クラウディアは、大手のクラウドソーシングですが、評判はどうでしょうか。
手数料が3%~と安く、金額的な負担が少なく、仕事のやり取りができます。さらに、案件に対する応募数が多く、比較、検討をしたうえで仕事を発注できます。
一方で、法律や医療関連のワーカーが少ない点と、請求書払いや後払いに対応していない点は注意が必要です。そこで、クラウディアを利用する前に知っておきたいポイントをまとめました。
本記事は、クラウディアを依頼側、ワーカー側の視点から、そのメリットやデメリット、ならびに特徴や評判をご紹介します。
1. クラウディアのメリット(依頼側)
クラウディアは、データ入力などの事務作業や、記事作成、デザイン制作などの仕事のやり取りができるクラウドソーシングです。
依頼する側のメリットは2点あります。(ワーカー側のメリットは後述します。)
それぞれを詳細にご紹介します。
1.1 仕事の依頼方法
クラウディアは、仕事の依頼方法が簡単です。
(手順1) 依頼したいカテゴリを選びます
(手順2) コンペ・プロジェクトなどの採用方式を選びます
(手順3) 案件名や案件の詳細を書きます (サンプル文を参考に入力します)
(手順4) ワーカーへの報酬を入力します
(手順5) 納品物を指定します
(手順6)案件の注目度を上げたり、非公開設定を行います。
以上で、案件を登録でき、提案を受け付けられます。
1.2 仕事の応募数
クラウディアは依頼する案件を登録をすると、応募してくれる方が比較的多いです。そのため、募集をしたものの、他の案件で埋もれて、応募がないというケースは少ないです。
たとえば、2020年10月23日時点で、直近で募集していた案件50件を調べたところ、42件の案件について、応募がありました。そのうち、3件以上の方から応募が、23件ありました。
◆ 参加申請数
案件に対する提案数 | 案件数 |
0件 | 8件 |
1~2件 | 19件 |
3件~ | 23件 |
クライアントが仕事を募集後、ワーカーから応募してくれる方が一定数いるため、比較・検討をして、仕事を発注できます。
2. クラウディアのデメリット(依頼側)
前章では、クラウディアを依頼する方にとってのメリットをご紹介しました。次に、評判と異なり、クラウディアのデメリットをご紹介します。
それぞれを詳細にご紹介します。
2.1 ワーカーの種類
クラウディアには、10万人近いワーカーがいます。しかし、スキルが必要な特定の業種については、作業実績のあるワーカー数が少ないです。
◆ ワーカーの数(採用実績が1件以上で抽出)
業種 | ワーカーの人数 |
医療/健康 | 6人 |
法律 | 8人 |
政府・自治体 | 8人 |
そのため、法務関連や医療関連の分野について、仕事を依頼したい場合には、他のクラウドソーシングを利用したいところです。
【参考記事】 ・ おすすめの大手クラウドソーシング19社を比較!仕事の種類、手数料、評判
2.2 支払方法
クラウディアは、支払方法はクレジットカード払い、Paypal、銀行振込となります。対応するクレジットカードは、VISAカード、Masterカードとなります。
そのため、後払いで、あるいは請求書払いに対応したい場合には、他のクラウドソーシングを検討したいところです。
◆ 後払いにも対応
◆ 請求書払い(Paid)に対応
【参考記事】 ・ クラウドワークスとランサーズを比較!どっちがおすすめか【2020年】
3. クラウディアのメリット(ワーカー側)
前章では、依頼者側のメリット・デメリットをご紹介しました。次に、ワーカー側のメリット・デメリットをご紹介します。メリットは2点あります。
それぞれを詳細にご紹介します。
3.1 手数料
中小企業庁の中小企業白書「第3部 中小企業・小規模事業者が担う我が国の未来」によると、クラウドソーシングの課題として、利用手数料の高さが挙げられています。
【出典】 中小企業庁ホームページ 中小企業白書 5. クラウドソーシングの課題
他のクラウドソーシングと比べて、クラウディアでは、手数料が安く、3%~15%です。
クラウディア | クラウドワークス | |
1円~5万の部分 | 15% | 20% |
5万~10万円の部分 | 10% | 20% |
10万~100万円の部分 | 5% | 5~10% |
100万~ | 3% | 5% |
3.2 納品後の対応
クラウディアでは、納品後、締め切り翌日から21日目までに、クライアントが採用、不採用の審査を行うことになっています。
しかし、締め切り日を経過しても、クライアントが結果を確定しない場合には、クラウディア側で、成果物を採用、確定してくれます。
【出典】よくある質問
4. クラウディアのデメリット(ワーカー側)
前章では、ワーカーにとって、クラウディアのメリットをご紹介しました。次に、ワーカーにとって、クラウディアのデメリットをご紹介します。
それぞれを詳細にご紹介します。
4.1 案件数
クラウディアは、登録されている案件数のうち、募集中の案件が多くありません。
たとえば、タスク・軽作業・事務に関する案件では、1,547件登録されていますが、募集中の案件は8件でした。
また、ライティングに関する案件では、2,421件登録されていたが、募集中の案件は、5件です。そのため、継続的に仕事を受注していきたい場合には、他のサービスの検討も必要です。
【参考記事】 ・ 副業のマッチングサイト・サービス20選を比較!仕事内容、料金相場
4.2 単価
中小企業庁の中小企業白書「第3部 中小企業・小規模事業者が担う我が国の未来」によると、クラウドソーシングの課題として、仕事単価の低さが挙げられています。
【出典】 中小企業庁ホームページ 中小企業白書 5. クラウドソーシングの課題
クラウディアで登録されている案件の単価も低いです。2020年10月23日時点ですが、事務作業、ライティングに関して、登録されている案件のうち、時給1,000円の案件が多いです。
まとめ
本記事は、クラウディアの使い勝手と評判をご紹介しました。
おさらいをすると、依頼側にとって、クラウディアのメリットは2点ありました。
- 仕事の依頼方法がわかりやすい
- 登録をすると、応募してくれる方が比較的多い
そして、デメリットは2点あります。
- 法律や医療関係のワーカーは少ない
- 支払方法は、後払い、請求書払いには対応していない
一方、ワーカー側にとって、クラウディアのメリットは3点あります。
- 手数料は安い
- 納品後、連絡がない場合には、クラウディア側が判断をしてくれる
一方、デメリットは2点あります。
- 案件が少ない
- 単価が安い
そのため、次のような方にはおすすめです。
- 手数料を抑えて、仕事を発注・受注したい方
一方、次のような方にはおすすめできません。
- 多数ある案件から、仕事を選びたい方
なお、副業やクラウドソーシングに関する情報は別記事でまとめています。
【参考記事】 ・ 副業のマッチングサイト・サービス20選を比較!仕事内容、料金相場
・ スキルシェアサービスを比較!おすすめ15選(料金表付き)
・ おすすめの大手クラウドソーシング19社を比較!仕事の種類、手数料、評判
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Writer/編集者: 松田康