ビザスクは、1時間のスポットコンサルをやり取りできるサイトですが、評判はどうでしょうか。
10万人近いアドバイザーが登録しており、月間2,000件の案件がやり取りされています。1時間20,000円~30,000円で、インタビューや業務改善の相談、市場調査を行えます。
一方で、アドバイザーから返信がない場合がある点や、支払方法がクレジットカード払いである点は注意が必要です。そこで、ビザスクを利用する前に知っておきたいポイントをまとめました。
本記事は、ビザスクの料金や登録方法、メリットやデメリット、評判をご紹介します。
1. ビザスクのメリット(依頼側)
ビザスクの特徴やメリット・デメリットをご紹介します。まず、依頼者側の視点から、そのメリットを説明します。(アドバイザー側の視点は後述します)
メリットは4点あります。
それぞれを詳細にご紹介します。
1.1 相談できる内容
ビザスクは、ビジネス上の色々な悩みを相談できます。具体的には、ビジネス上の課題をキーワードに検索をして、マッチングするアドバイザーに相談を依頼します。
100,000人近いアドバイザーがいるため、検索するキーワードを絞って、ぴったりのアドバイザーを探します。
◆ 検索キーワードの例
カテゴリー | 相談できるテーマの例 |
起業/開業 | 事業計画、ビジネスモデル、資金調達、シードラウンド、事業売却、飲食店の開業 |
ハウツー | サイトの集客、SEO、転職、中途採用、人事制度の設計、法人営業のKPI、代理店の販路拡大 |
トレンド | AI 導入、インスタグラムによるマーケティング、salesforceの導入、広報の立ち上げ |
業界調査 | 化粧品の企画、飲食店のメニュー開発 |
たとえば、「起業 事業計画」で検索します。
検索をすると、248件のアドバイザーが表示されるので、おすすめ順で、アドバイザーの自己紹介を見て、気になる方を探します。
気になる方がいた場合には、その紹介文を確認します。依頼をしたい場合には、メッセージを送り
スポットコンサルの実施日、実施する方法や金額などを確認します。
口コミを調べていたところ、Twitterにコメントがありましたので、ご紹介します。
初めてビザスク使った
新規事業考えてる人にはめちゃ便利なサービスやね— 中川裕貴@ポータルサイト•ECサイトのSEO専門家|1億PVの男 (@ny__marketing) November 1, 2021
ビザスクみたいなエキスパートインタビューって、使う方はめちゃくちゃ便利なんだけど、エキスパートの方々はあれもこれもと結構コンフィデンシャルな会社の内情とかも喋ってくれるんだけど、アウトだよなって思うこともあるんだけど、どうなんだろ。。
— やっ子@2y+0y (@OL05758581) September 25, 2020
1.2 公募
自分にあった相談者を見つけられない場合には、公募をして、アドバイザーから提案を待ちます。
公募をするときには、4種類のテンプレートから公募するための依頼文を作り、投稿できます。
◆ テンプレート
- ユーザーインタビュー
- ビジネスアドバイス/業務改善
- 市場調査/業界ヒアリング
- 転職・キャリア相談
◆ ユーザーインタビュー
どんな人に、何を聞きたいかを明確にして、公募できます。
◆ ビジネスアドバイス
どのようなことに困っていて、何を相談したいかを明確にして、公募できます。
◆ 市場調査/業界ヒアリング
どのような課題があり、何をヒアリングしたいのかを明確にして、公募できます。
◆ 転職・キャリア相談
どの業界への転職で、何を聞きたいかを明確にして、公募できます。
投稿した後は、アドバイザーから提案がもらえるので、相談をするか、断るかを決めます。そして、相談をする場合には、スポットコンサルをする日付や謝礼の金額などを決めます。
1.3 専任スタッフ
ビザスクで、アドバイザーを探す作業が手間な場合には、ビザスクの専任スタッフに依頼をして、マッチングをサポートしてくれるサービスがあります。
具体的には次の作業をしてくれます。
- 候補者のリストを作る
- 各アドバイザーに事前のアンケートを送り、ニーズに近いアドバイザーを探してくれる
- 面談前のアドバイザーとのやり取りをスタッフが代行し、日程調整や面談内容を共有する
1.4 料金
ビザスクは、料金プランが大きく2種類あります。
ビザスクlite/セルフマッチング | ビザスク/フルサポート | |
公開アドバイザーへの依頼 | 〇 | 〇 |
非公開アドバイザーへの依頼 | 〇 | |
海外アドバイザーへの依頼 | 〇 | |
スタッフによるマッチング | 〇 | |
料金 | 20,000円~30,000円/1時間 | 80,000円~90,000円/1時間 |
時間に余裕があり、自分でアドバイザーを探せる方は、ビザスクliteはお手頃価格です。一方、時間的な余裕もない場合には、ビザスクフルサポートを利用するのも一つです。
2. ビザスクのデメリット(依頼側)
前章では、ビザスクを依頼する方にとってのメリットをご紹介しました。次に、評判と異なり、ビザスクのデメリットをご紹介します。
それぞれを詳細にご紹介します。
2.1 返答
ビザスクは、アドバイザーに相談を依頼したものの、アドバイザーがメールに気づかず、返信してくれない場合もあります。
さらに、返信をもらったものの、対応してくれない可能性もあります。
そのため、業務の都合で、迅速に相談に乗ってもらいたい場合には、複数の人に指名で相談をするなどのなんらかの対策が必要となります。
2.2 支払方法
ビザスクは、基本的には支払方法はクレジットカード払い、あるいはPaypalとなります。対応するクレジットカードは、VISA、Masterカード、American Express、JCBとなります。
なお、ビザスクはチームプランという仕組みができ、請求書払いに対応できるようになりました。チームプランでは、社内のメンバーをチームとして招待でき、どのメンバーが利用しても、チームとして支払えます。
ただし、チームプランの場合には、株式会社ラクーンフィナンシャルが提供するPaidによる審査を受ける必要があります。なお、チームプランはスポットコンサルへの謝礼以外に特別な料金は発生しません。
3. ビザスクのメリット(アドバイザー側)
前章では、依頼者側のメリット・デメリットをご紹介しました。次に、アドバイザー側のメリット・デメリットをご紹介します。メリットは2点あります。
それぞれを詳細にご紹介します。
3.1 過去の経験
ビザスクでは、過去の行ってきた業務経験や知見を開示することで、ビジネス上の課題解決をお手伝いできます。
◆ 案件の例
専門的なアドバイス | ・化学業界の購買担当者へのインタビュー ・海外カジノの利益構造 ・地方自治体の業務デジタル化 ・搬送ロボット製品の安全基準、品質保証 |
調査やインタビュー | ・中小企業の経営者へ経営課題のインタビュー ・デジタルマーケティングの担当者に動画制作に関するインタビュー ・インドの建築設備選定の商慣習 |
公募されている案件も、製造業から小売り、商社、金融、メディアなど、他業種で様々な課題について相談があります。そのため、自分がこれまでに経験してきた知見が生かせる余地が多いです。
口コミを調べていたところ、Twitterにコメントがありましたので、ご紹介します。
スポットコンサルできるビザスク、便利なので利用することも多いけど、相談を受けることも増えてきた。
対価が発生する分、相談する側も、相談を受ける側も本気度が高い。
限られた時間内で相手が望んでることをいかに把握して答えてあげられるか。対価に見合う話ができるかどうかの意識って大切。
— たっけ|走れる経営者*薬剤師 (@take0504) June 29, 2020
3.2 時給
ビザスクでスポットコンサルを行う場合、時給は20,000円~30,000円の案件が多いです。そのため、一般的な副業と異なり、短時間に高単価に稼げます。
なお、相談時間は30分~1時間が多く、そのため案件の報酬は、10,000円~30,000円が多くなります。
4. ビザスクのデメリット(アドバイザー)
前章では、アドバイザーにとって、ビザスクのメリットをご紹介しました。次に、アドバイザーにとって、ビザスクのデメリットをご紹介します。
それぞれを詳細にご紹介します。
4.1 手数料
ビザスクは、依頼者が支払う謝礼金から、ビザスクの利用手数料が引かれた金額が、アドバイザーへの受取金額となります。
そのため、たとえば、謝礼金が10,000円の場合は、以下の通りとなります。
- 謝礼金: 10,000円
- ビザスク手数料: 3,000円
- 受取金額: 7,000円
他のクラウドソーシングの場合、手数料が20%~25%の場合が多いので、やや手数料が高めです。
【参考記事】・ おすすめの大手クラウドソーシング19社を比較!仕事の種類、手数料、評判
4.2 超過時間の対応
ビザスクでは、相談時間の延長に伴って、超過料金が発生した場合には、依頼者から延長時間分の指名相談を受けて対応する必要があります。
具体的には、依頼者からアドバイザーのプロフィールページのメッセージを送る欄から、金額は未設定で、相談をするにチェックを入れ、指名相談をしてもらいます。
その後、超過料金分の謝礼金額を設定し、操作を完了させる必要があります。なお、決済金額は5,000円以上なので、5000円未満の場合には、サポート宛に連絡し、個別対応してもらう必要があります。
4.3 依頼の通知
ビザスクは、依頼の通知はメールとなります。具体的には、登録しているメールアドレスに、no-reply@visasq.comからメールが届きます。
そのため、メールをこまめにチェックしていないと、依頼が来たのに、返信し忘れる場合があるため、こまめなチェックが必要となります。
5. ビザスクの登録方法
以上で、ビザスクのメリット・デメリットをご紹介しました。なお、ビザスクを登録する手順をご紹介します。
(手順1) ビザスクのTOPページの右上にある新規登録(赤枠)をクリックします。
(手順2) 登録用のメールアドレスを登録します。あるいは、Facebookで登録できます。
(手順3) 確認用のメールアドレスにログインして、URLをクリックします。これで登録ができます。
まとめ
本記事は、ビザスクの使い勝手と評判をご紹介しました。
おさらいをすると、依頼者側にとって、ビザスクのメリットは4点ありました。
- 起業や開業、AI、広報など、広範囲な悩みを相談できる
- アドバイザーを公募できる
- 専任のスタッフに依頼をして、マッチングをサポートしてもらえる
- 1時間2万円~3万円で依頼できる
一方、依頼者側にとって、デメリットは2点あります。
- 指名相談をしたが、返答がない場合もある
- 支払方法はクレジットカード払いである
また、アドバイザー側にとって、ビザスクのメリットは2点あります。
- 過去の経験を活かせる
- 時給が高い
一方、デメリットは3点あります。
- 手数料が30%である
- 相談時間が超過した場合の対応が煩雑である
- 依頼の通知はメールである
そのため、次のような方におすすめです。
- ビジネスに関する悩みを手軽に相談したい方
- 過去の業務経験を活かして、社会に貢献したい方
一方、次のような方にはおすすめできません。
- 迅速に、かつ確実にビジネスに関する悩みを相談・解決したい方
- 業務経験がない方
なお、副業や、クラウドソーシングに関する情報を別記事でまとめています。
【参考記事】 ・ スキルシェアサービスを比較!おすすめ15選(料金表付き)
・ 副業のマッチングサイト・サービス20選を比較!仕事内容、料金相場
・ おすすめの大手クラウドソーシング19社を比較!仕事の種類、手数料、評判
500mailsのFacebookやTwitterでは、起業・副業に役立つ情報を配信しています。 是非「いいね!」をして最新情報をチェックしてください
Writer/編集者: 松田康