イラストや絵を販売できるサイトを比べた場合、どのような違いがあるのでしょうか。
国内や海外で販売できるサイト。販売単価が高いサイト。審査が不要なサイトなど、さまざまなサイトがあります。そこで、イラストや絵を販売する前に知っておきたいポイントをまとめました。
本記事は、イラストや絵を売ることができる、おすすめの販売サイトを16個ご紹介します。
1. イラストの販売サイト!おすすめ16選
自分で描いたイラストや絵、アイコンを販売するには、どのような方法があるのでしょうか。
インターネットにある様々な販売サイトで、イラストやデジタルイラストなどの作品を販売できます。パンフレットやカタログ、ポストカード、ブログの記事などで利用する方が多いです。
商用利用が可能な点と、価格が安いというメリットがあります。イラストや絵を販売、購入できる、おすすめのサイトは16個あります。
- スキマ
- イラストAC
- ピクスタ
- Fotolia
- Shutterstock
- STORES.jp
- BASE
- ココナラ
- iStock
- アートメーター
- ミンネ(minne)
- Etsy
- LINE Creators Market
- SUZURI
- Booth
- Canvath
それぞれの特徴をご紹介します。
1.1 スキマ(SKIMA)
ロゴやアイコン、似顔絵、デジタルイラスト、アニメ、手書きイラストなどを購入・販売できます。クレジットカードやコンビニ払いに対応しており、スキマが仲介するため、安心して決済できます。
会員費、月会費、クレジットカードの手数料などは無料です。取引成立後に手数料が10~20%発生します。手軽にイラストを売るには、便利なサイトです。
【参考記事】 ・ SKIMAの使い勝手と評判!使い方や手数料、支払い方法を紹介!
1.2 イラストAC
日本のイラスト販売サイトとしては、素材数、アクセス数ともに最大規模を誇るサイトです。2019年11月時点で、前月のダウンロード数2,400,000を超えています。
イラストをダウンロードするたびに、お金が入る仕組みになっています。イラストの登録数が増えるにしたがって、ダウンロードされる数も増え、月に10万円以上を稼いでいる方もいます。
なお、注意点としては、イラストを登録した時点で、著作権はイラストAC側に譲渡することになります。念のため、規約などを確認ください。
1.3 ピクスタ
写真・イラストなどの素材を販売する国内最大級のサイトです。写真・イラスト・動画(映像)素材を2,000万点以上を販売しています。
販売を始める場合には、会員登録の後に、ストック素材の販売に必要な著作権などの講座を受け、イラストをアップロードし、審査が通ったところで、販売が開始されます。
担当者の審査があるため、一定のレベルをクリアした品質の高いイラストが掲載されるため、チラシやパンフレットの制作などにも使われます。
なお、報酬は、販売金額を基準にコミッション率(22%~42%)が支払われる仕組みになっています。【参考】 獲得クレジットとお支払いについて
【参考記事】 ・ PIXTA(ピクスタ)の使い勝手と評判!便利な点と不便な点を徹底解説!
1.4 Fotolia
世界最大級の素材サイトです。国内だけでなく、海外にも素材を販売できるサイトです。報酬は、ランクや選択した独占販売オプションに応じたコミッション(販売額の20%から63%)が支払われます。
単価は安いのですが、販売数は多いという点と、国内だけでなく海外にも販売できるので、顧客のすそ野を増やす意味で挑戦してみる価値はあります。
1.5 Shutterstock
Fotoliaと同様に、海外でも素材を販売できるサイトです。ニューヨークに本社があり、世界150か国に130万人に販売しています。写真、ベクター、動画素材の数は1億2,500万点と世界を代表する素材サイトです。
登録をするときに、カテゴリーなどが英語表記なので、少々登録作業で手間取る可能性があります。
【参考記事】 ・ Shutterstockの使い勝手と評判!便利な点と不便な点を解説!
1.6 STORES.jp
初期費用や月額費用が無料のネットショップ作成ツールです。70万人近くの方が利用しており、イラストや絵などのアイテムが3,183点販売されています。(2019年6月26日時点)
予約販売する機能や、メルマガを送る機能、ギフトラッピングを受付ける機能などが無料で利用できます。また、手書きのイラストを販売したり、イラストのダウンロード販売も可能です。
取引成立時に手数料が5%発生しますが、他のサイトと比べると割安です。なお、2019年12月31日まで限定で、初月決済手数料が0%です。
【参考記事】 ・ STORES.jpの使い方と評判!便利な点と不便な点を徹底解説【2019年】
1.7 BASE
無料でネットショップを作れます。1点もののアートやポスター、オマージュアートなどの作品を販売できます。BASEを使って、イラスト関連の商品を販売しているショップが42店あります。
さらに、スマホケースの作成や、Tシャツの作成用のアプリがあるため、手軽にオリジナルグッズを売れます。
【参考記事】 ・ BASEの使い勝手と評判!便利な点と不便な点を解説【2019年】
1.8 ココナラ
自分の仕事のスキルや特技を販売できるサイトです。似顔絵やイラスト、アイコンなどを販売、購入できます。2018年2月15日時点で、10,000人のイラストレーターが登録をしております。
SNSアイコンやアバター、デジタルイラスト、年賀状やプレゼントカードのイラスト、キャラクターデザイン、ペットや家族のイラストなどを販売しています。
イラストの見積りやカスタマイズを受付ける機能があります。イラストを作る前に、専用の相談フォーム(購入者)あるいは、見積り提案フォーム(出品者)がある点が特徴的です。
【参考記事】 ・ ココナラの使い勝手を評価!便利な点と不便な点を解説【2018年】
1.9 iStock
海外で著名なストックフォトサイトで、イラストも販売できます。
パンフレットやチラシ、Web、カレンダーやバースデーカードなどに使われるイラストを販売できます。海外にもイラストを売りたい方におススメです。
1.10 アートメーター
これまで紹介したサイトとは異なり、1点ものの絵を販売するオンラインストアです。絵画のサイズと画家の販売実績をもとにして、料金が決まります。購入実績が増えるにしたがって、画家の点数があがり、それとともに単価が増える仕組みになっています。
海外にも販売することができる英語表記のサイトがあり、自動翻訳されて表示されます。
1.11 minne(ミンネ)
テレビでCMも放映され、20万人の作家が登録されている国内最大級の手作り品の販売サイトです。ポスターやポストカードなどが販売されています。手軽に手書きのイラストをオンラインで売ることができます。
【参考記事】 ・ ミンネの使い勝手と評判!便利な点と不便な点を解説【2019年】
1.12 Etsy
ナスダックに上場している米国のサービスです。日本語にも翻訳されており、アクリル画や水彩画、デジタルのイラストやペン・インク画、鉛筆など様々なイラストを販売できます。
なお、経産省の調査によると、アクティブユーザーは、セラーは190 万人、バイヤーは3,340万人います。
【出典】 経産省 平成 30 年度 電子商取引に関する市場調査 P74
1.13 LINE Creators Market
Lineのスタンプや絵文字、着せ替えを作って、販売します。Lineアカウントがあれば、個人でも販売ができます。
世界中のLineユーザーに販売でき、また、売上の50%がクリエイターに分配されます。
1.14 SUZURI
イラストをアップし、Tシャツやトートバッグ、マグカップなどの商品を選ぶことで、オリジナルのグッズを作成・販売できます。
販売価格は自由に決められ、また注文を受けてから作れるので、在庫を持つ必要はありません。
1.15 Booth
同人誌や電子コンテンツなどを、ダウンロード販売できます。決済手数料は3.6%と掛かりますが、それ以外の売り上げの96.4%は金額として受け取れます。
1.16 Canvath
画像をアップするだけで、オリジナルグッズを作れるサイトです。スマホケース、スマホリング、Tシャツ、クリアマルチケース、AirPodsケース、スライドカードミラー、ラッピングペーパー、サークル布、ドリンクホルダーなどのグッズを作れます。
前章であげたネットショップなどで、オリジナルグッズが売れる度に、発注することができます。
2. イラストを販売するコツ
イラストを販売サイトで売るためには、どのようなコツがあるのでしょうか。
- タグをたくさん付けます
- とにかく投稿数を増やします
- 購入者のニーズを把握します
それぞれを詳細にご紹介します。
2.1 タグ
イラスト販売サイトでは、イラストにタグをつけられます。キーワードやタグがついていないものは、どんなに良いイラストでも売れません。そのため、タグをなるべくたくさんつけ、見つけてもらうようにします。
2.2 投稿数
また、イラストを登録してもすぐに収入にはつながりません。多くの人がイラスト販売サイトに
登録をしているので、収入につながるためにはある程度の時間が必要となります。そのため、根気強くイラストを登録していることが重要となります。
2.3 購入者のニーズ
イラスト販売サイトでは人気カテゴリなど、どんなイラストが購入者から好まれているか表示しています。人気のあるイラストを確認し、分析してみます。また、タイミングも重要です。例えば、クリスマス・お正月などの季節のイベントに関するイラストは行事の1か月前に登録します。
まとめ
本記事は、イラストや絵を売ることができるおすすめの販売サイトと売るためのコツをご紹介しました。
おさらいをすると、販売サイトに求める内容によって、おすすめのサイトが異なります。
求める内容(重視する点) | おすすめのサイト |
ロゴ、似顔絵、イラストを売りたい | スキマ(SKIMA)、ココナラ |
イラストや絵の素材を売りたい | イラストAC、ピクスタ、Shutterstock、iStock |
海外に、イラストや絵の素材を売りたい | Fotolia、Shutterstock、iStock |
ファンがいて、自前のネットショップで売りたい | STORES.jp、BASE |
手数料を抑えたい | STORES.jp、BASE |
1点ものの絵を売りたい | アートメーター、Etsy |
Lineスタンプを売りたい | LINE Creators Market |
オリジナルグッズを売りたい | STORES.jp、BASE、SUZURI、Canvath |
なお、当サイトでご紹介したサイトについて、別記事でまとめています。
【参考記事】 ・ フリーランスのイラストレーターが登録したいサイト!おすすめ15選
・ PIXTA(ピクスタ)の使い勝手と評判!便利な点と不便な点を徹底解説!
・ Shutterstockの使い勝手と評判!便利な点と不便な点を解説!
・ ココナラの使い勝手を評価!便利な点と不便な点を解説【2019年】
・ BASEの使い勝手と評判!便利な点と不便な点を解説【2019年】
・ STORES.jpの使い方と評判!便利な点と不便な点を徹底解説【2019年】
・ ミンネの使い勝手と評判!便利な点と不便な点を解説【2019年】
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