ConoHaのVPSは人気ですが、使いやすさや評判はどうでしょうか。
初期費用0円、月額620円で30GBのSSDを使えます。自動バックアップや電話サポートもあります。支払方法は豊富で、クレジットカードや銀行振込、PayPal、Amazon Payなどで支払えます。
一方で、上位プランでも、利用できるディスク容量が少ない点は注意が必要です。そこで、ConoHaのVPSを利用する前に知っておきたいポイントをまとめました。
本記事は、ConoHaのVPSの使い勝手と評判をご紹介します。
1. ConoHaのVPSの便利な点
ConoHaのVPSの便利な点は7点あります。
それぞれを詳細にご紹介します。
1.1 自動バックアップ
ConoHaのVPSは、週に1回、自動的にバックアップが行われ、3世代分のデータが保存されます。万一、データを誤って削除した場合にでも、安心してリカバリを行えます。
【出典: ConoHa ホームページ】
一方、さくらのVPSのように、データーの自動バックアップに対応していないVPSもあります。その場合、重要なデータは自力でダウンロードする必要があります。
1.2 料金プラン
ConoHaのVPSは、月額費用が620円から利用でき、初期費用が無料です。
◆ ConoHaの料金プラン
プラン | 512MB | 1GB | 2GB | 4GB | 64GB |
月額費用 | 620円 | 880円 | 1,680円 | 3,280円 | 49,000円 |
初期費用 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 |
メモリ | 512MB | 1GB | 2GB | 4GB | 64GB |
CPU | 1コア | 2コア | 3コア | 4コア | 24コア |
SSD | 30GB | 100GB | 100GB | 100GB | 100GB |
なお、自動でバックアップしてもらいたい場合には、追加費用(月額300円)が発生します。
1.3 増強
ConoHaのVPSは、VPSのプランの変更が簡単です。そして、サーバーの増強をしたい場合に、データ移行などを発生させずに、簡単に対応できます。次の手順で行います。
(手順1)管理ツールから「サーバー」を選びます。
(手順2)サーバーリストから、サーバー名を選択します。(赤枠)
(手順3)「VPS設定」を選びます。
(手順4)変更内容を選び、編集します。(赤枠)
(手順5)変更内容の確認画面が表示されますので、「はい」を選びます。
【出典: ConoHa ホームページ】
以上で、プランを変更できます。
さらに、スペックを増強するだけでなく、廉価版へスケールダウンすることも可能です。そのため、無駄なコストをかけずに利用を続けられます。
【出典: ConoHaのホームページ】
1.4 SSD
SSDは、読み書きの速度が非常に速い記憶媒体で、VPSでも利用できるサービスが増えてきました。ConoHaのVPSは、全てのプランでSSDを使えます。
◆ SSDの容量
プラン | 512MB | 1GB | 2GB | 4GB | 8GB |
SSD | 30GB | 100GB | 100GB | 100GB | 100GB |
1.5 テンプレート
ConoHaのVPSは、テンプレートが豊富に用意されており、簡単にアプリケーションサーバーを立ち上げられます。
◆ 利用可能なテンプレート
ArchiveBox、Assetto Corsa、baserCMS、Cacti Nagios、concrete5、CS:GO、Django
Docker、Dokku、Drupal、Factorio、GitLab、ISUCON7、ISUCON8、Jenkins
Joomla、かんたんKUSANAGI、LAMP(PHP)、Laravel、LEMP(PHP)、MastodonNEW
Matomo、Mattermost、MediaWiki、Metabase、MinecraftNEW、MIRACLE ZBX
MongoDB、Node.js、ownCloud、Redis、Redmine、Ruby on Rails、テラリア
Webmin、WordPress、Zabbix、7 Days to Die
1.6 支払い方法
ConoHaのVPSは支払い方法が3種類用意されています。
- クレジットカード払い
- ConoHaチャージ
- ConoHaカード
ConoHaチャージは、Amazon Pay、コンビニ払い、銀行振込、PayPal、Alipayなどで支払いできます。ConoHaカードは、ConoHaショップ、Amazonで購入、利用できます。
クレジットカードを持っていない方でも、簡単に利用できる点で便利です。
1.7 電話のサポート
VPSを利用している過程で、サーバーの設定方法での不明点が生じたときや、ID、パスワードを
忘れてしまった場合などに、電話で問合せができると助かります。
ConoHaのVPSは、平日ですが、電話によるサポートを受付けています。
◆ 電話 平日 10:00 ~ 18:00
2. ConoHaのVPSの不便な点
前章では、ConoHaのVPSの便利な点をご紹介しました。次に、評判とは異なり、ConoHaのVPSの不便な点をご紹介します。
それぞれを詳細に説明します。
2.1 Windows
ConoHaのVPSは、次のOSに対応しています。
なお、ConoHaで利用されているOSの大半は、CentOS、Ubuntu、Debianです。
【出典: ConoHaのホームページ】
なお、ConoHaではWindows OSの利用ができません。そのため、Windows OSを利用したい場合には、さくらのVPSのように、WindowsOSに対応しているサービスの利用を検討してください。
2018年4月25日から、ConoHaのVPSでも、Windowsサーバーを使えるようになりました。
ConoHa for Windows Server(公式サイト)を確認する
他のVPSサービスとの比較を別記事でまとめています。
【参考記事】 ・ Windowsを利用できるVPSの徹底比較【2021年度】
2.2 容量
ConoHaのディスク容量は少ないです。特に、ConoHaのディスク容量は、100GBが上限です。一方、さくらのVPSであれば、同等の料金価格で200GBのSSDを利用できます。
◆ ConoHaのVPS
プラン | 512MB | 1GB | 2GB | 4GB | 64GB |
月額費用 | 620円 | 880円 | 1,680円 | 3,280円 | 49,000円 |
SSD | 30GB | 100GB | 100GB | 100GB | 100GB |
◆ さくらのVPS
プラン | 512MB | 1GB | 2GB | 4GB | 8GB |
月額費用 | 685円 | 972円 | 1,706円 | 3,888円 | 7,776円 |
SSD | 20GB | 50GB | 50GB | 100GB | 200GB |
【参考記事】 ・ さくらのVPSの使い勝手と評判!便利な点と不便な点を徹底解説!
まとめ
本記事は、ConoHaのVPSの使い勝手と評判をご紹介しました。
おさらいをすると、次のような方にはおすすめできます。
- 低価格で利用したい
- 自動でバックアップしてほしい
- SSDを利用したい
- 簡単に増強したい
- クレジットカードを利用せずに、支払いをしたい
- 電話によるサポートを受けたい
一方、次のような方にはおすすめできません。
- 50GB以上のディスク容量を利用したい
なお、ConoHaのVPSはお試し版を利用できたり、クーポンもあります。
なお、他のレンタルサーバーに関する情報は別記事でまとめています。
【参考記事】 ・ さくらのVPSの使い勝手と評判!便利な点と不便な点を徹底解説!
・ クイッカの使い勝手と評判!便利な点と不便な点を徹底解説!
・ JETBOYの使い勝手と評判!便利な点と不便な点を徹底解説!
・ IQサーバーの使い勝手と評判!便利な点と不便な点を徹底解説!
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Writer/編集者: 松田康