 自分で設定可
- 手数料: 6.6%~+40円(*1)
- 登録費・年会費: 無料(*1)
【参考記事】 ・ BASEの使い方と評判!メリットとデメリット、手数料を解説!
*1: 料金プランは2つあります。スタンダードプラン 年払い 0円/月 月払い 0円/月 決済手数料 3.6%+40円 グロースプラン 年払い 16,580円/月 月払い 19,980円/月 決済手数料 2.9%となります。
2.3 Booth
クリエイターの想いがこもった創作物が集まるマーケットプレイスで、電子コンテンツのダウンロード販売ができます。
なお、ダウンロード販売だけでなく、物販として販売もできます。
◆ 基本情報
- 収益: 自分で設定可
- 手数料: 5.6%+22円
- 登録費・年会費: 無料
【参考記事】 ・ BASEとBoothを比較!選ぶ前に知っておきたい7つの違い
3. 小説の制作
小説の執筆作業を請け負って、収益をあげる方法があります。小説の仕事を受注するにあたっては、クラウドソーシングが便利です。
クラウドソーシングを利用するメリットとデメリットをまとめました。
◆ メリット
- 在宅で仕事を受注できる
- 未経験者可の仕事も多い
◆ デメリット
- 手数料が発生する
おすすめのサイトは2つあります。
それぞれを詳細にご紹介します。
3.1 ココナラ
みんなの得意やスキルをやり取りできるクラウドソーシングです。
オリジナルのアイディアがあるのに文章にできないといった悩みに対して、きちんとした形にまとめ、小説を作り、報酬を受け取ります。
小説に関する出品者が2,800人近くあり、1文字1円~1.2円くらいで出品されています。
出品をするときは、通常サービスを選びます。
カテゴリーでは、「ライティング」を選び、「小説・シナリオ・出版物の作成」を選びます。
価格、お届け日数、購入にあたってのお願いを登録し、出品します。
◆ 基本情報
- 収益: 自分で設定可(手数料22%)
- 審査: なし
- 登録費・年会費: 無料
【参考記事】 ・ ココナラの使い勝手を評価!手数料や使い方、評判
3.2 SKIMA
クリエイター向けのクラウドソーシングです。
恋愛小説や夢小説、ファンタジー・SF小説、ホラー・オカルト小説、歴史・時代小説、ノンフィクション・実話、ライトノベルなどのジャンルの仕事があります。
出品をするときには、コミッションを選び、小説を選びます。
商品タイトルや商品内容を記載し、出品します。
◆ 基本情報
- 収益: 自分で設定可(手数料20%)
- 審査: なし
- 登録費・年会費: 無料
【参考記事】 ・ SKIMAの使い勝手と評判!使い方や手数料、支払い方法を紹介!
まとめ
本記事は、小説で収益化する3つの方法と、稼げるサイト7選をご紹介しました。おさらいをすると、求める内容によって、おすすめのサイトが変わります。
求める内容 | おすすめのサイト |
自分の作品を投稿し、読者の反応も欲しい | カクヨム、アルファポリス |
自分の作品を、ネットで販売したい | note、BASE、Booth |
自分の作品を電子書籍として販売したい | BASE、Booth |
小説の執筆作業を受注したい | ココナラ、SKIMA |
なお、小説のオンライン講座や、ライター向けの募集サイトは別記事でまとめています。
【参考記事】 ・ 小説を学べるオンライン講座おすすめ10選を比較(無料あり)
・ ライターの募集サイト20選を比較!フリーライター、在宅、副業向け
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Writer/編集者: 松田康