エアレジは人気のレジアプリですが、使いやすさや評判はどうでしょうか。
初期費用や月額費用が無料のレジアプリで、低コストでレジを導入できます。使い方も簡単で、初心者にも使いやすいです。また、店舗の売上をタイムリーに分析できます。
一方で、多店舗に対応できていない点と、顧客管理として、登録できる顧客情報の項目が少ない点は注意が必要です。そこで、エアレジを利用する前に知っておきたいポイントをまとめました。
本記事は、エアレジの使い勝手と評判をご紹介します。
1. エアレジのメリット
エアレジのメリットは5点あります。
それぞれを詳細にご紹介します。
1.1 料金
エアレジは、iphone(アイフォン)あるいはiPadがあれば、無料で利用できるレジアプリです。
一般的には、POSレジを利用するためには、初期費用だけでも50万円以上はかかります。しかし、Airレジであれば、初期費用は10万円程度に抑えられ、維持費用は無料となります。
◆ 導入機器の例
Airレジ スターターパック SIIレシートプリンターセット
( iPad、レシートプリンター、キャッシュドロア、ロール紙): 99,800円
Airレジ スターターパック スター精密 mPOPセット
iPad、mPOP、ロール紙: 121,600円
1.2 使い方
エアレジは、直感的な操作で、すぐに操作に慣れることができます。そのため、スマートフォンやタブレットに慣れたスタッフであれば、ほぼ何も教えなくても操作できます。
たとえば、お会計をするときは次の手順となります。
(手順1) 注文入力・会計を選びます。
(手順2)商品を選びます。
(手順3)選択した商品の金額情報が表示されます。
(手順4) お預かり金額を入力し、会計をします。
以上の通り、直感的に操作ができるため、スタッフの教育がラクになります。エアレジの使い方について、YouTube動画があるので、操作性を確認して頂けます。
1.3 分析
エアレジは、経営者がお店にいない場合でも、日別の売上や在庫の確認を瞬時に行えます。
指定した期間の売上データを時間別、日別、月別に分析できたり、売上や客数の変化をグラフで把握できます。そのため、経営の改善に向けた施策を検討できます。
◆ 日別の売上分析機能
◆ 商品別の売上分析
1.4 手数料
エアレジは、クレジットカード決済を利用する際に、月額料金や振込手数料が発生しません。さらに、6ブランドのカードに対応しています。
カード会社 | VISA、MasterCard、American Express | JCB、DinnerClub、Discover |
手数料 | 3.24% | 3.74% |
手数料も、VISA、MasterCard、American Expressが3.24%、それ以外のカード会社は3.74%となっています。
1.5 レジの設定
エアレジは、簡単にレジの設定が行えます。内税、外税の設定や端数値引きの設定も行えます。
さらに、レジとプリンターとの接続やカスタマーディスプレイ、バーコードリーダーとの設定も用意されています。
また、クレジットカードや電子マネーなどの支払い方法を簡単に追加できます。
また、割引の設定も簡単です。
なお、口コミを調べていたところ、Twitterにコメントがありましたので、ご紹介します。
ふふふ。高槻は昨日から梅雨入り。今日からG20で発送もお休み。空いた時間は事務仕事片付けるでー!めっちゃ片付きました。しかもエアレジの設定も完了やで。これは便利だわ。10月の軽減税率の対象商品を事前にセットしとけば対応するという。来週あたりから稼働出来そうです。島珈琲、近代化やで!笑 pic.twitter.com/nA3TbQgx4o
— 島珈琲 島 規之 (@shimacoffee) June 27, 2019
秋葉原で
近日中に店舗オープンの為、
開店準備
エアレジ便利だなぁ
かなり優れものだよ。こりゃ#秋葉原#エアレジ#店舗開業#お楽しみに pic.twitter.com/WSYXzBMYGJ— 渡部 陽二 (@yojiwatanabe) July 5, 2021
2. エアレジのデメリット
前章では、エアレジのメリットをご紹介しました。次にエアレジが評判と異なるデメリットをご紹介します。3点あります。
それぞれを詳細にご紹介します。
2.1 多店舗対応
エアレジは、複数のお店で導入する場合には、それぞれ別契約でエアレジを入れる必要があります。そして、複数の店舗をまたいで管理できません。
2.2 顧客管理
エアレジは、顧客情報として登録できる項目が多くありません。
エアレジで登録可能な項目
- 名前/お客様番号
- 生年月日
- 性別
- 電話番号
- メールアドレス
- 住所
- お客様メモ
- Airレジ利用前の会計回数
そのため、最終来店日やお得意様情報など顧客情報をより詳細に持ちたい場合には、他のPOSレジアプリの検討も必要です。
なお、経産省の「ITを活用した商店街消費動向分析事業」でも、スマレジやユビレジと比較、分析しています。
出典: 経産省の「ITを活用した商店街消費動向分析事業」 P8
【参考記事】 ・ エアレジとスクエアを比較!選ぶ前に知りたい5つの違い
・ エアレジとユビレジを比較!選ぶ前に知りたい5つの違い
・ スマレジとエアレジを比較!機能、手数料、使い方で比べる
2.3 WiFi
エアレジは、忘れがちですが、インターネット回線が必要となります。
具体的には、Docomo、au、SoftBankなどの回線あるいは、Wi-Fi通信で利用できます。但し、屋内でご利用の場合は、Wi-Fiでの利用を推奨されています。
WiFiルーターの端末費用や、月額費用が発生するので、注意が必要です。
3. Airレジの導入方法
エアレジを導入したい場合には、どのようなステップを踏めばいいのでしょうか。
(手順1) Airレジを試してみます。
(手順2) 機器を選びます。
(手順3) Airレジのアカウントを登録します。
(手順4) 設定します。
Airレジの導入手順を確認する (導入の流れをクリックしてください)
キャッシュレス決済に対応する方法
キャッシュレス決済に対応するためには、エアペイというアプリが必要です。
クレジットカードや電子マネー、PayPayやLINEPay、アリペイなどのQRコード決済などに対応したアプリです。
導入するには、iPhoneまたはiPadとカードリーダーが必要となります。但し、キャッシュレス0円キャンペーン期間中なので、無料で導入できます。
【参考記事】・ エアペイの使い勝手と評判!手数料や個人の利用条件、デメリットなど
【参考】レジ選びに悩む場合
前章では、エアレジのメリットとデメリットをご紹介しました。当ブログでは、エアレジと他のPOSレジに関する比較情報を、別記事でまとめています。
【参考記事】 ・ エアレジとスクエアを比較!選ぶ前に知りたい5つの違い
・ エアレジとユビレジを比較!選ぶ前に知りたい5つの違い
・ スマレジとエアレジを比較!機能、手数料、使い方で比べる
ただ、レジ選びが手間な場合には、コンシェルジュサービスを利用するのも一案です。
◆ レジチョイス
業種(小売、飲食、アパレル、ヘアサロン、ホテル、大型商業施設)や店舗数、相談内容などを伝えることで、中立的な立場で、最適なPOSレジを紹介してくれます。
まとめ
本記事は、エアレジの使い勝手と評判をご紹介しました。
おさらいをすると、エアレジのメリットは5点あります。
- 導入費用が安い
- 使い方が簡単である
- 分析機能が豊富である
- 手数料が安い
- レジの設定も簡単である
一方、デメリットは3点あります。
- 多店舗の対応ができていない
- 顧客管理機能で登録可能な項目が少ない
- Wifiが必要である
なお、レジアプリだけでなく、キャッシュレス決済サービスやQRコード決済アプリについて、別記事でまとめています。
【参考記事】 ・ キャッシュレス決済サービスの比較とおすすめ32選!導入コスト、手数料
・ QRコード決済の比較とおすすめ10選!導入方法やコスト、手数料(比較表付)
・ ペイペイとLineペイを比較!利用する前に知りたい7つの違い
・ コイニーとエアペイを比較!利用する前に知りたい7つの違い
・ 楽天ペイとAirペイを比較!選ぶ前に知りたい7つの違い
・ AirPAYとSquareを比較!選ぶ前に知りたい7つの違い
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Writer/編集者: 松田康