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カクテルの資格おすすめ6選!一覧、難易度、違い


カクテルの資格を取得するにあたり、どの資格がおすすめでしょうか。

カクテルの道具や、シェイクやステアなどのテクニックデコレーションの仕方を学べる資格やノンアルコールカクテルの作り方や、バーの開業の仕方を学べる資格もあります。

また、在宅で取得できる資格や、独学で学べる資格もあります。そこで、カクテルの資格を選ぶ前に知っておきたいポイントをまとめました。

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本記事は、カクテルに関する資格を一覧にし、その難易度や取得方法をご紹介します。

 

カクテルの資格をタイプ別に図解

カクテルの資格は「選ぶ際に何を重視するのか」によって、以下、2つにタイプ分けできます。
まず、どちらのタイプがいいかを選びましょう。

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 (タイプ1)趣味で楽しむために、資格を取得したい方

趣味で楽しむために、資格を取得したい方は、カクテル作りの基礎知識を学び、日常的にカクテルを楽しめる内容を学びます。

通信講座独学がメインで、受講資格に特別な制限がない場合が多いです。

学習内容 説明
カクテルの基本的な作り方や技法
  • シェイク: シェーカーを使って材料をしっかり混ぜる技法
  • ステア: バースプーンを使ってグラスやミキシンググラスの中で材料をかき混ぜる技法。
  • ビルド: 材料を順番にグラスに注ぎ入れ、提供する技法。
  • ブレンド: ブレンダーを使って材料を混ぜ合わせ、滑らかで均一な仕上がりにする技法。
家庭で使用できる道具の扱い方
  • シェーカー: シェイク技法で使用するシェーカーの使い方、開け方、洗浄方法
  • バースプーン: ステア技法で使用するバースプーンの扱い方
  • メジャーカップ
  • カクテルに適したグラスの選び方や持ち方、注ぎ方
アレンジやデコレーションのテクニック
  • フルーツガーニッシュ: レモン、オレンジ、ライムなどのフルーツを使ってカクテルを飾る方法
  • スノースタイル: グラスの縁に塩や砂糖を付ける技法
  • ハーブやスパイスの使用
  • カラフルなシロップ
初心者向けのレシピ
  • スタンダードカクテルのレシピ(ジントニック、マルガリータ、モスコミュール)
  • ノンアルコールカクテル(モクテル)のレシピ
  • シンプルなミックスレシピ: 少ない材料で簡単に作れるカクテルレシピ(スクリュードライバー、ラムコーク)
  • 季節のカクテル(夏にはフローズンドリンク、冬にはホットカクテル)

◆ おすすめの資格

 

 (タイプ2) プロとして、本格的な資格を取得したい方

カクテル作りに関する高度な知識技術を身に付け、プロとして活躍することを目指しています。

学習内容 説明
カクテル作りの専門技法
  • シェイク技法の目的、シェーカーの扱い方
  • ステア技法の目的、バースプーンの扱い方、氷の選び方
  • ビルド技法の目的、層を作る技法、グラスの選び方と注ぎ方
各種リキュールやスピリッツの知識
  • 各リキュールの起源、製法、風味、アルコール度数、使い方
  • リキュールを使用したカクテルの具体例
  • 他の材料との相性、ペアリング
バー経営に関する知識や接客技術
  • ビジネスプラン作成、バーのコンセプト設定、ターゲットマーケットの分析、収支計画、マーケティング戦略
  • 在庫管理、仕入れ、原価計算、メニューの価格設定、スタッフ管理など、バーの運営に必要な知識
  • 法規制、アルコール販売に関連する法律や規制、営業許可の取得手続き、労働法

◆ おすすめの資格

 

カクテルの資格 おすすめ6選

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カクテルの資格を選ぶにあたって、チェックしたいポイントは5つあります。

  •  何を学ぶか。(カクテルの道具技法、デコレーションの仕方、レシピ、バーの開業)
  •  どのような方法で学ぶか。(通学、通信講座、独学)
  •  難易度はどのくらいか。(合格点、合格率)
  •  どのくらいの費用が発生するか。
  •  資格を取得すると、何が取得できるか。(認定証、バッチ)

上記ポイントを踏まえて、おすすめの資格を一覧にして、ご紹介します。

  1.  HBAカクテルアドバイザー
  2.  カクテルソムリエ
  3.  カクテル検定
  4.  カクテルバーテンダー
  5.  カクテルマイスター
  6.  ジュニアバーテンダーライセンス

それぞれを詳細にご紹介します。なお、資格の選び方を手っ取り早く知りたい方は、次の表をご覧ください。

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1. HBAカクテルアドバイザー

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日本ホテルバーメンズ協会が運営する資格です。

カクテルに関する基礎知識から、カクテルの歴史や文化、材料や道具の使い方、レシピ作成の方法、サービスの基本を学びます。

申し込みをすると、教本資料DVDが送られてくるので、学習をし、添削問題を提出します。
その後、試験問題が送られてくるので、回答をし、合格すると認定証を取得できます。

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なお、その後にも上級資格があるので、ご参考までにご紹介します。

資格名 特徴 試験内容 料金(税込)
HBAビバレッジアドバイザー 基礎的なカクテル知識を学ぶ 筆記試験 35,000円
HBAバーテンダー カクテル技術を実践する資格 筆記試験・実技試験 15,000円
HBAシニアバーテンダー 上級バーテンダー向けの資格 筆記試験 25,000円
HBAマスターバーテンダー 支部長推薦が必要な最高位資格 筆記試験・論文・面接 25,000円

◆ 問われる内容(学習内容)の例

  •  お酒の歴史
  •  道具の使い方
  •  カクテルのレシピ

HBAビバレッジアドバイザーの試験問題の模範解答が掲載されていたので、ご紹介します。

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HBAバーテンダーのデモンストレーションが公開されていたので、ご紹介します。

◆ 資格取得後の仕事

バーテンダー

人材紹介サイトのindeedで調べたところ、有資格者を優遇する案件がありました。

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◆ 難易度

未公開

◆ 料金(税込)

36,000円

◆ 受験会場

在宅

◆ 運営団体

日本ホテルバーメンズ協会

◆ 資格の取得方法

講座を受講している方の感想がXに投稿されていたので、ご紹介します。

 

2. カクテルソムリエ

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日本安全食料料理協会が運営する資格です。

ロングドリンクやショートドリンク、フローズンカクテルやホットカクテルなどのカクテルの種類レシピ、カクテルに使う道具技法に関する知識が問われます。

さらに、オリジナルのカクテルを作れるように、ベースとなるリキュールの選び方や、温度管理の方法、アレンジの方法について問われます。

カクテルソムリエ 

なお、カクテルソムリエの概要がYouTubeに掲載されていたので、ご紹介します。

◆ 問われる内容(学習内容)の例

  •  カクテルの種類
  •  カクテルに使う道具
  •  グラスの種類と使い方
  •  カクテルに使う技法
  •  カクテルの演出方法(フルーツカット、スノースタイル)
  •  リキュールと色の関係
  •  温度管理の方法
  •  デキャンタの活用方法
  •  ホットカクテルの種類
  •  香りと味の相性

◆ 資格取得後の仕事

飲食店

◆ 難易度

70%以上の評価

◆ 料金(税込)

10,000円

◆ 受験場所

在宅

◆ 運営団体

日本安全食料料理協会

◆ 資格の取得方法

口コミを調べたところ、Twitterにコメントがありましたので、ご紹介します。

 

3. カクテル検定

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カクテル文化振興会が運営する資格です。1級、2級、3級と3種類の資格があります。

カクテルの歴史やシェイク、ステア、ビルド、ブレンドなどのテクニックデコレーションの技法や、レシピに関する知識が問われます。

  •  3級: 学科試験
  •  2級: 学科試験とテイスティング
  •  1級: 学科試験とカクテル製作の実技試験

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カクテル検定 

◆ 問われる内容(学習内容)の例

未公開

なお、カクテル検定1級実技の参考動画がありましたので、ご紹介します。

カクテルの作り方を、実際にカクテルを作りながら、使用する材料道具手順について説明しています。カクテル作りの全工程を一連の流れとして紹介しています。

◆ 資格取得後の仕事

◆ 難易度

未公開

◆ 料金(税込)

  •  1級: 未公開
  •  2級: 19,800円
  •  3級: 19,800円

◆ 受験場所

銀座

◆ 運営団体

カクテル文化振興会

◆ 資格の取得方法

 

4. カクテルバーテンダー

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日本インストラクター技術協会が運営する資格です。

カクテルの作り方技法、道具の選び方、アルコール度数の調整の仕方や、好みの色を出すためのリキュールの選び方に関する知識が問われます。

さらに、生クリームを使ったカクテルの作り方、季節に合わせた素材の選び方ノンアルコールカクテルの作り方などの知識も問われます。

カクテルバーテンダー

◆ 問われる内容(学習内容)の例

  •  カクテルのロングドリンク、ショートドリンク、カクテルに使う道具の種類
  •  シェイカーの選び方と扱い、バースプーンの扱い方
  •  ブレンダー、アイスピックの扱い、ディッシュクロスの使い方
  •  ワイン開栓のための道具と使い方
  •  グラスの種類と選び方
  •  カクテルに使う技法の種類(シェイク、ビルド、ステア)
  •  フルーツカットの技法
  •  ベース・ビール・ウイスキー・ワイン・ウォッカ・日本酒・ブランデーの種類
  •  テキーラ、ジンとラム、リキュール、シロップ、ジュース
  •  生クリームと卵の扱い、コーヒーと紅茶の取り扱い
  •  アルコールの保管方法、カクテルに使う果物の保存方法

◆ 資格取得後の仕事

カルチャースクールの講師

◆ 難易度

70%以上の評価

◆ 料金(税込)

10,000円

◆ 受験会場

在宅

◆ 運営団体

日本インストラクター技術協会

◆ 資格の取得方法

 

5. カクテルマイスター資格

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日本能力教育促進協会が運営する資格です。

カクテルの材料や道具、作り方に関する知識が問われます。さらに、カクテルのデコレーションレシピ、ノンアルコールカクテルの作り方、バーの開業の仕方を学べます。

カクテルマイスター 

◆ 問われる内容(学習内容)の例

  •  カクテルのベース(カクテルの材料)、作り方
  •  ワインの基本、産地、テイスティング
  •  バーのマナー、楽しみ方、グラスの知識
  •  カクテルの道具、ホームカクテルレシピ
  •  デコレーションとノンアルコール・カクテル
  •  ベース別カクテルレシピ(ジン、ウォッカ、ラム、テキーラ、ウィスキー、ブランデー、リキュール、ワイン、ビール、焼酎、日本酒)
  •  バー・カフェの開業

◆ 資格取得後の仕事

飲食店

◆ 難易度

未公開

◆ 料金(税込)

27,500円(教材、認定証、検定、サポート費用含む)

◆ 受験会場

在宅

◆ 運営団体

日本能力教育促進協会

◆ 資格の取得方法

  •  通学: -
  •  通信講座・独学: formie

口コミを調べていたところ、Twitterにてコメントがありましたので、ご紹介します。

 

6. ジュニアバーテンダーライセンス

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一般社団法人ジャパンフードビバレッジビジネスアカデミーが運営する資格です。

ジャパンバーテンダースクールに通学、卒業した方を対象に、筆記試験実技試験を実施します。上記試験に合格した場合に、バーテンダーライセンスとして認定証バッチを取得できます。

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ジュニアバーテンダーライセンス 

◆ 問われる内容(学習内容)の例

  •  バーテンダーとしての基礎知識(バーテンダースクール教本から出題・全50問)
  •  ビルドの技法でのロングカクテル作成
  •  シェークの技法でのショートカクテル
  •  ステアの技法でのショートカクテル
  •  氷の割り方(キューブアイス、ロック用丸氷)

なお、認定校の動画が公開されていたのでご紹介します。

◆ 資格取得後の仕事

バーテンダー

人材紹介サイトのindeedで調べたところ、有資格者を優遇する案件がありました。

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◆ 難易度

平均点数が70点以上(バーテンダーとしての基礎知識の筆記試験が65点以下の場合、不合格)

◆ 料金(税別)

  •  受験費用: 10,000円
  •  認定料: 5,000円

◆ 受験会場

東京都神田

◆ 運営団体

一般社団法人ジャパンフードビバレッジビジネスアカデミー

◆ 資格の取得方法

 

まとめ

本記事は、カクテルに関する資格おすすめ6選と取得方法をご紹介しました。

おさらいをすると、求める内容によって、おすすめの取得方法が変わります。

求める内容 おすすめの資格 取得方法
通信で取得したい カクテルソムリエカクテルマイスター SARAスクールformie
通学で取得したい カクテル検定ジュニアバーテンダー カクテル文化振興会ジャパンバーテンダー
バッチがほしい カクテル検定 カクテル文化振興会
費用は安くしたい カクテルソムリエカクテルマイスター SARAスクールformie

なお、焼酎の資格については、別記事でまとめています。

【参考記事】 ・ 焼酎の資格おすすめ5選!種類や検定の内容、難易度、費用

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Writer/編集者: 松田康


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