Mayaを学べるスクールを比較した場合、どのような違いがあるのでしょうか。
マンツーマンで学べる講座や、社会人でも学べる講座、無料で学べる講座があります。さらに、学生は低価格で受講できる講座もあります。
そこで、Mayaを学べるスクールを選ぶ前に知っておきたいポイントをまとめました。
本記事は、Mayaを学べるおすすめのスクール4選を比較し、その違いをご紹介します。
Mayaをオンラインで学べるスクールおすすめ4選
Mayaを学べるスクールを選べるにあたり、次の5つのポイントはチェックしたいところです。
- 誰を対象としているか。(学生、社会人)
- どのようなカリキュラムか。
- どのようなサポートがあるか。(ビデオ会議、チャット、添削)
- いくらかかるか。
- 転職の支援や案件の紹介はあるか。
上記を踏まえて、おすすめのスクール4選をご紹介します。
それぞれについて、詳細に説明します。
1. デジハリ・オンラインスクール
デジタルハリウッドが提供するオンラインスクールです。初心者でも、Mayaを学べるようなカリキュラムが用意されています。
YouTubeに授業の概要を説明した動画がありましたので、ご紹介します。
各講座の進め方を説明している動画がありましたので、ご紹介します。
そして、動画の授業で学習をし、課題を作って、その内容を添削してもらうことで、習熟度を上げていけます。
また、CG-ARTS協会認定のカリキュラムで、CG-ARTS協会が実施しているCGクリエイター検定に合格できる実力を身に着けられます。
◆ 学習内容
制作工程編 | モデリング概要、レンダリング概要、アニメーション概要、エフェクト概要 |
モデリング編 | ポリゴンモデリング基礎・応用、作例演習 |
レンダリング編 | Paint Effects、UVマッピング、ライティング、レンダリング、セルルック、Arnold Render |
リギング編 | コンストレイント、リギング、HumanIK、コントロールリグ |
アニメーション編 | キーフレームアニメ、キャラクターアニメ、サイクルアニメーション、ポージング |
エフェクト編 | Paint Effects、nParticle、Fluid、Bifrost、nCloth&Bullet&MASH、XGen、Composit |
CG業界へ就職対策 | ポートフォリオ、案件を探す方法、業界と職種 |
◆ 料金
- 受講料:322,300円
※ なお、一部のカリキュラムで、Adobe Creative Cloudを使用します。持っていない場合には、Adobe Creative Cloud 学生・教職員版 1年版ライセンス(39,980円)が必要です。
◆ 基本情報
- 受講方法: オンライン
- サポート: 添削3回、質問は無制限
- 転職支援: 〇
- 無料体験: -
2. Alchemy
オンラインのライブ配信による授業と、プリント形式でMayaの基本機能を学べます。まず、オンラインサイトで、プリント形式で学べます。
そして、実際に手を動かしながら、3DCGを学んでいきます。
なお、オンラインによるライブ配信講義は、初月1ヶ月の4回のみとなります。また、ライブ配信の授業を見れない場合は、録画された動画で学習できます。
◆ 学習内容
3DCG未経験者向け その1 | ・3DCG Mayaの基本操作 ・モデリング~レンダリングまでの各工程 ・ロボットの製作を元に一連の工程を学習 |
3DCG未経験者向け その2 | ・サイコロのモデリング、質感 ・バウンシングボールアニメーション ・雪のエフェクト製作 |
3DCG未経験者向け その3 | ・ポリゴン、Nurbsによる机の作成、質感 ・ミニカーのセットアップ、アニメーション作成 ・ホタルのエフェクト |
3DCG未経験者向け その4 | ・ローポリキャラクターモデリング ・ローポリキャラクター質感、ライティング ・セットアップ、アニメーション ・エフェクト、レンダリング |
3DCG初心者向け その1 | ・ボトルモデリング ・ボトルマテリアル(Arnold Render) ・セットアップ、アニメーション ・エフェクト、レンダリング |
3DCG初心者向け その2 | ・ハードサーフェースモデリング ・ハードサーフェースマテリアル(Arnold Render) ・セットアップ、アニメーション(サイクルアニメーション) ・エフェクト、レンダリング |
3DCG初心者向け その3 | ・モデリング・マテリアル ・セットアップ ・アニメーション ・エフェクト |
◆ 料金
- 一般: 190,000円
- 学生: 90,000円
◆ 基本情報
- 受講方法: オンライン
- サポート: チャット、講師のレビュー
- 転職支援: -
- 無料体験: -
3. Visutor
バンクーバーで活躍するアーティストたちによるVFX/CGのオンラインチュートリアルサービスです。海外で働くことを目指して、授業自体は日本語で教えますが、CGの用語やソフトは、英語を使います。
なお、Mayaの基本コースは、無料で学べます。画面の説明からソフトの使い方などを学べます。
また、バンクーバーの会社である「Teamove Entertainment Inc.」と連携して、海外での就労や留学などを支援してくれます。
◆ 学習内容
Maya基本コース | 画面の操作、セーブ、アニメーション、ライティング、マテリアル、バッチレンダリング |
モデリング・テクスチャリングコース | モデリングの基礎、車(アウディ)の製作、部屋のモデリング |
◆ 料金
月額4,900円
◆ 基本情報
- 受講方法: オンライン
- サポート: マンツーマン、ライブ形式でのサポートあり
- 転職支援: 〇
- 無料体験: 〇
4. CGオンラインアカデミー
アナと雪の女王の制作に携わった糸数弘樹氏によるオンライン講座です。Maya 基本操作とMaya入門は無料で受講できます。
◆ Maya 基本操作の教材の例
◆ Maya 入門の教材の例
◆ 学習内容
講座名 | 学習内容 |
Maya 基本操作 | モデリングツール、UI、ビューを変える、立方体を作成、カメラの操作 |
Maya 入門 | 雪だるまモデリング、レンダリング、アニメーション、モデリングツール |
Maya 初級モデリング | モデリングのツールやテクニック |
Maya キャラクター頭部モデリング | エッジの流れ、ディズニースタイル、リアルな顔のモデル |
Maya ボディー モデリング | 筋肉や骨格、男性、女性両方のボディーを制作、服や靴の制作 |
◆ 料金
- 初級モデリング 18,000円
- Maya キャラクター頭部モデリング 48,000円
- Maya ボディー モデリング 48,000円
◆ 基本情報
- 受講方法: オンライン
- サポート: 遠隔で講義、個人指導
- 転職支援: -
- 無料体験: 〇(Maya 基本操作、Maya 入門)
まとめ
本記事は、Mayaを学べるおすすめのスクールを比較し、その違いをご紹介しました。
おさらいをすると、求める内容によって、おすすめのスクールは変わります。
求める内容 | おすすめのスクール |
添削をしてもらいたい | デジハリ・オンラインスクール、Alchemy |
学生向けに割引で受講したい | Alchemy |
CGクリエイター検定の対策もしたい | デジハリ・オンラインスクール |
無料でMayaを学びたい | Vistutor、CGオンラインアカデミー |
なお、Blenderを学べるスクールについては、別記事でまとめています。
【参考記事】 ・ Blenderを学べるオンラインスクールおすすめ5選を比較(無料)
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Writer/編集者: 松田康