輸入ビジネスを副業で始めるには、どのような方法があるのでしょうか。
売れ筋の商品をリサーチし、販売データをもとに売れ行きを予測します。次に、海外のECサイトで商品を探し、仕入れ価格や送料、関税などの経費を計算して、採算が取れるかをチェックします。
そして、輸入の代行業者を選び、商品を仕入れ、日本で販売をするなど、色々な準備が必要です。そこで、副業で輸入ビジネスを始める前に知っておきたい手順やポイントをまとめました。
本記事は、副業で個人輸入を始める手順、仕入れ先、輸入代行業者の見つけ方、販売方法を紹介します。
輸入ビジネスを副業で始める手順
個人が副業で、輸入ビジネスを始めるには、次の5つの手順を押さえる必要があります。
それぞれを詳細にご紹介します。
1. リサーチ
輸入ビジネスを始めるには、どのような商品が売れそうかをチェックする必要があります。会社員であれば、通勤時間や空き時間などに、スマホで簡単にリサーチできます。
そのためには、アマゾンやヤフオク、メルカリなどのECサイトで売れ筋を見つける必要があります。いま流行している商品や、これから人気がでそうな商品を探します。
各サイトで気商品を調べる方法もありますが、効率よく探すには、次の3つが便利です。
- Amazonランキング (Amazon内の売れ筋の商品がわかります)
- オークファン (ヤフオク、モバオク、Amazon、eBayでの相場がわかります)
- Watchbell (底値でなく、適値がわかることを売りにしています)
◆ オークファンのAmazonリサーチ機能
オークファンの場合には、過去1年の価格やセールスランキングなどが分かります。商品の販売数や価格の推移を調べることで、商品が売れそうかを判断します。
なお、売れ筋の商品を見つけるための情報源については、別記事でまとめています。
【参考記事】 ・ Amazonランキングなど7つの情報源!売れ筋の商品と相場の調べ方
2. 仕入れ先
売れ筋の商品を見つけたら、その商品を安く仕入れられるかをチェックします。海外のショッピングモールやオークションサイトなどで、検索をします。
◆ おすすめのショッピングモール
- Amazon.com (Amazonの米国版で、最大のショッピングモールです)
- タオバオ (中国最大のECサイトです)
- アリババ (中国のECサイトで、小売店向けの商品が多いです)
アメリカから仕入れる場合には、Amazon.com が便利です。
◆ Amazon(US)
Amazonで商品をリサーチする場合には、検索窓に商品名を入力することで、検索できます。見た目は、日本のアマゾンと似ているため、簡単に使えます。
◆ eBay
アメリカの最大級のインターネットオークションサイトです。Google翻訳で日本語表示をすることで、スムーズに買えます。
また、中国から仕入れる場合にはタオバオ、アリババが便利です。
◆ タオバオ
タオバオは、日本でいう楽天のようなECサイトで、個人が少量から始められます。
◆ アリババ
アリババは小売店やネットショップが使うサイトで、大量に仕入れる場合が多いです。日本語で検索できるので、使いやすいです。
3. 輸入代行業者
商品を仕入れる場合には、英語や中国語などで問い合わせをする必要があります。さらに、商品の配送や税関の手続き、配送時のトラブルなど、色々と大変です。
一方、輸入代行業者を利用すれば、商品を指定して注文をすれば、スムーズに商品を仕入れることができます。
◆ 代行業者
輸入代行業者 | 仕入れ国 | 仕入れサイト | 日本語対応 | 交渉・買付 | 商品の配送 |
Shipito | 米国 | Amazon、eBay | 〇 | 〇 | 〇 |
MyUS | 米国 | Amazon、eBay | 〇 | 〇 | |
Chinamart | 中国 | タオバオ | 〇 | 〇 | 〇 |
イーウーパスポート | 中国 | タオバオ、アリババ | 〇 | 〇 | 〇 |
◆ Shipito
アメリカの輸入代行業者です。例えば、Amazonで商品を買いたい場合には、買いたい商品のURLを貼り付けて、数量などを伝えることで、代理で商品を買って、配送してくれます。
◆ MyUS
日本語には対応していないのですが、大手の転送業者です。保険や運送業者なども選べます。
◆ Chinamart
中国の輸入代行業者です。タオバオに特化して商品を代行で購入・配送してくれます。
◆ イーウーパスポート
中国の輸入代行業者です。日本人社員が現地に滞在しており、トラブルにも対応してくれます。
なお、輸入業者については、別記事でまとめています。
【参考記事】 ・ 転売におすすめの仕入れサイト12選!海外・中国輸入転売など
4. 採算
売れ筋の商品を見つけ、海外から仕入れることができることがわかったら、採算があうかをチェックします。
具体的には、次の6つのコストを算出します。
- 商品価格
- 送料
- 為替
- 関税
- 消費税
- 輸入代行業者の手数料
関税をチェックするときには、財務省の関税率表をチェックします。
さらに、消費税についても輸入時に納付する必要があります。
5 販売サイト
輸入商品を副業で販売するときには、ネットショップがおすすめです。スマホやパソコンがあれば始められるので、出店のコストが低く、ローリスクで始められるためです。
副業で輸入商品を販売するときには、月額費用や初期費用は無料で始めたいところです。おすすめの販売サイトは4つあります。
ショッピングモールに出店 | 独自のショップを構築 | 月額費用 | 手数料 | |
Amazon | 〇 | 無料 | 商品ごとに100円+約8~15% | |
ヤフオク | 〇 | 無料 | 10% | |
BASE | 〇 | 無料 | 6.6%~+40円(*1) | |
STORES | 〇 | 無料 | 5% |
Amazonとヤフオクは、ショッピングモールです。ショップのデザインは変更はできませんが、集客や販促のプロモーションは行ってくれます。
*1: スタンダードプラン 年払い 0円/月 月払い 0円/月 決済手数料 3.6%+40円 グロースプラン 年払い 16,580円/月 月払い 19,980円/月 決済手数料 2.9% となります。
◆ Amazon
Amazon内で商品を出品できます。配送や代金の回収まで行ってくれます。小口出品と大口出品という2つのプランがあり、小口出品の場合には、月額費用が無料となります。
◆ ヤフオク
日本最大級のオークションサイトです。常時6,500万点もの商品が出品されており、アクセサリーや家電、おもちゃ、バイク、車など幅広い商品が売買されています。
【参考記事】 ・ ヤフオクの3つのメリットと3つのデメリット
一方、BASEやSTORESは、独自にネットショップを作れます。自由にデザインを変更でき、顧客情報を持て、囲い込みができます。インスタグラムと連携して売るなど、色々な売り方ができます。
◆ BASE
無料で作れるネットショップ作成ツールです。200万店舗以上のショップが利用しており、クレジットカードや銀行振込、コンビニ払い、後払いにも対応しています。
【参考記事】 ・ BASEの使い方と評判!メリットとデメリット、手数料を解説!
◆ STORES
無料で作れるネットショップ作成ツールです。インスタグラムとの連携や、予約販売、定期販売、メルマガ、クーポンなど、様々な機能があります。
【参考記事】 ・ STORESの使い方と評判!便利な点と不便な点を徹底解説
・ STORESとBASEを比較!機能・手数料・使いやすさで検証
まとめ
本記事は、副業で輸入ビジネスを始める手順、仕入れ方法、販売方法を紹介しました。なお、ネットショップの集客方法については、別記事でまとめています。
【参考記事】 ・ ネットショップを宣伝する!効率よく集客する6つの方法
・ ネットショップの開業資金はいくらか。相場と11の費用の内訳
・ 無料でネットショップを作る!おすすめのサービス12選
・ ネット問屋・卸問屋の一覧!21のネット問屋をご紹介
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Writer/編集者: 松田康