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PIXTA(ピクスタ)の使い勝手と評判!メリットとデメリットを紹介


PIXTAは、人気のストックフォトサービスですが、使いやすさや評判はどうでしょうか。

PIXTA側で審査がされるため、画像の品質が安定しています。価格も1枚40円~とお手頃です。検索機能も工夫されており、人物のあり、なしや年代、人数、色味などで検索できます。

一方で、登録されている画像数が少ない点と、クリエイターにとっては売れない写真がある点は注意が必要です。そこで、PIXTAを利用する前に知っておきたいポイントをまとめました。

本記事は、PIXTAの使い勝手と評判をご紹介します。

✅ まず答えを知りたい方へ

  • PIXTAのデメリット: Shutterstockより画像数が少なく、審査が厳しい。
  • クリエイター側の注意点: 売れにくい写真もあり、初心者は承認に時間がかかる。
  • 過去の懸念: 2017年に不正ログイン事故の事例があった。
  • それでも選ばれる理由: 日本人素材が豊富で、国内向けデザインには最適。

👉 PIXTAのデメリットを詳しく見る

 

1. PIXTAのメリット

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PIXTAは9,530万点以上の高品質な写真、イラスト、動画素材を提供しているサービスです。提供している素材はロイヤリティフリー形式で、一度購入すると何度でも加工・使用ができます。(2024年6月19日時点)

そのため、WEBサイト、広告、書籍、商品パッケージなど、さまざまな用途で使えます。PIXTAはの便利なポイントは5点あります。

  1.  日本人向けの画像が多い
  2.  絞り込み検索機能が充実している
  3.  クリエイターで検索できる
  4.  料金が手頃である
  5.  無料の写真もある

それぞれを詳細にご紹介します。

 

1.1 日本人向けの画像

PIXTAは国産のストックフォトサービスなため、日本人向けの写真やイラストが多数あります。

fotoliaやshutterstockなどの海外のストックフォトサービスは、外国人の人物写真が多いですが、PIXTAは日本人向けの画像が多いです。日本人の写真のみで、669万件以上あります。(2024年6月19日時点)

さらに、写真を国内素材あるいは海外素材かを絞り込んで選べます。

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国内向け、あるいは海外向けのホームページやチラシなどを作るときには、便利な機能です。

PIXTAの素材を確認する

 

1.2 絞り込み検索

PIXTAは絞り込み検索機能が充実しています。例えば、横位置・縦位置で、画像を絞り込めます。

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PIXTAの検索機能を確認する

さらに、人物の性別や人数、年代表情(笑い、泣き、驚き、悩み)で、画像を絞り込めます。

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サイズでの絞り込みもできます。PIXTAの場合、SサイズがWeb用、Mサイズがはがき用、LサイズがA4印刷用といった具合になります。

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また、写真の色味で絞り込みもできます。

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さらに、写真における人物の構図による絞り込みもあります。

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1.3 クリエイターで検索

気に入った写真があった場合に、そのクリエイターが撮った写真を検索することで、同じようなテイストの写真を効率よく探すことが出来ます。

自分の気に入った写真があった場合には、「お気に入りのクリエイターに追加」(赤枠)ボタンを押すことで、そのクリエイターに絞り込んで検索ができます。

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1.4 料金

PIXTAは料金が手頃で、定額プランを利用することで、1枚39円から画像を買えます。

また、必要な時にほしい素材を1点から購入でき、すぐにダウンロードできます。また、一定期間内に素材をたくさん必要とする方は、定額プランが便利です。

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PIXTAの料金プランを確認する

また、単品で購入する場合には、Sサイズ(Web用)では550円、Mサイズ(はがき・A5印刷)は1,980円となります。さらに、A4印刷やパンフレット作成で使うLサイズは3,630円となります。

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PIXTAの料金プランを確認する

 

1.5 無料の画像

PIXTAは毎週火曜日更新で、無料の写真を掲載しています。商用利用もでき、ロイヤリティフリーの画像で、とくに、追加料金などなく使えます。

そのため、気に入った写真があるかを定期的にチェックして、利用するのも一つです。

Pixtaの無料の写真を確認する

 

2. PIXTAのデメリット

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前章では、PIXTAのメリットをご紹介しました。次に、評判とは異なり、PIXTAのデメリットをご紹介します。

  1.  shutterstockと比較すると画像の数は少ない
  2.  セキュリティに関する事故があった
  3.  売れない写真がある

それぞれを詳細にご紹介します。

 

2.1 画像の数

代表的なストックフォトサービスであるShutterstockの登録画像数は4憶点です。一方、PIXTAは9,530万点です。そのため、shuttestockのほうが登録されている画像数は多いです。(2024年6月時点)

実際に、「パソコン」という言葉で画像検索をすると、shutterstock60,155,420件ヒットしました。

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shutterstock

一方、PIXTA14,595,104件ヒットしました。

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PIXTA

PIXTAは、shuttestockの5分の1くらいの量ですので、希少なテーマの写真を取り扱う場合には、shutterstockで検索をするのも一つです。

 

2.2 セキュリティ事故

PIXTAは、2017年の9月18日に不正ログインに関する事故があった模様です。

252件で不正ログインがあった模様で、メールアドレス、ユーザー名、生年月日、性別、居住国、獲得クレジット履歴、獲得クレジット振込先口座情報等の情報を閲覧された可能性があるようです。

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【出典: PIXTA社ホームページ

 

2.3 売れない写真

PIXTAは審査が厳しいので、クリエイターの方は売れない写真がある点は注意が必要です。

PIXTAのブログ上では、次のポイントを挙げています。

  •  ブレていないか、ピントがあっているか、画像にノイズなどの荒れがないか。
  •  携帯電話のカメラで撮影したコンテンツではないか。
  •  キャラクターやブランドのロゴなどが入っていないか。

【出典: PIXTAアンテナ

 

よくある質問(FAQ)

Q1. PIXTAは無料で使えますか?

PIXTAには毎週更新される「無料素材コーナー」があり、商用利用も可能です。会員登録だけで誰でも利用できます。

Q2. PIXTAの画像を商用利用できますか?

PIXTAの素材はすべてロイヤリティフリーのため、商用利用が可能です。ただし、再配布や商標登録を目的とした利用は禁止されています。

Q3. PIXTAで写真が売れないのはなぜ?

PIXTAは審査基準が高く、ピントやノイズ、構図、著作権など厳しくチェックされます。そのため、初心者は販売まで時間がかかることがあります。

 

AI画像時代におけるPIXTAの価値

生成AIの普及で著作権のリスクが懸念される中、PIXTAは「審査済み・著作権クリア素材」として企業から再評価されています。

生成AIの登場により、画像を誰でも簡単に作れる時代になりました。しかし、その多くは学習元が不明で、著作権のグレーゾーンにあると指摘されています。AIが既存画像を学習して似た構図や作風を出力するケースもあり、著作権侵害のリスクが懸念されています。

【出典】 ・ 朝日新聞 AIが作ったイラスト、「投稿禁止」の動きも 著作権以外のリスクは

このような潮流の中で、PIXTAの強みは次の3つが挙げられます。

  • 著作権リスクを低減する「審査済み・クリア素材」であること
  • 撮影者や出典情報が明確で、企業が説明責任を果たしやすいこと
  • 生成AI素材と比べ、安全性を重視する案件での採用率が高いこと

 

まとめ

本記事は、PIXTAの使い勝手と評判をご紹介しました。なお、他のストックフォトサービスに関しては、別記事でまとめています。

【参考記事】 ・ ストックフォトサイトの比較と選び方!写真を販売して稼ぐ方法
       ・ Shutterstockの使い勝手と評判!便利な点と不便な点を徹底解説!
       ・ PhotoACの使い勝手と評判!便利な点と不便な点を徹底解説!

著者プロフィール
松田 康|ITツールを実際に使って検証するコンサルタント
複雑なITツールやAIサービスを、初心者目線でわかりやすく解説することをモットーに活動中。小規模企業向けにITツールの導入をしている知見をもとに、情報を発信しています。

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