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STORESの使い方と評判!メリット・デメリット・決済方法


STORESは人気のネットショップ作成ツールですが、使いやすさや評判はどうでしょうか。

初心者でも簡単に、ネットショップを作れます。さらに、メルマガを送れたり、セールをしたり、ギフトラッピングや定期購入などにも対応しています。また、決済方法も豊富です。

一方で、顧客リストを作れない点、電話によるサポートがない点は注意が必要です。そこで、STORESを利用する前に知っておきたいポイントをまとめました。

本記事は、STORESの使い勝手と評判、使い方をご紹介します。

 

1. STORESのメリット

STORES(ストアーズ)のメリットは、20個あります。

  1.  無料で使える
  2.  テンプレートが多い
  3.  決済方法が豊富である
  4.  Instagramで商品を売れる
  5.  メルマガを送れる
  6.  レビュー機能を使える
  7.  割引を設定できる
  8.  ギフトラッピングや領収書の同封を設定できる
  9.  予約販売ができる
  10.  定期販売ができる
  11.  まとめ販売ができる
  12.  お知らせを表示できる
  13.  FAQを表示できる  
  14.  売上金を翌日に入金できる
  15.  送料を設定できる
  16.  英語対応できる
  17.  納品書を印刷できる
  18.  シークレット販売ができる
  19.  Google Analyticsと連携できる
  20.  シール機能がある

それぞれを詳細にご紹介します。

 

1.1 料金プラン

STORESは料金プランは2種類あり、フリープランとスタンダードプランがあります。手数料を抑えたい場合や、独自ドメインやSTORESのロゴを非表示にしたい場合、スタンダードプランにする必要があります。

◆ STORESの料金プランとその違い

プラン名 フリープラン スタンダードプラン
月額料金(税込) 0円 2,980円
手数料 5.5% 3.6%
独自ドメイン ×
STORESのロゴ非表示 ×
アクセス解析 ×

STORESの最新の料金プランを確認する

フリープランでもネットショップの運営に便利な機能が使えます。その使い方を説明します。

機能 フリー スタンダード 使い方
テンプレート 〇(48種類) 〇(48種類) 1.2
決済方法 △(10種類) 〇(12種類) 1.3
Instagram販売 1.4
メルマガ 1.5
レビュー 1.6
割引の設定 1.7
ギフトラッピング 1.8
予約販売 1.9
定期販売 1.10
まとめ販売 1.11
お知らせ 1.12
FAQ 1.13
売上金の翌日入金 1.14
送料の設定 1.15
英語対応 1.16
納品書の印刷 1.17
シークレット販売 1.18
Google Analytics連携 × 1.19
シール 1.20

【参考記事】 ・ BASEとSTORESを比較!機能・手数料・使いやすさで比べる!

 

1.2 テンプレート

STORESのテンプレートは、48種類利用できます。

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デザイン性の高いテンプレートが多く、例えば、サイドにナビゲーションが付いたり、キャンペーンやSNSなどを掲載できるテンプレートがあります。

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あるいは、フルスクリーンに商品の写真を掲載できるテンプレートもあり、より本格的なショップを作れます。

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また、3ステップで、どこへでもショップボタンを設置することができます。

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1.3 決済方法

STORESは、決済方法が10種類と豊富に用意されています。なお、フリープランは、代金引換とAmazon Payを利用できません。一方、スタンダードプランは決済方法を自由に選べます。

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◆ STORESの決済方法

決済方法 フリープラン スタンダードプラン
クレジットカード 必須 必須
コンビニ決済 必須 選択可
翌月後払い(Paidy) 必須 選択可
銀行振込 必須 選択可
Pay-easy 必須 選択可
PayPay 必須 選択可
PayPal 必須 選択可
キャリア決済 必須 選択可
楽天ペイ 必須 選択可
代金引換 × 選択可
Amazon Pay × 選択可

 

1.4 Instagramとの連携

2017年の流行語大賞で「インスタ映え」が選ばれたように、Instagramなどに見映えのいい写真を掲載することで、商品への売れ行きに大きな影響を与えます。

【出典】 経産省資料 電子商取引の市場調査

STORESは、Instagramに投稿する際に、商品とのタグ付けが簡単に行えるようになっています。Instagramに掲載された写真から、3クリックで商品の詳細ページまでに到達します。

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Instagramからの集客を見込める点で、便利なツールと言えます。

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なお、Instagramとの連係の仕方もわかりやすく、ショップを開設した後は、手順に従って行うことで、販売を開始できます。

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STORESのInstagram連係方法を見る  

 

1.5 メルマガ

STORESは、お客様に無料でメルマガを無制限に送れます。過去に商品を購入をしたお客様に、一斉にメールを送れます。そして、テンプレートを選ぶことで、簡単にHTMLメールを作れます。

(手順1) 「メルマガを作成」を選びます。

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(手順2) メールの件名や、送信対象、テンプレートを選びます。

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(手順3) メールの本文を編集し、画像を登録すれば、メルマガを作れます。

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なお、メルマガを送るときに、送信者を「購入者・フォロワー」「購入者:1回購入」「購入者:1か月以内」「購入者:リピーター」など、分類して送れます。

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口コミを調べていたところ、Twitterにコメントがありましたので、ご紹介します。

 

1.6 レビュー機能

平成28年情報通信白書で、ネットショップで商品を買う場合に、お客様は、レビューを「かなり参考にする」「まあ参考にする」が6割以上であることが掲載されています。

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【出典】 総務省 平成28年情報通信白書

STORESは、レビュー機能を簡単に利用できます。レビュー機能では、お客様は評価を5段階で選べ、コメントを残せます。店舗側が返信をする機能があります。

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【出典】 STORES Magazine 【レビュー機能が大幅リニューアル】新しくなったレビュー機能で売上アップを!

 

1.7 割引

STORESは全アイテムに対して、一括で割引を行えます。

割引率は0%~95%まで選ぶことができ、「設定」をクリックすることで、公開しているアイテムについて、すべて一括で割引を設定できます。

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1.8 ギフトラッピング

STORESは、ギフトラッピングや、領収書の同封などを設定できます。ギフトラッピングで追加料金が発生する場合には、料金を設定できます。

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1.9 予約販売

STORESは、予約販売ができます。商品が入荷する前から、商品を予約販売したいときに便利です。

商品のアイテムを登録するときに、発売できる時期を登録することで予約販売できます。

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【出典】 STORES MAGAZINE 商品の予約販売が出来るようになりました 

 

1.10 定期購入

昨今、サブスクリプション型のビジネスが増えています。大和総研による調査では、動画や音楽の配信だけでなく衣装やバッグ、玩具・絵本のレンタルなどのサービスも紹介されています。

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【出典】 大和総研 サブスクリプションとシェアリングエコノミー P2

なお、STORESは定期購入をする機能が用意されています。

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毎週~3か月までの自由に販売期間を設定でき、無料でスタートできます。

STORES 定期販売が始められる

 

1.11 まとめ販売

STORESは、同じ商品をまとめて買うと、割引になる機能が利用できます。

たとえば、珈琲ドリップを5個以上買うと、2個目から20%OFFになるといった機能が使えます。

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まとめ販売を始めたい場合には、アイテムを登録し、〇個以上購入すると、いくら値引きできるかなどの情報を登録します。

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1.12 お知らせの表示

STORESは、ショップのTOP画面に、お知らせを表示できます。新商品やキャンペーン・セールの告知、休業のお知らせなどを伝えられます。

具体的には、タイトルや画像、本文などを入力し、公開日を設定することで告知できます。

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1.13 FAQの表示

STORESは、FAQを掲載できます。送料や配送日、配送業者など、お客様からよくある問合せ内容をネットショップ上に知らせます。

質問内容と、回答内容を記入し、保存することでショップ上に表示できます。

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1.14 売上の入金日

STORESは、通常の振込では最大2か月かかります。一方、スピードキャッシュ機能を利用することで、最短で翌日に入金できます。

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【出典】 STORES スピードキャッシュ機能

その代わり、フリープランは3.5%、スタンダードプランは1.5%手数料が必要となります。仕入れの資金が急遽必要になった場合などに便利です。

 

1.15 送料設定

STORESは、宅急便、ポスト便、定形外郵便などの発送手段ごとに送料を設定できます。

さらに、地域毎に送料を設定できます。

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【出典】 STORES発送方法と送料の設定方法とコツ

 

1.16 英語対応

越境ECなどで海外に商品を販売したいときに、英語対応をしていると便利です。

STORESは管理画面で英語対応を「ON」に設定するだけで、買い物かごの表記や、値段の表示などを英語に変更できます。

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さらに、自動返信メールなども英語表記に変わります。ただ、注意点としては、英語表記にしてしまった場合、日本語は併記されないため、もう一つショップを作る必要があります。

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1.17 納品書

STORESは、納品書を簡単に印刷する機能があります。オーダーリスト画面で、注文情報を選び、出力するを選ぶことで納品書を印刷できます。

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【出典】 STORES 納品書をPDF出力して、作成の手間を簡略化しよう!

そして、販売主情報とメッセージを入力し、「納品書を発行する」ボタンを押すことで、納品書がPDFで出力されます。

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1.18 シークレット販売

STORESはシークレット販売機能があります。具体的には、ストアにパスワードを設定し、該当するパスワードを知っているお客様のみ、商品を買うことができます。

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常連客お得意様にのみ、売り場を提供したいときに便利な機能です。

 

1.19 Google Analytics連携

STORESは、Google Analyticsと連携できます。Google Analyticsと連携することで、各ページのアクセス数の推移や、平均の滞在時間、直帰率などを調べられます。

連携をするときには、Google Analyticsのトラッキングコードを下の画面に入力するだけで、設定できます。

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なお、Google Analyticsと連携をするには、スタンダードプランが必要です。

 

1.20 シール

STORESは、シールという機能があります。

商品の左上にSALE、NEW、HOT、予約商品、受注生産などの画像を貼り付けられます。

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こうすることで、初めてのお客様に「人気の商品」「新商品」などを伝えられ、迷わずに商品を買うことが出来ます。

 

2. STORESのデメリット

前章ではSTORESのメリットをご紹介しました。次に、評判とは異なり、デメリットをご紹介します。主に、3点あります。

  1.  電話によるサポートはない
  2.  クレジットカードの審査が必要となる
  3.  無料版では顧客リストを作れない(フリープランで作れるようになりました)

それぞれを詳細にご紹介します。

 

2.1 電話サポート

ネットショップを運営しているなかで、システムのトラブルなどが発生した場合に、電話でサポートを受けられると助かります。STORESは有料プランでも電話によるサポートがありません

電話のサポートが必要な場合には、他のネットショップ作成ツールを検討する必要があります。

【参考記事】 ・ ネットショップの比較!比較表付き!集客力、機能、手数料で比べる

 

2.2 クレジットカードの審査

STORESは、クレジットカードを利用するためには、カードの審査が必要となります。そして、審査に落ちた場合には、クレジットカードの決済ができません。

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【出典】 クレジットカード決済利用審査】審査が不通過の場合はどうなりますか?

一方、STORESとよく比較されるBASEの場合には、クレジットカードの審査をする必要がなく、クレジットカード決済を利用できます。

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BASE

【参考記事】 ・ STORESとBASEを比較!機能・手数料・使いやすさで検証

 

2.3 顧客リスト

STORESのフリープランは、顧客リストを一覧でダウンロードできません。フリープランで顧客リストを使えるようになりました。

そのため、顧客データをリスト化して使いたい場合には、プレミアムプラン(*3)のオーダーリストという機能が必要です。オーダーリストという機能で、顧客名や住所、電話番号、メールアドレスなど情報を閲覧できます。

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STORESのやり方・始め方

最後に、STORESのやり方や、ショップの開設方法をご紹介します。

(手順1) STORESのホームページにアクセスし、右上にあるアカウント作成をクリックします。

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STORES

(手順2)メールアドレスとパスワードを入力して、「今すぐ始める」をクリックします。

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これで、仮のショップは出来上がります。その後は、デザインを修正し、商品を登録すれば、ネットショップを始められます。

 

まとめ

本記事は、STORESの使い勝手と評判をご紹介しました。

おさらいをすると、STORESのメリットは多く、フリープランでも本格的なネットショップを作れます。ただし、独自ドメインで運用したい場合や、手数料を抑えたい場合には、スタンダードプランにする必要がありました。

また、電話によるサポートがない点や、顧客リストをダウンロードできない点は不便です。そのため、つぎのようなニーズがある方にはおすすめできます。

◆ STORESをおすすめできる方

  •  これから、ネットショップを始めたい方(無料で手軽に始められるため)
  •  基本的な機能があれば十分な方(メルマガ、セール、クーポンなどの機能がある)
  •  売上が継続的に入るか明確でない方

一方、次の方はおすすめできません。

  •  電話によるサポートを受けたい方
  •  クレジットカードの審査をせずに利用したい方
  •  顧客データをダウンロードしたい方

STORESの詳細を確認する

なお、他のネットショップ作成ツールに関する情報は別記事でまとめています。

【参考記事】 ・ ネットショップの比較!比較表付き
       ・ BASEとSTORESを比較!機能・手数料・使いやすさで比べる!
       ・ BASEとカラーミーショップを比較!機能・手数料・使いやすさを比べる
       ・ ネットショップの仕入れ先を探す!6つの方法と注意点

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Writer/編集者: 松田康


STORESの使い方と評判!メリット・デメリット・決済方法」への2件のフィードバック

  1. うめさき こうすけ

    教職を退職後、手描きイラストでネットショップを考えています。今KUMOKUMOというサイトと交渉中です。
    個人は27万円かかります。卒業記念や将来の夢をイラストにしてます。先生たち向けという感じですが、これまで100枚以上あって、どうにか広げていけたらと思いネット販売を考えました。STOREもいいなと思います。私が作るのもいいのですが、データ販売がSTOREでできるのか?教えてください。

    返信
    1. 松田 康 投稿作成者

      ご質問ありがとうございます。

      卒業記念や将来の夢をイラストにするなんて、素敵なお仕事ですね。
      ご質問の件ですが、STORESでは、データ販売ができるようです。

      販売の事例や具体的な機能は下記に掲載されています。
      https://officialmag.stores.jp/entry/2017/01/27/170000

      ご参考になれば幸いです。

      松田

      返信

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