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パーソナルカラーの資格8選!種類・費用・仕事・難易度


パーソナルカラーに関する資格がいろいろとありますが、どのような種類があるのでしょうか。

配色から色彩学、色の心理的効果や、似合う色の見つけ方が学べる資格や、ファッションやメイクアップ、インテリアなどの仕事に生かせる実践的な知識を学べる資格があります。

さらに、独学で学べる資格や、通信講座で取得できる資格もあります。そこで、パーソナルカラーを学ぶ前に知っておきたい有利な資格、その勉強法をまとめました。

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本記事は、パーソナルカラーに関する資格の種類と、難易度、費用、取得方法をご紹介します。

 

パーソナルカラーの資格の種類・選び方

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パーソナルカラーの資格を選ぶにあたって、チェックしたいポイントは5つあります。

  • 何を学ぶか。(配色色彩学、似合う色の見つけ方、メイクアップ、スタイリング
  • どのような方法で学ぶか。(通学、通信講座独学
  • どの程度の難易度か。(合格のボーダーライン、合格率)
  • どのくらいの費用が発生するか。
  • 資格を取得した後に、どのような仕事につけるか。(アパレル関係、講師業)

上記ポイントを踏まえて、おすすめの資格を一覧でご紹介します。

  1.  パーソナルカラー実務検定
  2.  パーソナルカラープランナー
  3.  色彩活用パーソナルカラー検定
  4.  パーソナルカラリスト検定
  5.  パーソナルスタイルアドバイザー
  6.  パーソナルカラーアナリスト
  7.  カラーコーディネーター
  8.  色彩技能パーソナルカラー検定

それぞれを詳細にご紹介します。

 

1. パーソナルカラー実務検定

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パーソナルカラー実務検定協会が運営する資格です。

仕事に活かせる知識を得るべく、一人ひとりに似合う色を診断し、色に対する理論だった提案ができるような知識が問われます。資格は、3級、2級、1級と3種類あります。

  • 3級: 色に関する基礎知識が問われる
  • 2級: パーソナルカラーを自分の生活に活かせるレベル
  • 1級: パーソナルカラーのプロフェッショナル向け

3級はエントリーをすると、自宅で、すぐに受験できます。2級と1級は、全国のテストセンターで受験が必要です。

ユーザー登録をすると、次のような画面が表示され、Webの画面で試験を受験できます。

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パーソナルカラー実務検定

◆ 問われる内容(学習内容)の例

  • 3級: ファッションやコスメにおける色の知識
  • 2級: パーソナルカラー4タイプの人の特徴、配色、色の見分け方、色彩の心理的効果
  • 1級: パーソナルカラー診断コスメカラーの見分け方、色の錯覚、配色技法

◆ 資格取得後の仕事

パーソナルカラーアナリスト、美容師、アパレル販売スタッフ、パーソナルスタイリスト

◆ 料金(税込)

  • 3級: 1,100円
  • 2級 : 7,700円
  • 1級: 13,200円

◆ 難易度

  • 3級: 正答率80%
  • 2級: 正答率80%
  • 1級: 正答率90%

◆ 出題形式

CBT試験(コンピューターを設置している全国のテスト)※ 3級は自宅で可

◆ 受験場所

全国の受験会場 ※ 3級は自宅で可

◆ 運営団体

パーソナルカラー実務検定協会

◆ 資格の取得方法

 

2. パーソナルカラープランナー

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一般社団法人日本技能開発協会が運営している資格です。

人の生まれ持った色と雰囲気から、似合う色を見つけて、診断するための知識が問われます。具体的には、色の基礎知識や色彩心理配色パーソナルカラー診断に関する知識が問われます。

資格を取得すると、ディプロマを受け取れます。

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パーソナルカラープランナー 

◆ 問われる内容(学習内容の例)

種類 問われる内容(学習内容の例)
パーソナルカラーの基礎知識
  • パーソナルカラーの概要、歴史
  • パーソナルカラー診断のメリット
色にまつわる基本要素
  • 色の基礎知識(カラーモデル色の三属性、色の段階)
  • 色彩心理の概要、色彩・トーンのイメージ、色が与える感覚
  • 配色の基礎知識(配色とは、配色の比率配色のポイント
パーソナルカラーの診断と方法
  • パーソナルカラー診断の基本
  • 似合う色と似合わない色の特徴
  • ベースカラー
  • 4シーズンカラー
  • 16 タイプカラー
  • パーソナルカラーの診断方法
  • パーソナルカラー簡単自己診断

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(出典) ラーキャリ より

◆ 資格取得後のキャリア

ファッション(同行ショッピング)、美容業界、WEBデザイン・商品企画

◆ 料金

11,000円(税込)

◆ 難易度

70点以上

◆ 出題形式

択一式、記述式

◆ 受験場所

在宅

◆ 運営団体

日本技能開発協会(JSADA)

◆ 資格の取得方法

 

3. 色彩活用パーソナルカラー検定

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一般社団法人日本カラーコーディネーター協会が運営する資格です。パーソナルカラーをビジネスに活用することを目指せます。3級から1級の3つの資格があります。

  • 3級:色を使いこなして、似合う色で、自分をブランディングできる
  • 2級:似合う色でブランディングをするために、アドバイスや提案ができる
  • 1級:色で新しいビジネスモデルを作るスキルが身についている

色彩活用パーソナルカラー検定 

◆ 問われる内容(学習内容)の例

  • 3級: パーソナルカラーの概要、似合う色の見つけ方、自己表現の方法
  • 2級: 似合う色の判断基準となる色素の捉え方、TPO別のコーディネートの方法
  • 1級: パーソナルカラーの実践と色彩学、パーソナルカラーのコンサルティングの方法論(パーソナルカラー概論、 クライアント対応、 似合う色の分析方法、 色彩体系、 色彩調和論、配色ルール、 ビジネス展開)

なお、3級の検定の例がありましたので、ご参考までに掲載します。

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◆ 資格取得後のキャリア

非公開

◆ 料金(税込)

  • 3級: 5,500円 
  • 2級: 8,800円
  • 1級: 16,500円

◆ 難易度

  • 3級: 満点の70%前後
  • 2級: 満点の70%前後
  • 1級: 満点の70%前後

◆ 出題形式

  • 3級: マークシート
  • 2級: マークシート、記述・配色
  • 1級: マークシート、記述・配色

◆ 受験会場

各会場

◆ 運営団体

一般社団法人日本カラーコーディネーター協会

◆ 資格の取得方法

色彩活用パーソナルカラー検定の良い評判を確認すると、専門学校で資格取得が支援されており、業界で評価されています。

一方、特に悪い評判は見当たりませんでした。

 

4. パーソナルカラリスト検定

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一般社団法人日本カラリスト協会が運営する資格です。色彩の歴史や、色彩の理論CUS配色調和理論に関する知識が問われます。

試験に合格をすると、合格証と資格認定証を取得できます。

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パーソナルカラリスト検定 

◆ 問われる内容(学習内容)の例

  • 3級: 日本の伝統色色のしくみ、CUS表色系と配色効果、パーソナルカラーの特徴
  • 2級: 染料と染色、混色、色の見え方、配色テクニック、アンダートーンの色相と色調
  • 1級: 実用的な色彩調和理論、CUS表色系17色調、知覚効果、色彩調和の応用

◆ 資格取得後のキャリア

非公開

◆ 料金(税込)

  •  3級: 7,700円
  •  2級: 11,000円
  •  1級: 17,600円

◆ 難易度

  •  3級: 合格率 75%程度
  •  2級: 合格率 70%程度
  •  1級: 合格率 50%程度

◆ 出題形式

  •  3級: マークシート4択
  •  2級: マークシート4択
  •  1級: マークシート4択 ならびに 配色実技+記述

◆ 受験場所

  •  会場の場合は、東京あるいは提携校
  •  WEBあるいは、在宅ペーパーで受検する場合は、自宅

◆ 運営団体

一般社団法人日本カラリスト協会

◆ 資格の取得方法

  •  通学: -
  •  通信講座・在宅: ユーキャン (カラーコーディネートと検索してください)

パーソナルカラリスト検定の良い評判をまとめると、カラーコーディネートの知識を学べた点と、ファッションやメイクの仕事に活かせる点が評価されています。

一方、特に悪い評判は見当たりませんでした。

 

5. パーソナルスタイルアドバイザー

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国際カラーデザイン協会が運営する資格です。検定方式ではなく、規定の学習プログラムを履修すると認証してもらえます。

具体的には、パーソナルカラーレッスンカラーアナリスト講座パーソナルスタイルアドバイザー講座を受講した後に、国際カラーデザイン協会が主催する講習会を受講すると、認定されます。

パーソナルスタイルアドバイザー 

◆ 問われる内容(学習内容)

講座名 問われる内容(学習内容)の例
パーソナルカラーレッスン 色彩学、色の識別レッスン、自分のパーソナルカラーの診断、コラージュ作り
カラーアナリスト カラーの診断、配色、パーソナルカラー理論、スクラップブック
パーソナルスタイルアドバイザー ファッションアイテム、コーディネート法、スーツのスタイリング

色彩学に関する資料が国際カラーデザイン協会のホームページに掲載されています。学習するときの参考になります。

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(出典) ICDオフィシャル教材

教材にはオリジナルの診断カルテがあり、パーソナルカラー診断がしやすくなっています。

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◆ 資格取得後のキャリア

パーソナルカラーアナリスト、パーソナルスタイリスト、イメージコンサルタント

◆ 料金(税込)

  •  パーソナルカラーレッスン: 15,000円(認証料)
  •  カラーアナリスト講座: 20,000円(認定料)
  •  パーソナルスタイルアドバイザー講座:30,000円(認定料)

◆ 難易度

◆ 出題形式

◆ 受験場所

認定校

◆ 運営団体

国際カラーデザイン協会

◆ 資格の取得方法

パーソナルスタイリストアドバイザーの良い評判をまとめると、色彩の基礎知識、個人のパーソナルカラーの診断方法、それに基づいたコーディネート技術を包括的に学べる点が評価されています。

一方、特に悪い評判は見当たりませんでした。

 

6. パーソナルカラーアナリスト

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株式会社アイシービーが運営するICBIが認定する資格です。ICBIが提供する講座を受講すると、コース修了の証として、ICBIディプロマが授与されます。

パーソナルカラーアナリスト 

◆ 問われる内容(学習内容)の例

  • パーソナルカラーの分類、診断時の4つの指針(色相・明度・彩度・清濁)
  • 色の表し方(表色形、マンセル、PCCS、明度・彩度のスケール、等色相面)、色名
  • 配色、色の心理的効果、ファッションのアイデア、シーズン別ファッションと美容
  • 色の視覚効果、混色の種類、色の伝え方、イベント・セミナー時の流れ・時間配分
  • 服装のマナー、色彩戦略、女性のビジネススーツ、ベストカラー診断方法
  • メンズのスーツ、トレンドと流行色、イベント・セミナー時の診断実践
  • ショッピング同行、接客におけるマナー、パーソナルカラー診断実技レッスン

◆ 資格取得後のキャリア

サロンの主宰、セミナー講師業

◆ 料金(税込)

講座費用 271,700円、スワッチセット 7,040円、公式テキスト 2,200円、入学金 33,000円

◆ 難易度

◆ 出題形式

◆ 受験場所

銀座

◆ 運営団体

株式会社アイシービー

◆ 資格の取得方法

  • 通学: ICBI 
  • 通信講座・在宅: -

 

7. カラーコーディネーター

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東京商工会議所が運営する資格です。スタンダードクラスとアドバンスクラスがあります。

  • スタンダードクラス: 色彩に関する基礎的な知識が問われる
  • アドバンスクラス: ビジネスにおける色彩の活用事例などの知識が問われる

カラーコーディネーター

◆ 問われる内容(学習内容)

クラス 問われる内容(学習内容)の例
スタンダード
  • 生活と色の効用
  • 色を操る方法
  • 配色
  • 光のマジック
  • 背景色を使って色の見え方を変える
アドバンス
  • 色彩と照明
  • 表色系と測色方法
  • 色彩管理
  • 安全色彩
  • 色彩調査手法(色彩分析と心理評価)
  • ファッションカラーメイクアップ、インテリア製品、プロダクツの色彩的特徴

照明色名、表色系、配色技能、配色イメージ、ビジュアルデザイン、ファッション、プロダクト、インテリア、エクステリアなどの基本内容や実務的な技能を学びます。

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(出典: キャリカレ テキスト より)

◆ 資格取得後のキャリア

ファッションデザインカラーコンサルタント、商品・パッケージデザイン・商品ディスプレイ、建築・内外装デザイン、広告デザイン、WEBデザイン

人材紹介サイトのindeedで調査したところ、有資格者を優遇する案件がありました。

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◆ 料金(税込)

  • スタンダードクラス: 5,500円
  • アドバンスクラス: 7,700円

◆ 難易度

  • スタンダードクラス: 70点以上
  • アドバンスクラス: 70点以上

◆ 出題形式

インターネット経由での試験

◆ 受験場所

自宅、あるいは会社 (2021年度~2023 年度に限り、CBT を実施)

◆ 運営団体

東京商工会議所

◆ 資格の取得方法

 

8. 色彩技能パーソナルカラー検定

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NPO法人日本パーソナルカラー協会が運営する資格です。モジュール1、2、3と3種類あります。

  • モジュール1: 色を見極める条件や色の属性、色のものさしや色彩の心理効果配色技法
  • モジュール2: 色を扱うプロとして知識を学び、専門知識を持たない方に、伝える
  • モジュール3: 人にドレープをあて、色による顔の見え方の変化を実技で習得する

色彩技能パーソナルカラー検定 

◆ 問われる内容(学習内容)

  • モジュール1: 色の特性、パーソナルカラーの知識、指定条件の色と配色の特定
  • モジュール2: 色彩理論、色を見分ける技能と顔の見え方
  • モジュール3: 人にドレープをあて、色による顔の見え方の変化を実技で習得する

色を見分ける問題に重点が置かれています。

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◆ 資格取得後のキャリア

未公開

◆ 料金(税込)

  • モジュール1: 7,700円
  • モジュール2: 8,800円
  • モジュール3: 12,100円

◆ 難易度

未公開

◆ 出題形式

未公開

◆ 受験場所

全国にある指定のCBTテストセンター

◆ 運営団体

NPO法人日本パーソナルカラー協会

◆ 資格の取得方法

 

まとめ

本記事は、パーソナルカラーに関する資格8選の種類と費用、その取得方法をご紹介しました。

おさらいをすると、求める内容によって、おすすめの取得方法が変わります。

 求める内容 おすすめの資格  取得方法 
独学で取得したい パーソナルカラー実務検定協会  公式テキスト  
通信講座で取得したい パーソナルカラープランナー ラーキャリ
通学で取得したい パーソナルカラーアナリスト  ICBI
試験を受けずに、取得したい  パーソナルスタイルアドバイザー ヒューマンアカデミー
幅広く知識を習得したい カラーコーディネーター  キャリカレ

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なお、カラーセラピストやドレスコーディネーターに関する資格は別記事でまとめています。

【参考記事】 ・ カラーセラピストの資格おすすめ7選の比較!種類・難易度・仕事
       ・ ドレスコーディネーターの資格おすすめ8選(通信講座、取得方法)

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Writer/編集者: 松田康


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