チラシを作るには、どのようなステップで作ればいいのでしょうか。
無料で使えるテンプレートを使う。チラシのドラフト版を作って、お客さんの反応をチェックする。ポスティングを工夫するなど、いくつかのコツを押さえることで、反響が良くなります。
そこで、チラシを作る前に押さえておきたい7つの作業ステップをご紹介します。
本記事では、チラシの作り方のコツをご紹介します。
1. テンプレート
チラシを作るときには、テンプレートが便利です。
飲食や小売・卸売、美容・エステ、不動産、旅行、レジャーなどの業種にあったテンプレートが用意されています。気に入ったテンプレートのレイアウトを使って、文言や写真を入れ替えることで簡単にチラシを作れます。
◆ テンプレートの例(ラクスルのチラシテンプレート)
ラクスルが提供しているチラシテンプレートです。820件のテンプレートがあり、A3~A6、B4~B6とサイズに応じて選べます。求人やセミナー、コンサートなどのテンプレートもあります。
ラクスルのチラシテンプレート (チラシ・フライヤーを選びます。)
◆ ラクスル
PowerPoint入ってるパソコンあるなら、ラクスルとかがフリーのチラシ用テンプレートを配布してるので、楽に作れると思いますよ。
添付画像はキーワード「弁当」で検索した結果です。https://t.co/rfYAV91S3F pic.twitter.com/M7OOQSkhCD— かたやま (@kata_xxx_samba) May 26, 2020
ホビーショーのときにガイドビーコンさんとずーっと話ししてて、で、ウチもラクスルでチラシ的なものを作ろうと思って登録したんですけどすごいねラクスル!テンプレートとか素材とか何でもあるじゃんマジすごいね!
— 模型用品専門店 G PARTS(ジーパーツ) (@GPARTS_Master) May 17, 2016
【参考記事】 ・ イベントで使えるチラシのテンプレート(無料)を5つご紹介!
・ 反響のでるチラシを作る!テンプレートを上手に使うコツ
2. ドラフト版の作成
顧客アンケートから見えてきた商品やお店の売りをもとに、3種類くらいのドラフト版を作ります。
ドラフト版を作るためには、「自社の商品やお店が何が売りか」とコンセプトを明確にする必要があります。次のような視点で売りを整理します。
- 価格
- 機能
- デザイン
- 新しさ
- 歴史がある
- 手軽である
ドラフト版を作ってみたら、印刷をして見比べてみます。
【参考記事】反響のでるチラシを作る!テンプレートを上手に使うコツ
3. ヒアリング
ドラフト版ができあがったら、見込み客に再度ヒアリングをしてみます。ポイントは3点あります。
- ドラフト版を手に取ってもらう
- 最も魅力的と感じるデザインとその理由を聞く
- 最も魅力的と感じる文面とその理由を聞く
それぞれの詳細をご紹介します。
3.1 意見収集
前述したとおり、アンケートはメールでヒアリングすることもできますが、 実際に紙のチラシを手に取ってもらって、そのままの意見をもらうほうがより正確な意見をもらえます。
3.2 デザインとその理由
ヒアリングするときには、最も魅力的と感じるチラシと、その理由を聞きます。こちらが想定していないポイントで、チラシを選んでいる場合があります。
4. 少人数
アンケートで選ばれたチラシを、1位と2位のチラシを実際に印刷して配布してみます。もちろん、アンケートで意見をもらっているかと思いますので、改善点を反映してチラシを完成させます。
そうして出来上がったチラシを2種類、テストチラシとして配布します。2種類のチラシを均等に配布することで、その反響の具合によって、どちらのチラシのほうが効果があるのか確認できます。
たとえば、次のような内容で分析をします。
- チラシを持って来店した客数
- 電話の問い合わせ件数
- WEBからの問い合わせ件数
効果のあったチラシを選び、本格的に配布する準備を行います。
5. 配布
効果のあるチラシが決まった段階で、チラシを配布します。チラシを配布する方法は主に3種類あります。
- 新聞折り込み
- ポスティング
- 直接配布
それぞれの特徴は以下の通りです。
5.1 新聞折り込み
◆ 特徴
- 特定のエリアに集中して配布できます。
- 20~30代の女性の新聞購読率が下がっているため、ターゲットの年齢層によっては
販促手段として適さない。
5.2. ポスティング
◆ 特徴
- 地域を特定して希望の箇所に配布できます。
- サイズをいろいろ工夫したり、封筒に同封物を入れることで、
ターゲットの開封率を上げることができます。 - マンションの管理組合では、投函を禁止している場合があります。
5.3 直接配布
◆ 特徴
- 人通りの多い街頭や駅前でチラシを配布します。
- 狙ったスポット、ターゲットにピンポイントで配布できるため、反響率が高くなります
- 手にとってもらうための工夫が必要となります。
- 配布するまえに事前許可が必要な場所(駅前、街頭、公共施設など)があります
6. 分析
チラシを作り、配布をしたら反応を検証してみます。反応が今一つだった場合には、
次の観点で分析をしてみます。
- 配布方法(新聞折込、ポスティング、直接配布)
- 配布時期
- 配布場所
検証の方法としては、次のような方法があります。
- 同一のチラシを違う配布方法にしてみる
- 同一のチラシを違う時期に配布してみる
- 同一のチラシを違う場所に配布してみる
こうして分析をし、トライアル&エラーを繰り返してみます。チラシを配布し、接触する回数が増えることでお客様の印象が変わってきます。
7. お客様の声
チラシを作るにあたり、お客様の声を知りたいところです。
自分の商品やお店の売りは知っているつもりですが、お客様の本当に気持ちを理解していない場合もあります。そこで、お客様に「商品の売り、お店の売り」をヒアリングします。
なお、お客様にアンケートを取るときには、3つの方法があります。
- アンケート用紙
- 手紙・メール
- インタビュー
なお、アンケートを依頼するときは、アンケートの回答は自由回答形式にします。設問形式でなく自由回答形式にすることで、お客様の本音を聞くことができます。
【参考記事】 アンケート依頼メールの書き方~回答率を高める書き方と例文~
まとめ
本記事では、お客様の心をつかむチラシの作り方のコツをご紹介させて頂きました。
反応のでるチラシ作りの一助になれば幸いです。
【参考記事】 ・ チラシを作成するコツ ~お客様の目を引くため3つの仕掛け~
・ チラシのレイアウトをグッと見やすくする!5つの方法
・ チラシのタイトルの作り方!グッと心を掴むキーワードと配置方法
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Writer/編集者: 松田康