家庭菜園に関する資格はいろいろとありますが、どの資格がおすすめでしょうか。
野菜の育て方を学べる資格、ベランダ菜園における土づくりを学べる資格、寄せ植えや、用土作りを学べる資格や、盆栽に関する資格があります。
さらに、通信講座だけで取得できる資格や、オンライン動画で学べる資格もあります。そこで、家庭菜園を学ぶ前に知っておきたいポイントをまとめました。
本記事は、家庭菜園や畑に関する資格おすすめ5選と、その取得方法をご紹介します。
家庭菜園の資格おすすめ5選
家庭菜園や畑の資格を選ぶにあたって、チェックしたいポイントは5つあります。
- どのような内容を学びたいか。(野菜の育て方、ベランダ菜園、用土作り、盆栽)
- どのような方法で学びたいか。(通信講座、オンライン動画)
- どのくらいの目的で取得したいか。(園芸販売店での接客、講師、ボランティア、趣味)
- どのくらいの費用が発生するか。
- どこで検定を受けたいか。(在宅、指定の試験会場)
上記ポイントを踏まえて、おすすめの資格を一覧でご紹介します。
それぞれを詳細にご紹介します。資格を手っ取り早く選びたい方は、次の表をご覧ください。
1. 野菜栽培士
季節ごとの野菜の育て方や栄養素、野菜に合う食材に関する知識が問われます。
春のみつば、パセリ、ニラの育て方、夏の生姜、シソ、なす、モロヘイヤの育て方、秋の里芋、チンゲン菜、人参の育て方、冬の白菜、大根、水菜の育て方などが問われます。
◆ 問われる内容(学習内容)
- 春夏秋冬の野菜
- 野菜の育て方
- プランター選び
- 土作り
- 苗の植え付け
- 水遣り
認定講座の動画を視聴したところ、野菜の栄養価を高める調理法や、自宅で野菜を栽培する方法について、野菜の栄養やレシピ、保存方法、育て方などを教えてくれます。
◆ 資格取得後の仕事
講師
◆ 料金(税込)
10,000円
◆ 受験場所
在宅
◆ 運営団体
日本インストラクター技術協会(JIA)
◆ 資格の取得方法
- 通学: SARAスクール
- 通信講座・在宅: –
野菜ソムリエ資格の良い評判をまとめると、野菜に関する知識を深め、料理の腕を上げ、野菜の魅力を伝えられる点が評価されています。
専業主婦になりお料理に凝る時間が増えたのがきっかけで野菜のことを学びたくなり受講しました!美容効果や健康、またお野菜の保存方法までしっかりと学ぶことができ、学んで良かったと思える内容でした!(引用元: SARAスクール)
旬の野菜のアレンジ方法や野菜の栄養を逃がさないレシピ法などを学ぶことができました。野菜資格は日々の家事の中でとても役立っていて、毎食、どんな野菜を使って料理をしようか考えるのがとても楽しいです。義父母が家に急にいらっしゃっても彩を考えた料理が作れるようになったのは心強いです。(引用元: SARAスクール)
野菜農家をしています。せっかくこんなに美味しい野菜を作っているので、この価値をみなさんに伝えたい!と思い、まずは育てる立場からということで受講しました。資格という肩書きもよいPRになっています。ベランダ栽培に興味がある人も多いので、講習会なども開いています。(引用元: SARAスクール)
野菜ソムリエ資格の悪い評判は見当たりませんでした。
2. ベランダ菜園士
ベランダ菜園での植物、野菜の育て方に関する知識が問われます。ベランダ菜園に必要な土づくりに関する知識や、花や野菜、果物、ハーブ、香辛料、樹木の育て方について問われます。
◆ 問われる内容(学習内容)
- 花、野菜、果物、ハーブ、香辛料、樹木の育て方
- ガジュマル、コーヒーノキ、オリーブ、ユーカリ、桜、梅、の育て方
- プチトマト、エンドウ豆、大葉、モロヘイヤ、ゴーヤ、山椒、クレソンの栽培方法
- イチゴ、パパイア、アンズ、レモンの栽培方法
- パセリ、バジル、ペパーミント、パクチー、ディル、ローズマリー、セージ、タイム、マジョラム、レモングラスの栽培方法
- サフラン、オレガノ、ターメリックの栽培方法
解説動画を視聴したところ、ベランダ菜園の始め方や野菜の育て方、家庭菜園を行う技術について、紹介しています。登場人物が実際にベランダ菜園を行っているというストーリーで教えてくれるので、聴きやすいです。
◆ 資格取得後のキャリア
- ガーデニンググッズを販売する店舗での勤務
- カルチャースクールの講師
◆ 料金(税込)
10,000円
◆ 受験会場
在宅
◆ 運営団体
日本生活環境支援協会(JLESA)
◆ 資格の取得方法
- 通学: –
- 通信講座・在宅: SARAスクール
ベランダ菜園士の良い評判をまとめると、テキストの内容が分かりやすい点が評価されています。
現在ホームセンターの園芸売り場で働いています。
お客様からは毎日の様に家庭菜園の肥料・土・育て方などについて沢山の質問をされます。その都度、自分の持っている知識やネット情報、周りのスタッフからのアドバイスを頼りに接客していました。
その為、より正確な情報や知識を身に付けたいと思いこちらの講座を申し込みました。講座を進めて勉強するうちに、自分の知識がどんどん豊富になっていくのが実感できて、勉強するのが楽しかったです。
その知識を活かして、今ではお客さまへ自信をもって的確なご案内が出来ていると思います。それが嬉しくて以前よりも仕事が楽しくなりました。また、私自身もプランター菜園をしているので自分の野菜たちへの愛情の掛け方も変わってきました。
今までなんとなく選んでいた肥料も、成分や種類を考えて正しいものを選んであげれる様になりました。はじめは講座の費用が高く感じて正直迷っていましたが、講座を修了した今ではもっと早く申し込めば良かったなと思います。テキストも見やすく所々絵や写真も入っていて分かりやすかったなと思います。(引用元: SARAスクール)
一方、認定証に費用が発生する点は注意が必要です。
やったね
2つとも合格してましたよベランダ菜園士
家庭菜園士ただ、認定カード、協会認定証発行にお金かかるのかい
まあ必要経費かな
とりあえず安心です(引用元: X)
3. 家庭菜園士
植物や野菜の種類や、その育て方、さらに、土や水、雑草や害虫などのベランダ菜園に関する知識が問われます。寄せ植えや、用土作り、腐葉土作りなどのベランダ菜園の基礎を身につけていることを認定される資格です。
◆ 問われる内容(学習内容)
- ベランダ栽培で発生しやすい病害虫、水やり
- 寄せ植えで相性の悪い野菜、良い野菜
- 野菜の栽培に必要な栄養素、屋上緑化の方法
- 土のペーハー(pH)値、用土作りの基本・量の測り方、腐葉土の作り方
- 優れた土壌の条件、肥料
資格を紹介する動画を視聴したところ、野菜栽培には適切な環境と土作りが重要であり、プランターでの野菜栽培の方法や、異なる野菜と相性の良い植物の植え方を解説しています。
◆ 資格取得後のキャリア
講師
◆ 料金
10,000円(税込)
◆ 受験場所
自宅
◆ 運営団体
日本インストラクター技術協会
◆ 資格の取得方法
- 通学: –
- 通信講座・在宅: SARAスクール
4. 盆栽士
盆栽の基礎的な知識を有していることを認定されます。盆栽の手入れだけではなく、盆栽の選び方、買い方などの知識を有していることを証明されます。
◆ 問われる内容(学習内容)
- 盆栽の歴史、盆栽に使う樹種
- 盆栽に使われる土・鉢・肥料・苔・灌水・剪定の種類
- 剪定を行う季節や針金かけ、植え替え
- 菜摘みの種類や方法、葉刈り
- 病害虫の種類と対策
- 月別の管理方法
資格の解説動画を視聴したところ、盆栽に関する知識や技術について解説しています。
◆ 資格取得後のキャリア
自宅やカルチャースクールでおける講師
◆ 料金
–
◆ 受験場所
認定講師のスクール、通信講座
◆ 運営団体
日本デザインプランナー協会
◆ 資格の取得方法
- 通学:-
- 通信講座・在宅: SARAスクール
盆栽士の良い評判をまとめると、盆栽の歴史や選定方法など、幅広い知識を得られることが評価されています。
イギリスに住む友人の招待で約2ケ月長期旅行に行ってきました。行く前に、何か日本の伝統文化を紹介したいと思って、この盆栽クリエイターの資格に挑戦しました。何かを勉強しようとするときには資格を取ることを目標にすると、体系的に必要充分な知識が身につくことがわかっていたので、2ケ月と期限を切って集中して通信講座で勉強しました。おかげでBONーSAIクリエーターとして彼の地では大賞賛を受けました。海外へ行かれる方にはぜひオススメの資格です。(引用元: 盆栽士)
花屋で働いています。うちも盆栽の販売をしていますが自分を含め、スタッフ全員盆栽に関する知識があまりありません。盆栽を購入される方に、長く盆栽を楽しんでもらうために資格取得を決めました。盆栽の歴史や選定方法など、盆栽について幅広く学ぶことができ、盆栽好きな方やこれから始めようとしている方にお勧めの資格だと思います。盆栽はなんとなく年配の方が楽しむイメージでしたが、資格勉強をしたからイメージがガラッと変わり、盆栽の魅力を感じました。私も盆栽を個人的に始めようかと思います。(引用元: 盆栽士)
一方、悪い評判は見当たりませんでした。
5. グリーンアドバイザー
公益社団法人 日本家庭園芸普及協会が運営する資格で、植物の育て方や、園芸・ガーデニングの魅力や楽しさを伝えることのできることを認定されます。
CBT方式(全国のテストセンターに設置されたコンピューターを使って受験する試験方法)が導入され、比較的、受験しやすくなりました。
◆ 問われる内容(学習内容)
- 植物に関する生理学的基礎知識
- 現代生活と花・緑
- 種子・球根・苗の基礎知識
- 植物分類・植物の特性
- 播種・定植の方法、繁殖・交配の方法
- 用土・肥料の知識、病害虫と薬品の知識
- 園芸用品・用具の知識、園芸作業
- 花壇・コンテナ・鉢物栽培の知識
- 園芸デザインと飾り方
- 売場での管理
なお、資格の概要を解説した動画があるので、ぜひご覧ください。
◆ 資格取得後のキャリア
- 園芸相談員
- 園芸セミナー講師
- 園芸販売店での接客
- 園芸関連ボランティア
◆ 料金
一般 40,700円(税込)、学生 20,350円(税込)
◆ 受験場所
東京、大阪の指定の会場、全国300か所以上の試験会場
◆ 運営団体
公益社団法人 日本家庭園芸普及協会
◆ 資格の取得方法
- 通学: –
- 通信講座・在宅: グリーンアドバイザー認定講習
口コミを調べたところ、Twitterでコメントがありましたので、ご紹介します。
グリーンアドバイザー試験受かってた!
先輩方これからよろしくお願いします。
#グリーンアドバイザー pic.twitter.com/BMZuDt0rqD— PPすがはら (@sugahara1129) October 7, 2021
まとめ
本記事は、家庭菜園に関する資格おすすめ5選と取得方法をご紹介しました。
おさらいをすると、求める内容によっておすすめの資格や取得方法が変わります。
求める内容 | おすすめの資格 | 取得方法 |
野菜の育て方や栄養素を学びたい | 野菜栽培士 | SARAスクール |
ベランダ菜園での育て方を学びたい | ベランダ菜園士 | SARAスクール |
寄せ植えや、用土作り、腐葉土作りを学びたい | 家庭菜園士 | SARAスクール |
盆栽を学びたい | 盆栽士 | SARAスクール |
園芸デザインや売場の管理を学びたい | グリーンアドバイザー | グリーンアドバイザー認定講習 |
なお、オーガニックに関する資格は別記事でまとめています。
【参考記事】 ・ オーガニックに関する資格おすすめ6選・一覧(料金表、海外)
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Writer/編集者: 松田康