エアレジは、小売店や飲食店向けのPOSレジアプリです。
初期費用や月額費用が無料のレジアプリで、低コストでレジを導入できます。使い方も簡単で、初心者にも使いやすいです。また、店舗の売上をタイムリーに分析できます。
そこで、エアレジの基本的なセットアップからレジの使い方など、初心者でも簡単に使えるように、画面を使いながら説明します。
本記事は、エアレジの使い方や機能、コストをご紹介します。
1. エアレジの使い方
エアレジの使い方を説明するにあたり、次の5つのステップで説明します。
それぞれを詳細にご紹介します。
1.1 アカウントの作成
エアレジは、iphone(アイフォン)あるいはiPadがあれば、無料で利用できるレジアプリです。使うためには、アカウントを作ります。
(手順1) Airレジ で「今すぐ、無料ではじめよう」を選びます。
(手順2) メールアドレスを登録します。
(手順3) 認証キーを登録します。
(手順4) アカウント名、氏名、パスワードを入力します。
(手順5) 店舗名、業種、電話番号、住所を登録します。
1.2 レジの操作方法
エアレジは、直感的な操作で、すぐに操作に慣れます。たとえば、お会計をするときは次の手順となります。
(手順1) 注文入力・会計を選びます。
(手順2)商品を選びます。
(手順3)選択した商品の金額情報が表示されます。
(手順4) お預かり金額を入力し、会計をします。
以上の通り、直感的に操作ができるため、スタッフの教育がラクになります。エアレジの使い方について、YouTube動画があるので、操作性を確認して頂けます。
1.3 分析
エアレジは、経営者がお店にいない場合でも、日別の売上や在庫の確認を瞬時に行えます。
指定した期間の売上データを時間別、日別、月別に分析できたり、売上や客数の変化をグラフで把握できます。そのため、経営の改善に向けた施策を検討できます。
ダッシュボードでは、日々の売上データを簡単に確認できます。
◆ 日別の売上分析機能
日々の商品別の売上を分析できるので、人気商品を調べて、利益率を確認することも簡単です。
◆ 商品別の売上分析
1.4 ハードウェアのセットアップ
エアレジは、iphone(アイフォン)あるいはiPadがあれば、無料で利用できるレジアプリです。
一般的には、POSレジを利用するためには、初期費用だけでも50万円以上はかかります。しかし、Airレジであれば、初期費用は10万円程度に抑えられ、維持費用は無料となります。
エアレジを使用するには、タブレット(iPadやAndroidタブレット)を用意し、レシートを印刷するためのプリンターや、バーコードスキャナーなどの周辺機器も準備します。
ハードウェアを準備するときには、次のようなセットを用意することをおすすめします。
◆ 導入機器の例
Airレジ スターターパック SIIレシートプリンターセット
( iPad、レシートプリンター、キャッシュドロア、ロール紙): 99,800円
Airレジ スターターパック スター精密 mPOPセット
iPad、mPOP、ロール紙: 121,600円
そして、エアレジのアプリで、レジとプリンターとの接続やカスタマーディスプレイ、バーコードリーダーとの設定を行います。
1.5 商品の登録
エアレジで商品を登録するときには、ダッシュボードで「商品設定」を選びます。
次に、「商品を追加する」を選びます。
商品名、価格、カテゴリーを登録します。
なお、口コミを調べていたところ、Twitterにコメントがありましたので、ご紹介します。
ふふふ。高槻は昨日から梅雨入り。今日からG20で発送もお休み。空いた時間は事務仕事片付けるでー!めっちゃ片付きました。しかもエアレジの設定も完了やで。これは便利だわ。10月の軽減税率の対象商品を事前にセットしとけば対応するという。来週あたりから稼働出来そうです。島珈琲、近代化やで!笑 pic.twitter.com/nA3TbQgx4o
— 島珈琲 島 規之 (@shimacoffee) June 27, 2019
秋葉原で
近日中に店舗オープンの為、
開店準備
エアレジ便利だなぁ
かなり優れものだよ。こりゃ#秋葉原#エアレジ#店舗開業#お楽しみに pic.twitter.com/WSYXzBMYGJ— 渡部 陽二 (@yojiwatanabe) July 5, 2021
2. エアレジの欠点
前章では、エアレジの使い方をご紹介しました。次にエアレジを利用するときの注意点・欠点があります。次の4点あります。
それぞれを詳細にご紹介します。
2.1 多店舗対応
エアレジは、複数のお店で導入する場合には、それぞれ別契約でエアレジを入れる必要があります。そして、複数の店舗をまたいで管理できません。
2.2 顧客管理
エアレジは、顧客情報として登録できる項目が多くありません。
エアレジで登録可能な項目
- 名前/お客様番号
- 生年月日
- 性別
- 電話番号
- メールアドレス
- 住所
- お客様メモ
- Airレジ利用前の会計回数
そのため、最終来店日やお得意様情報など顧客情報をより詳細に持ちたい場合には、他のPOSレジアプリの検討も必要です。
なお、経産省の「ITを活用した商店街消費動向分析事業」でも、スマレジやユビレジと比較、分析しています。
出典: 経産省の「ITを活用した商店街消費動向分析事業」 P8
【参考記事】 ・ エアレジとスクエアを比較!選ぶ前に知りたい5つの違い
・ エアレジとユビレジを比較!選ぶ前に知りたい5つの違い
・ スマレジとエアレジを比較!機能、手数料、使い方で比べる
2.3 WiFi
エアレジは、忘れがちですが、インターネット回線が必要となります。
具体的には、Docomo、au、SoftBankなどの回線あるいは、Wi-Fi通信で利用できます。但し、屋内でご利用の場合は、Wi-Fiでの利用を推奨されています。
WiFiルーターの端末費用や、月額費用が発生するので、注意が必要です。
2.4 手数料
エアレジは、クレジットカード決済を利用する際に、月額料金や振込手数料が発生しません。さらに、6ブランドのカードに対応しています。
ただ、決済手数料が発生するので注意が必要です。
カード会社 | VISA、MasterCard、American Express | JCB、DinnerClub、Discover |
手数料 | 3.24% | 3.74% |
手数料も、VISA、MasterCard、American Expressが3.24%、それ以外のカード会社は3.74%となっています。
(ご参考)キャッシュレス決済に対応する方法
キャッシュレス決済に対応するためには、エアペイというアプリが必要です。
クレジットカードや電子マネー、PayPayやLINEPay、アリペイなどのQRコード決済などに対応したアプリです。
導入するには、iPhoneまたはiPadとカードリーダーが必要となります。但し、キャッシュレス0円キャンペーン期間中なので、無料で導入できます。
【参考記事】・ エアペイの使い勝手と評判!手数料や個人の利用条件、デメリットなど
【参考】レジ選びに悩む場合
前章では、エアレジのメリットとデメリットをご紹介しました。当ブログでは、エアレジと他のPOSレジに関する比較情報を、別記事でまとめています。
【参考記事】 ・ エアレジとスクエアを比較!選ぶ前に知りたい5つの違い
・ エアレジとユビレジを比較!選ぶ前に知りたい5つの違い
・ スマレジとエアレジを比較!機能、手数料、使い方で比べる
なお、レジ選びが手間な場合には、コンシェルジュサービスを利用するのも一案です。
◆ レジチョイス
業種(小売、飲食、アパレル、ヘアサロン、ホテル、大型商業施設)や店舗数、相談内容などを伝えることで、中立的な立場で、最適なPOSレジを紹介してくれます。
まとめ
本記事は、エアレジの使い方をご紹介しました。おさらいをすると、エアレジを使うときは、次の5つの手順で進めます。
- アカウントを作る
- レジの操作方法を確認する
- 分析機能をチェックする
- ハードウェアをセットアップする
- 商品を登録する
なお、次のような注意点・欠点もあります。
- 多店舗の対応ができていない
- 顧客管理機能で登録可能な項目が少ない
- Wifiが必要である
- 手数料が発生する
なお、レジアプリだけでなく、キャッシュレス決済サービスやQRコード決済アプリについて、別記事でまとめています。
【参考記事】 ・ キャッシュレス決済サービスの比較とおすすめ32選!導入コスト、手数料
・ QRコード決済の比較とおすすめ10選!導入方法やコスト、手数料(比較表付)
・ ペイペイとLineペイを比較!利用する前に知りたい7つの違い
・ コイニーとエアペイを比較!利用する前に知りたい7つの違い
・ 楽天ペイとAirペイを比較!選ぶ前に知りたい7つの違い
・ AirPAYとSquareを比較!選ぶ前に知りたい7つの違い
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Writer/編集者: 松田康